ここでは, ナイニーア君主国内における目立つ部分, 国を成り立たせる部分についてを簡単に紹介する。
ラナルハイム | TOP ▲ |
ラナルハイムは, 350 年前のナイニーア建国当時の首都リルンガップから遷都されて首都となった, 君主国中央に位置する街です。
遷都される以前, 君主国建国当初は, 統治を顧みられない辺境の村としてならず者が溢れ, お世辞にも治安の良い場所とは言い難かったのですが, 中興の祖と呼ばれる君主アーサーの尽力から, 急速に治安が良くなり首都の名に相応しい都になりました。
周辺こそ焼畑農業のために森林は切り開かれましたが, 都の後ろは険しいダランガリア山脈によって覆われ, 結果幾度と行われたロガールの侵攻を, 侵攻された回数だけ跳ね返した難攻不落の城塞でもあります。
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リルンガップ | TOP ▲ |
リルンガップは, 君主国建国当時は首都でもあった, ナイニーアの海の玄関とでも言うべき由緒ある街です。
ナイニーアの建国理由が海賊と強い結び付きがあるため, 建国当初から海洋技術に長けたナイニッシュですが, この350 年の間に蓄積されたリルンガップの造船技術は計り知れないものがあります。海軍の強さだけならば, 諸国の中でも1, 2 を争うだけの実力を持っていると言われています。ナイニーアの上流階級者は, この街に住んで自身の船を持つことがステータスとなっています。
シェイルロームの神殿があるのも, このリルンガップです。毎年, 数多くの海賊移民血統のナイニッシュが参拝に訪れています。
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ユグドール | TOP ▲ |
ユグドールは, 『学問の都』の二つ名で知られる学術盛んな街です。ナイニーア北西のリルンガップと, ナイニーア中央のラナルハイムを結ぶ中継地点的な都市でもあり, 商いを営む者や, 学者を志す者とで賑わっています。そして, そんな学者肌の者たちに崇められる学問神ボルケンの聖堂があるのもここユグドールです。君主アーサーは, 英雄の名で知られると同時に書物好きでも有名で, 自ら戦の陣頭指揮を行うために戦場の中にあった時さえ, 書物を手放さなかったと言います。晩年, 君主アーサーは内政の中でも学問施設の充実に力を注ぎましたが, それは学ぶと言うことがどれだけ人格や才能を豊かにするか, 君主アーサーは知っていたからかも知れません。このユグドールは, そんな君主アーサーの遺産のひとつとしても知られており, この国でもっとも君主アーサー信仰が強いのもまた, ここユグドールなのです。人々は君主アーサーの命日(10月8日)に天に深く祈ることで, この街で様々な書物を触れられる感謝の念を, 天にある君主アーサーに捧げています。
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グラスハイム | TOP ▲ |
グラスハイムは, フレイアードと交流するための関所ティルメスと学問の都ユグドールの中間に, 旅人が休憩できる場所があると便利でよい, ということで建造された街です。特記するほどの施設はなく, 普通に太守がいて普通に治められている普通の街, それがグラスハイムです。名前は, 首都ラナルハイムのように祖先の神話の中にあるものから付けられたもののようです。
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ブリスディーン | TOP ▲ |
ブリスディーンは鉱山の街で, ナイニーアのドワーフ, ノーシャドワーフたちの氏族の一つの活動拠点でもあります。その凄まじい数の人口は, 国家に反逆したり, 親が奴隷であったからといった理由で奴隷の身にやつし, 重労働に従事する者たちが跳ね上げています。
基本的にはこの街に住まい, 労働に従事するのは, 犯罪者, または犯罪者の中で日々を暮らしてきた, 奴隷という先に光の見えない階級外(アウトクラス)の者たちですから, 少しでも気を抜けばすぐに混沌としてしまう街です。屈強なシティガードたちがこの監視に当たっていますが, それでも年々, 治安が悪くなっていっているのが現状です。
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ティルメス | TOP ▲ |
ティルメスの前身は, 旧アタィンムとの同盟を機に建設された, 両国を結ぶ宿場町兼関所でした。それが, 時と共にその周辺に定住したり, それら定住民に生活品を売買する商人などが店を構えるようになって, 自然に都市と成長したのがこのティルメスです。
ティルメスにはフレイアードとの貿易を軸に生活する者が多数おり, ナイニーアとフレイアードの間が険悪なものになったら, この街の住人はかなり困惑することになるでしょう。しかし現在のところ, 長年続いた両国の同盟が破れる日など, 子供か神経質過ぎる歴史家の想像の中にしか存在しないのが現状で, ナイニッシュとフレイアンの混血もはじまりつつあります。
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リミンヨルグ | TOP ▲ |
鉱山街ブリスディーンとエイント砦を中継する巨大な城壁に囲まれた街, リミンヨルグ。この街はエイント砦と共にロガール帝国からの砦の役割を担うのと同時に, ダランガリア山脈のモンスターたちから身を守るための安全地帯の役割も果たしています。
この街に招集されている軍人の数は, 首都ラナルハイム, エイント砦に次いで3番目です。名目上はもちろん上記のようにモンスターと対ロガール帝国のためですが, 裏の事情として首都ラナルハイムと挟むようにしてブリスディーンの街に睨みを利かし, 奴隷たちの反乱があっても素早く鎮圧できるように配慮されているからです。
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エイント砦 | TOP ▲ |
ロガール帝国との国境付近に建設された砦, それがこのエイント砦です。この砦にはナイニーアでも屈指の軍事力が保持されている施設で, また1 都市として機能させるべく, 武器商人をはじめとした一通りの職能を有したものたちが砦の中で暮らしています。この砦だけで生産・軍事・政が賄えることで, ロガール帝国の侵攻を強固に防いできたのです。この砦の長は, かつて「ナイニーアの槍」と呼ばれた古の英雄の子孫が就任しています。
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シェトラウド神秘の森 | TOP ▲ |
ナイニーアの中央部から南西に向けて広がる針葉樹の大森林, それがシェトラウドです。
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ダランガリア山脈 | TOP ▲ |
ナイニーアの領土のうち, 東方地域はこのダランガリア山脈によって占められています。
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地勢
ナイニーア南部〜東部は山岳地帯である。ロガール, フレイアードの国境に沿って山脈は走っている。
山脈は連続した一続きのものだが, 国によってその名称は異なっている。
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