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佐竹

ちゃ

切り文字
『日本全国・国分寺跡を巡る旅』
国分寺建立の詔で「それ造塔の寺は兼ねて

国の華たり」と謳われているように七重塔は

国分寺の象徴ともいえるものであった。しかし、

残念ながら今なお残っている塔はない。全国の

国分寺の中には発掘調査の結果、五重塔と推定

されるものもあり、必ずしも七重塔に統一されて

いたわけではなかったようであるが、いずれに

してもこの「国の華たり」とまで言われた全国

60基余りの七重塔がただの1基も現存していない

というのは、これ以上のない痛恨の極みとも

いうべき、受け入れがたい悲しい現実である。