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英語を聞くための個別強化プログラム:英単語・英熟語

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このページについて





<個別強化プログラム>
<おすすめの辞書>
  • ある日英英辞典だけを使うために


個別強化プログラムの意味
<2004/09/16初出>

 このホームページでは、「誰にでもできる効果的な英語学習法」として、大きく、毎日続ける「基礎プログラム」と、自分の足りない部分を補うための「個別強化プログラム」を紹介しています。
 2つのプログラムを比較した場合、「基礎プログラム」の方が圧倒的に重要です。基礎プログラムを毎日続けることに最大の意義があります。基礎プログラムの効能のひとつは、英語学習上の自分の弱点が明確にします。この自分の弱点を補う目的で単発的に投入する「個別強化プログラム」は、極端なことを言えば、まったくやらなくてもかまいません。
 なぜなら、そもそも基礎プログラムには、個別強化プログラムの要素がすべて含まれていて、それを毎日続けることによって英語力を総合的に高めます。逆に言うと、個々の要素を個別に高めるよりも、総合的に高める方が、英語力は格段に伸びるのです。
 個別の強化プログラムは、あくまでも自分の弱点を補い、結果として基礎プログラムの効率を高める目的で行うのだ、ということを肝に銘じて決して忘れないでください。これを見失って、いつの間にか、個別プログラムの方に重点が置かれている、ということのないように気をつけてください。
 よくわかります。このホームページで紹介する基礎プログラムは面倒でつらく、個別強化プログラムは取り組みやすいのです。ですが、英語の力がつくかつかないかは、最終的には、毎日基礎プログラムを続けられるかどうか、つまり「毎日継続する能力」に大きく依存するのです。

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英単語・英熟語を印象的に覚える
<2004/09/16初出>

 英単語・英熟語を覚えるための最大の鍵は「どれだけ印象的に覚えられるか」です。印象的に覚える、というのは、たとえばその単語や熟語の使われる状況やイメージをどれだけ、その単語・熟語と併せて覚えられるか、ということです。
 一般に世の中で行われている英単語・英熟語の学習法は、『頻出英単語1000』のような書籍とニラメッコで、英単語と日本語の訳を対にして、ひたすら覚えていく方法です。この方法で覚えた単語は、実践の場ではあまり役に立ちません。
 たとえば英語を聞く場合を考えてみると、自分が英語を聞いているときに、私は頭の中でたくさんの「類推」の作業を行っているように感じます。聞き取れない箇所に来ると、そこで何を言っているのかを類推するのですが、その作業は単に英単語・英熟語と日本語訳の組み合わせ一覧を脳の中で検索しているわけではありません。音から類推し、文脈から類推し、周囲の単語との組み合わせから類推し、文法から類推し、という様々な角度から類推する作業を無意識のうちに行っている気がします。こういった何系統にも及ぶ類推の作業が行えるようになるためには、単語や熟語をただ単純に日本語訳とのペアで覚えるだけではなく、使われ方や、ニュアンスなどと一緒に覚えることが大切なのです。
 英語には同じような意味を持つ「類語」がたくさんあります。似た意味でありながら、ひとつひとつニュアンスの異なる単語がたくさんあるのです。そのニュアンスを知っていると、書き手や話し手がどういう意味を込めてメッセージを伝えようとしているのかがわかり、コミュニケーションの幅が格段に広がります。たとえば、日本語でも「すてる」という単語を使って、「私は捨てられた」と書くか、「私は棄てられた」と書くかで、読み手に与える印象はまったく違います。日本語では、同じ音に当てはめる漢字で与える印象がまったく違うように、英語では、たとえば同じ「すてる」という意味でも、「throw away」「dispose」「abandon」では、それぞれニュアンスがまったく違うのです。道ばたの箱の中でニャァニャァ泣いている子猫を「棄て猫」と書くことが不自然なように、英語では、単に紙くずを捨てるのに「abandon」は使えません。
 せっかく英単語・英熟語を覚えるのなら、何というのでしょう、そういう豊かな覚え方をしたいものです。方法は簡単な方法から面倒な方法までいろいろありますが、ひとつだけ言えるのは、そうやって印象的に覚えた単語はなかなか忘れないし、聞き取れる確率も、会話の中で自分の口から出てくる確率も格段に上がる、ということです。

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基礎プログラムだけでも単語は増える
<2004/09/16初出>

 基礎プログラムが、英単語・英熟語を印象的に増やしていくのに理想的な勉強方法のひとつであることがわかるでしょうか。基礎プログラムでは、自分の脳の中の知識やノウハウを駆使して、何系統もの類推を使いながら英語を聞き取ろうと努力し、そのプロセスの中で自分の知らない英単語や英熟語は辞書を引きながら覚えていきます。この方法では、英単語・英熟語は、特定の文脈の中で、正しいネイティブの発音とともに、いろいろな類推過程の中で新しく脳の中に格納されて行くのです。もし知っている単語なのに聞き取れないでいたら、その単語の新しい使い方や、発音の変化が知識に加わり、それがその単語のニュアンスとなって、自分の使えるボキャブラリの幅や深みを増すのです。
 わざわざ英単語・英熟語のための個別強化プログラムをやらなくても、基礎プログラムだけでも、効果的に単語は増えていきます。もし時事英語を中心に基礎プログラムを組めば、時事英語の英単語に強くなるでしょうし、アメリカの生活や習慣を題材にして基礎プログラムを組めば、その方面の語彙が身に付きます。

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どうしても個別に英単語を強化したい人へ
<2004/09/16初出>

 そうは言っても、どうしても個別に英単語を強化したい、という方のために学習法のヒントと教材をご紹介したいと思います。ただ、繰り返しになりますが、私がいつまでも英語を聞き取れないのは知っている英単語が少ないからだ、と自己分析されるのは結構ですが、基礎プログラムを始める前にとりあえず基本単語だけはひととおり覚えておこう、という考え方はやめてください。これから、基本単語をひととり覚える時間に投資するのなら、その時間を基礎プログラムにあてる方が、英語の習得にはずっと効果的です。

 英単語・英熟語を印象的に覚えるためのには、方法がいくつかあります。たとえば、

   ・単語・熟語だけではなく例文を併せて覚える
   ・絵やイメージと結びつけて覚える
   ・単語をいろいろな方法でグループ化してグループごとにまとめて覚える

などです。
 このページでは、そういった英単語・英熟語の覚え方のポイントと、教材をいくつかご紹介します。

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英単語と例文を併せて覚える
<2004/09/16初出>

 どの方法を取る場合でも、ボキャブラリを増やすため、英単語・英熟語を印象的に覚える際に一番大切なのは、「自分の興味を大切にする」ことです。これはどういう意味なのかな、一度どこかで見たことのある単語だな、と思ったら迷わずに辞書を引き、その単語の項は全部読むくらいのつもりで辞書を読みましょう。そして、辞書を読むときに心がけたいのが、辞書は単語の意味ではなく、例文を読むためにあるということです。
 たとえば、「abandon」(捨てる)という単語を引いて、「捨てる, 見捨てる, 捨て去る」という意味を読んだ後で、「She abandoned a friend.」という例文が出ていたとしましょう。なるほど、この単語は「友達を見捨てる」というようなニュアンスで使うのだな、と考え、そこに思いをはせます。サラリと書いてはありますが、ちょっと待ってください。「友達を見捨てる・・・」という状況に伴う心の葛藤、ドラマ、感情の起伏というのは大変なものだと思いませんか? つまり「abandon」(捨てる)という単語は、そういうニュアンスを持っている単語なのです。例文は何となく読まないでください。辞書の編纂員の先生たちが、数々ある例文の中から、その例文だけを選び出して掲載しているのです。どうしてその単語の項で、その例文が使われたのか、その例文が登場する必然性はなんだったのか、をニュアンスとしてくみ取ろうとする気持ちが、その単語を印象的に知識として定着させていきます。ですから辞書の善し悪しは、他の辞書より多くの単語を収録しているかどうか、では決まりません(だいたい数十万語の語彙を使いこなせるわけがありません)。辞書の価値を決める最大のポイントは、どれほど例文に力を入れているか、です。

 単語と例文を併せて覚える習慣、あるいは少なくとも意識して例文を読み、なぜその例文がそこに掲載されたのかに思いをはせ、できれば何度かその例文を口に出して言ってみる、という方法は、ふだんから辞書を引く際に自然とできるように身につけていきましょう。
 個別強化プログラムとして、単語と例文を併せて覚えるための教材をいくつか紹介します。

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DUO3.0 CD復習用
<2004/09/16初出>

DUO3.0 CD復習用
  • 重要な英単語・英熟語を上手に組み合わせて、560の英文にまとめた教材です。
  • つまり、560の例文を覚えることで、重要な英単語・英熟語が身に付いてしまう、という画期的なアイデア教材です。
  • この教材は「復習用」というタイトルで、560の英文がず〜っと朗読されます。毎日聞いていれば、5日か6日すれば、いつの間にか覚えてしまいます。
  • オリジナルの書籍に興味がある方はこちらをクリック
  • 復習用ではなく、日本語訳と英文の朗読が交互に収録されたオリジナルのCD教材「基礎用」はこちらをクリック



  • わりとおすすめ。

  • 中程度。
  • 大変、平易な英語です。
  • CDのスピードは、ナチュラル・スピードよりはかなりゆっくりめ。
  • とてもクリアに発音されます。
  • 非常にまれに、なんか発音間違ってない?と思うところがあって、いつかネイティブの友人に確認しようと思っていますが、まだしていません。特にそういうことに熱意を燃やしているわけでもないので(笑)。

  • 何しろ、560の文章というのは大変コンパクトです。
  • しばらく聞き続けていると、大半はいつの間にか覚えてしまいます。
  • 車にCDのついている人は流したままドライブしてもいいし、通勤途上に携帯プレーヤで聞くと良いです。
  • 各英文の間には適度な「間」がありますから、CDの再生状態を止めることなく、早口でリピートもできます。こうすると暗記も進みます。

  • 強いて言えば、560の例文を暗記する動機が見つからないところ、でしょうか。
  • 560の例文は物語になっているわけではなく、ところどころストーリー風になっている部分こそあれ、基本的には脈略がありません。
  • 自分の興味の産物でない例文をひたすら覚えるのは、とりあえずは苦痛です。
  • それと、一つの単語が登場する例文は基本的に一つなので、一つの単語が持つ複合的な意味や、ニュアンスまではつかみにくいです。でも単語だけ、日本語訳と対にして覚えるよりはずっとましです

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英単語を絵やイメージと結びつけて覚える
<2004/09/16初出>

 英単語・英熟語を印象的に覚えるために、絵やイメージを結びつけて覚えるのは大変効果的です。映画で大好きな俳優が言った一言が忘れられない人は、いつでもそのシーンを思い出しながらそのセリフを言うことができるでしょう。その俳優の置かれた心理的状況が、その単語が持つニュアンスとして備わります。
 あるいは私は自分が高校の時に英文法の先生だったK先生を思い出します。先生は大変まじめな方だったのですが、「appear」という単語のところで突然教壇の後ろにしゃがんで、私たちの前から姿を消しました。その直後、教壇の後ろからニュ〜っと立ち上がりながら、大きな声で「Appear!」と叫ばれたのです。教室内は爆笑というわけにはいかず、まじめなK先生と、そのパフォーマンスがあまりにアンバランスで一種白けてしまったのですが、先生が言いたかったのは、そういう見えないところから視界に入ってくるのが「appear」のイメージなのだ、ということでした。後からこうして、こんなホームページを作りながら思い出すと、きっと英語を愛していた先生だったなのだろうな、としみじみします。
 どんな方法でもいいのです。とにかく、単語に結びつけられるイメージは、絵でも、写真でも、動画でも、音でも、においでも、感触でも、とにかく可能な限り活用すべきです。その結びついた何かが、自分の英語を作っていきます。たとえば「さびしい」気持ちを表すときに、「淋しい」と書くか、「寂しい」と書くか、あるいは「心が寒い」とか「心が痛い」とか、「孤独」「ひとりぼっち」など、いろいろな言葉が次々と頭に浮かんで来ます。英語でもぜひ同じことをやりましょう。「さびしい」は英語で何て言うんだっけ。「さびしい」=「lonely」などと、答えはいつも一つと決めてかからずに、「さびしい」気持ちを表すのに使える表現は山のようにあるはずです。メグ・ライアンはあの映画で、さびしさを表すためにああ言ったとか、ハリー・ポッターの小説にはこう書かれていた、とか、とにかく単語にまつわる情報をできるだけたくさん持つ努力をしましょう。

 個別強化プログラムとして、英単語・英熟語を絵やイメージと一緒に覚える教材はたくさんあります。絵や写真をたくさん使った英語辞典がたくさん売られていますから、気に入ったものをひとつ買って、なんとなく眺めているだけでもとても楽しいです。
 こういうビジュアルな英語辞典が教材として物足りないと感じるのは、どうしても記載されているものが「もの」であることで、リンゴの絵の下に「apple」と書いてあるのはわかりやすいのですが、なかなか歯を磨いている人の絵の下に「brush your teeth」などと書かれた教材にはお目にかかれません。つまり名詞の辞典は多いけど、動詞や形容詞をビジュアルに書いた辞典は少ないです。
 それと音声です。歯を磨いている人を見ながら、音声が「brush your teeth」と言ってくれたら、目で見ながら、音を聞いて、複雑な英語が一つのイメージとして頭に収まります。もしそういう教材を見かけたら、迷わず「買い」です。

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NOVAイラスト英語辞典
<2004/09/16初出>

NOVA Illustrated English Dictionary
NOVAイラスト英語辞典

  • とにかく日常生活で身の回りに起こること、目にするもの、耳にすること、すべてがビジュアルとともに収録された辞典です。
  • さらにCD-ROMが付属していて、ネイティブの発音で教えてくれます。
  • 英語だけが収録された[英語版]と、日本語との対訳になっている版がありますが、私が持っているのは[英語版]。
  • せっかくイメージと英語を結びつける勉強に、日本語は介在させたくありませんので。
  • NOVAのページの説明はここをクリック



  • ぜったりおすすめ。
  • NOVAは、自社の英語学習のノウハウをこういう形で社会へ還元するなんて、大した会社だな、と思います。賞賛に値します。
  • ちなみに私はNOVAの生徒ではありません(笑)。

  • やさしいところから中程度まで。
  • 英語をやる人なら当然知っているべき身の回りのボキャブラリが網羅されています。

  • 何しろ、全部あります。
  • 名詞も、動詞も、形容詞も。
  • これ一冊マスターしてしまったら、何もいらないって言うくらい。
  • CD-ROMを聞きながら独自で勉強できるほか、先生や生徒とペアになって、絵を指さしながらあらゆる会話パターンの練習ができます。

  • 思い当たりませんが、強いて言えば、CD-ROMで読んでくれる単語と単語の間があまりに短いので、リピートする時間がとれないこと。
  • あと、もう少し例文や用例と一緒になった教材に発展すると良いと思います。
  • でも、こんなのは、この教材のすばらしさに比べたら、「悪いところ」には入りません。

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英単語をグループ化して覚える
<2004/09/16初出>

 同義語、類義語、反意語などは、印象的に英単語を覚える上で非常に大切な視点です。「捨てる」を英語では何て言って表現するのかな、と思って英作文をするときには、「捨てる」の意味を持つたくさんの同義語の中から選べるようになりたいものです。その人がどんな気持ちで何を捨てようとしているのか、「電車の網棚に読み終えた新聞を捨てるのか」「産業廃棄物を捨てるのか」「祖国を見捨てるのか」「古い日記を捨てるのか」「もう飼うことのできない猫を捨てるのか」「沈みかけた船から積み荷を捨てるのか」、状況に合わせてピッタリの単語が選べたら最高です。
 辞書を引いて何か単語を調べたら、例文をよく読みましょう、という話を書きました。例文にはその単語のニュアンスが現れているからです。そうしたら次に他に類義語はあるのかな、あるいは英語で反対のことが言えるかな、と考えます。いつもそういう興味を失わないようにして、単語を自主的に増やしていくのです。覚えさせられる英単語はなかなか身に付きませんが、覚えようと自分から広げる英単語は思いのほか容易に身についていくものです。

 同義語、類義語、反意語は、辞書によっては各単語に併記しているものがありますし、専門の辞典で調べることもできます。あるいは「単語はグループ化して覚えよう」というような企画の本を探してみるのも良いと思います。その本が各単語のニュアンスに言及していたら最高ですね。

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Longman English Activator (LEA)
<2004/09/16初出>

Longman English Activator (LEA)
  • 類語辞典と英英辞典の夢の合体版。
  • 英単語をテーマ別に750のグループに構成して、それぞれの単語のニュアンスをわかりやすく解説しています。
  • 例文や、その単語を使うときのポイント解説が豊富。
  • 個人的にはこれは辞書のように引く本ではなく、ひととおり読む本だと思います。
  • 750のグループというのは、数的にも毎日1つとか2つとか、そうやって地道に制覇するのに適した数です。



  • わりとおすすめ。

  • もちろん全部英語です。
  • ただ、出ている英単語の難易度はそれほど高くなく、英単語の解説や例文も平易ですから、「全部英語!」と、身構える必要はありません。
  • 興味のある人は、店頭で手にとって何ページか読んでみると企画の意図がよく理解できるはずです(置いてある書店は少ないでしょうけど)。
  • これだ!と思った人は即購入。自宅の本棚にはしまわないで、その日から読み始めましょう(たとえば1日に1グループという具合に)。
  • そうやって読んでいくうちに、英英辞典を引く準備も整ってしまいます。

  • わかりやすいテーマに区切ってありますから、グループごとに単語を覚える、という目的に大変かなっています。

  • 一般レベルには十分ですが、上級者には出ている単語のレベルがやや低いかも知れません(でもまぁ、十分すぎますが)。
  • 個々の英単語のニュアンスを知る、という意味では、もう少し詳しく読みたい、という誘惑にかられます。
  • これは、「類語辞典には単語を知るニュアンスがない」「別の辞書を引く必要がある」と書いてきた私にとっては、求めていた一冊であることは確かなのですが、同時にバランスの難しさを痛感するのです。
  • つまり英単語数の絞り方とか、ニュアンスを伝えるための解説、例文の量や内容のバランスですね。

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Roget's Pocket Thesaurus
<2004/09/16初出>

Roget's Pocket Thesaurus
  • 昔から類語辞典ならこれ、と言われている一冊です。
  • 特にこの書籍でなくともよく、「Roget's Thesaurus」として日本の出版社から出ているものもあります。



  • まぁ、おすすめ。
  • もし一冊も類語辞典を持っていないなら、これを一冊持っておくのも良いでしょう。

  • もちろん全部英語です。
  • この手の類語辞典を使いこなす人は、相当の英語の使い手です。

  • まさか、と思う類語まで、網羅性は大変高いです。

  • 類語はたくさん出ているけれど、各単語の持つニュアンスは、実際に他の辞書を引いてみるまでわかりません。
  • 当たり前といえば当たり前ですけど、その「当たり前」は、Roget's Thesaurusの当たり前なのであって、私には不満です。

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Visual Thesaurus
<2004/09/16初出>

Visual Thesaurus
  • 類語辞典のプログラムです。
  • インターネットに接続してオンラインで使う版と、自身のPCにインストールして使える版が売られています。
  • インターネット版の辞書には、どんどん類語が追加されていくそうです。一方のPCインストール版は、調べた結果をCut & Pasteで他のソフトへ持っていけます。
  • インターネット版は無償で試用することができます(回数限定付き)。
  • とにかく一見の価値ありです。
  • インターネット版で単語をを引いてみたい人は、ここをクリックして、開いたウィンドウの左上の箱の中に「beautiful」などと単語を入力し、その右横の赤い「<LOOK IT UP」と書かれたボタンを押してみてください。開いた画面で「TRY」を押します。その後すぐに全画面表示にするのがおすすめです。
  • 美しく表示された単語群の中から気になる単語をクリックすると、その単語を中心に画面が動いていきます。
  • 画面上の「>DISPLAY OPTIONS」で表示の設定が、「>RELATIONSHIPS」で表示させる単語の絞り込みができます。



  • めちゃめちゃおすすめ。
  • とにかく美しくて、見ているだけで幸せな気持ちになります。
  • 個人的には美しさは損なわれますが、3Dを2Dに切り替えて表示サイズを調整すると、使いやすいと思います。

  • もちろんこれも全部英語。

  • まず類語辞典としては遜色なし。
  • 素晴らしいのはタイトルの示すとおりビジュアルなところ。
  • 同義語、反意語など、自分で何を表示させるかをチューンナップ可能です。

  • でも、これってきれいなだけで、実は使いにくいんじゃないの?って言われたら、「う〜ん、まぁ、そうかもしれませんね」と言うでしょうね(笑)。
  • でも個人的には、Roget'sに代えてこっちを使ってもいいかな、と思います。
  • 難点は、グルグルまわるので、そのうちどれを読んだかわからなくなってしまうところ、でしょうか。
  • あと一度にたくさん目に飛び込んでくるので、他のを読む前に、すぐに読んでみたい単語に目が引きつけられて、ドンドン脱線してしまう。
  • でも類語辞典のおもしろさって、思いつくままにドンドン他の単語へ脱線していくところにありますから、それも考え方によっては良いか、と。
  • ただ、単語のニュアンスを知るためには、他の辞書との併用が不可欠なので、cut & pasteのできるPCインストール版がおすすめです。贅沢を言えば、右クリックかなんかで、自分の辞書へスッと飛んで欲しいところですが・・・。

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動詞は必ずイディオムで覚える
<2004/09/16初出>

 基礎プログラムで英語の聞き取りをやっていて痛感するのは、動詞をイディオムとして覚えることの大切さです。言い換えると、その動詞がどんな前置詞を後ろに伴うかを身体で知っていること、とでも言いましょうか。
 たとえば「shift」という「場所や位置などを移す、変える」という意味の単語がありますが、当然のことながらこの単語は、後ろに場所や位置を表す「from」や「to」の前置詞を伴うことが多いです。ですから聞き取りをしていて「shift」という単語が出てきた瞬間に、頭の中で「from」や「to」を待ち受けるような気持ちが大変有効なのです。私はネイティブの人たちはこういうことを無意識のうちにやっているのだと思います。
 あるいは、「figure out」というイディオムがあります。「理解する、解決する、解く、計算して答えを求める」などの意味を持ちます。このイディオムを使った「I don't figure out what is going on.」(私は何が起こっているのか理解できない)という英文があったとき、この英文が比較的聞き取りやすいのは、「figure out」がグループになって出てくるからです。ところが、この手のイディオムは目的語を間に挟むこともできます。つまり「I couldn't figure the rest of the problems out.」(私は問題の残りを解くことができなかった)と、「out」がとんでもなく後ろへ行ったりもします。こういうとき、この「out」は当然出てくるものとして、待ち受けられている必要があるのです。
 そういう仲の良い英単語のグループを待ち望むような気持ちで英語が聞けるようになると、聞き取りは大変楽になります。

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私のおすすめ辞書
<2004/09/16初出>

 私は特にあらゆる辞書を使った、というわけではありませんが、自分の使っている辞書をここで紹介しておきます。
 英和辞典と、英英辞典を紹介します。

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新英和中辞典(研究社)
<2004/09/16初出>

新英和中辞典(研究社)
  • 英和辞典です。
  • どこの書店でも売っている超メジャーな辞書です。



  • 大変おすすめ。

  • ところどころに英単語の解説や、類義語のニュアンスを説明する解説が出ています。
  • 例文が大変豊富です。

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Longman Dictionary of Contemporary English
<2004/09/16初出>

LDOCE
Longman Dictionary of Contemporary English

  • 英英辞典です。
  • 単語の定義をLongmanが定めた基本2,000語だけで極力書いているのが特徴です。
  • Longmanは、例文に力を入れる!と宣言している出版社です。
  • CD-ROMを同梱していない書籍だけの販売もあります。



  • めちゃめちゃおすすめ。
  • 最初に英英辞典を買うなら迷わずこれをおすすめです。
  • CD-ROM同梱版のプログラムには、Logmanが誇る例文が満載。
  • その例文がまた、他の辞書に比べて大変わかりやすいのです。
  • さらにCD-ROMには、書籍としては別の本として売られていて、評判が高い割りに入手困難な『LONGMAN Language Activator』がそっくり収録されています。こちらも例文のオンパレードです。

  • とにかく記述が平易で、わかりやすくて、例文が豊富。
  • ビジュアルもとってもきれい。

  • 難点は、CD-ROM版の起動が遅いところ、これは辞書のプログラムとしては致命的です。
  • 操作が重たくて、引きにくいところ。他の辞書にはもう少し引きやすい辞書もたくさんあります。
  • それから、全体をそっくりHDDにインストールできるのですが、定期的にオリジナルのCD-ROMの挿入を求めてきます。
  • 知的財産を守ろうとする気持ちはわかりますが、辞書という使用頻度の高いプログラムには、この方法は不向きだと思います。
  • でもこれらの難点を全部考えても、この辞書は素晴らしいです。

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