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毎日続ける基礎プログラム
<2004/08/25初出>

 それでは最も効果的で効率的な英語学習法の「基礎プログラム」の内容を説明します。

 この学習法には、CDやテープの音声教材があることが前提です。また、その教材にはテキストが付属していて、少なくとも、吹き込まれた英語の内容を記したスクリプトがあることが望ましいです。
 CDやテープの内容は特に問いませんが、英語と日本語が交互に出てくるような教材では使えません。朗読でも、ニュースでも、会話でも、とにかく英語だけが連続して聞けるようになっている教材です。

そのような教材を使って、次のことを毎日行います。

 <基礎プログラム>
  1.教材のCDやテープの英文を2〜3回繰り返し聞く。
  2.CDやテープの英文をノートに書き取る。
  3.付属のテキストを見て英文の内容を確認する。
  4.付属のテキストを見ながら英文を聞き直す。
  5.文意を理解する。わからない単語を辞書で調べる。
  6.テキストを見ながら2〜3回全体を音読する。
  7.テキストを見ないで全体を暗唱する。

 それぞれのステップについて学習のポイントを説明します。

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1.教材のCDやテープの英文を2〜3回聴く
<2004/08/25初出>

 まず教材を聞きますが、このときに付属のテキストは、事前に一切見てはいけません。
 「2〜3回」の回数は自分で決めてかまいませんが、少なくとも複数回聞くのが良いです。
 また、聞きすぎというのはありませんから、時間が許すのであれば、気の済むまで聞いてください。
 聞くときには目を閉じて聞くと、意識を集中できて効果的です。人によっては、目を閉じずに、なんとなく虚空を眺める方が集中できるという人もいますので、これはお任せします。

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2. CDやテープの英文をノートに書き取る
<2004/08/25初出>

 CDやテープの一時停止(Pause)機能を利用して、英文をノートに書き取ります。
 このとき、必ず一文ずつ、音読の区切りが来るところまでを通して聞き、それから一時停止するようにします。
 してはいけないのは、CDやテープを、英文の途中で止めて、聞こえたところまでを少しずつ書く、という細切れの作業を繰り返してはいけません。もし途中まで書いて、後がわからなくなった場合には、CDやテープを巻き戻して、再度一文を通して聞きます。
 このとき、途中まで書き取った英文を目で追いながら聞いてはいけません。聞くときには、目を閉じて、一文を通して聞き、CDやテープを止めたら、ノートに目を戻して続きを書くようにします。忘れずに書き写すためには、目を閉じて聞くときに、ブツブツ、マネをしながらリピートしてみましょう。
 何度聞いてもわからない、どうしても聞き取れない、という場合には、聞こえるとおりに「カタカナ」で表記して先に進みます。決して、途中でテキストを開いて確認してはいけません。このように「カタカナ」にしか聞こえない部分があったら、そのカタカナ部分を声に出して、CDやテープとそっくりに言ってみましょう。これは後で大変役に立ちます。

 ここで、「私はほとんど聞き取れているから書き取りをする必要はないだろう」と考えて、何回か英文を聞いた後に、この第2ステップを飛ばして、テキストの英文を見てしまう人がたくさんいます。
 実は、私もずっとそうでした。
 実際のところ、CDやテープの英文をノートに書き取る、という作業は大変面倒な作業なのです。聞き取れないところが多ければおおいほど、面倒に感じます。が、一度やってみるとわかるのですが、このステップは大変重要な意味を持っています。
 私は仕事柄、海外出張をして英語圏の人たちと仕事をすることがときどきありますが、ある出張に限って、大変な英語力のアップを体験したことがあります。その出張がいつもの出張と違っていたのは、私はその出張の時には、あるプロジェクトの一員で、期限までにある成果物を仕上げなければならない、個人的な責任を負っていたのです。私はあらゆる英語力を駆使して質問をし、一字一句を漏らさずに聞き取ろうと努力し、わからなければ何度でも聞き直さなければなりませんでした。つまり、他の出張とその出張が違っていたのは、責任感という重圧が私にもたらした「集中力」です。
 学習の効果・効率を高めるのは集中力に他なりません。日頃の英語学習でも同じような集中力を発揮するためには、自分に課題を課すのが一番です。だまされたと思って一度教材の英文を書き取ってみてください。自分に、英文を書き取れ、と課題を課すのです。普段何となく聞き流している教材でも、いざ書き取ろうとすると、大変な集中力を要することがわかります。この集中力が英語力を引き上げるのです。

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3.付属のテキストを見て英文の内容を確認する
<2004/08/25初出>

 書き取りがすべて終了したら、付属のテキストを見て、聞き取れなかった箇所を確認します。
また聞き間違いがないかどうかを確認して、自分の書き取り結果を修正します。
 抜けていた部分を後からの書き込んだり、間違いを修正する場合には、どこがわからなかったのか、どこを間違えたか、を自分でよく知るために、赤で書くなどしましょう。

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4.付属のテキストを見ながら聞き直す
<2004/08/25初出>

 このときには付属のテキストだけでなく、自分で書き取ったノートを見ながら、聞き取れなかった箇所や、聞き間違いの箇所を確認します。そういう箇所については、何度か口に出して言ってみましょう。
 どうしても聞き取れなかったから、当てずっぽうに「カタカナ」で書いておいた箇所があったら要注目です。テキストを見て、その部分の正しい英文がわかったら、きっと、あ〜、なるほど、と思います。知っている単語だった場合にはなおさらです。このとき、さきほどやった「カタカナ」のときの口まねが、その単語のネイティブらしい発音に近い場合が往々にしてあるのです。こういう部分を大切にして、自分の発音をネイティブに近づけましょう。
 聞き取れない場合に、あてずっぽうのカタカナを書くこと、そのカタカナをCDやテープの通りに口まねすることは大変重要です。逆に、正しい英文がわかった後でも、いつもの日本語風の読み方に無理に直さないように意識しましょう。

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5.文意を理解する。わからない単語を辞書で調べる
<2004/08/25初出>

 英文の意味を理解します。
 わからない単語があれば辞書を引きます。
 テキストに解説が掲載されていればそれを読みます。

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6.テキストを見ながら2〜3回全体を音読する
<2004/08/25初出>

 英文を音読します。そのとき、できるだけCDやテープの発音を真似るようにします。なんだか、クセのある読み方をしているな、と思うところがあれば、殊の外その部分を強調するようなつもりで、教材を吹き込んだ人になりきって音読します。
 複数回読むことが重要です。なぜなら、音読を2回、3回と繰り返していくと、どんな英文でも口になじんでスラスラと読めるようになるからです。時間が許すのなら、5〜7回音読ができれば、かなりスラスラと読めるようになるはずです。

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7.テキストを見ないで全体を暗唱する
<2004/08/25初出>

 前のステップで、音読を10回近くやっていると、その時点でほとんど暗唱できてしまうと思います。これも、まさかと思いますが、実際にやってみると10回というのは良い目安です。
 途中で、わからなくなったら、最初のうちは迷わずにテキストを見ます。ただしテキストを見るときには、文章一文を通して何度か音読し、そうしたらテキストから目を離して(あるいは目を閉じて)、再度文章一文を通して暗唱することです。文章の途中だけを確認して、そこの部分だけをモグモグと言ってみて、一文を読み返すことなく先に進んではいけません。
 何度か挑戦したら、ある時点から、「もうテキストを見るのはやめよう」と決めます。ここからはもし途中でわからなくなったら、テキストどおりでなくてもよいので、同じような文意で、自分で作文してしまって、とにかく英文全体を最後まで言い切るように努力します。急ぐ必要はありません。ゆっくり時間を掛けて、誰か、目の前にいる人に文意を伝えるようなつもりで、自分で作文しながら、最後まで行きます。
 どこまで完璧に暗唱できるようにするかは、個人次第です。このステップは完璧な暗唱が目的ではなく、テキストを見ないである程度、全体を言い通すことです。それができたら完了にしてしまってかまいません。

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基礎プログラム全体のステップ(ポイント付き)
<2004/08/25初出>

 もう一度、毎日続ける基礎プログラムをポイント付きで掲載します。
 このステップはひとつも飛ばしてはいけません。飛ばさずにやることに意義があります。
 また、このプログラムは、毎日継続して続けることに意義があります。たとえ「単語」「文法」「リスニング」などの強化科目をやれなくても、この基礎プログラムだけを続けることが、何よりも英語力の維持・向上につながります。逆に強化科目だけをやるのでは、いままでの勉強方法と何の違いもありません。それでは効果が上がらないのは、自分自身で実証済みですね。

<基礎プログラム(ポイント解説付き)>
1.教材のCDやテープの英文を2〜3回繰り返し聞く
  ●付属のテキスト等は一切見ない。
  ●少なくとも2回以上聞く。聞きすぎはない。
  ●集中力を増すために目を閉じて聞くのも良い。
2.CDやテープの英文をノートに書き取る
  ●必ず一文ずつを通して聞き、それから一時停止して書き取る。
  ●文の途中で一時停止して、少しずつ書き取ってはいけない。
  ●何度聞いても良いが、必ず一文ずつ、文章全体を通して聞く。
  ●再度聞くときには、途中まで書き取った英文を目で追いながら聞いてはいけない。
  ●再度聞くときには、目を閉じて(あるいはノートから目をそらして)聞く。
  ●聞き取れない箇所は、聞こえるとおりに「カタカナ」で書いておく。
  ●全体が終わるまで、途中で文章毎にテキストを開いて確認してはいけない。
3.付属のテキストを見て英文の内容を確認する
  ●抜けていた場所の書き込み、間違いの修正は、赤でわかりやすく書く。
4.付属のテキストを見ながら英文を聞き直す
  ●聞き取れなかった箇所、間違えた箇所は、何度か口に出して言ってみる。
5.文意を理解する。わからない単語を辞書で調べる
6.テキストを見ながら2〜3回全体を音読する
  ●できるだけCDやテープの発音を真似る。
  ●教材を吹き込んだ人になりきって、そっくりに音読する。
  ●口になじんで、つっかえずに読めることを目安に、複数回、繰り返し読む。
7.テキストを見ないで全体を暗唱する
  ●わからなくなったら、最初のうちは迷わずにテキストを見る。
  ●ある時点から、「もうテキストを見るのはやめよう」と決めて、わからない箇所は、同じような文意で、自分で作文して最後まで言い切る。
  ●完璧な暗唱が目的ではなく、テキストを見ないである程度全体を言い通すことが大切。

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