• 教材選択のポイント

• NHKラジオ「英会話レッツスピーク」
• 英語は絶対、勉強するな！初級編
• 英語は絶対、勉強するな！
• アメリカ口語英語 アメリカ生活編
• 茅ヶ崎方式月刊英語教本
• ラリー・キング・ライブ・ベスト

　このページでは基礎プログラム用に、私が実際に使ってみた教材を紹介します。みなさんが教材を選ぶ際の参考にしてください。

　この前のページで読んでいただいた様に、基礎プログラムは毎日続けることに意義があります。
　毎日続ける基礎プログラムに適した教材には、いくつか条件があります。

　まず第１に、教材の量です。毎日続けるのですから、ある程度の量がなければすぐなくなってしまいます。継続的に入手できる教材であれば最良です。
　第２に、教材の長さです。基礎プロガラムに使う教材には、適切な長さの教材が必要です。あまり長い教材を使うと、最後まで集中力が続きません。毎日続けられるくらいの適切な長さであるか、あるいはある程度長い教材でも、適切な長さに区切ってある教材が使いやすいです。
　第３に、教材の難易度（レベル）です。難易度には個人差があります。選択の目安は、「簡単すぎず、難しすぎず」です。１００％聞き取れて、１００％書き取れるレベルの教材を使っていては英語はまったく上達しませんし、その逆にほとんど何を言っているのか聞き取れないレベルの教材に挑んでいては、やる気も萎えて集中力は減り、辛いばかりで何のために学習しているのかわからなくなってきます。音声教材を聞いて、だいたい意味はわかるけれど、すべてを正確に書き取れるかというと、ちょっと自信がない、というような教材が良いのです。

　自分に適した教材が見つからない、と言ってあせる必要はありません。なぜなら、もしこのホームページで紹介している英語学習法をためすのであれば、みなさんは、これから毎日ずっと英語を勉強することになるのです。それなら、のんびり気長に教材探しをすれば良いのです。いろいろと試して、素敵な教材に出会うことを趣味にしてしまいましょう。

　それでは実際に教材を紹介します。

• NHKのラジオ番組のテキストです。
• 音声教材はラジオで聴けるほか、書籍と別売りのCDで買うこともできます。
• 学習にはだんぜんCDが便利です。

• やさしい。
• 大変、平易な英語です。
• 会話の英語のスピードは、ナチュラル・スピードよりはかなりゆっくりめ。
• ニュースのアナウンサーのようにクリアに会話されます。

• NHKの教材がこんなに良くなっているとは驚きです。
• どなたも一度は試してみるべきです。
• スキットは臨場感が抜群。教材としての１回分の長さも適切です。
• CD教材には基礎プログラムにぴったりの追加教材も入っています。
• 知っているべき会話表現や英単語が適度に織り込まれています。
• テキストとCDを併せて買うと、2,000円弱です。大きめの書店ならほぼ扱っています。
• ラジオを聴くのでなく、CDを使って学習するのであれば、特に毎月買うことにこだわらなくとも、マイペースで進められます。

• 英語の勉強中は、できるだけ日本語から離れた方が良いのですが、番組中に、ときどき日本語が顔を出します。
• 「がんばれ」と励ましてくれるのですが、そのときに意識がふっと日本語に戻ってしまうのが残念・・・。励ましはよいから、もう出てこないでくれ〜という感じ（笑）。

• CD付き書籍です。
• 「あるアメリカ人の中学生の一日」と「高校生の一日」の２編にわかれていて、各編の中に20以上の会話シーンがあります。

• 中程度。
• 会話の英語のスピードは、ナチュラル・スピードに近いです。
• ネイティブの会話表現や、日本人には聞きとりにくいモゴモゴとした音が、程良いバランスでちりばめられています。

• 理想的な教材です。
• 値段も手頃。
• 誰もが一度は使ってみるべきです。

• 特に思い当たりません。

• CD付き書籍です。
• 上の初級編より以前に出版されたものです。
• 「あるアメリカ人の会社員の一日」と「大学生の一日」の２編にわかれていて、各編の中に20以上の会話シーンがあります。

• 中程度。
• 上の「初級編」と難易度はあまり変わりません。
• やや単語が難解な程度。
• 「初級編」が気に入った人は、引き続きこれを使うのが良いでしょう。

• 理想的な教材で、値段も手頃。
• 誰もが一度は使ってみるべきです。

• 特に思い当たりません。

• CD付き書籍です。
• 25のトピックにわたって、アメリカの生活に関する簡単な文章と、それに関わる会話が収録されています。
• 学習すれば、アメリカの生活もわかるという内容。

• 中程度。
• このシリーズは、アメリカ口語英語の特徴を学習する６分冊の１冊です。
• シリーズを通して、どうしてアメリカの口語英語が聞き取れないか、が学習できるようになっています。
• その関係で、聞き取りにくい箇所がバランス良く含まれた教材に仕上がっています。
• ６分冊に関する詳しい情報は、こちらの英友社のページをどうぞ。

• 理想的な教材です。
• なかなか見つからない難易度「中程度」の教材を求めている方に最適。
• 25のトピックについて、ナレーションと、会話がペアになっています。
• ナレーションはしっかりとした英語、一方の会話の方には口語の省略が多数挿入してあって、大変バランスの良い教材です。
• トピックはアメリカ文化に関する内容ですので、勉強にもなります。

• 値段が、5,250円というのがちょっと高いです。
• 文章と会話に分ければ50編の教材がはいっているので、ひとつあたり100円と考えれば安いかもしれません。
• 初版が1982年なので、記述されている情報はやや古いです。

• テキストとCDが別売りの教材です。
• 時事問題の英語ニュースの朗読です。
• 一般の書店ではなかなかお目にかかれません。インターネットの本屋さんで買うか、直接茅ヶ崎出版のページでも買えます。

• 中程度。
• 時事問題のニュースの朗読です。
• 英語のスピードはほぼナチュラルに近いです。
• ニュースのアナウンサー風なので、英語の崩れや省略はほとんどありません。

• 理想的な教材のひとつです。
• なかなか見つからない難易度「中程度」の教材を求めている方に最適です。
• 何しろ、崩れや省略なしの直球のみでの真っ向勝負ですから、言い訳無用でシビアな学習ができます。これが聞けなければ、これ以上（ネイティブの会話など）は、まず聞けないくらいの心構えで挑みましょう。
• 長い文章をよどみなく、ほぼナチュラル・スピードで浴びせかけてきますから、大変な集中力を求められます。
• 時事問題の単語を覚えていきたい方には打ってつけです。

• 特に悪いというわけではありませんが、どこまでいってもアナウンサーの英語です。
• 一般のネイティブが話している英語とはまったく違いますから、これだけやっていてもネイティブ同士の会話とは世界が違います。
• それとやはり、内容がまじめなニュースだけに、これだけを毎日続けると飽きてしまいますね。
• それから、ひとつの文章がかなり長いので、普通に書取をするには無理があります。でもこれさえできるようになれば、何も怖くない、という気もします。
• テキストとCDを買うと約2,500円ですから、ちょっと高いですね。
• ニュースは20本強が収められていますから、平日に毎日ひとつやるとちょうど一ヶ月で終わります。そうすると１本あたり100円強です。

• CD付き書籍です。
• CNNの名物インタビュアーのラリー・キングのインタビュー９編から、内容を抜粋して収録。
• スクリプト、対訳、簡単な単語解説を収録した小冊子が同梱されています。

• かなり高いです。
• こ、これは難しい・・・。
• これこそが、アメリカ人ネイティブ同士のナチュラル・スピードの会話ですね。
• 会話表現、聞き取りにくいモゴモゴ音、割り込み、難易度の高い単語の山盛り。
• しかもインタビューのライブですから、編集や台本のない会話そのものです。
• これが聞き取れるようになれば怖いものなし。

• インタビューだから、ダラダラっと長い教材かと思うと、CDの中身が適切な長さに、トラックに区切られていて大変使いやすいです。
• 臨場感も抜群。
• 最後にはこういうのをバッチリ聞き取れるようになりたいものです（しみじみ）。
• 値段も手頃。

• 特に悪いところはありません。