日本語が乱れている、などとよく言われます。中学生や高校生の会話を耳にすると、何を言っているのかさっぱりわからない。そんな時代です。
英語にも同じことが言えます。英語圏の中学生や高校生の英語も、一般的な英語とは大変な違いがあるようですが、一般の大人の会話の中にも口語表現が多数出現します。次の会話は、私が読んでいるメールマガジンに掲載されていたものです:
A: I feel like I am a taxi driver.
B: I hear you. Same here.
A: I'll be dog tired at night, you know.
B: Won't they drive you up a wall?
A: What can I say? They are my kids after all.
どうですか。これは私などには、まったくお手上げです。たとえばこうして英文になっているから、ある程度推理できますが、実際に耳にするとどうなるかと言うと:
A: I feel like I am a taxi driver.
B: アヒアユ。セイミャ。
A: I'll be dog tired at night, you know.
B: ウォンゼイドゥライヴヤッパウォー。
A: What can I say? They are my kids after all.
という具合に、Bさん側は果たして英語を話しているのか、と疑いたくなります。Bさんの言っていることがわからなくなると、Aさん側の方も素直に聞けなくなり、集中力が失われてお手上げとなるのです。
ですが、これが一般のネイティブの会話です。こういう簡単な単語の組み合わせが作る、口語表現が普通に使われているのがネイティブの会話です。これは単語を知らないのと、ほぼ同等の状態、つまりその方面の知識がないのが原因ですが、単語を覚えるのと同じ手段では習得できません。
英語の口語表現を勉強したい、という方は、「 英語を聞く強化プログラム4:口語表現」のページをご覧ください。
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