アンティグアおよびその周辺の教会施設の廃墟の中で、最も大きな規模と言われている。
ということで、是非足を運ばねば・・・と思いつつ、街の北西にある市場の先(街はずれ)にあるため、
なかなか一人で出向こうという気になれなかった。
アンティグアを去る前、最後のスペイン語学校登校の日に、ジャネット(スペイン語学校 授業内容&先生たち)
に授業を早く切り上げてもらって、案内をお願いした。
道路沿いに行くとちょっと遠回りになるので、ジャネットは市場内を突っ切って歩いていく。さすが地元っち。
と、そこで見慣れた顔を見つける。ダンスの先生J(スペイン語学校 アクティビティ〜ダンスレッスン)。
同じ学校の先生同士なのにジャネットはJとはあまり話したことがないそう。
Jは市場の屋外屋台で食事中。私に気づき、お互い声をかける。
「何食べてるの?」と見ると、私の好きなセビーチェ(魚介類のマリネみたいなもの)。
ジャネットと私は「味見してみていい?」と食べてみる。ウマイ。
ジャネットも今度はここでセビーチェ食べようと言ってたぐらい。
私も食べたいけど、屋台のセビーチェ食べたら絶対お腹こわしそう・・・って、やっぱりお腹をこわすことなかったけど・・・。
ラ・レコレクシオン修道院施設の入口に小屋があり、そこで見学料を払う。
ジャネットは引率の先生ということでタダ。私は外国人生徒でQ15(US$2ぐらい)。
外国人観光となるとQ30(ガイドブック参照)?
現在機能している教会施設(サン・フランシスコ教会、ラ・メルセー教会、カテドラルなど)の廃墟見学は一律Q3で、
機能していない教会施設(ラ・レコレクシオン修道院、サンタ・クララ修道院、カプチナス修道院など)の廃墟見学料金は、
”保護のための国の協会(?)”とやらの規定で決められているみたい。
ラ・レコレクシオン修道院と言われているが、詳しくはラ・レコレクシオン教会&修道院(Iglesia y Convento de la Recoleccion)。
1701年から1708年に建築家ホセ(Jose de Porres)により建て始められ、彼の息子のディエゴ(Diego)により完成。
1717年には教会の落成式(?)が行われたものの、なんと、その年に起こった大地震により、かなりの損害を被ったそう。
ショックは計り知れないものだったと思う・・・。
その後、1773年の大地震により、ほとんどの建物は崩壊してしまった。
大規模施設なのに機能期間が短いもったいない教会施設だったと言える。
ここは今まで見た教会施設廃墟の中では、建物残骸がそのままゴロゴロ残っているし、敷地もかなり広大で、
見学者もほとんどなく、これぞ”廃墟”を実感させるたたずまいだった。
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施設入口からまっすぐ歩いていくと、教会入口アーチがある。アーチ輪郭だけ残っている。
そこをくぐって数段の階段を上って振り向いたら、道路をボンネットバスが走っていた。昔と今が垣間見える。 |
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教会施設の中はかろうじて壁が残っている。
柱や梁など大きな塊がゴロゴロと転がっているし、粉々になった土が堆積して盛り上がっている。 |
裏手には広大な敷地に広がる修道院跡。中庭が何かスポーツが出来そうなぐらい広い。
個室のトイレや浴槽の跡もかろうじて残っていたけど、どの部屋も天井がなく、空が広がっていた。 |
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あちこちに転がる巨大な残骸。200年以上も風化されつつもそこにあった
という存在の証。 |
これまただだっ広い外庭の木陰で休んでいると、そこからもアグア火山が望める。
人もいなく、静かで落ち着ける。 |
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