カテドラル(セマナ・サンタ) カテドラル (Catedral)

カテドラル歴史  中央公園の東側に面して建つバロック様式の大聖堂。 1545年に建てられたが、1668年に大地震で崩壊。翌1669年から1680年にかけて再び新しく建てられた。 これもまた1773年の大地震で壊滅した。以後も修復、崩壊が幾度となく繰り返されている。 現在も、足場とかが作られていて、修復作業が続いているようだった。
 それにしても立派なのは正面の構えだけで、中に入ると5mぐらいの奥行きしかない。 正面の壁に沿って狭くて細長ーい礼拝堂がかろうじてあるだけ。それでも日曜日にはたくさんの人がミサにやって来てて満杯だった。
《セマナ・サンタ最終日&カテドラル編》でも書いたけど、カテドラルには アンティグアの町の守護聖人サンティアゴが祭られている。
 裏手には廃墟が広がり、南側入口から入って見学できる。ここもまた廃墟見学は有料(Q3)となる。
南側入口 礼拝堂跡南側方面 礼拝堂跡正面方面 柱の彫刻
南側入口。廃墟見学するときはここが入口となる。 昔の教会礼拝堂のアーチ部分が残っている。南側入口方面。 正面入口方面の礼拝堂跡。今は壁で仕切られて、正面から出入りできない。 柱部分の彫刻が残っていた。修復の跡がはっきりわかる。

小さな祭壇? 南側入口とアイス売り
壁にポツンとあった小さな祭壇(?)。デザインがカッコイイと思って撮っただけで、 本当の意味がわかりません。 再び南側入口。真ん中のおじさんはアイス売り。 街ではチリーンチリーンとアイス売りのベルの音があちこちで響く。
夜のカテドラル
夜通ると、ライトアップされていたカテドラル。 たぶん夜中12時に消されると言ってたような?
治安がいいアンティグアでは、夜も中央公園で人が憩うので点けてくれてるのかな?




ラ・レコレクシオン修道院 (Convento de la Recoleccion)

 アンティグアおよびその周辺の教会施設の廃墟の中で、最も大きな規模と言われている。 ということで、是非足を運ばねば・・・と思いつつ、街の北西にある市場の先(街はずれ)にあるため、 なかなか一人で出向こうという気になれなかった。
アンティグアを去る前、最後のスペイン語学校登校の日に、ジャネット(スペイン語学校
授業内容&先生たち) に授業を早く切り上げてもらって、案内をお願いした。

 道路沿いに行くとちょっと遠回りになるので、ジャネットは市場内を突っ切って歩いていく。さすが地元っち。
と、そこで見慣れた顔を見つける。ダンスの先生J(スペイン語学校 アクティビティ〜ダンスレッスン)。 同じ学校の先生同士なのにジャネットはJとはあまり話したことがないそう。
Jは市場の屋外屋台で食事中。私に気づき、お互い声をかける。 「何食べてるの?」と見ると、私の好きなセビーチェ(魚介類のマリネみたいなもの)。
ジャネットと私は「味見してみていい?」と食べてみる。ウマイ。 ジャネットも今度はここでセビーチェ食べようと言ってたぐらい。 私も食べたいけど、屋台のセビーチェ食べたら絶対お腹こわしそう・・・って、やっぱりお腹をこわすことなかったけど・・・。

 ラ・レコレクシオン修道院施設の入口に小屋があり、そこで見学料を払う。 ジャネットは引率の先生ということでタダ。私は外国人生徒でQ15(US$2ぐらい)。 外国人観光となるとQ30(ガイドブック参照)?
現在機能している教会施設(サン・フランシスコ教会、ラ・メルセー教会、カテドラルなど)の廃墟見学は一律Q3で、 機能していない教会施設(ラ・レコレクシオン修道院、サンタ・クララ修道院、カプチナス修道院など)の廃墟見学料金は、 ”保護のための国の協会(?)”とやらの規定で決められているみたい。

 ラ・レコレクシオン修道院と言われているが、詳しくはラ・レコレクシオン教会&修道院(Iglesia y Convento de la Recoleccion)。
1701年から1708年に建築家ホセ(Jose de Porres)により建て始められ、彼の息子のディエゴ(Diego)により完成。 1717年には教会の落成式(?)が行われたものの、なんと、その年に起こった大地震により、かなりの損害を被ったそう。 ショックは計り知れないものだったと思う・・・。
その後、1773年の大地震により、ほとんどの建物は崩壊してしまった。 大規模施設なのに機能期間が短いもったいない教会施設だったと言える。

 ここは今まで見た教会施設廃墟の中では、建物残骸がそのままゴロゴロ残っているし、敷地もかなり広大で、 見学者もほとんどなく、これぞ”廃墟”を実感させるたたずまいだった。
教会入口アーチからの外景色
施設入口からまっすぐ歩いていくと、教会入口アーチがある。アーチ輪郭だけ残っている。 そこをくぐって数段の階段を上って振り向いたら、道路をボンネットバスが走っていた。昔と今が垣間見える。
教会施設の中 修道院中庭
教会施設の中はかろうじて壁が残っている。 柱や梁など大きな塊がゴロゴロと転がっているし、粉々になった土が堆積して盛り上がっている。 裏手には広大な敷地に広がる修道院跡。中庭が何かスポーツが出来そうなぐらい広い。 個室のトイレや浴槽の跡もかろうじて残っていたけど、どの部屋も天井がなく、空が広がっていた。

たたずむ残骸 アグア火山
あちこちに転がる巨大な残骸。200年以上も風化されつつもそこにあった という存在の証。 これまただだっ広い外庭の木陰で休んでいると、そこからもアグア火山が望める。 人もいなく、静かで落ち着ける。


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