授業内容&先生たち (注;ほとんどが私の主観的意見ゆえ、興味のある方のみお読みくださいませ)

 まず契約時にどういった目的でスペイン語を勉強をしたいか聞いてくるんで、おおまかに目的を言う。 例えば、中南米旅行用会話重視、一般会話重視、文法重視・・・などなど。
ちなみに私は、一般的な実用的な会話(友人との会話など)ができるようになればいいな・・・って思ってた。
で、アルバロ(校長)が担当の先生を決める。 もし、自分に合わない先生だった場合は、アルバロに言えば、すぐ先生を変えてくれる。

 初めての授業の朝、ボールペンとノートを支給され、 アルバロから先生の紹介を受ける。私の担当の先生Rは、利発そうな女性だけど、 英語はあまり話せない。普通にスペイン語で話す。その方が私はいいけど。
それにしても、ある程度私がスペイン語を話せるとでも思っていたのか・・・? いきなり、「曜日を書いて」「月を書いて」「数字を書いて」・・・次から次へとノートに書かせていく。
ひょぇ〜。口で言えても、綴りはおぼつかない。 日本で言えば、漢字は読めるけど、書くとなると「どんな字だっけ?」と考えるようなもの。
で、定冠詞(男性・女性、それぞれの単数・複数形)の説明を簡単にしたあと、名詞をずらずらと書いて、 それにあった定冠詞を記入していく。急ピッチ・・・と私は思ったけど?

 30分の休憩に入ると、Rはさっさとどこかへ消えていく。
私はとゆーと、コーヒーを飲みながらぷらぷら。中庭で仲良く座っていた3人娘の先生ジャネット、ヘレン、シンティアと加わり話す。 明るくておもしろい3人とはいろいろな話でやたら盛り上がる。
まじめにスペイン語となるとあまり話せないのに、 ざっくばらんな会話になると、なぜか話せるみたいで・・・
スペイン語でAjoアホ(にんにく)、Vacaバカ(雌牛)は日本語ではLocoロコみたいな意味あいがある・・・とか、 なんでこういうことは、ちゃんとスペイン語で説明できるのか自分でも不思議なんだけど?

 再び授業が始まる。今度は疑問詞。疑問詞を使った文章問題をずらずらと出される。 それに答えを書いていく・・・って、初日からいきなり高度すぎやしません? いちおう、私がわかる範囲内での動詞や単語だったんで、なんとかついていってたんだけど・・・大変だぁ〜!

 翌日からも急ピッチで文法を教えていき、文章問題をバリバリ出し、昨日一日の行動をノート1ページ分 書かせ、挙句の果て、短編推理小説みたいなのを読ませられ・・・もうついていけな〜い!
だって、5日間で規則動詞と不規則動詞の直説法現在、点過去、線過去の活用(スペイン語をやっている人はどれほどのものか わかると思うけど・・・ひとつの動詞につき各時制×6活用で全部で100活用あるのです)と、身に付かないうちに 来週には未来、過去未来、接続法現在、現在完了・・・となると、果たして私の頭はどうなることやら?
おまけに毎日宿題をバリバリ出すし、急ピッチの授業に復習しないと追いつかない。 勉強に追われるなんて、勉強ギライな私にはツライ日々・・・。

 一般的実用的な会話はというと、ほとんどなし。
で、Rに「もっと会話したい」と言ったら、「どーぞ」と言われた。 「へ?」改まって「どーぞ」と言われても・・・すごくやりにくい。何を話せばいい?
Rはジャーナリストを目指して、午後に大学へ通っている。 聡明でクールな感じがあるけど、フレンドリーって感じではなかったかな?(あくまで私個人の感想)
Rは文法重視型の人、スペイン語が結構わかる人にはいいかもね。

 契約期間が切れる5日目にして、Rとの波長も合わないし、また別の学校探そうかなぁ〜と思いはじめたとき、 仲のよいベアトリースが「先生はRでいいの?いやなら変えてもいいのよ」・・・何かを察した?
アルバロも「今の先生でいいか?」と聞いてきてくれたんで、かくかくしかじかと話をしたら、 「わかった。先生を変えるよ」と。とりあえず、もう1週間契約することにした。

 次の授業からは、担当の先生はジャネットに変わった。 初めての授業の日、休憩時間で話をして盛り上がった3人娘のひとり。それから、私の授業場所をアパートメントの 中庭に変えてたので会ってなかった(本校舎はペンキ塗りだったので、その間1週間だけ2箇所に分かれて授業してた)。 「久しぶり〜」ってな感じで、いきなり授業内容が180度変わった感じ。
ジャネットは話すのが好きなようで、なんでもよく話す。大学に通う学生で、ふつうの 友達同士で話すような話題が多かった。プライベートはもちろん、いろんなことを話したかな〜。
会話の途中で「こういうときはなんて言えばいいの?」「どういうふうに言っているの?」とか、 実際話していて、即に尋ねて答えが聞けるのはいい。これぞ実用会話。
彼女は話しながらも、いろいろ教えてくれる。私のレベルに合わせて易しく説明をしてくれるんでRよりはわかり易かった。 結局3週間はジャネットが先生だったけど、果たして彼女が教え方が上手だったかは?

 どの先生が良い悪いとは、勉強目的や波長が合う合わないとか人それぞれなんで、ひとえには言えない。 私と逆で、Rはいいけどジャネットはちょっとねぇ・・・ と言う人もいるはず。
ただ、私が1ヶ月いて、いろいろ話した先生たちの中で教え方が上手な感じを受けたのは、 パウロ、ロシオ、名前わからないけど年配の体格のいい貫禄ある女性。 彼らから教えてもらってた生徒たちの評価も"はなまる"もの。

 授業は机で向かい合って勉強するだけではなく、生徒の要望があれば、時間内に市内や近郊の町にいっしょに行ってもらうこともできる。 要は校外学習もできるってこと。
パウロなんかは、3日間、生徒とともに遺跡の勉強でティカルに行ってくると言ってた。 私は最後の日に1時間早めに切り上げて、一人で行きづらくてまだ行ってなかった 街はずれのレコレクシオン修道院へ連れて行ってもらった。

 休憩時間のときは、それぞれコーヒーや紅茶飲みながらくつろぐんだけど、担当先生以外にも他の先生や生徒と話す絶好のチャンス。 とゆーことで、いろんな人に話かけてた私。・・・それで、社交的と言われたのかなぁ? せっかくだから、時間を自分なりに有効に使わないとね。
それでかどうかわからないけど、学校内でも学校外(街など)でも、他の先生たちや生徒たちにいつも声かけられ、 かわいがって(?)くれました。これって一石二鳥?(自分が倍以上得した気分のときに使っている言葉ですが・・・?)

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