ｱｸﾃｨﾋﾞﾃｨ 〜 ﾀﾞﾝｽﾚｯｽﾝ
中庭に座り、ホセと話していると、あごひげをちょびっとはやした男の人がやってきて、私を見るなり「オラ！」と抱擁。
それにしても、目が、目がぁ〜、女好きとわかるぐらい色目を使うＪ。二人で話すときもさりげに私の腰に手を回して話す。
で、早速、私がサルサ・メレンゲを踊るのが好きだと知ると、Ｊから「今晩ディスコテカ（クラブ）へ行こうよ」と誘われる。
ディスコテカ行きたいのはやまやまだけど、初日早々から夜遊びなんて心構え(?)がまだだし、Ｊと二人で行くのは身の危険を感じる。
時間には生徒が男女６〜７人集まり、仮校舎ではレッスンできないということで、
向かいにあるプールバーの奥の部屋を借りてレッスンすることになった。
レッスン後、Ｊはガリーナが気に入ったらしく、熱烈にアプローチして帰そうとしない。
ガリーナはＪの超積極的行動に押され、帰れそうにない感じだった。まんざらでもない？
１８時半からの上級には、３人程度に減ったけど（日本人女性も一人来ていた）、
私は２回ともその先生に教えてもらうことなく、なぜかＪが特別個人レッスンするという感じだった。
場所は屋上のバーがあった隣の建物の１階だった・・・と思う。
レッスンフロアーは道路沿いにあるんだけど、フロアーの奥はバーになっていて、これまたそこで飲むレッスン後のビールがウマイ！
おもしろいことに、私がいままで会った欧米人男性のほとんどは、この横ノリ(?)のサルサは難しいみたいで、
縦ノリ（ロック調）サルサになっている。
で、リズムの取り方もハチャメチャだけど、それでも本人自身が楽しんで踊っている。
サルサに限らず、メレンゲ、クンビア、バチャータなどなど、ラテンのそれぞれの音楽に慣れ親しんで、リズムに身をまかせて
、要は自分が楽しく踊れれば、上手い下手というものは意味のないことだと感じてしまうラテン的ノリが私は好きなのですが・・・。
地元人とのコミュニケーションも兼ねているんで、中南米へ行ったらぜひ踊ってほしいかな？
初めての学校の日は火曜日。
で、その日の初めてのアクティビティはなんとサルサ・メレンゲのダンスレッスン。
アルバロやホセにサルサ・メレンゲなどを踊るのが好きと話していたので、「早速今日のアクティビティはおいでよ」と誘われてた。
１６時に学校（本校舎はペンキ塗りのため仮校舎）へ集合。
買い物済ませて、ちょっと早めに行って待つことにした。
彼は、当学校での語学の先生もたまにしているダンスの先生Ｊ。顔も性格も見事"ラテン！"って感じ。英語がバリバリ話せるんで、
英語で話しかけてくるのはわかるけど、スペイン語の学校に来ているんだから、あえてスペイン語を話せよ！って言いたくなる。
私は「英語わからない」とキッパリ言ってやったんだけど・・・。
で、「彼女かわいいよね」などと、ホセとＪが私の傍でニヤニヤしながら話している。
そういう褒め言葉はなぜかすぐに理解できる私・・・
まぁ、「かわいい」と言ってくれるのはうれしいけど・・・なんてゆーか、
やっぱりここはラテンだぁ〜と改めて感じさせる。
日本にいても、まわりのラテン人男性たちからは、会ったときの挨拶のあと「いつもかわいいねぇ」「今日はいい感じだねぇ」
ってなことを一言付け加える。これもラテン的社交辞令？
挨拶のあと普通の日本人男性からそんなこと言われるって・・・うーむ、ちょいスケベがはいったオヤジぐらい？？
まぁ、私のまわりの日本人男性友達はラテン的な
ノリがあるんで、たまに言ってくれるけど・・・「どーもでーす！」ってニカッと笑って受け答えるノリかなぁ？
「今日はダメだけど、違う日にしよう」と言ったら、火曜日しか私と行ける日がないと言う。「ん？どういうこと？」
話聞けば、なんと日替わり（曜日で決まってる？）で彼女がいるらしい。
とゆーことは、私が火曜日の女になるってこと？じょーだんじゃない！
しかし、彼はしつこく・・・いや、超積極的(?)に私のアンティグアでの住所や電話番号などを聞いてくるんだけど、
なんせ、本日入居したばっかりで、ラッキーなことに住所も場所の説明さえもできない。
「じゃぁ、ダンスレッスンの後、送ってあげる」と言ってたけど、これまたラッキーなことにアルバロとベアトリースが
ダンスレッスンに付き合ってくれて、そのまま家まで送ってくれることになってた。
思うんだけど、いつも身の危険から逃れられるように、うまい具合に守られている気がする。物は考えようだけど・・・。
その日はメレンゲのレッスンの日だったらしく、その日に来た生徒はメレンゲが初めての人ばかり。
リズムの取り方や腰の振り方など基本的なことを教えたあと、ペアになって踊る。
しかし、あまりにもの部屋の暑さに
みんな汗だく。バーということで、ビールを買って飲みながら踊ってた。
結構みんな盛り上がってて楽しかった。Ｊはダンスの先生というだけあって、踊りやすい。
私が行った２週目はダンスレッスンがなく、
３週目にサルサのレッスンがあった。
本校舎の奥のスペースで、数人の生徒の他、Ｊの地元の男友達も来ていた。
地元ではメレンゲを踊れる男性は多いけど、サルサはワザとかたくさんあるんで、みんながみんな踊れるわけではない。
彼らもＪからタダで習えるいい機会なのだろう。
１６時から１時間、初めての生徒たちがほとんどなので、基本的なことを教えて、ペアで楽しく踊る。
そのあと、学校から6a Calle Orienteを２ブロック行った突き当りの建物（２階建て？）の屋上のバーへ行く。
結構いい眺め。サン・フランシスコ教会のバックにはアグア火山もきれいに見える（左写真）。
そこで、みんなでビールを飲み、談笑。１８時半には夕食なんで、長居は出来なかったけど、楽しかった。
ちなみにこの屋上のバー（店の名前忘れた）、Gallo(ｶﾞｼﾞｮ)350mlビンを注文すると、もれなく(?)小ビンがサービスされる
（右上写真）。
ただ、いくらだったかは・・・？
４週目の私にとって最後のダンスレッスンは、
同じアパートメントに住んでいたデニスとガリーナも一緒に連れて行く。
女性陣が多いこともあって、案の定、Ｊは私に男役としてやれと言う。
仕方ないけど・・・欧米人ってみんな背が高いじゃん。156cmの私には回すときなんか背伸びしないと回せなかったりするんで大変。
特にガリーナは170cm以上もある長身のうえ、異常に手が長い（本人も自覚してる）。
でもＪも私と背丈そう変わらないけど、バリバリ踊っているのはなぜ？
で、アルバロはレッスンの様子を写真に撮っていた（一番上の写真；アルバロ撮）。
アルバロと踊っているふりしての写真も撮ったりして、楽しかった。
デニスと私は「待ってられないよね」って、ガリーナに「先に帰るよ」と、とっとと帰る。友達がいがない？
それにしてもこの日から、ガリーナは散々Ｊに振り回されることになる。
私もなにかと巻き込まれてたけど、ガリーナの悩みがピークのときに、アンティグアをあとにしたんで、その後どうなったことか？
（関連夜遊び／ガリーナにて）
学校のアクティビティでのダンスレッスンはフリーだけど、
学校以外での街のあちこちでは有料のサルサレッスンがあってた。
１時間いくらかはわからないけど・・・日本人がやっているレッスンもあったみたい。
私はＪがアシスタントしているレッスンへ２回ほど足を運んだけど、先生は女性（名前忘れた）で、すごいカッコイイ。
１７時半から初級、１８時半から上級だった。
Ｊに誘われて、１７時半に行ってみると、生徒が８人ぐらいいたかな？私も加わりたかったけど、
Ｊは私に１８時半からでいいと言った。なぬ？上級？
とりあえず初級クラスを見学してたけど、初級にしては結構なワザで踊っている。
ドアオープンにしてレッスンしているんで、通りがかりの人とか立ち止まって見てたりする。
まぁ、外国人相手のレッスンだけど、こうオープンだと、いろんな人を勧誘しやすいよね？
で、私がＪに払ったのは１時間でQ40〜50（US$5〜6）だった。
グアテマラでQ40とか高い気がしたけど（金銭感覚マヒ状態）、日本円で600円って、安い！
おまけに１時間、Ｊからみっちり踊らされるんで、中身が濃いし、得した気分。
レッスンフロアーと言えども、レッスンがないときはソファーが置いてあって歓談する感じ。
ダンス用のフロアーじゃないんで、全然滑らなくて、ちと踊りにくい。
まぁ、私もスニーカータイプのサンダルを履いていたんで、なおさら滑らなくて、回りにくかったのは確か・・・。
日本では、
サルサは主にニューヨークスタイルかロススタイルで踊られているようだけど、
あまり型にこだわらない私としては、音楽に合わせて楽しく踊れればそれでよし！って、お気楽なもの。
踊るとき「君はニューヨークスタイル？ロススタイル？」と聞いてくる日本人男性がよくいる。
「さぁ？」と答えているんだけど・・・だって、ペルー、エクアドル、ボリビア、プエルト・リコなどなどラテンの友達と踊っていたから、
スタイルなんてわからない。敢えて言うならば、ラテンスタイル？
私としてはリズムが取りづらくて踊りづらいけど、相手が楽しんでいるならそれはそれで楽しい。
で、私がいままで会った、サルサにはまりはじめた日本人男性のほとんどは、
ワザをかけることばかりに集中していて、リズムはそっちのけ状態。
私としては、ワザはいいから、まずリズムに乗ろうよ！真剣な顔して踊らないで、もっと楽しもうよ！って言いたくなる。
でもこれって、国民性が出てる？きちんと踊ろうとする日本人の律儀さが見えてくる。これはこれでおもしろいのかな？
あと、いろいろなラテンの国の人たちと踊ると、同じ音楽でも微妙にリズムの取り方が違ってたり、
ステップが違ってたりしてバラエティーに富んでおもしろい。
ただし、男性はリードする側だから、ちょっと大変かも？？