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小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会

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遺族から
 いのち守る守る通信〜中原のり子のメッセージHP篇(2009年4月〜)/控訴棄却と上告受理申立にあたって (2008年11月)
支援の会発足にあたっての訴えとお願い(2003年8月)/ 中原のり子講演歴 /
「いのち 守る通信
〜中原のり子のメッセージHP篇
 (2009/05/06〜) 

皆様へ

「支援の会」HPへのアクセスありがとうございます。
故中原利郎の妻・のり子です。

「支援の会」のメーリングリストでは、
日々の思いや活動を逐一報告させていただいておりますが、
HPご訪問の皆様にも私の最新状況をお伝えいたしたく、
この度「いのち 守る通信〜中原のり子のメッセージHP篇」」を新たに起こすことにいたしました。
お目にとめていただけたら嬉しく存じます。
 
2009年5月7日

●12月31日(金)
「長い間、ありがとうございました」

本日、「支援する会」最後の時を迎えて感無量です。
皆さまへの最後の言葉は、ありきたりではありますが、
 「ありがとうございました」
ただそのひとことです。

11年前から今日に至るまで、お一人お一人との出会いは、
星のきらめきのごとく輝き続けています。
皆さまとの出会いがなければ、私はずっと闇の中に
一人埋もれていたことでしょう。

中原利郎は、亡くなる数年前から忙しさのせいか、
家族に当り散らすことが増え、家庭は崩壊寸前でした。
が、喧嘩相手を突然失った時、私は、
穏やかだった中原利郎を狂気の世界に引きずり込んだ
世の中(社会システム)を許せなくなったのです。

2003年8月16日に「支援する会」が活動を始めました。
その時は、解散まで7年もかかるとは、想像もしていませんでした。
社会的な支援もいただき、予想外の結末を迎えたことに、
今は満足し、精神的にも落ち着いております。

思えば今日までの年月、私は「支援する会」という「わら」に
生かされてきたのかもしれません。
苦しい時は「わら」にしがみついて、
自分を取り戻せたように感じています。

「支援する会」は、私の命の恩人でした。
同時に会の解散は、強く望むことでもありました。
会の皆様が、私のために膨大な時間を捧げてくださることが心苦しく、
一日も早く、それぞれの日常をお返ししたかったのです。

「夢や希望を持ちなさい。
 それに向かって努力すれば、思いは、必ずかないます」
死の前年、夫が子ども達に書いた手紙の一文が甦ります。
あほう鳥は、ようやく使命を果たしました。

医療者の労働環境や過労死は、根が深い問題です。
これからは、会の助けを借りず、
微力ながらも自分の力でご恩返ししたいと思っています。
また、いつでも「海苔ぴ〜」とお声かけください。
「相変わらずパワフルだね!」と笑ってお話できるよう、
これからも努力して参ります。

皆さま、長い間ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

●12月7日(火)
「最終会報を発送致しました」
ご報告が遅れまして申し訳ございません。
12月5日(日)、中原支援の会の会報13号を、
大勢の方のご協力を得て発送致しました。
お手伝いくださった皆様、ありがとうございました。

中原利郎が亡くなる不幸から始まった活動が、
これほどまでに盛り上がり、素敵な出会いが重なり、
貴重な体験と昇華したことに心から感謝申し上げます。

11月19日(金)には全国過労死家族会の総会で
世話人の一人に選ばれ、また11月27日(土)、
28日(日)には医師ユニオンの総会に参加、
サポーターの役をお引き受け致しました。
会報にも書きましたように、今後も過労死、
過労自殺のない社会をめざす活動を続けて参ります。
ご理解、ご支援を賜りましたら幸いです。

●10月17日(日)
「最終総会とシンポジウムを開きました」


10月16日(土)16時より銀座ラフィナートにて、
「中原支援の会」の最終総会ならびにシンポジウム
「医師と患者の命を守るために〜中原裁判の意義と日本の医療〜」を開催致しました。
ご参加くださった140名の方々と、「参加できないけれどエールを送る」と
お心をお寄せくださった皆様に深く感謝申し上げます。
この総会をもって、7年に渡る「中原支援の会」の公式活動は終了します。
総会の様子は12月5日発行の13号最終会報で報告、
ホームページはアーカイブとして残します。

ふりかえると、1審2審敗訴の最高裁は厳しい闘いでした。
ベストな結果ではないかもしれませんが、私にとっては、
満足のいく素晴らしい形で終了できました。
皆さまの大きなご支援がなければ、
この結果で終了することはできなかったと思います。
皆さま、本当にありがとうございました。
感謝の言葉以外、言葉が見つかりません。
最後に参加者全員起立して、亡夫利郎に黙祷してくださり、
会はお開きになりました。

その後の懇親会は、想像以上に盛り上がりました。
ずっと笑顔の川人弁護士、岩崎弁護士、遠藤弁護士、
二次会までご参加くださった弘中弁護士。
素晴らしい弁護団に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、懇親会の会場に、新潟の幻の銘酒や、お花のプレゼントも
ありがとうございました。
皆さまにまた、お目にかかりたいと存じます。

この11年間の闘いの中で、最高に清清しい満足の一日でした。
本当にありがとうございました。

会の解散後は、以下のことに取り組みたいと思います。
○「医師ユニオン」の「医師の過労死相談室」を担当。
○「東京過労死を考える家族の会」「全国過労死を考える家族の会」の世話人。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

●10月4日(月)
「16日の最終総会につきまして」

総会&シンポジウム、懇親会には、
大勢の皆様からのご参加申し込みをありがとうございました。
おかげさまで大盛況となりそうです。
当日は、ご不便をおかけするかもしれませんが、
何とぞお許しくださいませ。

朝日新聞の医療サイトアピタルのブログ、
「町医者だから言いたい!」に、長尾先生が
「小児科医医師過労死裁判、その意味」を書いてくださいました。
https://aspara.asahi.com/blog/machiisya/entry/laDLmDkvyh

会場から先生のご発言をいただけたら、嬉しく存じます。

16日に、応援してくださった皆様とお会いできることを
楽しみにしております。

●9月29日(水)
「MTProに記事が掲載されました」

メディカルトリビューンオンライン版「MTPro」に、
「「夫は死ぬほど働いた」事実争い11年…来月最終シンポ」との
タイトルで、記事が掲載されました。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1009/1009066.html
本来は医師限定サイトなのですが、編集長のご配慮により、
この記事はどなたでもご覧いただけるようになっております。
ご高覧いただけたら幸いです。

最終総会参加ご希望の方は、下記からお申し込みください。
https://sites.google.com/site/nakahara20101016/1016sympo
締切は明日、9月30日(木)です。

最後の弁護団会議も終わりました。
支援の会の最終まで、あたたかいご支援をお願い申し上げます。

●9月23日(木)
「日経メディカル配信記事のお知らせ」

日経メディカル オンラインに
「小児科医過労死裁判で勝ち取ったもの」として、以下の記事が配信されました。
(21日付)

「7月8日、過労からうつ病を発症し、自殺した小児科医、中原利郎氏の遺族が、
当時勤務していた病院を訴えていた民事裁判が、最高裁での和解という形で決着した。
医師の過重労働の1つの象徴のようにいわれてきた事件の裁判について、
中原氏の妻、のり子氏に振り返ってもらった」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/opinion/orgnl/201009/516653.html

一部を引用致します。
「最高裁に上告が受理され、高裁判決が覆されなければ「予見可能性」という考え方自体は残ってしまいます。
ですが、和解が成立すれば、「最高裁が認めたとは言えない」ことになり、
過労死裁判で雇用者側が「予見可能性」を確立した考え方として主張することはできないそうです。
私は、「半歩でも進めばいいんじゃないか」との判断から、
病院が夫に哀悼の意を表するとともに700万円を支払うという内容の和解に応じる代わりに、
私が裁判当初から求めてきた、病院からの謝罪と和解金については問わないことにしました」

「和解判決が出てから、医療者の方たちが喜んでくださいました。
私信でも100人以上の方から、「よかった」とか「お疲れさま」と言っていただけました。
それを聞いたときに、初めて、「ああ、いい結果だったんだ」と思えたのです」

「これで活動を終わらせるつもりはありません。
私の目的は、自分の裁判を終わらせることではなく、
「今の医療界に変わっていってほしい」「過労死のない社会を目指す」ことに変わっていましたから。
これからも「燃え尽きることなくもっと頑張ろう」と思っています」

「このたび、私は全国過労死家族会の世話人になりました。
過労死した医師の遺族として名前も顔もさらしてきてやってきた自分が、
何か少しでも力になれればと思っています」

全文をお読みいただくためには、会員登録(無料)が必要ですが、
お一人でも多くの方にお読みいただけたら幸いです。

なお、中原裁判を総括する最後の総会&シンポジウムは、
10月16日(土)に開催致します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ご案内と申し込みフォームはこちらです。↓
https://sites.google.com/site/nakahara20101016/1016sympo

●9月8日(水)
「岩手にて、裁判終結の報告を致しました」

9月4日(土)、岩手県盛岡市で開催された
「働く者の健康を考える集会」に参加、
中原裁判終結の報告をさせていただきました。

28年前に過労自死された菊池明徳さんの事件から始まり、
20年かけた活動が最高裁の棄却をもって終了したことは残念でなりません。
しかし、支援者は「真の勝利は闘いが運動として続くこと」として、
「働く者の健康を考える集会」を開き続けています。
この不断の活動が、現在の認定率を上げる原動力になっているのです。
中原支援の会のあり方についても、多くの示唆を頂いております。
多くの方々と、有意義な時間を過ごすことができましたことに、感謝申し上げます。

岩手在住の長男ともひさしぶりに会い、雫石の温泉に浸かり、
リフレッシュして炎熱の東京に戻りました。
8日は東京高裁で、埼玉県教員過労死損害賠償事件の傍聴、
9日は京都での取材に参加予定です。

まだ、しばらく酷暑の予想です。
皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

●9月3日(金)
「和解金の使途につきまして」


1日にご報告致しましたように、一部は各過労死支援団体に寄付させていただきました。

また、弁護団の先生方には、和解金額の2割をお支払い致しました。
11年かけて最高裁まで闘っていただきましたのに、
お手渡しできたのは本当にわずかな金額で、申し訳ございません。
私にできることは、感謝の気持ちを表し続けることと思っております。

10月の総会で正式にお諮りいたしますが、
「支援する会」にこれまでお寄せいただいた金額の残金は、
その全額に和解金を加えて、「全国過労死弁護団」に、
寄付させていただきたいと願っております。
皆様からの心のこもった浄財の転用をお願いするのは心苦しい限りですが、
ご理解いただけましたら幸いに存じます。
残った和解金がわずかでもあれば、アルバイトをしながら学校を卒業した
長女・長男の、奨学金返済の一部に遣わせていただきたく存じます。

和解成立から2ヶ月近く経って、ようやく身の回りも落ち着きました。
今週末は岩手の「働く者の健康を考える集い」に参加、
来週には京都で取材の予定です。
精神的には穏やかで落ち着いた日々を送っております。
皆様も残暑厳しい中、くれぐれもご自愛くださいますよう、
お願い申し上げます。

●9月1日(水)
「インドから帰国しました」


利郎さんの命日の8月16日夜、日本を離れ、15日間かけて
ネパール・インドを旅してまいりました。
ネパールでは、25年前に海外青年協力隊が支援を始めた、
現地のその後を見てまいりました。
啓蒙活動を含めての長い間の支援活動に、頭が下がる想いでした。

インドでは、27日にベナレスからガンジス川の岸辺に。
利郎さんと友人の夫君の遺髪と遺品をお線香と共に流して弔い、
念願の思いを遂げることができました。
仏陀の修行場所や説法をした地、様々な地を見学しました。
31日に帰宅、体力回復に専念しております。

ご報告が遅れましたが、命日の8月16日に、
・「全国過労死家族会」
・「東京過労死家族会」
・「いのちと健康を守る東京センター」
・「国民救援会」
・「過労死自死相談センター」
最高裁の和解金の一部を、上記5箇所に寄付させていただきました。

10月16日の最終総会のために、新たな気持ちで取り組んで参ります。
もうしばらくお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

●8月16日(月)
「本日は、中原利郎の命日です」

今朝、亡くなった時間に合掌し、長かった裁判の終結を報告しました。
今日はまた、関西医大の研修医、森大仁氏の命日でもあります。

過労死家族会の仲間から戴いたお手紙の一節をご紹介します。
「16日が御命日でしたね。(我が息子の誕生日でもあります)
 亡くなった日を境に夏の季節が全く別の色合いになり、
 刻々とあの時の記憶が濃くなり、苦しい時間になってしまいます。」

お言葉の通りと深く共感致します。
年月が経っても、記憶が色あせることはないようです。

〇ご報告が遅くなりましたが、8月14日のキャリアブレインニュースに、
「11年間の闘いを終えて」という題でインタビュー記事が掲載されました。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/29059.html
ご高覧いただけたら幸いです。

〇また、こちらの閲覧は会員限定となりますが、
8月9日の日経メディカルオンラインでも、
医師過労自殺「最高裁での和解」の背景との題で、
山崎大作氏が書いてくださっています。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201008/516255.html
お読みになれる方はぜひ、ご一読くださいませ。

●7月27日(火)
「奈良のパネル展に参加しました」

7月22日(木)〜23日(金)、奈良県で開催された
「私の中で今、生きているあなた」第19回パネル展に
参加して参りました。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/contents/event.php?contents=0000002354&event=0000000730

過労死だけではなく、ハラスメントや病気で亡くなった方々の
生前の活躍や、遺族の活動などの展示で、私のパネルでは、
早速、最高裁で和解成立した記事も展示していただきました。
「悲しいことの後に、立ち直っていく希望が見えて励みになる」
という感想をよくいただきます。

現地では奈良新聞の取材をお受けしました。
先週は日経メディカルの記者さんとお話をして、
今週はキャリアブレインの取材が入っています。

皆さんから「重荷がとれた感じ?」と聞かれますが、いつも平常心です。
取材の依頼があれば、お受けしますし、どこかでイベントあれば、参加します。
医療の世界にかぎらず、過労死のない社会を目指します。

●7月21日(水)
「暑中お見舞い申し上げます」

17日(土)・18日(日)、京都での過労死家族会交流会に参加しました。
講演会の講師は「強欲資本主義の時代とその終焉」桜井書店
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/492119064X.html
の著者、森岡孝二先生です。
私は最高裁の和解の報告を致しました。

この日のことは、しんぶん「赤旗」の一面に
写真入りで掲載されました。
〇過労死予備軍700万人 全国の遺族交流「たたかう」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-18/2010071801_01_1.html
「中原のり子さんは、
「たたかっている方々に勇気を持ってたたかいつづけていただきたい」
と話しました。」

過労死家族会には多業種・多職種の遺族の参加が後を絶ちません。
これからは過労死をなくす活動に寄与したいという思いで
全国過労死家族会の世話人をお引き受けしたことをご報告します。

●7月17日(土)
毎日たくさんのメッセージをほんとうにありがとうございます。
和解成立から一週間余り。
少しずつ自分の生活を取り戻しています。

14日(水)は最高裁要請活動に、
お礼とご報告とお手伝いを兼ねて参加いたしました。
「国民救援会」や「いのちと健康を守るセンター」の方々から拍手で迎えられ、
笑顔で握手して、1年半支えていただいたお礼を述べました。
街頭演説では「最高裁の判事の方々は資料をきちんと見ていらっしゃる。
社会的な正義をこれからも希求していただきたい。」と訴えました。
これからも、できることはなんでもお手伝いしてまいります。

今日から過労死家族会の交流会に参加します。
遺族の多くは、被災後間もない方や、係争中の方々です。
敗訴を受け入れることができず、苦しむ遺族もおられます。
長く闘ってきた分、何かアドバイスできると良いのですが
皆様のご支援でここまできた私には、言えることは多くはありません。
ただ、裁判が終了した今、苦しく悲しかった原点に
もう一度戻ってみようと思います。

梅雨明け前の大雨のニュースを見ると、
被災地在住の支援の方のお顔が浮かびます。
被災地の皆さま、くれぐれもご自愛下さいますようお願いします。

●7月12日(月)
「7月8日、最高裁で和解が成立致しました」

すでにご報告の通り、和解が成立致しました。
これまでのご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。

和解成立まで、準備で寝不足の日々でした。
成立後も会報発送などに追われ、
TV、ラジオ、ネット等の報道はほとんど見ておりません。
メールのお返事もままならぬ状況で、
本当に申し訳ございません。どうかお許しくださいませ。

最高裁の和解勧告を受けてから、
さまざまな思いをいたしました。
これから整理して、少しずつお伝えして参ります。
これからも、できることは全力でがんばりますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

●6月22日(火)
「17回目の最高裁要請行動に行って参りました」

6月21日(月)、最高裁への17回目となる要請行動を行いました。
朝のビラまきに協力してくださった皆様、
10時からの面談に同行してくださった皆様、
ありがとうございました。
提出した個人署名は744筆、累計33,277筆となりました。

最高裁事務官への要請では、勤務医を代表してご自身の過酷な状況や、
当直明けの身で駆けつけた理由などをわかりやすく伝えてくださったH先生に
格別の感謝を申し上げます。
私は毎月起きる各地の小児救急休止のニュースや、
小児科学会・外科学会の取り組みなどを説明し、
署名や応援メッセージの声を受け止めていただきたいと訴えました。

上申書に添えた主な資料は以下の通りです。
○最高裁判所宛のメッセージ355人の声。
〇日本小児科学会雑誌 (平成22年6月1日号)小児科医のQOLを改善するプロジェクトチーム
「小児科医に必要な労働基準法の知識」  
○月刊『集中』 6月号
『医師過労死で問われる司法の良識』弁護士/井上清成氏
○新聞記事他

裁判官に私たちの想いが届くことを期待します。
次回の要請行動は7月14日の予定です。

●6月21日(月)
「甲府でお話させていただきました」

6月20日(日)、山梨小児科を守る会主催の講演会で
お話させていただきました。
娘の智子は当直明けでしたので、
病院で待ち合わせ、そのまま甲府へ。
父の日ということもあり、智子が父親とのエピソードを
いろいろお話すると、会場は涙、涙でした。

精神論で過重労働を乗り切るのは限界があります。
一人が見切りをつけて立ち去ると、
残った人たちの負担は増える…。
いちばんの被害者は、患者さんです。
この問題は、いつかは解消されなければなりません。
私の話が少しでもお役に立つことを心から願います。

●5月25日(火)
「松本で講演させていただきました」

5月23日(日)、松本市の勤労福祉センターで開かれた、
「長野県いのちと健康を守るセンター」総会の記念講演で
お話をさせていただきました。

前日は長野県過労死家族会の方々と観光や歓談、
当日は、雨の中、足を運んでくださった皆様の前で講演。
「中原のり子の名前は知っていたが、今回の話で初めて
事件のことがよくわかった」とのご感想をいただき、
また、大勢の方から「頑張るように」と激励されて感無量でした。
貴重な機会を賜りましたことに心から感謝申し上げます。

★お知らせです。
岐阜県医師会報5月号に「医師の過労と医療の改善」というタイトルで、
私のメッセージが掲載されました。
ご覧になれる方は、ぜひご一読くださいませ。

★ボールペンを500本追加しました。
6月5日に各色100本、計500本到着します。
学会や総会など、ボールペン配布できる場所がありましたら
ご連絡ください。
できれば持参して配布したく存じます。
よろしくお願い申し上げます。

★次の講演は、6月20日甲府です。
「山梨小児医療を考える会」にお誘いいただきました。
詳細が決まりましたらこのサイトでお知らせいたしますので、
お近くの方は、ぜひいらしてくださいませ。

●5月15日(土)
「16回目の要請行動に行って参りました」


14日(金)、最高裁への16回目となる要請行動を行って参りました。
上告受理申立をしてから1年半。
提出した個人署名は、今回の208筆を加えて累計32,533筆となりました。
また、最高裁宛のメッセージ、計335名の声もお届け致しました。

上申書には、医療事故と航空事故の比較の表を添え、
労基法を守り、システムエラーを防ぐ方向の航空業界と、
過重労働を前提として成り立つ医療業界の差を訴えました。
命を預かる職業については、事故が起きないように労基法を厳しく適用すべきと思います。
病院管理者には、医療従事者の健康を守る義務があるはずです。

次回の要請行動は6月21日(月)になります。
最高裁への署名とメッセージへのご協力をよろしくお願い申し上げます。
ボールペンもまだ多少在庫がございますので、
ご希望の方はお早めにお申し出くださいませ。

●5月9日(日)
「新緑の季節、5月になりました」


黄金週間、皆さまいかがお過ごしでしたか?
私は4月30日〜5月2日、和歌山市民会館で行われた
自死遺族パネル展「私の中で輝いてるあなた」に参加。
和歌山の過労死家族会の仲間と、和やかな時間を持つことが出来ました。
帰ったら、K先生からドッサリ署名用紙届いていました。
ありがとうございました。

8日は、2006年に新宿区立小学校の女性新任教諭=当時(23)=が
過重労働やストレスで精神疾患にかかり、自死した事件が公務災害認定されての
報告集会に参加しました。
若く美しい遺影に、言葉を失いました。

川人弁護士は、「教育現場の荒廃は目にあまる。
他業種も連携して、死ぬまで追い込む業務でいいのか?
と問う努力をし合うことが大切」 と話されました。

私の参加を喜んでくださったご遺族に、
「おめでとうございます」という言葉は嫌いなので
「どうぞ、お疲れになりませんように」とご挨拶させていただきました。

多くの教員の過労死遺族が参加されていました。
平成11年9月、中原が亡くなった翌月に過労自死された埼玉県のI教員は、
公務災害認定されるも、民事地裁判決は「予見可能性がない」と完全敗訴。
中原高裁判決の影響は否定できません。
多くの過労死遺族を苦しめる「予見可能性」…取り消しを望みます。

教育・医療・福祉に関る人を大切にしない社会は、発展しません。
どうする!?未来を!!!

今週14日(金)は最高裁要請活動日です。
高裁判決を覆すべく、不退転の決意で臨みます。

●4月24日(土)
「15回目の最高裁要請行動を行いました」

4月23日(金)、最高裁に800筆の署名を提出、
事務官への面談と上申書の手渡しを行いました。
おかげさまで署名累計は32,325筆、
応援メッセージは323名となりました。
皆様のご協力に感謝申し上げます。

上申書では「医療環境はこれほど切羽詰まっています」と、
小児科医5人減で、小児救急崩壊の危機を伝える沖縄県の記事や、
同じくピンチの富士宮市救急センターの記事などを紹介して、
勤務医の労働環境の是正は緊喫の課題であることを強調、
木戸博隆氏がお寄せくださった要請文と共に提出致しました。

小児科医の娘は「月に6〜7回の当直は辛い」と申します。
「私たちも耐えてきた(だからあなたも)」と言われるような、
過重労働によって支えられている日本の医療を、
司法にはしっかり見て、正しく判断していただきたいという思いを
今回も精一杯伝えてまいりました。
最高裁に届くことを願っています。

署名と応援メッセージは、最高裁の正しい判断を信じて、
前向きにまだまだ集め続けます。
皆様のまわりの方にもお声かけいただけましたら幸いです。

●4月22日(木)
「医療政策担当議員さんとの連携を」

5月9日に開かれる「医療政策・国会議員シンポジウム2010」に
客席から参加させていただくことに致しました。
http://www.hokeni.org/top/topics/sinpo/100509iryoseisaku_sinpo.html
シンポジストの方の中には、応援メッセージをお寄せくださった議員さんもいらっしゃいます。
各党の医療政策担当議員さんと連携できたら…。
上記東京保険医協会HPから申し込みができますので、どうぞご覧くださいませ。

「医療政策・国会議員シンポジウム2010」
〇日 時:2010年5月9日(日) 13:00〜16:30
〇会 場:あいおい損保新宿ホール(約500人)
    渋谷区代々木3−25−3 (JR新宿西口より約12分)
    都営新宿線/京王新線 「新宿駅」より約10分
〇シンポジスト予定者(変更あり)
       民主党・参議院 鈴木寛 議員
     自民党・(依頼中)
     公明党・(依頼中)
       共産党・参議院 小池晃 議員
       社民党・(依頼中)
     みんなの党・参議院 川田龍平 議員
〇主催:東京保険医協会

●4月21日(水)
「昨年の講演が掲載されました」

「神奈川県医師会勤務医部会報」第10巻3月号P51〜P58に、
昨年2月20日の勤務医部会総会での講演、
「医師の過労と医療の改善」が全文掲載されました。
神奈川県医師会所属の先生方、ご高覧いただけたら幸いです。
同会は勤務医の待遇改善に、今後も取り組まれるとのことです。

また、5月15日には第3回「神奈川の医療危機を考える懇談会」が開かれます。
http://www2.odn.ne.jp/koshikawa-ayase/page002.htm
〇日 時: 5 月15 日(土) 午後1時30分より
〇場 所: 横浜市職能開発総合センター4F 大会議室
〇テーマ :「これでいいのか日本の医療」
〇資料代500 円

鶴巻温泉病院でお世話になった私の母の事例も紹介されるかもしれません。
母は現在、特別養護老人ホームに入所しております。
裁判が終わったら在宅で看取りたく、
一刻も早い、良い形での終結を望んでおります。
23日も最高裁要請行動を行います。
ご支援をよろしくお願い申し上げます。

●4月13日(火)
「行政監視委員会の大臣発言に注目!」

大阪の教員、Tさんの過労自死事件判決に対し、
「控訴しないで!」ファックスにご協力頂きました皆様、
ありがとうございました。

控訴期限を前にした4月12日、参議院「行政監視委員会」にて、
共産党の山下よしき議員の質問に対して、
原口一博総務大臣が、「控訴しない」 と明言しました。
下記2:28からの動画をご覧ください。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

この委員会をTさんと傍聴致しました。
大臣がどこまで発言されるかを注目していましたが
「控訴断念」「基金本部の棄却理由はおかしい」と発言。
教職員の現場での過酷さを国会で認めました。
そして、教職員の増員と少人数学級などの改善策についても話し合われました。

「基金本部の過労死認定の基準が間違っている」との原口大臣の言葉は、
議事録に残り、値千金です。
教員と共に、次は勤務医の労働環境改善のために、
国会議員にもっと働きかけようと思いました。

皆さまのお力添えで、Tさんの想いが果たせたことを感謝申し上げます。
しつこいですが…「次は、私の番!」です。

●4月10日(土)
「岐阜県小児科医会に感謝申し上げます」

5月23日に開催される岐阜県小児科医会総会の場で、
中原支援の会の会報、署名用紙、ボールペンを
配布していただけることになりました。
ご高配を賜りました矢嶋先生、
早速、応援メッセージをお寄せいただいた奥村先生に、
心から感謝申し上げます。

最高裁の判断も近いように感じております。
署名活動・応援メッセージ・ボールペン作戦の3本柱で、
最後まで全力で頑張りますので、
各地域の医師会や会合、シンポジウム等で、
ご協力をお願いできるようでしたら、ぜひ、ご一報くださいませ。
配布物をお送りさせていただきます。
なにとぞご支援よろしくお願い申し上げます。

●4月9日(金)
「司法の良心を信じたい」

3月29日、過労死家族会の仲間、Tさんの行政裁判が勝訴、
奥様の過労自死が認定されました。
この件でTさんと一緒に、内閣府や国会議員に、
控訴しないようにお願い行脚をしてまいりましたが、
基金は 「原則・控訴」 の姿勢で取り組むようです。

私が行政裁判で勝訴したときにも多くの方々にご協力頂きました。
いま再び判決が確定するように、控訴されないように、
ご支援よろしくお願い申し上げます。

私は、一言メッセージに以下のように書きました。
 「私は行政裁判1審で労災認定されたものです。
  事実関係は明確です。
  基金におかれましては、無駄な税金を使うことなく被災者救済の英断を望みます。」

皆様の一言メッセージと署名が、未来ある子供たちを守る教師の
命や健康を守る大切な一歩につながります。
国民が司法に、行政に、関心を寄せていることをアピールすることが大切と感じています。
ご賛同いただけます方は、本日中にファックス送信をお願いいたします。

●3月23日(火)
「小諸厚生総合病院講演会のご報告です」

3月19日(金)、長野県の小諸厚生総合病院で講演をさせていただきました。
I先生のご協力で講演スライドをバージョンアップ、
初回ご披露とあって緊張しましたが、無事に終えることができました。

講演を企画してくださったのは、病院労働組合の若手の方です。
質疑応答の時、進行役の彼がマイクを持って感想を求めると、
会場の皆さんが号泣されていました。
聞いてくださった多くの方が、署名活動にも協力したい!
病棟に戻って、みんなに知らせたい!と、
大量の署名用紙を持ち帰ってくださいました。

帰路、私の携帯に届いたメールは
「次の世代、今懸命に働いている方々の為、
これからもみんなで頑張っていきましょうね」と
結ばれていました。

この講演を広報してくださったお蔭で
次回の講演日程が決まりました。

○日  時  5月23日(日)13時〜15時30分
○会  場  松本市・勤労会館会議室

「働く者のいのちと健康を守る長野県センター」の主催です。
長野の皆様、またお会いしましょう!

●3月17日(水)
「小諸厚生総合病院でお話しさせていただきます」

急なお知らせで申し訳ありません。
3月19日(金)17時30分より、長野県小諸市のJA長野厚生連 小諸厚生総合病院にて、
労働条件の改善を共に考える講演会でお話させていただきます。
職員の方やマスコミ関係の方もいらしてくださるようです。
ボールペンも300本ご注文いただき、誠に心強く、感謝申し上げます。

長野近郊の皆様、ぜひご来場くださいませ。
お待ちしております。

●3月11日(木)
「『自殺と貧困から見えてくる日本』シンポジウムに参加しました」

10日(水)、一ツ橋ホールで開催されたシンポジウムに、
客席から参加いたしました。
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/100310jisatsu.html

鳩山首相による最初の挨拶の後、過労死家族会の仲間は、
「娘や息子、夫や妻が、過重労働の結果、自殺や過労死に追い込まれたという相談は後を絶たない、
このような悲劇が二度とおきないように、仕事で命が奪われないように、
社会全体で取り組んでいこう」と発言。

過労死弁護団の川人弁護士は、
「昨今の過労自殺で特徴的なのは、派遣切りや名ばかり店長などの過重労働。
効率を求める社会構造が、過労死の温床である」と糾弾しました。

問題は山積みですが、鳩山首相や福島みずほ大臣、長妻厚労大臣は、
「国をあげて貧困や自殺に真剣に取り組む」と力強く約束してくれました。
自殺問題は、社会全体で取り組むべき緊急課題です。

●3月9日(火)
「自死遺族支援シンポジウムに参加しました」

3月7日(日)、都内の日本財団ビルで開催された
全国自死遺族総合支援センター主催のシンポジウムに参加しました。
http://www.izoku-center.or.jp/
多くの方から「最高裁、頑張って!」とお声をかけていただき、
貴重な出会いを重ねて参りました。

11年前に受けた精神的な傷がまだ癒えていないわが愚息たちも、
いつか、シンポジウムに参加した逞しい遺児たちのように
いただいたご支援のご恩返しができるよう、私なりに範を示していきたいと思います。

悲しみの中で過労死家族会を立ち上げた先輩諸姉を見習い、
あともう一歩、二歩、突き進みます。
皆様の応援に感謝しつつ…。

●3月6日(土)
「14回目の最高裁要請行動に行ってまいりました。」

3月5日(金)、暖かい日差しに守られて、
長男と共に最高裁に行ってまいりました。

上申書と共に267名の応援メッセージと、352筆の署名(累計31,525筆)を提出。
新聞や書籍等の資料を添え、 医療崩壊と医師の過重労働を問題視する声が
全国であがっていることや、過労自殺した者の勤務先が免責される判決のおかしさに、
多くの国民が気付いていると訴え、
この事件の結末を、多くの人が注意深く見守っていることを伝えました。

長男は、初めて最高裁判所に足を踏み入れました。
聞き取りの場で、中原利郎の息子と自己紹介した後、
「父から、世のため、人のために尽くしなさい。
社会に貢献できる人間になりなさいと言われて育った。
父が、死に至る労働に甘んじていたとは思えない」
と涙ながらに語りました。
会議室の17名は全員、涙を抑えることができませんでした。

他の企業年金問題の訴えの方も
「生存権・財産権を守られる権利がある。過労自殺は許せない」
と発言される方もおられました。
この一歩一歩が、大事な判決に少しずつ近づいているという実感を持ちます。
ラストスパートがんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

●3月4日(木)
「早速のご協力、ありがとうございます!」

3月4日午後9時の時点で、応援メッセージは267名に上りました。
読みながら涙するものも少なくありません。
皆様の真心のこもったメッセージを、明日、最高裁に届けてまいります。
長男も初めて同行します。

応援メッセージは、まだまだ受付中です。
500名めざして、皆様のご協力をお願い申し上げます。

(追記)
本件は、すでに労災認定されております。
にもかかわらず、免責されている病院の責任を問う申立でございます。
皆様のご理解をお願い申し上げます。

●2月27日(土)
「応援メッセージをお寄せください」


次の最高裁要請行動は来週の金曜、3月5日。
次々回は4月23日です。
この2ヶ月の空白に恐怖を覚えます。
棄却されると高裁判決が確定し、
医療界のみならず、働く人すべてに悪影響を及ぼしかねません。
最高裁にさらに強く、訴えていく決意でおります。

おかげさまで署名は3万筆を超えました。
次は応援メッセージ500人をめざしております。
まだ、応援メッセージを投稿されていらっしゃらない方は、
この機会にぜひ! ご協力くださいませ。
こちら←から
周りの方にもお声かけいただけたらなにより嬉しく存じます。
よろしくお願いいたします。

●2月24日(水)
「13回目の最高裁要請に行ってまいりました」

23日(火)朝8時15分から最高裁判所前でのビラ配りと、
10時からの要請行動に行ってまいりました。
中原事件に関心を持つジャーナリストの方も同行してくださり、心強い限りでした。

2月の提出署名数は1673筆。
累計31173筆となり、3万筆を超えました。
ご協力頂きました皆さま、ありがとうございました。

昨日は早春の気候で、永田町から自宅まで軽快に徒歩で帰宅しました。
3月5日の要請に向けて再発進です。
受理されるまで、署名と応援メッセージを届けます。
今後もご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

2009年
 3月   365筆
 4月  1240筆
 5月  3792筆
 6月  4526筆
 7月  2208筆
 8月  3011筆
 9月  3049筆
10月  3050筆
11月  3209筆
12月  1649筆

2010年
 1月  3401筆
 2月  1673筆
 
★累計の署名数 31,173筆

●2月22日(月)
「明日は最高裁要請行動日です」

皆さまのご支援のおかげで、署名数は明日の提出で
累計3万筆を超える見通しとなりました。
お寄せいただいた応援メッセージも明日提出いたします。

3月の最高裁要請行動は5日(金)です。
10日程しか日がありませんので、応援メッセージに
できるだけ多くの方にご協力頂けたら幸いです。

★応援メッセージ(最高裁へのメッセージ)はこちらから↓
http://www.morimori.or.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=nakahara

ご報告が遅くなりましたが、
15日の東京福祉大学(2回目)の講演も無事に行うことが出来ました。
多くの若い学生さんが「ありがとうございました」と
笑顔で挨拶を交わしてくれて、嬉しかったです。
医療者を守るためには、労働環境を変えていくことが大事という思いを
今後も伝えてまいります。

●2月12日(金)
「ボールペン追加発注、会報増刷致しました」

講演会や学会などでボールペン代をカンパいただきました皆さま、
ありがとうございます。
5色計500本のペンを発注させていただきました。
また、最新の11号会報と応援メッセージのダイジェスト版(特別号会報)も
各1000部増刷いたしました。
今後も各所で配布させていただきます。

昨年、お一人で署名1000筆集めて下さったお母様が、
再度呼びかけを開始してくださっています。
高裁判決に対する怒りのメッセージ(応援メッセージ)は、
ツイッターで本田先生はじめ多くの方々がつぶやいてくださったお蔭で、180名の声になりました。
署名と応援メッセージは、最高裁が上告受理するまで届け続けます。
ご協力よろしくお願いいたします。

なお、次回の最高裁要請行動は、2月23日です。

★応援メッセージはこちらで読むことができます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/voice.html

★あなたもいかがですか?
応援メッセージ(最高裁へのメッセージ)投稿はこちらから↓
http://www.morimori.or.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=nakahara

●2月5日(金)
「東京福祉大学でお話させていただきました」


2月3日(水)11時から1時間、社会福祉士を目指す約90名の生徒さんの前で講演させていただきました。
「いのち」を大切にしよう!
立場は違っても、お互いに思いやる意識を忘れずに、
生き難い社会だけれどがんばろうという内容です。

スライド不調もあり、最初はガヤガヤしていましたが、
最後の「いのち」のメッセージを伝えるときには、
広い教室が静まり返り、若い男子学生さんが涙を拭う場面を見て、
感動と安堵の気持ちでいっぱいになりました。

この機会を与えてくださったKさんに心から感謝申し上げます。

●2月3日(水)
「日経新聞に載りました」

ご報告が遅くなりました。
1月30日付の日本経済新聞夕刊「社会保障ウォッチ」に
「医師の過重労働、患者の不安に▼環境改善には国民の負担も」
とのタイトルで、中原裁判を取り上げていただきました。
記事の一部です。

一つの裁判の行方が医療関係者の注目を集めている。
病院の小児科や産科などは今も医師が不足、現場は厳しい。
医師の労働環境改善につながるような結論が出るかどうかが焦点だ。


最高裁には現状をしっかり理解し、時代に逆行するような結論を出してほしくないという私の思いを
伝えてくださって、感謝しております。
皆さま、ぜひ、ご一読くださいませ。

●1月30日(土)
「本日の日経新聞夕刊をご覧ください」


「社会保障ウオッチ」 というコラムに記事掲載予定です。
この記者さんとは、1月20日に開かれた「日本の医療を守る市民の会」の講演会懇親会で出会いました。
ご縁に心から感謝致します。

今日は医療制度研究会と過労死・自死相談センターの勉強会で署名用紙配布予定です。
明日は、エパレク主催 環境再生保全機構共催「第12回エパレクオープンセミナー
にて、署名用紙配布させて頂きます。
「支援する会」のブースも設置くださる予定です。
皆様、ぜひ足をお運びください。

●1月25日(月)
「最高裁要請行動のご報告です」


1月22日(金)、寒波襲来の中、最高裁に行ってまいりました。
ビラ配布、署名提出に続いての要請の場では、
「政権が交代して、中医協の委員も顔ぶれが変わり、
日本医師会の会長選も混沌とした社会情勢の中、
みんなが医療を良くしたいと願っている流れを判事の皆様にご理解頂きたい」
と発言いたしました。
次回は2月23日です。同行ご希望の方はご連絡くださいませ。

その後、国民救援会の新年会に参加し、
署名用紙とボールペンを配布して協力をお願いしました。
「本当に署名に効力があるのか、自信がなくなる時もある」と申しましたら
ある方から、判事を感動させる署名もあると気づかせていただきました。

1筆1筆に思いのこもった皆さまの署名は、感動的です。
23日・24日のシンポジウムでは、400通近い署名用紙を配布させていただきました。
更なる『感動的な』署名活動にご協力をよろしくお願い申し上げます。

●1月22日(金)
「今日は最高裁への要請行動日です」


本日、最高裁に提出した署名は3401筆。
先月は1649筆と落ち込み、署名拡大はもう限界かと心弱くなっておりましたが、
岐阜厚生連や小諸病院、神奈川、青森のこども医療センターを始め、
多くの方のバックアップをいただき、3000筆を盛り返しました。
皆さま、本当にありがとうございました。

昨年3月からの累計は29,500筆。もう少しで30,000筆突破です。
目標数はありません。
受理されるまでいつまでも、しつこく粘り強く頑張りたいと思います。
皆様、引き続きご支援よろしくお願いいたします。

以下は上申書の内容抜粋です。長文ですがお許しください。
……………………………………………………………………
事件番号がついて1年経過します。社会では医師不足の下「医療崩壊」という言葉が語り継がれ、
医療者の過酷な状況は、世間でも周知され、このような事態を改善しようと医療の現場からも多くの声が発信されています。
一般国民の望む体制にするために、担当判事の皆様には、この事件に一刻も早く公正なる判決をしてくださることを望みます。

◎病院関係者向け専門誌 「医療タイムス」2009年11月30日号に中原のり子の取材記事が掲載されました。
【タイトル】
勤務医の職務環境改善
【概要】
日本医師会は「勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会」を発足させ、医師の健康を支援する活動に力を入れ始めた。
今年2月には医師会員1万人を対象にアンケートを行なったところ、勤務医の12人に1人が「うつ状態」になっていることも分かった。
過酷な勤務医の実情を探るため、今年10月から来年1月にかけてはメールや電話での相談も受けている。
日医会でも10月に700を超える同会会員の病院に緊急アンケートをおこない、勤務医の実情を探った。
過酷な勤務に肉体的・精神的に追いつめられた状態にある勤務医をどう支援していくか、医療界全体で取り組まなければならない問題だ。
実際に支援に力を入れている病院の例などを挙げながら、現状の問題点を探りその対策を提案していく。

【記事】
〇医療界は労基法に守られていない「特別な」職場
過激な勤務などに起因した医師の過労死・過労自殺は、医労連などの調査によると、
労災認定・申請中・裁判中の件数は90年以降20件以上にのぼっている。
労災認定請求をしていないケースもあり、実際の数字はさらに多いと言われている。
10年前、小児科医だった夫を「過労死」で亡くし、
国を相手取った長い労災認定訴訟の末に労災認定を勝ち取った東京都の中原のり子氏は、
医療界を「労働基準法に守られてない特別な職場だ」と指摘する。
中原氏によると、夫の利郎氏は亡くなる半年ほど前から当直を月に5〜6回、多い時には8回こなしていた。
当直明けも休めず、32時間連続で勤務することも少なくなかったという。
利郎氏は自ら命を絶つ直前、レポート用紙3枚にわたって「少子化と経営効率のはざまで」と題した文章を書き残していた。
そこには人員削減で小児科の医師が過酷な労働環境にある実態が訴えられ、「
私には医師という職業を続けていく気力も体力もありません」と結ばれていた。
病院には医師の精神状態などをケアする制度もあったが、中原氏によると
「疲弊している夫は検査を受ける余裕すらもなく、私も含め周囲は夫の変調に気づかなかった」という。
勤務医の負担軽減策については、現在、
中医協などで議論が進められているチーム医療の推進やナースプラクティショナーの導入などの効果を認めた上で、
中原氏は「まずは長時間労働の禁止を徹底すること。病院経営者の意識改革が必要だ」と訴える。
病院の責任を問う民事訴訟で上告審理申立中の中原氏のもとには、
全国の勤務医から長時間勤務や当直の多さなどを訴える声や裁判の支援が続々と寄せられている。
中原氏は「勤務医の劣悪な労働環境は夫の病院に限ったことではない。日本各地の病院で依然として改善されない状況が続いている。
夫の残したメッセージを多くの人に伝えて、少しでも勤務医の労働環境改善に役立ちたい」と語った。

◎日本全国からの応援メッセージ追加
・医師の待遇が改善されてこそ、医学の発展が有り、安心して病院にかかれると思います。裁判は、是非頑張って下さい。
(福岡県 50代 町立中学勤務)
・医師には、一部を除き人事権もなく、ただ指揮命令に従うのみの労働者であり、必然的に名ばかり管理職になってしまいます。
経営者が良識のある医療機関というのはきわめて限られており、そういう医療機関は概して赤字経営で存続が難しい現状です。
医師を奴隷のように使う悪い経営者を駆逐しないと、国民医療費は増大しても医療従事者の待遇は悪化という結果は目に見えています。
こういう運動をきっかけに問題意識を持つ医師が増えてくれることを望んでいます。(大阪府 30代 勤務医)
・責任感の強い医師ほど自らの体を酷使し過労で倒れる結果になります。医師が自身の健康を維持できない社会は異常です。
早くその異常から正常な社会にもどしてください。(島根県 60代 開業医)
・卒後9年目となる小児科医です。米国と日本の医療の違いをみるにあたり、あまりにもその労働環境の違いに驚きます。
病院側は少しでも安い労働力を養うために、当直代を払わずに済む非常勤を雇い、当直を含めて過酷な労働を要求します。
こうした状況が日本ではあらゆる科においてあてはまります。
海外への臨床留学を考える若者が増えてきますが、日本の医師労働状況の悲惨さも加味しているのだと思います。
このままではいずれ、小児科医がひとりもいない都道府県が現れる日も近いでしょう。
私自身もすでに日本の小児医療に将来性を感じていません。
日本の医師の労働環境について、多くの方に関心をもっていただきたいと思います。(沖縄県 30代 勤務医)


●1月21日(木)
「セミナーで講演させていただきました」


1月20日(水)に、新社会システム総合研究所主催
「明日の日本の医療を考える」セミナーの講師にお招きいただき、
虎ノ門病院の小松秀樹先生や山形大学の嘉山孝正先生、弁護士の木ノ元直樹先生に続いて
お話しさせていただきました。

小松先生の演題は「医療をめぐる考え方の枠組み」ということで
欧州の歴史等から、演繹だけでは結果はよくならない、
帰納を取り入れる必要があること、医学における準則は危険なこと、
機能分化の進んだ社会では規範は相対化されること等、考える課題を多くいただきました。

嘉山先生の演題は「日本の医学的教育・医療の問題点」で、
学部教育、臨床研修制度の問題点から医療費の実態、
大学教員の給与まで踏み込んだ内容を、多くのスライドを活用して、わかりやすくお話してくださいました。

木ノ本弁護士のお話は「医事紛争・医療裁判はなぜ起きるのか」
人間社会である以上、紛争は不可避的に発生するが、解決方法に唯一絶対はないというお話や、
弁護士界の内部に、医療裁判の発生要素があるお話は興味深かったです。
また、医師の過労死については、中原事案にも触れていただきました。

私は「過酷な労働環境の改善について」という題で、
中原利郎の紹介から医師の労働環境の現実、裁判の歩みから現状と今後の展望についてお話させていただきました。
「若い、志ある専門家を育てられない状況をなんとか変えてほしい」と結んだ最後の1分、
娘の智子を始め、激務にすりきれそうな多くの医師の顔が瞼に浮かび、涙をこらえきれませんでした。

主催者の新社会システム総合研究所社員の方々や、聴講者の方からすぐに支援の署名をいただきました。
新たに講演のお誘いまで頂戴し、実り大きい講演会でした。
関係者の皆さま、ありがとうございました。

その後に参加した「日本の医療を守る市民の会」では、署名用紙を配布させて頂きました。

明日の最高裁判所要請に向けて、着々と署名も集まっています。
皆さまのご支援のおかげです。これをバネに頑張りますので
受理されるまで、何卒よろしくお願いいたします。

2010年1月1日(金)
●「2010年になりました」

おかげさまでこの10年、寝込むほどの風邪や大病もなく
元気でいられるのも皆さまのおかげと感謝しております。

今年も、シンポジウム・勉強会はできる限り参加致します。
会報・署名用紙配布ができるなら、何処へでもまいります。
情報・ご支援よろしくお願いいたします。
なお、本年最初の講演は1月20日(水)となります。
詳細はHP内のお知らせをご覧くださいませ。

今年こそ勝利の美酒を皆さまとご一緒に味わえますように。
署名・応援メッセージ等、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

※申し訳ありません。10年前から
「おめでとう」の言葉が素直に使えないものですから、
新年祝賀の辞は省略させていただきました。

●12月31日(木)
「本年最後のご挨拶です」

今年は2月10日から計9回、最高裁判所要請行動を行い、
あわせて26,000名の方々の自筆署名を提出することができました。
皆さまに直接御礼を申し上げられないのが残念です。

3度の会報作成にあたっては、原稿を快く引き受けてくださった皆さまに厚く御礼申し上げます。
また、応援メッセージでは165名の方々に想いを寄せていただきました。
ありがとうございました。

神奈川県医師会、石和温泉・山梨民医連女性部総会、岐阜県小児科医会、
佐久病院労働組合、Lo Studiolo イタリア語・文化教室討論会
庄和中央病院・地域医療懇談会、浅尾慶一郎議員勉強会、
柏原丹波医療再生ネットワークシンポジウム
全厚労連研究集会、長野県厚生連女性部会、こころのカフェ・きょうと等、
講演にお招きいただきました皆さま、ありがとうございました。
多くの方との出会いが、格別の喜びです。

ほかにも全医連、医療制度研究会、過労死自死相談センター、東京保険医協会、
いのちと健康を守るセンター、自死パネル展、過労死家族会、ライフリンク等の方々に
会報配布・署名活動のお手伝いをいただいたり、
私も全国各地のシンポジウムに参加して、ボールペンや会報を配布させていただきました。
お世話になりました皆さま、本当にありがとうございました。

来年は心新たに「受理目指して」署名活動を展開したいと思っております。
皆様と共に、医療(労働)のための新たな司法判決を求めてまいります。
一日いちにちを大切に頑張りますので、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

それでは皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

●12月30日(水)
「来年はよい年となりますように」


最高裁からの通知は届かぬまま、年を越すことになりました。
すぐに棄却されず、時間がかかっているのは、
それだけ司法の最高機関の方々が真剣に考えてくださっている証拠と
前向きに受け止めております。

負けるわけにはいかないこの闘いに、来年度も一層のご支援、ご協力を賜りたく、
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

今年1年、皆さまからいただいたご厚意に心から感謝し、
新年度の皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

●12月26日(土)
「年内最後の要請に行きました」

クリスマスの25日、11回目となる最高裁への年内最後の受理要請行動を致しました。
上申書では私の活動や社会の動きもアピール、提出署名は1649筆、累計26,099筆となりました。

上申書の一部を抜粋致します。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
〇12月5日には、自死遺族交流会の講演会に参加しました。
医師の激務がここまで大変とは知らなかったという方もおられました。
医療現場の過酷さが理解されず、地裁・高裁判決で反映されなかったことが残念です。

最高裁判事の皆様には、社会の動きとニーズをご考慮ください。

〇12月15日発売の季刊誌『アジェンダ』27号に中原のり子の手記が掲載されました。

〇 日本経済新聞の12月21日付け紙面に、日本医師会対談広告が掲載されました。
「勤務医の働き方とワークバランス」とのテーマで、
『勤務医の健康を守る病院7カ条』『医師が元気に働くための7カ条』がまとめられています。
この件については、支援の会11号会報にも詳細掲載済です。
日本医師会常任理事の今村聡氏は、以前から中原利郎の勤務先病院の
メンタルヘルスの管理のあり方について疑問を呈していらっしゃいます。
勤務医の労働環境には、病院が大きく関わる必要性があるのです。
病院管理者は勤務医を守るべきだと発言している日本医師会の声明を、注意深くご検討ください。

〇内閣府の「自殺対策グループ」の活動が本格的になり、
私も自死遺族代表として日弁連の聞き取り調査に参加しました。

〇日本医師会も内閣府も総力を挙げて、自殺対策や勤務医の労働環境に取組み始めました。
社会の動きに逆行することのないよう、
最高裁判所の判事の皆様には、一刻も早い公正な判決を求めます。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
また、日本全国からの応援メッセージのうち、最新4名の方の文章を紹介させていただきました。

次回の要請は、来年1月22日(金)です。
最高裁の公正な判決を導き出すには、皆様の強力な後押しが必要です。
署名集めに加えて、ご自分のことばで最高裁への要請メッセージもお寄せいただく
下記の活動にも力を入れて参りたいと存じます。
何卒よろしくお願いいたします。
最高裁へのメッセージはこちらから↓
http://www.morimori.or.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=nakahara

●12月24日(木)
「『アジェンダ』27号に手記が掲載されました」


ご報告が遅くなりました。
12月15日発売の季刊誌『アジェンダ』27号に、7ページにわたって私の手記が掲載されています。
原稿執筆にあたり、文献を引用させていただいた諸先生方に、改めて心から御礼申し上げます。

私の手記だけは、発行元のアジェンダ・プロジェクトのご好意により、
当サイトでもPDFファイルとし公開させていただきました。
資料のページからどうそ)

でも医療の他にも派遣や介護の問題など、
現代の労働者の問題点を取り上げた読み応えのある記事ばかりのアジェンダ』を、
ぜひ、お手にとってご覧いただきたく、皆さまにお知らせ申し上げます。
全国どこの書店でも取り扱っています。
また、アジェンダ・プロジェクトに直接ご注文も可能とのことです。
ホームページはこちら。 http://www3.to/agenda/

クリスマス・イブの今宵。
私は、今年最後の最高裁要請を明日に控え、
皆さまから届いた署名をカウントして過ごす予定です。
「今年は年賀状の代わりに、署名用紙同封の年賀封書を出しますよ」と
おっしゃってくださったI先生を始め、応援してくださる皆さまに心から感謝申し上げます。

●12月14日(月)
「鹿児島自死遺族パネル展に行ってまいりました」

10日から12日まで鹿児島で開かれた「働く者のメンタルヘルス相談室」によるパネル展に、
夫・利郎の写真や遺書が展示されました。
私も参加し、来場者の方とお話させていただきました。

この催しは、南日本新聞
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=20992
や、読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091210-OYT8T01328.htm
ほか、朝日新聞やNHKにも取り上げていただきました。

会場その他で自殺対策、遺族支援、弁護士への期待等につきまして
ご意見をお寄せくださった皆さま、ありがとうございました。
ご意見をもとに作成したレポートを携え、本日、日弁連の自殺対策に関する会議に出席致します。
詳細は改めてご報告させていただきます。

●12月10日(木)
「自殺対策に関してご意見をお寄せください」

日弁連の依頼を受け、12月14日(月)に開かれる「自殺対策に関するワーキンググループ」の会議に
出席させていただくことになりました。

遺族の立場から積極的に発言させていただく所存ですが、より実りある意見交換となるよう、
以下の3点について、皆さまの感想やご意見をお聞かせいただけませんか?
  ・・・・・・・・・・・・・・・
(1)自死遺族が必要としている支援の内容
(2)自殺対策として求められている内容
(3)弁護士・弁護士会に対する期待または要望
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
ご意見は12月12日(土)頃までに、下記宛にお寄せいただけたら幸いです。
中原のり子 nth-naka@mth.biglobe.ne.jp

私は本日12月10日から12日まで、鹿児島県民交流センターの展示ロビーで開かれる自死遺族パネル展
「私の中で今、生きているあなた」に参加してまいります。会場案内はこちら(←クリック!))
会場でも自死遺族の方々のご意見を伺い、総合的な意見を14日に取りまとめたいと思っております。

遺族の思いを弁護士の方々にご理解いただく絶好のチャンス。
頑張りますので、どうぞ皆さまのお声をお聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。


●12月9日(水)
「広島セミナーのご報告です」
12月6日(日)、広島の中国四国厚生局健康福祉部医事課主催
市民参加型「医療安全セミナー」に参加いたしました。
プログラムは以下の通りです。

(1)「産婦人科の現状」
講師:産婦人科医ブロガーBermudaこと 田村 正明
(2)「医療事故被害者遺族の立場から医療者に望むこと」
講師:永井 裕之 医療の良心を守る市民の会 代表
(3)「Aiを土台にした新しい死因究明制度が医療安全問題を解決する」
講師:海堂 尊 放射線施設医学総合研究所重粒子医科学センター Ai情報研究推進室長

(2)の永井さんのお話の後、質疑応答で会場が騒然とした時、
客席から挙手して、ドキドキしながら
「医療事故被害者と医療者との無用な対立はすべきではないと思う。
人として当然の労働環境の中での医療事故であるなら医療者は糾弾されても致し方ないが、
司法も行政も病院経営者も、医師のいのちや健康を守らないのはおかしい」
と発言しましたら、会場から大きな拍手をいただきました。
「署名もしたし、応援してますよ!」と、
名刺を持って駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。

突然の発言で、直後の海堂先生の講演にもご迷惑をおかけしたかと思い、講演会終了後、
「先ほどはお騒がせしまして申し訳ありませんでした。亡夫は先生と同窓でした」とご挨拶しましたら、
「え!? 同窓なんですか? あなたの発言された通りで、僕もそう思ってます」
と、和やかに対応してくださいました。
多くの方から「署名に協力したい!」とか、「発言に感動した」とお声かけいただき、感謝しております。

主催者の方には「支援の会」の会報をお渡しすることもでき、
実り多い1日となりました。

●12月8日(火)
「京都講演のご報告です」
12月5日(土)、「こころのカフェきょうと」主催の集まりでお話させていただきました。

遺族交流会では、私に会いたいから参加したという方がいらっしゃいました。
心をゆさぶられて適切なアドバイスができず…。
今も申し訳ない思いでいっぱいです。

ご遺族のお顔を見ながら話すのはほんとうに辛かったのですが、
皆さん、涙ぐみながらも熱心に聞いてくださって、感謝です。
かけつけてくれた過労死家族会の皆さん、温かい励ましをありがとうございました。
京都の行政の方やマスコミの方も参加されたようで、
「中原支援の会」の活動はしっかりアピールできたと思います。

Iさん、有意義な集まりにお招きいただき、ありがとうございました。

●11月30日(月)
「長野で講演させていただきました」
昨日は長野の「第17回長野県厚生連に働く女性の集い」に参加。
県内で働く約80名の集会で1時間半ほどお話させていただきました。
今までの取り組みを熱く語るうちに言葉に詰まることも多く、
おなじみの「泣き虫講演会」となりました。

2週間前の那須の講演会に参加、もう一度聞きたいと駆けつけてくださった方からは
「前回聞いていないことも多々あり、聞き応えがあった。医局の医師にもぜひ聞かせたい」
とのお言葉もいただきました。ありがとうございます。
ご連絡をお待ちしております。

午後の分科会では「仕事も子育ても両立しよう」に参加しました。
厚生連の女性が生き生き働き、子育てしていらっしゃる様子がよくわかり、
グループの皆さんと楽しくお話しできてなによりでした。

明日から師走です。
私は京都・広島・鹿児島と、25日の最高裁クリスマス要請に向けて駆け回りますので
どうぞご支援よろしくお願いいたします。
皆様、ますますお忙しくなると思いますが、どうぞお体に気をつけてくださいませ。

●11月28日(土)
「昨日最高裁判所要請に行ってまいりました」

朝の西門前は100名以上が集まり、ビラ配布や宣伝カーでたいへんなにぎわいでした。
今月の提出署名3209筆の多くは、個人の方がコツコツ集めてはお送りくださったものでした。
私の非力でお一人お一人にお礼を申し上げられないことがもどかしくてなりません。
本当にありがとうございます。

書記官面談では、皆様からの応援メッセージその他を添付した上申書に基づき、
迅速で公正な判決を求める発言をしてまいりました。
上申書の概略は以下の通りです。
……………………………………………………
先日、過労死訴訟原告団代表として「過労死のない社会と被災者の救済に関する請願」を国会議員にお願いしてきました。
各政党の議員及び秘書も中原事件を良くご存知で、注意深く見守ってくださっています。
医師不足の中、社会は患者のために医療を良くしようと改革への動きが始まっています。
司法は、間違った判断を重ねないでいただきたいのです。
全国医師ユニオンから「医師の働く権利」という労働法のテキストが発行されました。
その中に引用していただいた私の言葉を繰り返します。
「当直の労働性を認め、当直回数の制限や交代性勤務の確立を進めなければ、
医師の過重労働はこれまで通り続くことになります。」
「勤務医にも健康で心豊かに暮らす権利があるはずです。」
弁護団から新たに精神科医師・天笠崇先生の意見書も提出されたかと存じます。
私は、最高裁判所が高裁判決を見直してくださる日まで、この行動を続けます。
早期の公正な判断を望みます。
…………………………………………
次回の要請日は12月25日(金)に決まりました。
クリスマスにどっさり署名とメッセージを届けられるよう、頑張ります。

●11月27日(金)
「先週のご報告の続きです」

11月22日(日)、全国医師ユニオン集会に参加しました。
全医連の先生方にはいつも多大なご支援を賜り、感謝しております。
今回の集会にあたって中原裁判の現況もプリントしてくださり
裁判の状況をわかりやすく広めていただきました。

記念講演「空の安全と労働そして事故調査のあり方」では
航空と医療の問題には共通点が多いことに気付き、
『安全な社会の実現こそ国民の利益』の結論に深く共感致しました。
演者のお一人、和田キャプテンは「いのち守る」ボールペンを愛用してくださっておりました。
本当にありがとうございます。

もうひとつの記念講演、嘉山先生による
「大学改革と医師の研究・診療条件の改善」は、
舌鋒鋭くすばらしいお話で、会場を魅了していました。
光栄にも嘉山先生とは来年1月の講演会でご一緒させていただきます。
詳細は後日ご案内致します。

本日は最高裁への要請行動に行って参ります。
皆様のご協力のおかげで本日提出する署名は3209筆、
累計の署名数は24,450筆になりました。
改めて心から感謝申し上げます。

●11月26日(木)
「国会議員への請願のご報告です」
先週の19、20の2日間、過労死訴訟原告団の代表として、
衆参両国会議員の方々に、
「過労死のない社会と被災者の救済に関する請願」を行ってまいりました。
会報と、以下の請願書をお渡しして、理解と承諾をお願いした次第です。 
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/seigan/173/yousi/yo1730521.htm

本会議中のため、多くの方は秘書による対応でしたが、
請願の最後に「いのち守る」ボールペンをお渡しすると、
皆さん笑顔で受け取ってくださり、とても嬉しゅうございました。

○辻本清美議員
○高橋千鶴子議員
○川田龍平議員
○山下芳生議員
○小池晃議員
○大西健介議員
○森山浩行議員
上記の方には直接面会して、しっかりお話しさせていただきました。
森山議員とは、過労死訴訟原告団をサポートする超党派の議連作りの話も盛り上がりました。

また、小宮山洋子議員には移動中に出会い、お話しできました。
山井孝也議員には「中原さん、頑張ってるね〜」と仰っていただきました。
梅村聡議員事務所は「いのち守るボールペン」使用中でした。

議員廻りは初めての経験でしたが、
国民が政治に係わる第一歩を踏み出したとの実感を得ることができました。
過労死のない社会を目指して、まず、できることから行動します!
明日の最高裁要請も頑張ります。

最後に川田議員からいただいた言葉をご紹介します。

 『中原のり子さんへ
   動けば変わる。
     川田龍平
       2009、11、19』

●11月21日(土)
「明日は全国医師ユニオン集会に参加します」

全医連の先生から、明日のお知らせをいただきました。
日頃、全医連の皆様には多大なご支援を戴いておりますが
今回も会場で最高裁への署名を集めて下さるそうです。

また、医師ユニオン発行「医師の働く権利」には、私の手記を掲載させていただきました。
こちらもぜひ、お手にとってご覧くださいませ。
私も午後の集会には参加予定です。
会場でお目にかかれましたら嬉しく存じます。


〇11月22日(日)全国医師ユニオン集会
場所:T's秋葉原ホール
「空の安全と労働そして事故調査のあり方」(仮題) 2時〜3時
「大学改革と医師の研究・診療条件の改善」(仮題) 3時15分〜4時45分
山形大学医学部長の嘉山孝正先生を講師にお迎えし熱く語って頂きます。
後半は、嘉山先生への質問をもとにディスカッションを行う予定です。
全国医師ユニオンについてはこちら(←クリック!)

●11月19日(木)
「国会議員への要請に行ってまいります」
本日と明日の2日間、過労死家族会の仲間達と共に霞が関の国会議員の方々をお訪ねし、
働く人が過労死せずにすむ社会を作っていただきたいと直接お願いしてまいります。

お会いした結果はまたご報告致します。

●11月18日(水)
「厚生連の医療研究集会のご報告です」
13日〜15日、那須高原での集会に行ってまいりました。
私は「安心して暮らせる地域と病院の役割」というグループの約30名の方々の前で、
「医師にも、人として安心して暮らしていく権利がある。
現行で医師を働き続けさせるには無理がある」
とお話しさせていただきました。
中原の遺書を読んで、涙を流しながら
「医療者のためにより良い世界になるよう、皆で力を合わせて変えていきましょう!」
と言ってくださる若い女性官僚(厚生労働省)の方もいらして、心強いかぎりでした。

夜の交流夕食会では、5つの分科会がそれぞれに即興の出し物を致しました。
私の所属する第2分科会では「千の風になって」の替え歌を披露。
仲間がハミングする中、私が「少子化と経営効率のはざまで」を読み上げたところ、
150名の皆さんが涙を流して聞き入ってくださった光景は、一生忘れらません。

2泊3日の旅の終わり、最後のバスに乗る時まで
多くの方に「がんばって!」と声をかけていただきました。
「交通費も講演会費もいりません。お話をさせてください。」とお願いし、
「検討しますね」と温かいお返事も戴きました。
どうか、嬉しい反響が届きますように。

那須の美しい紅葉が、車窓から燃えて見えました。

●11月13日(金)

本日から3日間、那須にて全国厚生連労働組合連合会主催の
医療研究集会が開かれます。
お招きいただき、「いのちと健康を守る」テーマで講演させていただきます。

厚生連は、長野や愛媛の病院で多くの署名を集めてくださいました。
今回は全国的な集まりですし、署名活動にご協力いただけると期待しております。
資料もドッサリ用意して、元気に行ってまいります。

来週は、過労死家族会の仲間と共に国会議員を訪問。
過労死のない社会を目指して、要請してまいります。

11月23日は勤労感謝の日です。
皆さま、くれぐれも働きすぎにご注意ください。
寒さに向かうこの季節、風邪やインフルエンザ等、
なにとぞご自愛くださいますよう、お願い申し上げます。

●11月1日(土)
「応援メッセージにご協力お願いします」
丹波の皆さまから連名でこのようなメッセージ(←クリック)を頂きました。
嬉しさで心が打ち震えています。

昨年10月22日の敗訴の判決から丸1年経ちました。
最高裁申立仲間の棄却が続いています。
中原事案も、そう遠くない時期に裁判所からの判断が届くと思っています。
私の期待する「受理」は難しいと見られるだけに、過労死弁護団はじめ多くの方々の期待がかかっています。
「受理」された時には、大きな判例になると思われますが、私一人の力で最高裁の厚い扉を開くのは困難です。

審議も2年目に入ったこれからが正念場です。
このHPをお読みくださった皆様、
ぜひ「応援メッセージ」(←クリック!)にご協力くださいませ。

署名活動も厚生連・医労連など、幅広くお願いして参ります。
組織力は大きな力になります。
各組織のご紹介や活動を広げるアイデアなどお寄せいただけましたら幸いです。
今後ともご支援よろしくお願い申し上げます。

●10月22日(木)
「最高裁に行ってまいりました」
嬉しい訂正です。
駆け込みの署名が大量に届き、10月21日の提出数は3050筆、累計21241筆となりました。

3月からの流れです。
3月 365筆
4月 1240筆
5月 3792筆
6月 4526筆
7月 2208筆
8月 3011筆
9月 3049筆
10月 3050筆
累計の署名数 21,241筆

追加で何度もご送付くださる方々、大量にお送り下さる方々、大勢いらして、お礼を申し伝えることも難しい状況です。
この場で厚く御礼申し上げます。

昨日、最高裁書記官の方と面談の際、上申書に添えた資料は以下の3点です。

・日本外科学会雑誌 「麻酔科医師が過重労働で突然死した事例」 
・共同通信の記事「鳥取大医学部院生の事故死に大学の責任を認めた判決」
・HPより、高裁判決怒りのメッセージの追加の文章

鳥取大の件は、院生の医師の過労による事故死に対し、大学の安全配慮義務違反を認めた初めての判決です。
遺族弁護には、過労死弁護団全国連絡会議代表幹事の松丸先生が関わっていらっしゃいます。
松丸先生は、中原支援の会にも参加して応援してくださっています。

ひとつひとつの判例の積み重ねで、司法の流れも変わっていくと信じます。
次回11月27日の要請に向けて、心を引き締めて参ります。

●10月20日(火)
「明日は最高裁へ」

先週末、丹波の皆さまから頂戴した453筆を加え、明日、最高裁に提出する署名数は2502筆。
累計で2万筆を超えました。

こうして毎月切れ目なく署名を提出できるのは、
皆さまの熱いご支援、ご協力のおかげと、改めて心から感謝申し上げます。

明日は午前8時15分から9時まで最高裁西門前で宣伝、
10時から10時半まで書記官の方へ資料を添えて、申立の受理を訴えて参ります。

先の見えない闘いですが、皆さまのご支援に支えられ、明日も頑張ってまいります!

●10月19日(月)
「丹波にて講演させていただきました}
10月17日(土)、兵庫の「県立柏原病院の小児科を守る会」代表、丹生さんのお力をいただき、
丹波医療再生ネットワークの市民シンポジウムにてお話させていただきました。

泣かずにお話できると信じておりましたのに、
最前列の品の良いお年を召したご夫婦の真剣な眼差しと優しいお心に、つい落涙してしまいました。
柏原病院の看護師さんや市議会議員さんも講演に共感してくださったと伺い、恐縮至極に存じます。
お忙しい中、お集まりくださった皆さま、本当にありがとうございました。

シンポジウムの後は枝豆狩りと懇親会で、丹波の「実りの秋」を堪能させていただきました。
18日は、柏原の歴史探訪と町のお祭りにも参加して楽しい楽しい丹波行きとなりました。

たくさんの枝豆と署名用紙をどっさり集めて下さった柏原の皆様に心から感謝申し上げます。
丹生さん、「守る会」の皆さま、本当にありがとうございました。

●10月10日(土)
「これからの予定です」

今後の予定をお知らせ致します。

○10/11(日) 東京・青山の「医療の未来を考える会」講演会にて会報・署名用紙配布予定
○10/17(土) 兵庫県柏原市にて講演。丹生さん、お世話になります。よろしくお願いいたします。
○11/4(水)〜 松江・自死遺族パネル展にて会報・署名用紙配布予定
○11/13(金) 栃木・那須の全国厚生連医療研究会にて講演
○11/29(日) 長野・松代の長野県厚生連婦人部にて講演
○12/10(木) 鹿児島・自死遺族パネル展にて取材・講演

お近くの皆さま、お時間がありましたらぜひお越しくださいませ。お気軽にお声かけいただけたら幸いです。

●10月7日(木)
「東京保険医協会ご加入の皆さまへ」

そろそろ「診療研究」誌がお手許に届く頃かと存じます。
この度、東京保険医協会様のご好意により、当会の署名用紙その他を入れた茶封筒を同封させていただきました。

読者の皆さまの中には、中原利郎の名前をお聞きになったことはおありでも、
今なお裁判が続いていることをご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本来なら直接お目にかかり、署名をお願いしたいところですが、諸事情によりなかなか思うようにまいりません。

誠に勝手ながら、封筒を開けて中をご一読いただき、
趣旨にご賛同いただけましたら、署名用紙にご記入の上、ご返送いただけませんでしょうか。
署名用紙1枚につき5名のお名前が記入できます。
ご家族やお知り合いの方にもお声かけいただけたら幸いです。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

●10月5日(月)
「埼玉県で講演させていただきました」
10月3日、庄和中央病院の先生のご厚意により、
大宮ソニックビルで開催された地域医療懇談会で講演をさせていただきました。

大勢の皆さまの前でお話をするのはいつも緊張しますが、
今回は涙で絶句することなく、最後までお話できてホッと致しました。
時間切れで、会場からのご質問のすべてにお答えできなかったのが唯一の心残りです。
全医連の先生や洞ノ口先生の講演には、多くを学ばせていただきました。
ありがとうございました。

昼は熱気あふれる勉強会、夜は楽しい懇親会で、さまざまなお話に花が咲きました。
ご準備くださった皆さまに心から感謝申し上げます。

皆さま、署名活動はまだまだ続いております。
21日(水)に提出累計2万筆を達成するのが当面の目標です。
どうかご協力よろしくお願い申し上げます。

●10月1日(木)
「今月の最高裁要請行動は、21日(水)です」
街角の果物屋の店先に秋の到来を知る今日この頃ですが、
皆さまにはお元気でいらっしゃいますか?

会報最新号をお読みくださった方からのご寄付やご署名に日々励まされております。
ほんとうにありがとうございます。
今月の行動日は21日(水)です。
前日までに届いた署名をカウントして、最高裁に届けますので、
今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます。

ご報告が滞って申し訳ありません。
最近の活動ご報告です。

★9月27日(日)「つまずいても『生きていける国』へ」シンポジウムに参加。
ご支援、ご協力くださる皆さまにお会いできて嬉しゅうございました。

★9月10日(木)、「みんなの党」浅尾慶一郎議員のシンポジウムに、
中原弁護団の岩崎弁護士と共に招かれ、
医療現場の過酷さについて発言させていただきました。

今後の予定としましては、
★10月3日、春日部市の庄和中央病院・地域医療懇談会でお話させていただきます。
お近くの皆さまのご参加をお待ちしております。

●9月26日(土)
「会報最新号発送のお知らせ」

ご報告が遅くなりました。
21日(月)に多くの方のお手伝いをいただいて会報の封入作業を行い、
翌日のメール便にて3000通を発送いたしました。、
すでにお手許に届いていらっしゃる方も多いことと存じます。
ご高覧、ご感想をいただけたら幸いです。

宛先不明で戻ってきているものもあります。
お心当たりの方がいらっしゃいましたら、最新の住所をメールにてお知らせいただけたら助かります。

最高裁要請行動を始めてから8か月の間に、過労死家族会の仲間ですでに4件の棄却を経験しました。
その度に、次はわが身?と心が引き裂かれる思いです。
それならば、いま、できるすべてを尽くそうと心を奮い立たせ、今回も署名用紙を同封させていただきました。
皆さまのご支援をお願い申し上げます。

24日(木)は、長野まで日帰りで3社の取材を受けて参りました。
テレビ信州・信濃毎日・朝日新聞でお目にかかります。

お話させていただく機会がございましたら、どこへでも参ります。
ぜひ、お声かけください。

●9月19日(土)
「18日(金)、最高裁要請行動を行いました」
ご報告が滞り、申し訳ございません。
昨日、最高裁判所前でのビラ配りと、11時からの面談に行って参りました。
皆様のご支援で、今回の署名提出数は3,049筆、総計18,191筆となりました。
大量署名を集めてくださった三重県・秋田県の厚生連、愛知医労連の皆さま、ご協力ありがとうございました。

最高裁の通用門前で、当日発行の「支援の会」会報最新号より、
〇勤務医の健康を守る病院七か条 
〇医師が元気に働くための七か条
を読み上げました。
日本医師会から9月2日に出されたこの提言につきまして、会報には詳しく載っております。
皆さま、ぜひご一読くださいませ。

くりかえしになりますが、中原利郎のような労働災害を、二度と起こしてはなりません。

勤務医の過重労働に対して、労働基準監督署は現状を認識しつつあります。
最高裁判所が、現実の医師の過重労働を正しく認識し、
病院責任を免責する高裁判決を破棄する日まで、要請行動を続けます。

皆さまのさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

●9月4日(金)
「医師の6%が自殺を考える…日本医師会報告より」
9月2日(水)、日本医師会がアンケート調査の結果をもとに、勤務医の劣悪な労働環境についてコメントを発表しました。
こちら(←クリック!)

病院も、医師本人も、働く医師のいのちを守ることに真剣に取り組むべきという視点でまとめられたのが
「医師が元気に働くための七か条」「勤務医の健康を守る病院七か条」です。
詳細は日本医師会HPからダウンロードできます。こちら(←クリック!)

日本医師会が、勤務医の働く環境整備に本格的に乗り出すことは、最高裁や世論への大きなアピールになることから、
このニュースを主とした会報を緊急発行することにいたしました。
発行は次回の要請行動日、9月18日(金)の予定です。
皆さまの益々のご支援をよろしくお願い申し上げます。

★週末の予定です。

・5日(土)は午後1時半より東京・武蔵野商工会議所で
Lo Studioloイタリア語・文化教室主催「過労死」についての討論会に参加致します。
参加無料、事前申し込み不要です。

・6日(日)は午後1時より東京ビッグサイトで開かれる
第5回「WHO世界自殺予防デー」シンポジウム〜自殺のない「生き心地の良い社会」をめざして
に参加致します。

両日とも会報、署名用紙など抱えて参りますので、お入り用の方はご遠慮なくお声かけください。

時節柄、皆さまどうぞ夏の疲れやインフルエンザにお気をつけくださいませ。

●9月1日(火)
「外来小児科学会に参加しました」

台風一過、暑い夏の陽射しが戻って参りました。

土・日は外来小児科学会に参加しました。
お忙しい中、配布をお手伝いくださった皆さま、ありがとうございました。
おかげさまで800部の会報・署名用紙を配布することができました。

ブースでは、大勢の先生方にお目にかかることができました。
「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会の皆様とも連携が取れましたし、
ブースが近かった他会の方々とも楽しく活動できました。
皆さま、ありがとうございました。

横浜・熊本・大宮と3回の本学会に参加いたしましたが、各所でのお手伝いや出会いが繋がっていることを本当にありがたく思っています。
このように患者会や私たちが参加できる仕組みを作ってくださった豊川先生に改めて感謝申し上げます。

学会参加中、自宅に三重県厚生連労働組合から960筆の署名が届けられました。
9月18日の最高裁要請には、ズッシリの署名用紙を抱えて行って参ります。
受理されるまで頑張ります。
ますますのご支援をよろしくお願いいたします。

●8月28日(金)
「外来小児科学会に参加します」
29日(土)〜30日(日)、大宮ソニックシティで開かれる第19回日本外来小児科学会に参加いたします。

参加者2000人規模の大きな学会ですので、場内ブースに会報ダイジェスト号、署名用紙、ボールペンの3点を大量に持ち込み、
ご来場の皆さまに支援をよびかける所存です。
参加予定の先生がいらっしゃいましたら、ぜひ、中原支援の会ブースにお立ち寄りくださいませ。
のり子が首を長くしてお待ちしております。

なお、阿真京子代表「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」のブースはお隣です。
あわせてご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

●8月26日(水)
「最高裁要請行動に行ってまいりました」

本日、最高裁に3,011筆の署名を提出。
提出数の合計は、15,143筆になりました。
事務官との面談では、上申書を用意し、中原過労死裁判の意味をしっかりとアピールいたしました。

また、私の記事が掲載された8月4日付けの朝日新聞を持参し、
市民感覚で多くの署名が集まっている意味をご理解くださいと申し上げました。

世界で最も過労死が多い国、日本…。
司法にはぜひ、適正な判断を下していただきたく、これからも過労死家族会の皆さまと共に、
最高裁への要請行動を続けてまいります。

今回もまた、大勢の皆さまから応援いただきました。
お一人で1000筆の署名を集めてくださった病児のお母さまを始め、多くの皆さまの温かいご協力に、心から感謝申し上げます。

次回要請日は9月18日(金)です。
引き続き署名やアピールへのご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

●8月22日(土)
「8月の最高裁要請行動日のお知らせです」
お知らせが遅くなりました。
次回最高裁要請行動は、8月26日(水)に決まりました。

朝の登庁時に合わせて、ビラ配布とアピールを行い、
その後、署名提出、最高裁事務官との面談と続きます。
応援に同行ご希望の方がいらっしゃいましたら、中原までご連絡をお願い致します。

今月の署名数は伸び悩むのではと心配しておりましたが佐久総合病院から882筆がド〜ン!と届けられました。
熱いご協力に、心から感謝申し上げます。

病院や労働関係団体など、署名協力をお願いできるところにお心当たりがおありの方は、ぜひご教示くださいませ。
会報ダイジェスト号やボールペン、署名用紙等をお送りさせていただきます。

●8月18日(火)
「10回目の命日をむかえました」

ご報告が遅くなりました。
16日(日)、利郎さんの10回目の命日を迎えました。
「冥福を祈ります」と温かいお言葉をかけてくださった全国の皆さま、
また、わが家での慰霊納涼会にお集まりくださった皆さまに心から感謝申し上げます。
皆さまの励ましに勇気と力をいただき、これからも歩んで参ります。

この日は、関西医大研修医だった森大仁さんの命日でもあります。
利郎さんの命日というだけではなく、過重労働で亡くなられた多くの方々に献杯し、
悲劇を繰り返さないために、できるかぎりのことをしていくことを改めて誓いました。

8月の最高裁要請行動は、26日(水)と決まりました。
今回も重い署名用紙の束を届けられるますよう、何とぞご協力をよろしくお願い申し上げます。

●8月11日(火)
「次の最高裁要請日が決まりました」
地震や台風などの自然災害が続いております。
被害に遭われた皆さま、お見舞い申し上げます。

さて、次回の最高裁要請日が決定しました。
8月26日(水)です。
今月から、和歌山の過労死事件の遺族の方が新たに加わり、4遺族で最高裁要請を行うことになりました。
心をひとつに、一刻も早い正当な判断を要請し続けます。

署名は、8月25日(火)までに届いた分を提出いたします。
今回も、ずっしりと重い署名用紙の束を提出できるよう、あらためてご協力をお願い申し上げます。

「いのち守る」ボールペン作戦も引き続き行っておりますので、こちらもぜひ、ご協力をお願いいたします。

暑さ厳しき中、皆さまどうぞご自愛くださいませ。

●8月5日(水)
「昨日の記事をお読みくださった皆さまへ」
ご高読いただき、ありがとうございました。
思えばこの10年、自分が裁判に関わるなど考えたこともなかった私が、
夫の死を無にしたくない一心で、ただ夢中で走ってまいりました。

患者を守る医師の命を守ってほしい。
人間らしい働きかたをさせてほしい。
この思いは変わりません。

「過労死から医師を守ろう!」ボールペン作戦はまだ続いています。
上告申立を支持する声を集めた会報特別号も完成いたしました。
8月16日の命日を前に、心新たに声を上げ続ける所存です。

医師の労働環境改善を訴える機会がありましたら、どちらへでも伺います。
学校、職場、病院、趣味のグループ問わず、どうぞお気軽にお声かけくださいませ。

●8月4日(火)
「朝日新聞社会面をご覧ください」
本日の朝日新聞に私のインタビュー記事が掲載されています。
社会面の「私のマニフェスト 09政権選択」『医師の長時間勤務禁止』とのタイトルです。
朝日新聞を御覧になれない方は、ウェブサイト(←こちらをクリック!)からもお読みいただけます。

患者の命を守る医師の命もまた、大切にする社会であってほしい。
だれもが健康で働くことのできる社会であってほしい。

10年来の私の熱い思いを語らせていただきました。
ご一読いただけたらうれしく存じます。

●7月31日(金)
「上段判決確定へのご協力お願い」
30日にご報告致しました上段(うえんだん)さんの高裁判決は、最高裁への上告断念を以て確定します。
確定した判決は、今後最も重要な判例となることはまちがいありません。

中原裁判でも、行政訴訟の時に、勝訴確定のために多くの方から応援をいただきました。

上段裁判を契機に、「過労自死では雇用者の賠償責任を認めるのが当然」
という流れを作って行くために、皆様に協力いただけたら嬉しく存じます。

葉書や声明が掲載されている「上段さんの過労自殺裁判を勝たせる会」のサイトは
ここ(←)をクリック!(http://www.bekkoame.ne.jp/ro/jmiu-nikko/uendan/)

要請葉書のダウンロードは
ここ(←)をクリック!(http://www.bekkoame.ne.jp/ro/jmiu-nikko/uendan/yousehagaki.pdf)

要請葉書宛先のダウンロードは
ここ(←)をクリック!(http://www.bekkoame.ne.jp/ro/jmiu-nikko/uendan/youseihagakiatena.pdf

●7月30日(木)
「もう一人の『のり子』さん」
7月28日(火)午後2時、東京高裁にて、過労自死裁判の判決言い渡しがありました。
息子の勇士さん(享年23歳)の過労自死をめぐり、派遣先のニコンと派遣元会社を相手に、
母である上段(うえんだん)のり子さんが起こした民事訴訟で、判決は、原告側の完全勝訴でした。

上段さん裁判のHPはこちら(←クリック!)。

主任弁護人の川人博先生は、中原裁判でずっとお世話になっている先生です。
昨年の高裁判決が、全国の過労死裁判に及ぼす悪影響を心配しておりましたが、
上段判決は懸念をくつがえす画期的な内容でした。
私の最高裁闘争にも光がさして参りました。

皆様、どうか14日以内にこの判決を確定させてください。
確定した判決が、中原裁判の大きな追い風になることはまちがいありません。

報告会の席で、10年の長きにわたる闘いのもう一人の『のり子』さんに、
心からの「お疲れさまでした!」をお伝えしました。

「おめでとう!」は言えませんでした。
最愛の息子、勇士さんが帰ってくるわけではありません。

●7月28日(火)

「会報ダイジェスト号ができました」
先日お知らせいたしましたように、
会報9号・10号が残り少なくなりましたので、新たに会報ダイジェスト特別号を5000部印刷いたしました。
会報4ページ分のスペースに、皆様からいただいた貴重なお声がぎっしり詰まっております。

経費節減の折から、四つ折りにする作業は、「支援の会」の皆様にお手伝いをお願いいたしました。
今週末に5000部の折作業を行い、
8月に参加予定の国会議員の勉強会や外来小児科学会で、配布する予定です。

もし、大量配布できる場所や集まりなどがありましたら、
署名用紙と共にお送りいたしますので、どうぞご一報くださいませ。
ご連絡をお待ちしております。

●7月23日(木)
「朝日新聞の取材を受けました」
朝日の社会面で、衆院解散後の企画として、「私の主張(仮題)」という連載を開始するそうです。
教育、環境、介護など幅広いテーマについて、専門家や識者ら約30人が登場し、
現状や問題点、課題などを語るこの紙面に登場してほしいとの依頼がありました。

力不足ではありますが、医師不足や過重労働を多くの方に知っていただくチャンスと思い、
インタビューをお受けすることにして、昨日、記者さんとお会いしました。

お子さんをお持ちの記者さんは、
「実感として中原さんの話はよくわかる、医師の労働環境は変えなければ」と
共感してくださいました。

どっさりお渡しした資料が活かされた紙面になることを期待しております。

掲載日が決まりましたら、またお知らせいたします。

●7月22日(水)
「10年目の夏に想う」
来月、夫の10回目の命日をむかえます。
夫の過労死事件を個人的な問題としておさめることができず、
この10年、医師の労働問題として世に提唱して参りました。

最新の会報には、多くの団体や医療関係者、患者会、医療事故被害者、学者の皆様が、
労基法を遵守しない病院に対する最高裁の正しい裁決を求める署名活動に、
応援メッセージを寄せてくださっています。

いつ、「受理」または「棄却」の通知が届くかわからない日々の中で、私にできることは、
社会の大きな動きを最高裁に伝えることのみです。

先日、ようやく提出署名数が12000筆を超えました。
先天性の病気をもったお子さんのお母さんは、一人で700筆以上集めてくださいました。
「お世話になっている小児科の先生方の過労を見過ごせない」と新潟県で大きな輪を広げてくださっています。
感謝です。

私の歩みが止まり、署名提出がストップした時に、最高裁の裁決が動きだすかもしれないと思うと、
もっと多くの方にお知らせしなければという思いにかられます。

娘の智子は、1歳半の子どもを抱えながら小児科医師として頑張っていますが
「月に7回の当直は辛すぎる。できることなら勤務医から退散したい」 と言うようになりました。
夢や希望を持った医療者の心が後退する現場の労働環境であってはならないと強く思います。

私たち支援の会では、医師も患者もみんなでよい環境を目指そうと活動しています。
趣旨をご理解の上 ぜひ会報をお読みください。
どうぞ、ボールペン作戦にご参加ください。
そして、署名活動にご協力ください。

10年前の夏の暑い日に夫は亡くなりました。
私は夏バテもしていられません。
署名をいただける機会があれば、「いのち守る」ボールペンを持って、どこにでも参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

●7月21日(火)
「7月10日(金)〜11日(土)佐久の夏季大学講座参加ご報告」
「労働法律旬報掲載のお知らせ」

暑い日が続きますが、皆様お変わりありませんか。
のり子からご報告が二つあります。

(1)7月10日〜11日、佐久総合病院で開かれた
『明日の地域医療を考える』講座に参加して参りました。詳細はこちら(←クリック)です。
日本の地域医療や地域包括ケアのモデルと言われる佐久でさえ、医療が疲弊し、危機感を感じる方が多いことをひしひしと感じました。
また、数年前に中原のことを論文に取り上げてくださった副院長先生とは、懇親会の席で貴重なお話をかわすことができました。

翌日には組合執行役員の皆様の前でお話する機会を得、病院全体で署名活動を応援するというありがたいお約束をいただきました。
仲介してくださった友人のKくんに感謝です。
役員会の重鎮で開成の後輩である色平先生も大歓迎してくださり、最後は大円団になって手をつなぎ、佐久病院の歌を唱って、
最終の新幹線で戻りました。

このような機会がありましたら、どこへでも伺いたく存じます。
ぜひ、情報をお寄せくださいませ。

(2)「中原医師過労死事件・上告受理申立理由書」が労働法律旬報No.1699に全文掲載されました。
2009.7.10号の36〜64頁、川人博先生の解説付きです。
ご覧になれる方がいらっしゃいましたら、ご一読くださいませ。

●7月18日(土)
「7月9日(木)、野田聖子大臣にお会いしました」
遅ればせながらのご報告です。
7月9日、前岐阜県知事梶原拓さんに同行し、
内閣府の野田聖子大臣に「抜本的医療改革断行の提言」を提出して参りました。

名刺交換の際に会報やボールペンをお渡しましたら、野田大臣、「中原医師のこと知っていますよ!」
10年の闘いの間に、何度もマスコミで取り上げていただいたおかげでしょう。

約1時間の面談では、選挙で医療問題を深く掘り下げていただきたい。
患者さんを消費者として想定し、消費者庁で取扱っていただきたいとの希望を申し上げました。
いまはまだ形が見えてきませんが、これから協議を重ねて国の政策に加えていただけるよう、
大臣や長官と連絡を取り合う約束を取り付けることができました。

私はまるで役立たずでしたが、私の話を聞いたある小児科医師が、
ご自身の考えていた方向と合致するということで、後日、論文を大臣宛に提出されたということです。
これからも行ける所はどこまでも参加しようと思っています。

ご参考までに、消費者庁(←クリック!)

●7月17日(金)
「暑中お見舞い申し上げます」
諸々ご報告が遅れて申し訳ありません。
最新のご報告を先にお伝えいたします。

7月15日(水)、6回目となる最高裁への要請行動に行ってまいりました。
持参した署名は2208筆。累計で12296筆となりました。
前回の要請日から2週間しかなく、署名が集まるかしらと不安でしたが、
皆様の絶大なるご協力を得て、今回もどっさりと重い用紙を提出することができました。
ありがとうございました。
290筆を送ってくださったあるお母さんは、前回、前々回とあわせて700筆以上を集めてくださり、
熱い応援に感激しております。

今回は署名と合わせて、
「緊急特集 10.22 高裁判決は不当!! 司法は医師を見殺しにするのか?」第2弾として、
37名の怒りの声を載せたブルーの特別版を作成、提出。
朝の最高裁前や面接の席で、いくつか読み上げさせていただきました。
力強いメッセージに励まされております。

面接の最後に書記官と判事に「使ってください」と「いのち守る」ボールペンをお渡ししました。
「賄賂ではありませんから」と趣旨を説明して手渡しましたら、 面接室に笑いがあふれました。

支援の会では、会報の在庫がわずかになってまいりました。
現在、9号・10号会報のダイジェスト特別号を作成中です。
署名と怒りのメッセージも大募集中です。

皆さまの地域で、職場で、あるいはグループで、署名・応援活動をよびかけさせていただく機会がありましたら、どこへでも参ります。
ぜひお声かけいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

●7月14日(火)
「6月27日(土)岩手『働く者の健康を考える集い』のご報告」
遅くりましたが、先週末のご報告の前に、ひとつお伝えしたいことがございます。

6月27日(土)岩手県教育会館にて、第27回『働く者の健康を考える集い』に参加しました。
過労死自死相談センターの上畑鉄之丞先生からの協力依頼に応え、
何百筆という署名を送ってくださった代表の方にお礼を申し上げることと、
さらなる署名・支援をお願いすることが目的でした。

会場に着くとすぐに、50代の小柄な女性から
「菊池有美子です。今日は遠いところお疲れさまでした。」
と挨拶されました。
この集会は、26年前に亡くなられた菊池さんのご主人、明徳さんの過労自死の追悼集会から始まったそうです。
労災認定の裁判闘争が20年の長きにわたった末、最高裁で敗訴となったと知り、言葉を失いました。
http://www.iwakyoso.gr.jp/nakama/kamaisi/index.html
私はまだ、たった10年しか闘っていないのだと思い知らされました。
被災時に1歳だった息子さんは、27歳になられたそうです。

この菊池さんの事案を通じて、岩手県教職員組合は団結して
『働く者の健康を考える集い』交流会を続けてこられました。
中でも2002年に過労自死した川村良幸さんの公務災害認定に至るまでの
全面的な応援活動には、頭が下がりました。
https://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20080214000350

私は以下の内容を20分ほどかけてお話しさせていただきました。
「教育・福祉・医療を大事にしない国の行方は、どうなるのか。
 最高裁は、真実を訴えただけでは認めてもらえない厳しい関門と感じている。
 多くの人の声を届けることが、今の私の唯一できることです。」
菊池さんが会場の隅で大きくうなずいてくださいました。

有美子さんは、集会の副委員長として立派に活動されていました。
負けて終わっても見習うべきお姿と、感無量でした。

岩手では多くの方がその場で署名をしてくださり
また、職場に戻って署名活動に協力しますと約束してくださいました。
そして今「岩手の集会で会いましたよ」と署名が続々届いております。

これからも、署名の依頼をお願いできる所があれば、遠くても出向いてまいります。
情報をお知らせくださいませ。

●7月10日(金)
「労働保険審査会への要請について」
7月8日(水)、過労死家族会仲間の過労死事件で、労働保険審査会への抗議要請に同行いたしました。
公開審理2ヵ月後に棄却されましたが、同僚の証言や医師の意見書を提出したにもかかわらず
会社側の主張通り「過重な業務にあたらない」という結論に至ったのは納得できないという内容です。

厚生労働省労働基準局総務課室長補佐、厚生労働省労働保険審査会事務室係長のお二人への
要請行動の最後に、一言発言させていただきました。

「私は行政裁判で勝訴して、労災認定された遺族である。
なぜ、労働基準監督署の段階で労災認定されなかったのか?
新宿労働基準監督署の初期の判断ミスがなぜ起きたのか?
「文書での回答はしない慣例」という理由で、
未だに初期の誤った行政判断について謝罪を受けていない。
厚生労働省は、司法判断で労災認定されるケースが増えていることに対して、恥ずべきことと認知し、
初期のミスを犯した労基署署長・労働局担当官に対して指導を行なって欲しい。
司法判断で労災認定されるなら、行政の意義がどこにあるのか示して欲しい。
審査会長との懇談が可能なら、ぜひ同席を希望する。」

10年の思いはかんたんには語り尽くせず、長い一言になりました。

7月9日(木)は、元岐阜県知事・梶原先生とご一緒に、内閣府で野田聖子大臣にお会いし、以下の提言と共に、
会報とピンクのボールペンをお渡ししました。
抜本的医療改革断行の提言」(←クリック!)

本日、明日は、長野に2連泊で農村医学夏期大学(←クリック!)に行ってまいります。
帰りましたらまたご報告いたします。

●7月9日(木)

「6月の崔先生講演会より」
少し前の話になりますが、6月16日都内にて聖隷浜松病院腫瘍放射線科主任医長の崔秉哲(さい・へいてつ)先生による
「勤務医のあるべき労働環境−なぜ労働基準法・労働組合を活用しないのか?」と題した講演会が開催されました。
私も一参加者として出席させていただき、署名にご協力くださった皆さまにボールペンを差し上げました。
崔先生は日頃から「中原先生の問題が次の被害者を防ぐことになれば」とおっしゃってくださっています。
「次の世代に積み残してはいけない問題」というお言葉に、励まされております。
先生は、勤務医の労働環境についてお話しする機会があれば、全国どこへでもお出かけくださるそうです。

なお、講演につきましては、東京保険医協会のHP(←クリック!)をご一読くださいませ。

本日はこれより前岐阜県知事梶原様に同行して内閣府へ。
野田聖子大臣と面会予定です。
またご報告させていただきます。

7月6日(月)
「21時NHK総合ニュースウォッチのご案内」

過労死予防対策の一環として「過労死を出した企業名を公表せよ」と
訴えている大阪家族の会や過労死弁護団の行動のようすが、
明日夜のNHKの番組で流れます。
私も主旨に賛同し、厚労省への要請当日、行動を共にしました。
自分たちの仲間が一生懸命働いた結果、命を落としたのなら企業はまず謝るべきではないでしょうか。
そして、同じ悲劇が起きないように現場の環境改善に取り組むべきだと考えます。

一つご報告があります。
総会時にご協力をお願いした、過労死家族会の仲間の事件が、再審査請求を棄却されました。
一人息子を亡くされたお母さまの心情は、想像するに余りあります。
皆さまにご協力いただいたハガキは、8日の審査会に抗議の意味をこめて置いていくか
息子さんのご仏前に供えられるとのことですのでご了承くださいませ。

利郎さんも、何度も行政や民事の司法に殺されています。
生きにくい社会。
死してなお正当な評価が受けられない現状を憂います。

6月30日(火)
「最高裁への要請行動に行きました」

朝は雨。
自転車が使えず、重い署名用紙をかかえて初めて地下鉄で最高裁判所に行ってまいりました。

本日は皆さまの絶大な応援のおかげで4526筆の署名を提出することができました。
3月から集め始めた署名が、これで1万筆を突破。感無量です。

多くの方が署名と共にメッセージを寄せてくださいました。
最高裁書記官との面談の場で、その中のお二人のメッセージを読み上げ、
「1万人の中のたった一人のお手紙ではなく、1万人の声ということを認識してください」とお願いしました。
また、6月25日の東京新聞に紹介されたように、
全国の勤務医の方々から、あついご支援をいただいていることもお伝えしました。

帰宅しましたら、また新たな署名が速達便で届いていました。
ほんとうにありがたいことです。
次回提出日は2週間後の7月15日。
またドッサリ抱えて最高裁要請に行きたいと願っております。

来週は長野に署名お願い行脚を予定しています。
自分の足で、声で、署名をお願いし続けます。
私の声の届かない所での署名集めを、引き続きお助けいただけたら、なにより嬉しく存じます。
受理されるまで、どうぞよろしくお願い申し上げます。

●6月27日(土)
「東京新聞に紹介」

6月25日付の東京新聞に、ボールペン作戦が紹介されました。

(以下引用)
 一九九九年に過労からうつ病になり、命を絶った東京の小児科医、故・中原利郎さんの「過労死認定を支援する会」では「いのち、守るボールペン」の輪を広げる活動を展開している。
 「過労死から医師を守ろう!」のキャッチフレーズが入り、「医師」の部分をシールで「自分」にはり替えることもできる。
 中原医師の過労死認定を求める裁判は、二〇〇七年に東京地裁で国の労災不認定取り消しを求める原告勝訴の判決が出たが、
地裁も高裁も病院側の責任については認めず、昨年十一月に原告側が最高裁に上告受理の申し立てをした。
 同会が目指すのは、医療の状況を改善し、医師も患者も守られる現場を実現すること。仲間の医師らが参加し、ボールペン配布を通じて署名や寄付を求めている。
(引用終了)

医師の労働組合、「全国医師ユニオン」の設立や、
「日本から外科医がいなくなることを憂い行動する会」のNPO法人設立の
紹介などを盛り込んだ記事は、こちら(←クリック!)から読むことができます。
過労死を引き起こす長時間労働をなくしたい。なくさねば。
思いはおなじです。

●6月23日(火)
「総会報告追加など」


13日の総会について、MRIC編集長の上昌広先生からWEB上に以下のご紹介をいただきました。
上先生、ありがとうございました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京都内の病院に勤務していた小児科医・中原利郎医師は
過重労働による過労からうつ病を発症し、今から約10年前の1999年8月16日、
病院屋上から飛び降りました。享年44歳。
国の医療費抑制政策のツケを現場の医師が命をけずって支払う構図に
絶望した末の自殺でした。
その後、中原医師の自殺が過労による労災であることは裁判で認められ、
判決が確定しました。
しかし、病院側の安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求訴訟では
病院の責任 は地裁、高裁ともに認められませんでした。
現在、遺族は最高裁に上告受理申立をして争っています。
死は自己責任なのか? 雇用主には使用者を守る義務はないのか?
最高裁の判断を多くの医療関係者が注目しています。
是非とも、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「来週の最高裁要請に向けて」

署名活動にご協力くださる皆さま、ありがとうございます。
封筒が届くたびに励まされております。
集まった署名の数は、昨日のカウント分が3500筆。
総会で報告させていただいた5500筆に加え、合計9000筆となりました。
1週間後の要請までにあと1000筆集まれば、10000筆の大台に乗ります。
皆さまのご協力をお願いしつつ、私もこれまで以上に頑張ります。

6月20日(土)は都内のシンポジウムに参加。
国立がんセンター中央病院院長の土屋了介先生、
国立成育医療センター勤務の矢内俊先生にボールペンをお渡しし、ご協力をお願いいたしました。
ボールペンご希望の先生がいらっしゃいましたら、中原までご連絡いただけたら幸いです。

最高裁に向けて困難な闘いを続けております。
皆さまのご支援が支えです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、16日にご紹介させていただいた総会報告記事は、
全文紹介のご了解をいただきましたので、こちら←(クリック)からご覧くださいませ。

6月16日(火)
「総会の報道について」


「支援の会」会員のK先生より、総会記事がサイトに出ているとのお知らせをいただきました。
医師限定のサイトで、私は拝読できませんが、
裁判の争点についてわかりやすい記事が掲載されているとのこと。
関連する医師専用掲示板も盛り上がっているそうです。
ご覧になれる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご一読の上、ご感想をお聞かせくださいませ。
「6/15号 最高裁の扉が開くか、小児科医過労死裁判で5500人強の署名」
内容を直接ご紹介できるよう、お願いしています。

署名集めとボールペン作戦を、もっと盛り上げていくのが、私の使命と思っております。
「まだ間に合いますか?」との問い合わせをいただきますが、受理されるまで集め続けます!
最高裁要請行動の予定日は、以下の通りです。
★6月30日(火)午前8時15分からビラ配り、10時から要請行動
★7月15日(水) 同上
これからが正念場です。
怒りのメッセージと署名活動のご協力を、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

6月14日(日)
「第4回総会&講演会を開催いたしました」

6月13日(土)「支援の会」第4回総会と講演会を開催いたしました。
ご参加の皆様、お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。
補助椅子を出す盛況に、皆さまの応援のお気持ちを感じて、
ほんとうに嬉しく、心から感謝申し上げます。

本田宏先生、貴重なご講演をありがとうございました。
初めて医療関係の講演を聞いたお一人から
「本田先生のお話は軽快でわかりやすく、
中原医師の死の背景には、日本の医療の構造的な問題がある
ということがよく理解できた」との感想をいただきました。

弁護団からも2名参加。岩崎弁護士から、
最高裁受理申立の詳しい説明と、裁判の流れや重要性について
切り込んでいただきました。

総会をきっかけに「ボールペンの輪!」もますます広がり、
署名活動も活発になると思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

6月12日(金)
「弁護団会議と、自民党本部への陳情」

連日、活動を続けております。
・9日(火)弁護団会議。
川人先生から、担当の第2小法廷裁判官のプロフィールの説明がありました。
受理していただくために、どのような追加書面が必要か話し合いを行ないました。

高裁判決は時代に逆行する内容ですが、
この判決を利用して、完全敗訴に追い込まれた事件もあります。
このまま確定させてはなりません。
総会を盛り上げて、いっそう署名活動に励み、要請行動も引き続き頑張ってまいります。

最高裁判事に提出できるような論文などありましたら、お知らせくださいませ。
ますますのご支援、宜しくお願い申し上げます。

・10日(水)自民党本部へ行ってまいりました。
元岐阜県知事・梶原拓氏の陳情に、過労自殺した医師遺族として同行しました。
ロハス・メディカルで報告が掲載されています。 

梶原先生が提出されたものはこちらです。
抜本的医療改革断行の提言

同行仲間の大谷貴子さんは全国骨髄バンク推進連絡協議会会長でいらっしゃいます。
署名活動を応援すると約束してくださり、
梶原先生は私たちの連携をとても喜んでくださいました。

来たる選挙には、医療改革のマニフェストを各政党に盛り込んでいただきたい。
権丈先生の「医療政策は 選挙で変える」を実行する時が近づいています。
有権者は、政党のマニフェストを待ってるだけではなりません。
私たちから、書いてもらおう!と、行動を起こす時です。

自民党・政調会長・幹事長にも「いのち守る」ボールペンをお届けし、
『胸に挿してください。』とお願いしてきました。
次は、民主、公明、国民新党……そして官邸に陳情に行きます!

6月10日(水)
「最新メッセご紹介と、総会ご参加のお願い」
皆さま
最高裁へのメッセージに追加された最新の声(医師の部の一番下)を、
お読みいただけますでしょうか。
過労から自殺未遂をされたドクターの切実な声です。

最初に自殺を考えられた時にご連絡をいただき、
それからずっと微力ながら関わらせていただきました。
長い時を経て、抗議表明してくださるほどに回復されたことに感無量です。
「死ななければものがいえないような状況を打破しなければなりません」
という切実な声が、最高裁に届きますように…。

最高裁への上告受理申立は、書面受理されたのが今年の2月。
それから4か月経過したところです。
過去の例から考えて、いつ棄却されるかわかりません。

川人弁護士が13日(土)総会で挨拶してくださいます。
皆さま、どうぞ総会にいらしてくださいませ。

6月9日(火)
「過労死家族会総会・開成高校同窓会・全医連総会に出席しました」
・6月7日(土)午前「東京過労死を考える家族会」総会に参加いたしました。
過労死・自死相談センターの事例検討会参加の方から
署名をドッサリ届けて頂き、感謝の涙でした。

・同日午後 開成高校同窓会。
ご紹介くださったI先生、ありがとうございました。
亡き夫の同窓の皆様から温かいお言葉と同時に、
ボールペン作戦に多大なご協力を賜り、勇気をいただきました。

・6月8日(日) 秋葉原の全医連総会に出席。
K先生が素晴らしいポスターを用意してくださったおかげで、
全国から集まった方々に、署名のお願いをすることができました。
ボールペン作戦へのご寄付は4万円を越え、感動しております。

全国医師連盟に、以下のお祝いの言葉を届けました。
  ・・・・・・・・・・・・・・
    お祝い(激励)の辞  

全国医師連盟の設立1周年おめでとうございます。
夫・中原利郎は10年前に過重な業務により自死しました。
当時は医師仲間が亡くなってもわが身に置き換える人はなく、
遺族が黙すれば、何事もなかったかのように扱われておりました。
全国医師連盟が、夫のような事件を防ぐ大きな力となる事を期待いたします。

いま、夫の過労自殺をめぐる裁判は正念場を迎えております。
日本の医療をこれ以上崩壊させないためには、
現場である病院には医師を守る責任があることを、
皆さまのお力をお借りして明確にしたいと存じます。
最高裁への申立に対して皆さまのご理解とご協力を賜りたく、
何とぞよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、患者さんの健康に加えて、
現場の先生方のご健康と、医療新時代へのご活躍を祈念いたします。

 平成21年6月7日「小児科医・中原利郎の過労死認定を支援する会」
中原のり子
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・
この日講演された勝谷誠彦氏は、5年前に「女性自身」の「シリーズ人間」に、 
「もう、小児科医を殺さないでください」との記事を書いてくださった方です。
最高裁への上告受理申立についてご意見を伺いましたところ、
「残念ながら司法は、期待できるようなものではない。
それでも事実をコツコツと積み上げていくことが大切でしょう」とのお答えでした。

棄却通知がくるのか、申立が受理されるのか
二つに一つの結果しかありません。
最善の結果を求めて全力疾走しております。
皆さま、引き続き応援よろしくお願いいたします。

5月26日(火)
「最高裁要請行動に行って来ました」
朝8時15分から最高裁前でビラ配りを致しました。
朝早くから応援に駆けつけてくださったI先生、ありがとうございました。

受付には3792筆の個人署名を提出しました。
前月分と合わせて5562筆となります。
重く分厚い署名の束に、周囲の方々が
「よく頑張るね〜」と感嘆してくださいました。
「いえ〜ご支援の方が凄いんですよ〜」と答えながら、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

担当書記官との面談では、会報10号を提示して署名活動を始めたことをお話しました。
寄稿してくださった方々のプロフィールや、公正な判決を期待している記事を
しっかり受け止めてくださることを期待しています。
また、労働者が過労死する職場には、相応の安全配慮義務違反が発生していることを、
持ち時間を越えて強く訴えました。

先月まで一緒に要請行動していた仲間の介護福祉士の
労災認定の訴えが棄却されました。
残念です。
棄却通知は、ある日ポンと届くのです。
司法の最後の壁は厚く険しく……現実の厳しさを突き付けられました。

重苦しい気分は、今日も届く署名用紙で吹き飛びます。
署名を見ると元気になります!
ご署名くださった皆さまお一人お一人に御礼を申し上げたいのですが、
それは叶いません。
取りまとめてくださった皆さまから、私の感謝の気持ちをお伝えいただけたら幸いです。

次の提出と書記官面談は、6月30日(火)です。
また頑張りますので ご協力よろしくお願い申し上げます。

2009年5月24日(日)
「お礼と今週の予定です」
岐阜県小児科医会の講演会で、お話をさせていただきました。
裁判の現状をお伝えし、支援をお願いする機会を与えてくださったことに
心から感謝申し上げます。
お心をお寄せくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。
署名集めとボールペン作戦につきましては、
個別にお礼を申し上げられないほど多くの皆さまからご協力をいただいております。
ありがとうございます。
最高裁に棄却されないよう、活動を続けますので、
これからも応援よろしくお願いいたします。
★今週の主な予定です。
○24日(日)……岐阜県小児科医会にて講演させていただきます。
 署名活動&ボールペン作戦の重要さをお伝えしたいと思います。

○26日(火)……最高裁への受理要請活動を行います。
 午前8時15分〜最高裁前でビラまき、11時から事務官の方へ面談要請いたします。
 
○28日(木)・6/4(木)……ボールペン発送。
 お手伝いいただける方、募集中です。
 午後3時から東銀座駅徒歩1分の薬局内でボールペン発送作業を行いますが、
 人手が足りなくて困っております。
 とくに午後6時から10時頃までお手伝いくださる方がいらっしゃいましたら、
 少しの時間でも助かります。中原までご連絡くださいませ。

〇5月28日(木)……6月13日(土)の総会及び本田宏先生講演会についての
アピール文が完成します。
メーリングリストやブログなどで取り上げていただけたらありがたく存じます。

ゴールの見えない闘いですが、気を抜かずに頑張っていこうと思います。
ご支援よろしくお願い申し上げます。

今週中にボールペン5色そろいます。
ご注文をお待ちしております。

●2009年5月19日(火)
「総会にお越しください」

署名活動およびボールペン作戦へのご協力をありがとうございます。
皆さまの応援が、日々の心の支えです。

弁護団の先生方と、最高裁に提出する補充書面などの打ち合わせを進めております。
「社会的正義のためには、病院側の責任を問うことが必要である」と
最高裁が判断してくださることを強く願います。

6月13日(土)には、「支援の会」総会と合わせて本田宏先生による講演会
「医療崩壊阻止と中原裁判」(仮)を開催致します。
講演会は非会員の方もご参加できますので、どうぞご遠慮なくいらしてくださいませ。

参加のお申し込みはメール・ファックス・はがきにて
「支援の会」までご連絡をお願い致します。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。


●2009年5月2日(土)
「署名形式につきまして」

会員の方から「署名は手書きでなければならないのですか?」
とのお問い合わせをいただきました。
今のところ自署でお願いしておりますが、長期戦になるようでしたら
ネット署名なども考えたいと思っております。
詳しい方からご助言をいただけたら幸いです。

皆さまお忙しい中、署名のご協力ほんとうにありがとうございます。
第三回目の要請は5/26です。最高裁書記官にしっかりと面談してまいります。
本日、手元の署名数は500筆。前回までの提出数が1770筆ですので、合計2270筆となります。
署名にご協力くださった皆さまに、どうぞよろしくお伝えくださいませ。

また、ボールペンのご注文をありがとうございます。
ピンクの入荷予定が5月11日(月)です。届き次第、発送を開始いたします。
申し訳ありませんが、いま少しお待ちくださいませ。

●2009年4月27日(月)
「 署名用紙は来月でも大丈夫です!」

多く署名を集めてくださる協力者の方に、私からも会報送付しますので、送付先をお知らせくださいませ。
御礼のメッセージも添えたいと思います。

●2009年4月26日(日)
「会報発送しました」

昨日は朝10時から3000通の発送準備を始め、17時半に全作業終了しました。
お手伝い頂きました30名以上の皆さま、本当に有難うございました。
土曜のメール便集荷は5時まで、また悪天候を憂慮し、本日発送しました。
発刊日付と異なってしまったこと、お許しください。
今週中に到着しない時には、遠慮なさらず是非ご連絡くださいませ。

本日より、ボールペン作戦・署名活動も一段と弾みがつくと思います。
ブロガーの皆さま、広報を宜しくお願いもうしあげます。
会報たくさん印刷しましたので、配布可能の方はご遠慮なくお申し出下さいませ。

会報に原稿を寄せてくださいました皆様、有難うございました。
皆さまのお蔭で、素晴らしい会報になりました。
ご感想お待ち申し上げます。

●2009年4月23日(木)
「要請行動行ってまいりました」

昨日、最高裁判所への要請行動に行ってまいりました。
朝8時からのビラ撒きや、午後の書記官面会に一緒して頂いた皆様、有難うございました。
担当判事に伝えたい資料として前日に梅村議員の許可を頂いた参議員厚生労働委員会の議事録を入手、
以下のことを要請してきました。

○勤務医の宿直問題について
 ・医療法16条
  「医薬を行なう病院の管理者は、病院に医師を宿直させなければならない」
  という条文の意義と宿直の定義。
 ・労働基準法 法定労働時間1日8時間、週40時間。
 ・宿直許可の基準(厚生労働省発)
  「宿直のために泊り込む医師、看護師等の数を宿直の際に担当する患者との関係あるいは
   当該病院に夜間来院する急患患者の発生率との関係等から見て、
   上記の如き昼間と同態様の労働に従事することが 常識であるようなものについては、
   宿直の許可を与える限るではない」
上記の確認と伝達をいたしました。

○24時間覚醒している人間の注意力というのはアルコール血中濃度、ビール大瓶2本飲んだのと等しい事
 一般の人がビール2本飲んで、仕事したら警察行き。
 このような労働実態の話
○国務大臣がパンドラの箱を開けようとする今ここで、司法が後退しないで欲しい。
また、前回の要請行動をしたまさにその当日3月25日に、愛育病院などへ労基署からの勤務医の労働環境環境改善の指導が入り、26日に大きく報道されたこと。
これは、明らかに病院が勤務医の労働環境を整備するという示唆であること。
などを、小心者の私が小声で訴えてきました。

限られた時間でしたので、まだまだ足りなかったと思います。

★追記
昨日提出した署名数は1405筆。前回分と併せて1770筆となりました。
昼に一時帰宅する時、有楽町駅前で派遣切りの宣伝カーが呼びかけをしていたので
急遽、一人で署名集めをしました。
労組の方が「協力します」と大量の署名用紙を持って行ってくれました。
これからも、受理されるまで集めて最高裁に届け続けます。
ご協力お願い致します。

●2009年4月21日(火)
「署名が続々と届いています」

明日の最高裁要請のために、都内はもとより広島・熊本・滋賀・新潟・高知・福井・
大阪・兵庫・大分・北海道・山梨ほか多数から大勢の方の署名が届いております。
3月は365筆。今回は1240筆でした。合わせて1605筆となります。
ご協力の皆様、ほんとうにありがとうございます。
多くの方が速達で発送してくださいましたが、5月もありますので、普通郵便でもかまいせん。
週末の会報発送時には料金後納の返送用封筒を同封いたしますので、どうぞそちらもご利用くださいませ。
友人・知人のブログの一部で、署名活動とボールペン作戦の告知が始まりました。
多くの方に配信ご協力をお願いいただけたら幸いです。

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 控訴棄却と上告受理申立にあたって

  裁判官からの5秒ほどの判決言い渡しで「不当判決」という言葉が頭の中でクルクル回っていました。日本中のたくさんの小児科医師から宿直アンケートにご協力頂き、亡夫の労働環境は、当然身体を壊してしまうようなものだった事は明らかになり、行政裁判でも明記されていることなのに。人が壊れるほど働いても使用者に責任はなく、自己責任を押し付けるのか。「無断欠勤がなかった」「上司に相談がなかった」「特に忙しかったのは一時的(2ヶ月間)」こんな理由で真面目に働く医療者を病院は守ってくれないのか。私は判決を聞き終え、しばらく椅子に深く沈みこみました。被告病院からは、謝罪や夫の功績に対する感謝の言葉もなく、「病院の責任を問われずほっとしている」とコメントした代理人の言葉に病院側の姿勢が表れていると感じました。


  このような判決が残ることになったら、医療者のみならず、一般企業の人たちの過労死や過重労働を助長するものではないかと思い、控訴審破棄差し戻し判決を目指しての上告受理申立を決意しました。子どもたちに報告すると「そう来ると思っていたよ。また長い道が続くけど頑張ろう」、そんなメールの返信がありました。また険しい道のりを歩んでいくのかと途方に暮れる間もなく、全国の医療者や小児救急を必要とする方々からホームページを通してたくさんの激励のメッセージと不当判決に対する怒りのコメントを届けて戴いています。この声を最高裁判所の裁判官に届ける事が私のこれからの活動です。ウェブサイトで受け付け中、また、事務局宛のお手紙でもかまいません。皆様の率直なコメントをお寄せくださいます様にお願い致します。たくさんの方々との新たな繋がりが、また私の勇気にもなっています。

  敗訴の判決を受けての記者会見上で、父親に憧れて今春小児科医師になった娘の智子が「医師が守られない判決で残念。患者さんの命を守るには医師の心身の健康が必須だと実感している」、そして、「父は、何の為に一生懸命働いていたのか」と言ったその声が、今も私の耳から離れられないのです。(会報9号から)

2008年11月 中原 のり子
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 「支援の会」発足にあたっての訴えとお願い

 
 
私は亡夫,中原利郎が大学を卒業し医師になるのと同時に結婚し,その後19年間,夫が小児科医師として成長していく姿を見つめ続けていました。

  もともと子供好きだった夫は,昔から小学校の先生か小児科医になることが夢であり,数ある診療科目の中でも迷うことなく小児科医になる道を選んでいました。病院から自宅に戻ると,子どもたちが回復したときに見せる笑顔のことなどを,嬉しそうに話してくれました。また,患者さんが重篤な危機的状況に陥った時には,寝食を忘れ,不精ひげをたくわえながら,診療にあたっていました。夫は,本当に心身込めて誠意を持って診察に当たっていたのです。

  このような夫が何故,自ら死を選ぶに至ったのか,今となってはその真相を夫の口から聞くことはできません。

  しかし,私は,夫が亡くなる間際まで,佼成病院による経営の締め付けや小児科医の減少による仕事量の増加の中で,もがき苦しんでいたことを知っています。

  夫の様子が変わり始めたのは,平成8年4月から佼成病院小児科単科での当直制が始まったことからでした。すでに40歳を越えていた夫には非常に応えたようで,当直明けの時には,明らかに疲労困憊している様子でした。この頃に,夫以外の小児科医は全員女性であり,家族の介護や結婚・出産・育児で忙しい女性医師らをカバーするために,夫は常に月1〜2回は女性医師よりも多く当直を担当していました。

  平成111月から4月にかけて,小児科医が6人から3人に半減してしまい,夫は3月には月8回もの当直を受け持ちました。

  さらに平成112月からは,それまでの部長にかわり夫が小児科の部長代行として科の責任者を務めることになりましたが,収益が上がらないと医局ごと他の大学病院系列の医師に交替させるという圧力を加えられ,追い込まれた状態で働いていました。

  このころから,以前に比べて夫の様子は目に見えて変わってきました。大好きだったサッカーにも興味を失い,いつもぴりぴりしていました。「病院に殺される」と口走ることもありました。
 「俺はこのままではダメになる,狂いそうだ」といいながら,ピアノの椅子を狂ったように殴り続けたこともありました。そうかと思うと,部長会議の前夜には「怖い」と言って泣いて私にしがみついたり,ちょっとしたことですぐに涙ぐんでしまうようになりました。

  以前,温厚だった夫からは想像も付かないほど情緒不安定になってしまった夫に対し,私たち家族は腫れ物に触るようにして接するしかありませんでした。

  そして,815日の夜に当直があると言って佼成病院に出かけたきり,その翌日,夫は帰らぬ人になってしまったのです。

  昨今,小児科医の不足による急患患者のたらい回しや小児科医の過労死が報道されています。日本の小児科医療は勤務条件の悪さがさらなる医師不足と勤務条件の悪化を招くという悪循環に陥っていると聞きます。私は,二度と同じような悲劇が繰り返されないように,小児科医療の改善を訴えるために,労災(過労自殺)の認定申請と佼成病院の安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求訴訟を提起致しました。

  どうか,みなさまのご理解とご支援をお願い致します。

2003年8月 故中原利郎の妻・中原 のり子

 

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 中原のり子講演歴
医師の労働環境の問題を一人でも多くの方に知っていただくため、2006年から全国各地の団体や病院から機会をいただいてお話をさせていただいています。ぜひ、あなたの町にも、お呼びください! 中原 のり子
2006年 1月15日 東京・東京フォーラム会議室 ダイナミクス研究会例会
2月11日 埼玉県朝霞市コミュニティーセンター 朝霞地区医師会主催市民健康フォーラム
2月17日 衆議院第一議員会館会議室 民主党厚生労働委員会勉強会
2月25日 東京・エレガンス飯田橋セミナールーム 過労死予防センター設立記念シンポジウム
5月13日 熊本市・熊本外語専門学校 県民主医療連合会・県医療労働組合連合会主催、看護週間を記念してのシンポジウム
7月9日 東京・虎ノ門パストラル 保団連夏季セミナー
7月22日 広島・RCC文化センター会議室 県保険医協会主催
7月23日 広島県福山市・県民文化センターふくやま文化交流室 県保険医協会主催
8月18日 熊本県八代市・八代ハーモニーホール 八代地域医療をよくする会主催
8月26日 青森県弘前市・ホテルニューキャッスル 県保険医協会主催「医師不足を考える講演会」
10月7日 東京・代々木オリンピックセンター IFMSA-Japan/国際医学生連盟日本総会基調講演
10月19日 10月19日 中原利郎先生の過労死認定を支援する会総会
11月10日 東京・東大駒場キャンパス 東大教養学部「法と社会と人権ゼミ」
2007年 4月1日 京都市 自死遺族の写真パネル展示会「私の中で生きているあなた」
4月21日 都内 医療制度研究会
5月29日 都内 医労連集会
6月3日 大阪市 自死遺族の写真パネル展示会「私の中で生きているあなた」
7月21日 名古屋市 社会医学会
7月28日 千葉市 千葉西総合病院
8月29日 宇都宮市 栃木県医師会
10月25日 都内 東大・川人ゼミの講座
11月10日 福岡県北九州市 医療系メーリングリストの全国集会「ミルミル」
11月14日 都内 過労死シンポジウム
2008年 1月19日 京都府舞鶴市 医労連集会
3月1日 千葉県 東金研究発表会特別シンポジウム
3月5日 埼玉県 埼玉小児医療センター
3月18日 山形県 荘内病院
5月10 日 青森県 第26回医療福祉研究集会
6月8日 都内 全国医師連盟・設立集会
11月18日 都内 東京福祉専門学校
11月26日 都内 東大「医療と福祉の現場から学ぶ現代社会」ゼミ
2009年 2月21日 横浜市 神奈川県医師会・勤務医部会
3月22日 山梨県笛吹市 山梨民医労女性部講演会
5月24日 岐阜市 岐阜県小児科医会
6月27日 盛岡市 「働く者の健康を考える集い」(岩教組)
7月11日 長野県 佐久総合病院労働組合執行委員会
9月10日 都内  浅尾慶一郎議員勉強会
10月3日 埼玉県 庄和中央病院・地域医療懇談会
10月17日 兵庫県丹波市柏原 丹波医療再生ネットワーク・市民シンポジウム
11月13日 栃木県那須 全国厚生連医療研究会
11月29日 長野県松代 長野県厚生連婦人部
12月 5日 京都市 「こころのカフェきょうと}
12月10日 鹿児島市 自死遺族パネル展
2010年 1月20日 都内 新社会システム総合研究所主催「明日の日本の医療を考える」セミナー
2月3日 群馬県 東京福祉大学
2月15日 群馬県 東京福祉大学
2月21日 横浜市 神奈川県医師会勤務医部会
3月19日 長野県小諸市 小諸厚生総合病院
5月23日 長野県松本市 「長野県いのちと健康を守るセンター」総会
6月20日 甲府市 「山梨県小児科を守る会」
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