2.無駄と無理

いつもありがとうございます。
今日は「無駄と無理」ということで書いてみます。

いつもバスを見て思うのが「無駄だなぁ…」と思っています。
極端にいえば「回送」の幕をつけて走る時間が長いということです。
特に無駄だと思うのが烏ヶ江から小峯営業所の回送です。

昔はそりゃあ北窪から回送とかもありました。
しかし、北窪回送路線は一般路線に昇格しました。
つまり、「無駄」をなくしたということです。

もっと無駄だったのが私が子供の頃見かけた昭和町線の昭和町から京塚までの路線。
意味がないでしょうが…しかも早朝だよ…
今思うとこれこそ無駄無駄無駄の連打ですね。

あとは野口健軍線の公務員アパート経由の若葉校前行き。
こちらも早朝1本の出庫路線。
誰が使うんだよ…

熊本駅県庁線の京塚止まりはまだましでしたね。
だって、熊本駅前から県庁まで人を運べばそれでいいですよね。
京塚バス停も数年前までかなり特殊な作りで「日本一危険なバス停」とまでいわれたぐらいのバス停でしたから。まあ、
あそこが回転場ということであれば納得はしますが。

話を戻します。20年たっても無駄であろうと思う画図線の回送区間。
小峯営業所〜新外〜健軍神社もしくは京塚〜東バイパス〜画図橋〜烏ヶ江終点
一つの路線ですね…しかも営業すれば乗る人はいますよ。

小峯・京塚・尾ノ上から市民病院へ行く直行便は走っていません。
でも、この路線を営業路線にすれば一気に解消ではないですか。
市民病院がもし赤字であるなら、もっともっと市バスを走らせるより他ないじゃないですか…
しかも「ノンステ」が走っているなら乗る人はいますよ…

産交バスの小島〜川口線の回送路線を「どうせ走らせるなら」
という民間企業らしい理由で営業路線に昇格させたことがありました。
今でも少数ですが路線バスとして走っています。
もっとすごいのが早朝に設定されていた小島〜海路口線
乗る人いるのかよ…帰りの便は夜しかないよ…
でも、どうせならということで幕だけ掲示で走らせていました。
今はなくなってしまいましたが…

市バスも「どうせ走らせるのなら」という安直な理由でもかまわないのでこういった無駄をなくすように心がければもっと
伸びるのではないのでしょうか。

他にもありますよ。
例えば、花園柿原線の本妙寺電停行きの入庫系統と高平線の壺井橋行き入庫系統。
上熊本駅まで乗せてくれよ…JRに乗れるでしょうが…

その点「無理だろ…」と思っている路線が意外と健闘している場合もあります。
流通団地線の野越団地行き。乗る人が少ないまま走らせに走らせた結果「鉾町団地」が
新しくできた。粘り勝ちですね、どう考えても。野越団地住民のためのローカル路線が
一気に二つの市営団地の足に化けた…
済生会病院を通るためノンステも意外と早く導入された。もう切るに切れないですね…

また、意外に使える路線になったのがアクアドーム発熊本駅前行きの入庫系統。
入庫系統としては「理想」です。
平日・日曜は産交の終便より遅く発車するバス。
昔は田崎町止まりのバスが一日2本走っていた…乗るわけないでしょ?
しかし、熊本駅までの延伸ならアクアドーム周辺の住民は助かりますよ。
寝台特急「なは」に充分間に合うし、一番理想的な時間に熊本駅に着く。
私なら使いますよ。タクシーよりも遙かに安い。いいじゃないですか、大荷物で乗っても。

さて、長くなりましたが無駄な路線は本当に空気を運んでいるだけです。
回送距離が長ければ採算度外視で路線にすればいいと思います。
乗れば儲けじゃないですか…

2004.6.19 管理人・剣菱

       

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