現代科学否定厨返事目次 | 返事4空間膨張の謎 | 返事6空間膨張では銀河はできない | メッセージ |
「現代科学否定厨を否定」への返事5
著者 高田敞
(以下{ }内は、「現代科学否定厨を否定」よりの引用。黒字は「現代科学否定厨を否定」の原文です。青字は、私の返事です)
地球は130億年前から今日まで、その、追いかけてくる銀河の光に対して、
平均スピード光速の97パーセントで飛んでいたことになる。秒速29万キロです。すごいね。
地球も銀河も静止している。動いていない。
間の空間が広がっている。空間が膨張するとはそういうことだ。
ちなみに光に対しては光速の97%で飛ぶことはできない。
光に対しては常に光速の100%というのが一般相対性理論からの帰結。
問題
{地球も銀河も静止している。動いていない。}
返事
地球は宇宙背景放射に対して動いているのが観測されています。かなり高速だそうです。秒速数百kmだそうです。詳しい速度は忘れてしまいました。あしからず。でも地球も銀河系も、ほかの銀河も動いていることは観測されています。反対に地球と太陽とか、地球と木星とかの間が広がっているという現象は観測されていません。また、近いところでは、銀河系と、大小マゼラン銀河とか、アンドロメダとかの間も広がっている現象は観測されていません。{空間が膨張するとはそういうこと}かもしれませんが、観測されてないということはそれがないということになります。どうせ、ビッグバン論者は、得意のいいわけ、観測するのが非常に難しいから、観測されなくてもある、というのでしょうが。どんな言い訳をしたって、ないものはないんですよ。
問題
{光に対しては常に光速の100%というのが一般相対性理論からの帰結。 }
返事
地球の宇宙背景放射(光)に対する速度は光速の100%ではありません。上に書いた観測はナサの2機の人工衛星で異なる時期に行われました。初めの観測のあと、より性能のいい人工衛星を打ち上げて、2度目の観測を行っています。観測と、検証が行われたということなので、科学的実証になります。これは光が地球に対して相対速度を持っているということの実証です。アインシュタインの光速度不変や、マイケルソン、モーリーの実験を否定する観測結果です。(ちなみに。光速度不変の原理は、特殊相対性理論です)
ニュートンの絶対静止空間の考えでいえば、地球は絶対静止空間で独自の速度で動いているということです。もちろん銀河系も動いていますし、他の銀河も動いています。絶対静止空間に対してすべての物質は動いているといえます。万有引力は宇宙空間のすべてに働いていますからすべての物質は引力によって動かざるを得ないのです。
また、宇宙背景放射も、他の光も、絶対静止空間に対して光速度で動いているということになります。だから、地球と、宇宙背景放射が相対速度を持っているのです。特殊相対論では宇宙背景放射はどの方向からも地球に対して光速度になるので、地球の光に対しての速度は光速になるのですが、観測ではそうはなっていません。
ニュートンの絶対静止なら、観測事実と一致するが、相対論では、観測と理論が一致しなくなっているということです。観測と異なる相対論は間違いで、ニュートンの絶対静止が正しいといえます。
問題
{間の空間が広がっている。空間が膨張するとはそういうことだ。}
返事
空間膨張は仮説です。前項で述べたように、空間が膨張している現象は直接観測されたり、実験で確かめられたりしていません。
インフレーションビッグバン論者が、言っているだけです。
彼らのいう証拠は、遠い銀河ほど赤方偏移しているという観測から、空間膨張だと言っているだけです。遠い銀河ほど赤方偏移する原因は、空間膨張だけとは限りません。宇宙空間のさまざまな分子や、原子に銀河の光が衝突してもおこります。これでも、遠い銀河ほど強く赤方偏移します。
両者の比較
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赤方偏移の原因が空間膨張 |
赤方偏移の原因が、宇宙に浮かぶ分子や原子に衝突すること |
理論 |
空間とはなにかが分かっていない。 空間の構造が分かっていない。 空間膨張の仕組みが分かっていない。 ・空間の何がどのような力を受けてどのようになると膨張するのか。 ・たとえば地球の占める空間が膨張し、月の占める空間が膨張した場合、両者の空間が間で衝突する。そのとき空間はどうなるのか。押し合うのか、混ざり合うのか。これはゴムひもや、風船では物質であり小さいから簡単である。ただ押し合えば膨らむ。しかし、押し合うもんのない空間では度にように他の空間を押すのか。また、広大な宇宙空間を満遍なく押し広げるのか。どの方向に押し広げるのか、解明されていない。 ・全宇宙が膨張する仕組み。ゴムひもを伸ばしたり、ぶどうパンを膨らませたり、風船を膨らませたりはできる。膨張の力は無理なく伝わる。だけど、全宇宙を膨らますとき地球の近くの膨張を、1億光年先にどのように伝えるのか、百億光年先の空間にどのように伝えるのか。また、百億光年先の空間膨張がどのように太陽系まで伝わってきているのか不明。 ・空間膨張が伝わる速度はどれくらいか。 空間膨張の仕組みの科学的理論が一切ない。ゴムひもや、葡萄パンや風船では何一つ説明になっていない。単なるまやかしである。 |
光が、物質に衝突すると、その電子や分子を動かす。そのことで光のエネルギーが移動して、赤方偏移する。 矛盾のない理論がある。 |
実証 |
存在しない。 地球や地球周辺で空間膨張による赤方偏移の現象は確認されていない。 太陽系で、空間膨張の現象は確認されていない。 銀河系で、空間膨張の現象は確認されていない。 銀河系と、アンドロメダ銀河は接近しているから、この間の空間膨張は否定できる。 |
太陽光の赤方偏移 星間ガスによる赤化現象 密閉した部屋の中の光が消える現象。 光が物質に当たると赤方偏移することは実証されている。 銀河の光が宇宙空間の物質に当たっていることは、銀河の光のスペクトルの暗線で実証されている。 この二つから、銀河の光は、宇宙空間の物質に衝突したために赤方偏移したといえる。 これでも、遠くなると、衝突する物質が増えるので、距離に比例して、強く赤方偏移する。 銀河団内が膨張しなくても、遠い銀河ほど、赤方偏移する。 矛盾なく銀河の赤方偏移が説明できる。 |
問題
{ちなみに光に対しては光速の97%で飛ぶことはできない。
光に対しては常に光速の100%というのが一般相対性理論からの帰結。}
返事
・上に書いたように、地球は宇宙背景放射に対して相対的速度を持っている。光に対して、100%ではない。
・「パイ中間子が、ほとんど光の速さで動いている場合でも、放出される光は、やはり光の速さで進むのです。」と(「アインシュタインが考えたこと」佐藤文隆、岩波ジュニア新書31)に述べられています。
これもパイ中間子に対して、光は光速では進んではいません。アインシュタインの光速度不変の原理を否定する現象です。
そのほかに、ミュー粒子の大気への衝突でほぼ光速で飛び出る電子から出る光も、電子に対して並んで進み、光速では進んでいないことが観測されています。この観測は宇宙線の観測として常時行われています。一度きりのまれな実験ではありません。
このように、観測では、物質は光に対して相対速度をあらわしています。一方、アインシュタインの光速度不変は、理論はあるが、実際に観測されてはいません。マイケルソン、モーリーの実験はその実証であるといわれていますが、あの実験を精査すると、24時間周期の変化がみられるという学者もいます。それだと、地球の自転による変化があるということですから、かえって地球と光が相対速度を変えているという実証になるということになります。
このように、相対論の光速度不変は、あやふやな実証だけで確たるものはないのに対して、光速度不変を否定する実証はナサの人工衛星をはじめとして正確な観測が存在するということです。理論が正しいのか、実際の観測が正しいのか。私は実際の観測の方が正しいと考えます。
空間を広げる力ってどういうものなのだろう。
今の物理学では、どれだけのどんな種類のエネルギーをどこに仕掛けたらどれだけのスピードで空間が飛び散るのか、
式を想像することすらできないでしょう。
身の回りではなにひとつわからないのに、
何億光年も先の、誤差の方がはるかに大きいんじゃないかという宇宙では、
空間は曲がったり、膨張したりしているというのです。
なぜ、複数の手段で観測でき、誤差もほとんどない地球の近くでは空間の膨張も、曲がりも観測されないのでしょう。
普通なら、より観測しやすい、近くのほうが発見されやすいはずなのに。
太陽の周りでの空間の曲がりは確認されている。
地球の周りでの時空の曲がりの確認されている。
空間の膨張は距離に比例する。
100億光年と1光年では100億倍も違う。
現状近場では観測限界にあるというだけのこと。
あとこの人はLHCとか知らないのでしょうか。
返事
はい、無知なもので、LHCは知りません。{太陽の周りでの空間の曲がりは確認されている。}というのはエディントンの観測のことでしょうか?もしそれなら、私は、あれは、太陽大気による屈折現象だと考えています。理由:その星は、太陽コロナの中に写っている。ということは、星の光は太陽大気の中を通過している。大気の中を光が通過すると必ず屈折するのは、地球で観測されて証明済みである。エディントンの観測値にばらつきがあったのは、太陽の重力が変動したのではなく、太陽大気が変動したから屈折率が変化したからといえる。これも、星のまたたき現象として、地球上で観測されている。
ところが、重力で空間が曲がったという現象は直接観測されていない。アインシュタインの十字架などの重力レンズも、宇宙空間のガスによる屈折現象としても説明できる。ガスによる、屈折ではないという実証はない。銀河は巨大なガスの塊であることが観測されている。銀河団も巨大なガスの塊であることが観測されている。共に、宇宙に浮かぶ巨大なガスのレンズである。ここを光が通ると必ず屈折する。気体による屈折現象は地球のさまざまな現象で確認されているから実証済みであるのに対して、重力による光の曲がりは、他のもので証明されていない。太陽近辺の光の曲がりも銀河や銀河団の光の曲がりも、重力であるという根拠はアインシュタインがおっしゃったということ以外にない。実証ではない。
もちろんガスによる屈折でないという、根拠は示されていない。
問題
{地球の周りでの時空の曲がりの確認されている。}
返事
本当ですか。すみませんその事例を知りませんでした。
問題
{100億光年と1光年では100億倍も違う。
現状近場では観測限界にあるというだけのこと。}
返事
アインシュタインはいつもそういて、実証は何もしていません。しようとさえしていません。そのくせ、多様近傍の星の光が曲がっていたら、アインシュタインの言ったとおりだ、と喝采して、何一つ検証していません。銀河のまわりで、星の光が曲がったら、アインシュタインリングだ、とか言って拍手喝さいです。観測できないはずなのに、今度は、観測できたと言ってます。どちらに転んでもオーケーなのです。うまいやり方だと思おいませんか。だから、それが、本当にアインシュタインの言った原理からの現象であるかなんて一つも検証していません。天才のいうとおりだ、とひれ伏しているだけです。
観測されないのは、観測が難しいからなのでしょうか。なんだかできない人の言い訳によく似ていますね。私は、観測できないのは、そんな現象がないからだと思います。
まあ、言いたかったのは、観測が正確なところには現れず、観測が不正確なところには表れるというのは、お化けのようなものだ、ということです。黄昏や闇の中でははっきり物が見えないから、お化けや幽霊が出てくる。でも明るくはっきり見える昼間には、お化けも幽霊も出てこない。行燈からランプ、ランプから電灯となるに従い、幽霊やお化けの出る場所が消えていった。一方、空間膨張も、最初は銀河間が離れる、だったのが、観測がだんだん遠くにまで及ぶにしたがい、銀河間は膨張しない、局部銀河団間が離れるとなり、今は、銀河団の間が離れる、となっているようです。とても、よく似てるなあということです。
局部引力が大きくて物質が膨張していないところの空間はどうなっているかということです。
空間の膨張は全てにかかる。
銀河間も太陽系もあなたの鼻の穴の空間もだ。
そして距離に比例する。
空間の膨張が観測にどのような影響を及ぼすかというと、
鼻の穴の場合、鼻の穴を構成する分子間で電子を共有する化学的な力で結びついている。
この結合は安定(力を加えて結合を引き離そうとしても元の位置に戻ろうとする)である。
空間の膨張は分子間の結合を引き離そうとするが勝てないということだ。
空間の膨張の力は分子間力に比べて小さすぎるのでもちろん観測できないが。
銀河系とアンドロメダ銀河ぐらいの距離でようやく空間の膨張が観測できるレベルになるというだけのこと。
返事
銀河系と、アンドロメダ銀河は接近しているという観測がされています。膨張は確認されていません。
アンドロメダや銀河系のような銀河の集団を、局部銀河団というそうです。局部銀河団は、その重力による結びつきが空間膨張より大きくて、膨張しないと言っている人もいます。それどころか、局部銀河団がいくつも集まってつくる、銀河団も膨張しないと言っている人もいます。銀河団は、それを大きくガスが包んでいるという観測があります。この近辺でも、銀河系のガスと、アンドロメダのガスはつながっているという人もいます。
今は、膨張しているのは、銀河団と銀河団の間であるという意見もあります。
ハッブルの頃は、銀河と銀河の間が広がっているという考えでした。ハッブルの観測した銀河の赤方偏移が遠い銀河ほど大きくなっているからでした。でも今は違う意見もあるということです。銀河団内の銀河は離れないなら、同一銀河団内の銀河の赤方偏移は同じになるはずなのに、ハッブルの観測では、銀河が固有の赤方偏移をしています。観測が正確になるに従い矛盾が大きくなっているようです。
遠い銀河ほど赤方偏移しているというのがハッブルの観測ですから、遠い銀河ほど地球から離れる速度が大きいということになりそうです。ところが、望遠鏡が発達してくると、観測した銀河団がすっぽりガスに包まれていたりするから困ったことになってしまったのです。銀河系も、おとめ座銀河団の方に引き寄せられているということです。そこに謎の引力源があると言っています。遠くても、空間膨張より重力による動きが打ち勝ち、接近しているというのです。じゃ、ハッブルの発見した、それより近い銀河の赤方偏移はどうなってるの、といいたいです。
観測と合っていません。赤方偏移は、空間膨張ではなく、光が、宇宙空間の物質に衝突することでエネルギーを減じているとすると、膨張していない銀河団の中の銀河でも遠いほど大きく赤方偏移します。何の矛盾も生じません。
銀河の光が、宇宙空間の物質に衝突しているのは、そのスペクトルに現れています。光が、物質に衝突すると赤方偏移するのは、観測されています。部屋の電気を消してみてください。あっという間もなく暗くなるでしょ。あれは、可視光が、壁などに衝突して、熱エネルギーに変わるから、赤方偏移して、光じゃなくなってしまうからです。太陽光も、中心でγ線として発生した光が、太陽の物質に衝突して、何億年もかけて表面に出てきたときには可視光まで赤方偏移しているということらしいです。太陽をバラバラにしてガスとして、宇宙空間にまき散らして、その中を銀河の光が通ると、やはり、赤方偏移してもおかしくありません。
遠い銀河の光ほど地球に来るまでに衝突する物質が多くなります。遠い銀河ほど赤方偏移する度合いが高くなるのはそのためです。
結論
銀河の赤方偏移は、空間膨張を表していません。空間膨張には、そのほかの証拠はありません。すなわち、空間膨張はないということです。これは、地球を中心とした、半径230万光年の宇宙には、銀河の赤方偏移を含め、何一つ空間膨張の現象を示すものは存在しないという観測結果とも一致します。