へいこく雑記帖

ブラックホールと時空の方程式



著者 田 敞


 はじめに

 アインシュタインは時空という言葉を考え出しました。ところで、時空とはなんなのでしょう。なぜ時間は時間、空間は空間ではいけないのでしょう。たしかに、時空なんてかっこいい言葉ですけどね。かっこいい言葉は文学や、キャッチフレーズには必要ですけれど、科学には向いていないような気がします。科学は本当はなにかを考えて見つければいいのです。かっこいい言葉は言葉に流されて本当のことを見逃してしまう危険があるのではないでしょうか。

2020年12月9日

記   田 敞

目次

更新日  題  内容 
 2020,12,9 ブラックホールと時空の方程式1   {観測者の運動状態によって,流れる時間の間隔は異なる}ということが正しいということから、ローレンツ変換の式が作られています。ここでは、観測者の運動状態によって、流れる時間間隔は異なるという理論は正しいかを考えてみます。理論が正しいとして作られた計算式からは理論そのものが正しいかどうかは判断できませんから。
 2020,12,11 ブラックホールと時空の方程式2   重力波が相対性理論の証拠であるということです。本当でしょうか。ところで、重力波って何なんでしょう。重力が時空をゆがめ、それが波になって地球にやってきたといっています。時空は時間と空間からできているということです。ということは、時間が歪み空間が歪んだということです。時間が歪むというのは時間がどうなることなのでしょう。空間がゆがむとは空間がどうなることなのでしょう。小林氏は答えを書いているのでしょうか。考えてみます。
 2020,12,12 ブラックホールと時空の方程式3   光速度不変についてです。ガリレイの相対性原理と、アインシュタインの相対性原理とはどのような関係があるのかを考えます。ガリレイの相対性原理は慣性の法則が原理です。アインシュタインの相対性原理は、慣性質量のない光の法則です。慣性の法則は当てはまりません。若きアインシュタインの光速で逃げる鏡に顔は写るのでしょうか。写った顔は年を取っていたりして。
 2020,12,13 ブラックホールと時空の方程式4   {「純虚数は非現実的なので,V>cということはない」と言いたくなりますが,それはあくまでも数式上のことですので,実際にはV>cだとどうなるのかを物理的に考察しなくてはいけません。本書では詳細には触れませんが,V>cを許すと,観測者によっては因果関係が逆転することも許してしまいます。そうしたことから,物理的な理由でV>cというケースは排除すべきだと考えられています。本書でもこれ以降Vはc以下に限って考えます。}ということだそうです。数式が現実と合わないから、適当にその部分を排除するというのです。数式が現実と合わないということは数式が間違っているということではないのでしょうか。相対論者はそうは考えないのですね。 
 2020,12,13 ブラックホールと時空の方程式5   {「運動している人に流れる時間は遅れる」}というのが特殊相対性理論の主張です。すると、運動している人と止まっている人の現在時刻はどんどん変わっていきます。異時刻にいる人が現在の地球にたくさんいることになります。隣に座っている人は過去にいる人だったり、前を通り過ぎて行く人は未来の人だったりするわけです。地球は一体今何時なのでしょうね。
 2021,1,18 ブラックホールと時空の方程式6   動いている箱の中で光は真っすぐ上下できるのかを考えてみます。走っている列車の中で、手に持ったボールを落とすとその人に対して真っすぐ落ちます。慣性の法則です。光が慣性の法則と同じ現象を起こすのはどうしてでしょう。慣性の法則は質量のあるものの現象です。質量のない光がどのような仕組みで慣性の法則と同じ現象を起こすのか、不思議なので考えてみます。