1月26日、広島防衛施設庁の職員が出席して岩国市議会全員協議会が開かれ、米軍再編問題で質疑が行われました。

 日本共産党岩国市議団は、1、原子力空母が配備されれば岩国への移駐が増えるのではないか 2、来年度厚木艦載機部隊の格納庫、駐機場を
建設する計画を組んでいるが中身を示せ 3、艦載機移転は沖合い移設の目的外使用ではないか 4、愛宕山に米軍住宅を建設する気があるのかなどを質問し、原子力空母の配備でも兵力は変わらないという矛盾、FCLPはやらないというがタッチアンドゴーはやると明言したことで、騒音は増えないという矛盾など問題点を追及しましが、全体が15分という短時間のため十分ではありませんでした。

発言する山田市議

 国はもっと時間を取るべきだという保守系の議員もいるほどでした。

 事前に提出した会派別の質問事項の一覧


2006年12月議会のご報告です。

市長に責任転嫁 米艦載機受入れ容認派が問責決議

 07年度予算の財務省原案が、岩国市庁舎の07年度の補助金を打ち切った問題で26日、市議会で受入れ容認派議員たちが、「新市庁舎建設の補助金がゼロになったのは市長の責任だ」と井原市長に責任転嫁する「問責決議」を提出しました。

この補助金問題について、詳しくはこちらをクリック! ←ぜひ ぜひご覧ください

 朝10時から、議場にはたくさんの住民が傍聴にかけつけ、議会は長時間の休憩をはさむなど紛糾し、午後6時、記名投票のすえ賛成17、反対15で強行可決。

 日本共産党市議団は、1996年に普天間基地所属のKC−130空中給油機を岩国基地に移転する条件の一つとして「地域振興のための諸施策への積極的な支援」を約束した経過を述べ、「問責されるべきは、約束を破った防衛施設庁であり、国だ」と指摘、「艦載機を受け入れないからと、イジメのような圧力をかけている国こそ問責されるべきで、民意を尊重しがんばる井原市長を責めるとはあべこべです」、

 「岩国市民は住民投票で艦載機部隊の受入れに『反対』の意思を表明し、『受入れ反対』を公約した市長を選んだ。市議会がやるべきことは、国のやり方に同調するのではなく、安全安心の岩国市を子や孫たちに残すことだ」と反対討論にたちました。

「問責」決議に賛成した議員17名

市政クラブ  前野弘明  阿部秀樹  縄田忠雄  石本崇  細見正行

憲政クラブ  味村憲征  林雅之  桑原敏幸  武田正之

創政会    宗政久明  貴船斉  中塚一博  藤本泰也

政和会    高田和博  藤重建治  片山現司  松本久次

「問責」決議に反対した議員15名

日本共産党市議団  大西明子  藤本博司  山田泰之  古谷清子

公明党議員団    井上昭治  越澤二代  河本千代子  河合伸治

清風クラブ      藤井哲史  石原眞  姫野敦子

市民クラブ       渡吉弘  野口進  重岡邦昭

リベラル岩国     田村順玄

途中退席1人 無所属の西村幸博

清風クラブの村中洋は議長


 議会の日程  12月4日(月)から26日(木)   一般質問は12、13、14日

庁舎建設や愛宕山開発問題、国や県の圧力に道理ない

 一般質問で、米艦載機部隊移転容認派の議員が「市新庁舎も愛宕山開発も国の支援が得られない」、「市長が反対ならば市庁舎建設はできない。どう責任取る」など口々に井原市長を非難しました。

 藤本ひろし市議は、市庁舎建設に国の補助金を受ける仕組みについて「前市長が普天間基地のKC130空中給油機受け入れの見返りに国と約束したことが、市庁舎建設の前提になっている」と指摘、「政府自ら、市庁舎と『米軍再編とは別だ』といってきたのに、今さら絡めるのは筋違い。本来なら、議会が国に抗議決議をあげてもいい話」と批判しました。

 わたしたちの一般質問の内容   それぞれ名前をクリックして、ぜひご覧くださいませ。

大西明子  クリック!

藤本ひろし ←クリック!

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2006年11月の臨時議会のご報告です。

● 正・副議長を艦載機部隊受け入れ反対派で  艦載機受け入れ反対のために共同 −

 選挙後の初めての臨時議会が11月16日に開かれ、議長、副議長、および常任委員会の所属と正・副委員長や監査委員、岩国地区消防組合議会など各種組合議会議員の選出を行いました。

 注目の議長選挙は、艦載機部隊受け入れ容認派が2つに分かれ、受け入れ反対派が日本共産党、清風クラブ、市民クラブ、リベラル岩国がまとまり村中洋氏(清風クラブ)に投票し12票を集めて当選しました。

 副議長選挙は反対派、容認派が同数となり、くじ引きの結果反対派の渡吉弘氏(市民クラブ)が当選しました。

 私たち日本共産党は受け入れ反対のために、その一点での共同を模索。受け入れ容認派からの働きかけもありましたが、住民投票、市長選挙、市議選挙で示された民意を議長選挙でも実現できるよう努力しました。

議長・副議長選挙の得票状況

議長                     得票

○村中洋(清風クラブ)  12票

桑原敏行(憲政クラブ) 9票

細見正行(市政クラブ) 9票

井上昭治(公明党)   4票

副議長            得票

○渡吉弘(市民クラブ)   12票

高田和博(政和会)     12票

宗政久明(創政会)    5票

井上昭治(公明党)    4票