2003.10.20〜23



8月の末に姪から1本のメールが入った

HELLO!元気?
なんか、11/4までならマイレージで香港に行けるらしいんだ。
だから、もともとたいした額ではないけど、
航空運賃はただでホテル代だけで香港旅行できちゃうんだって。
あたしとパパじゃ行ける店も限られるだろうから、おばちゃんも行かない?
って話。
まー詳細は決まってないけど、三泊四日くらいで、平日だって。
土日入ると高いからって。 どうよ??















この夏に、姪は私の姉である母親を亡くしたばかりだった
私は、姉が行くはずだった旅を代わりに行くのはためらわれた
しかし、ママッ子だったこの姪の気持ちを思い一緒に行くことにした

その時私は体調を崩して微熱に悩まされていたがいたのだが
ま先だと心配はしていなかった

私は、特に何という希望もなかったので旅なれた義兄や姪にすべてお任せだった
飛行機の中で見ようと思った案内書は、香港に行くまで開かれもしなかった
香港
 費用明細実績(2003.10.20〜10.23),3泊4日のの概要。 作成日、2003.08.30、
費用概算
NO 項目 実績又は、比較 明細、コメント(基本的に一人分) 備考
今回 香港4日間
1 チケット 0 UAの無料航空券にて。
2 宿泊 10000 10000〜15000円 2泊 これから決める。
3 空港税(成田) 2040 実績
4 空港税(香港) 1300
5
6
7 成田往復交通費 1900 実績(950X2=1900、東武鉄道は無料。)
8 航空保険料 0
9 現地交通費 3400 バスなら安い。
10 レンタカー
11 土産 別勘定
12 その他2 7000 昼飯、観光、乗り物、 バス、トラム、地下鉄など、
13 夕食、2回 7000 2000円、5000円 北京ダック、エビなど。
14 合計 32640
食事は全て、自腹です。(300円〜7000円、何でも有ります)
日程表
天候
日程 1日目(10/20) 2日目 3日目 4日目(10/23) 備考
食事、 食事、 食事、
午前 500 500
当日確認の
こと。 UA-890
9.15、DP
14.25、AR
成田まで、2時間 食事 食事、
自宅発、14.25 500 500 自宅着、17.45ごろ予定。
午後 成田着、16.25
UA-891 食事、 食事、
18.25、DP 4000 4000
21.45、AR ビクトリア、ピーク ビクトリア、ピーク2回目
ホテル着 夜市
23.00頃
.香港滞在は、実質2日間です。いきたいところがありましたら、考えておくこと。香港は、バスと、地下鉄が安いです。
また、暑いですが、歩き回るのもよいと思います。

私たちの乗った飛行機はマイレージの無料だから、好みの時間到着とは行かない 
着いたのは夜中だった 空港から近代的な.エアポート・エクスプレス・ラインに乗り香港島へ 

ホテルは駅から歩いて10分くらいだと義兄は言うが、
疲れた身体で夜中の街を荷物を持って歩くととても長く感じた
シャワーを浴びて、ベットに入ったのは1時だった


翌朝、窓を開けると海が窓いっぱいに広がっていた

* 私たちのホテルは 
  街の中心部の高いホテルではなく「ココ」辺り

後ろの山がビクトリアピーク

まずはメシだ、という義兄の言葉で街に出る 私たちは地元の人が食べる気軽な店で食べたかった 店と言うよりは屋台に近く、日本ならガード下の店より簡単だあちこち覗いてみるが、大抵の店が人で溢れていた こちらの人たちは朝食は外食なのだろ 仕方なくおかゆの店でないところに入ったら不味いパンだった 

食後あちこちの店を覗いて歩く この界隈は食べ物系がいっぱい 食べながら歩くのが好きな人なら気軽に食べられるような饅頭や菓子が色々あった 果物・野菜( 日本では見かけない物も多かった)ナッツ・乾物いろいろだ

その後両替に銀行へ行く たくさん使うと言う小銭を多くしてもらった



一度ホテルに帰り、外出だ 暑いので、半袖Tシャツに半袖シャツを重ねる 世界最長のヒルサイド・エスカレーターに乗って、高級住宅街を見に行くことになった 

トラムに乗った この路面電車、HK$2で何処でも行ける この香港滞在中、2ドルコインをいつも絶やさないようにしていた トラムは2階が良いと言うので2階に上がり外を楽しむ 軒先をかすめるように走るトラムは楽しい 

こちらの人は、交通法規なんてものがあるのかと思うような運転に、何処でも渡る歩行者でトラムの上でハラハラする また、街はそこいら中が工事中、埃でいっぱいだった

ヒルサイド・エスカレーターで登った先にあるのは、緑の街路樹のある高級マンション街だった 朝見た下町のアパートとは天と地ほども差があり、重々しく美しかった

20分も登るエスカレーターで行くマンション、義兄曰く「ココは高級車で登るような人しか住まない 坂道を歩いて登るような奴は住めないんだと言う マンションから出てきた老夫婦がいたが、いかにも大人(たいじん)という風だった

私たちは、トラムを降りてからここまで来るのにかなり歩いていた 姪が、スタバがあるからコーヒー飲もうという 私もそれに賛成だったが、義兄はスタバのコーヒーなど高いばかりだと反対 ああいうところに住む人たちは、ココが高いとか言う前にこういうところには入らないんだろな この後香港滞在中、義兄にはどれだけ歩かされたことか・・

この道の両側に、小さな屋台の親戚のような飲食店がいっぱいある

ビルのなかの店 見た目に美しく斜めにいっぱい積みあげられ、アメ横を思わせる

坂の左手には、古い汚れた
アパートがぎちぎちに建っていた

街の中心部のトラムの停留所 行き先を見て乗る

スタバの隣が、エスカレーター乗り口

 Top 山の話 彫刻 展覧会 こもれび ひとりごと  ミャウ  料理 ひだまり リンク

* 後日、義兄から送られてきた予定表

お昼も過ぎお腹も空き、昼食に九龍に渡る フェリーはHKドル1.7。
フェリーは7分しか乗らないからすぐに着き、私たちは九龍公園の中を抜けて、レストランのたくさん入っているビルに入った もう、お昼時を過ぎていたためかどのお店も空いていた

湿度が高くて、汗だらけになって歩いていたが、ビルの中は冷房が効いていて寒かった

高級そうな店に入ったのだが、量は食べたくなくラーメン風のものを頼んだ これはとても美味しかった 店を店から出て、同じビルの中にあった店頭で品物選ばせる店を覗き、こんなのも良いいね、と話す



この時の私は、この旅行の前から体調を崩し微熱に悩まされていた 良くなって来ていたとはいえ、まだ微熱をか抱えての旅だった 具合悪ければ、ホテルで寝ていればいいと、出てきた

そんな私は十分に疲れたので、ホテルに帰って昼寝することにした  姪は、買い物すると街の中心に 義兄もブラブラするとどこかに行った 

香港は英語の通じる国と思っていたが、私たちが歩いたような所では殆ど通じなかった そんな中を一人でトラムに乗って帰るのに不安があった 行き先はトラムの前を見れば良いのだが、降りる時が怖い 停留所に名前がないし、アナウンスもないから、自分が周りを見て降りるしかない 降りる所の少し前にある目印になるものを覚えておくのが大切だった




シャーワーを浴びてひと眠りした私はだいぶ元気になった 6時前にはみんなホテルにそろい、さて今度はビクトリア・ピークの夜景だ

ビクトリア・ピークにはビクトリア・トラムで登るのだが、トラムの停車場からこの乗り口までがけっこうある ウンザリしながら歩いた道だが、昼に歩いた所とは店の種類の違い面白い 道を知らないと、一人では来られないだろうというところに、乗り口はあった それでも、ちゃんと人は大勢集まっていた


夜景は、かなりガスがかかっていた 今夜のように暖か日は霞んでいる、 雨降りの後の晴れの日が良い 、宣伝写真みたいな夜景は年に何回もないだろうと義兄が言う 香港に来ると義兄と姉は毎晩ビクトリアピークに来たそうだ 明日、もう一度来ようと



それにしても、香港に来て驚いたのは高いビル同士がピタリと傍に建っていることだ 
夜景も、日本の夜景は横への広がりだが、香港のものは縦があるので、「立体の美しさ」だった  

さて、今度は九龍に渡って向こうからこちらの夜景を眺めようと促された 
昼に乗ったフェリーで渡る 夜の海は綺麗だった

私はビクトリアピークから眺める夜景よりもこちらが気にいった
こういうところにいると飽くことを知らない 

この左手にベンチが海に向かって備えられている かなり長いので奥の方に行けばいくらでも座れた 右手は公園

夜も8時を回りお腹がすき夕飯に屋台に行く 私と姪はタクシーで行こうというのに、義兄はまた歩くと言い張る 仕方なしに歩き出したが、私たち2人は、歩いてる間「タクシー、タクシー」と騒いでいた とうとう、義兄が折れてタクシーに乗った タクシーは私たちが歩いた道をぐるりと戻ってから行った この辺は一方通子だからな、と義兄 姪は、パパがケチしているからこんなことになるんだ、となじる 私もそうだそうだと笑ってしまった 



浅草の仲見世通りのような中を抜けて屋台街に着いた

店の周りに魚介類が溢れるように並べてある この中から食べたい物を選び、炒めるとか焼くとか注文するそうだ 注文した皿の中身が全部来るから量に注意するように言われる 海老好きの姪は海老を、私は話に聞いていた上海カニを、義兄は太いマッチ棒見たいな貝とこの国は菜っ葉がおいしいんだ、と注文する 

私たちは気取った相手では出来ないような大口開け、カニにむしゃぶり付き、すべてを堪能した 貝はさすがに義兄の推薦だけあって美味しかった 野菜炒めは本当に美味しくて、もう一皿お代わりした 海老は姪っ子が参るほどの量が来て、皆のノルマになった 

皆で大満足、腹口散々食べて飲んで、ホテルに戻った

義兄は、私と姪のとろけた顔を見て喜んだ こういうところは嫌がる人も多いからな、と・・

この後ろの屋台の中で食べた


飛行機の中で姪に「お願いよ、いつも私がいるか確認してね」と頼んだ

私たちは、
出国カウンターが余りにノロマでもう少しで飛行機に乗り遅れるかと心配した

こんな時も姪はすかさず短い列に短い列にと並び替えて行く
子連れはすぐにパスだとかアラブ系の人がいたら遅いとか
義兄が智恵をくれるのだが私はどうも気が付くのが遅い・・・

私たちがこれでは間に合わないと言うくらいになった時
姪だけはずいぶん前にいたので後の人たちに頼み込んで入れてもらった
終わって歩き始めたらスチュワーデスが、xxx便の方いらしたらお早くお願いします
こちらです、こちらです、とせかし空港の中を走った

駅で待ち合わせて成田へ
 旅なれた義兄も姪も、空港でまだ時間がとか言ってあちこちうろついている 
私はチケットは渡されているものの、
一人になったら迷子になるのでいつも姪の隣に付いていた