ホリスティック医学・健康学“コラム”No.33

ホリスティック医学の重要な健康理論――“霊的エネルギー循環理論”

2018/08/30

ホリスティック健康学の基本理論の一つは「霊的エネルギー循環理論」です。ホリスティック健康学の健康観・病因観・治療観は、この「霊的エネルギー循環理論」によって説明されます。

「霊的エネルギー循環理論」とは、「霊」から取り入れられた「霊的エネルギー」が、身体の上位の構成要素から下位の構成要素へとステップダウンすることによって、全身にくまなく行き渡るようになるというものです。外界から取り入れた霊的エネルギーは、人体の最高次元の構成要素である「霊」から下降して「霊の心(魂)」を経て「霊体」に至り、肉体との接点(※古来チャクラと呼ばれてきた箇所)を通って肉体に流れ込みます。また「霊の心」から脳に流入し、肉の心(本能)を活性化し、そこから肉体へと下降します。こうして上位から下位の身体構成要素に霊的エネルギーがもたらされるようになります。

霊的エネルギーの循環が正しく行われるならば、人体の各構成要素は宇宙と自然界の摂理に合致し、全身に調和がもたらされるようになります。それによって「霊・霊の心・霊体・肉体本能・肉体」という人間の5つの構成要素の調和・バランスがとれ、全身の調整システムが正常に働き、健康が維持されるようになります。反対に霊的エネルギーの循環が滞ったり異常をきたすと全身が不調和・アンバランスに陥り、人体の調整系システムに狂いが生じ、それが結果的に肉体の異常(病気)として現れるようになるのです。

「霊的エネルギー循環理論」を図示すると次のようになります。


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