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このクラスはネイティブ浮動小数二次元配列を扱うクラスです。
このクラスの配列要素はFGESにおけるオブジェクトではなく、
C++レベルで確保および管理されています。
そのため、配列要素とのやり取りは必ずデータがコピーされ、
配列要素への直接の参照を取得することができません。
その代わり、このクラスの配列要素はC++レベルの高速なコードで処理を行えます。
●継承
このクラスは継承をしていません。
●インターフェイスとインターフェイスメソッド
このクラスはインターフェイスの実装宣言をしていません。
●クラスメソッド
このクラスはクラスメソッドを持っていません。
●クラスメンバメソッド
●クラス共有変数
このクラスはクラス共有変数を持っていません。
●インスタンス変数
このクラスはインスタンス変数を持っていません。
●C++レベル追加情報
クラスID: FGES_CLASSID_PFLOATARRAY2D
クラス名: FGESPFloatArray2D
PFloatArray2D::#operator[]
public readonly Float #operator[]( IInteger index1, IInteger index2)const
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素の値を返します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、例外が発生します。
このメソッドは最初に各引数から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 IInteger@@Get を呼び出します。
戻り値:指定した要素番号の値を返します。
IInteger index1 :取得する要素番号1(0起算)
IInteger index2 :取得する要素番号2(0起算)
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PFloatArray2D::Get
public readonly Float Get( IInteger index1, IInteger index2)const
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素の値を返します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、例外が発生します。
このメソッドは最初に各引数から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 IInteger@@Get を呼び出します。
このメソッドは #operator[] と同じ動作です。
戻り値:指定した要素番号の値を返します。
IInteger index1 :取得する要素番号1(0起算)
IInteger index2 :取得する要素番号2(0起算)
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PFloatArray2D::Set
public Bool Set( IInteger index1, IInteger index2, IFloat val)
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素に val を代入します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に各引数からネイティブインターフェイスによる取得を試みます。
これに失敗した場合、各インターフェイスの Get を呼び出します。
戻り値:代入に成功すると真を返します。
IInteger index1 :設定する要素番号(0起算)
IInteger index2 :設定する要素番号(0起算)
IFloat val :設定する値
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PFloatArray2D::SetAdd
public Bool SetAdd( IInteger index1, IInteger index2, IFloat val)
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素に val を加算します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に各引数からネイティブインターフェイスによる取得を試みます。
これに失敗した場合、各インターフェイスの Get を呼び出します。
戻り値:処理に成功すると真を返します。
IInteger index1 :処理対象の要素番号(0起算)
IInteger index2 :処理対象の要素番号(0起算)
IFloat val :加算する値
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PFloatArray2D::SetSub
public Bool SetSub( IInteger index1, IInteger index2, IFloat val)
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素に val を減算します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に各引数からネイティブインターフェイスによる取得を試みます。
これに失敗した場合、各インターフェイスの Get を呼び出します。
戻り値:処理に成功すると真を返します。
IInteger index1 :処理対象の要素番号(0起算)
IInteger index2 :処理対象の要素番号(0起算)
IFloat val :減算する値
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PFloatArray2D::SetMul
public Bool SetMul( IInteger index1, IInteger index2, IFloat val)
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素に val を乗算します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に各引数からネイティブインターフェイスによる取得を試みます。
これに失敗した場合、各インターフェイスの Get を呼び出します。
戻り値:処理に成功すると真を返します。
IInteger index1 :処理対象の要素番号(0起算)
IInteger index2 :処理対象の要素番号(0起算)
IFloat val :乗算する値
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PFloatArray2D::SetDiv
public Bool SetDiv( IInteger index1, IInteger index2, IFloat val)
この二次元配列の index1 番の配列の index2 番の要素に val を除算します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に各引数からネイティブインターフェイスによる取得を試みます。
これに失敗した場合、各インターフェイスの Get を呼び出します。
戻り値:処理に成功すると真を返します。
IInteger index1 :処理対象の要素番号(0起算)
IInteger index2 :処理対象の要素番号(0起算)
IFloat val :除算する値
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PFloatArray2D::GetArray
public Bool GetArray( IInteger index,editable PFloatArray floatarray)const
この二次元配列の index 番の配列を floatarray にコピーします。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に index から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 index.Get を呼び出します。
戻り値:取得に成功すると真を返します。
IInteger index :取得する要素番号(0起算)
editable PFloatArray floatarray :[出力]コピーを保存する配列オブジェクト。
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PFloatArray2D::SetArray
public Bool SetArray( IInteger index, PFloatArray floatarray)
この二次元配列の index 番の配列に floatarray をコピーして保存します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、偽を返し何も行いません。
このメソッドは最初に index から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 index.Get を呼び出します。
戻り値:取得に成功すると真を返します。
IInteger index :設定する要素番号(0起算)
PFloatArray floatarray :設定する配列オブジェクト。
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PFloatArray2D::Alloc
public SelfType@ Alloc( IInteger count)
この二次元配列の要素数を count まで増やします。
count がこの二次元配列の要素数より少ない場合、何も起こりません。
このメソッドは最初に count から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 count.Get を呼び出します。
このメソッドはメモリの確保に失敗した場合、例外が発生します。
戻り値: this を返します。
IInteger count :確保する要素数
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PFloatArray2D::Reserve
public SelfType@ Reserve( IInteger count)
この二次元配列の要素数を変更せずに count 分のメモリを準備します。
このクラスは必要な場合、自動的にメモリを確保するため
通常はこのメソッドを明示的に呼び出す必要はありません。
このメソッドはパフォーマンスを最適化するためだけに存在します。
このメソッドは最初に count から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 count.Get を呼び出します。
このメソッドはメモリの確保に失敗した場合、例外が発生します。
戻り値: this を返します。
IInteger count :確保する要素数
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PFloatArray2D::Move
public SelfType@ Move( IInteger target, IInteger dst, IInteger count=1)
この二次元配列の target 番から count 個の要素を dst 番に移動します。
このメソッドは最初に各引数から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 IInteger@@Get を呼び出します。
指定した要素番号が無効な場合例外が発生します。
戻り値: this を返します。
IInteger target :移動元の要素番号(0起算)
IInteger dst :移動先の要素番号(0起算)
IInteger count=1 :移動する要素数
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PFloatArray2D::Push
public SelfType@ Push( PFloatArray floatarray)
この二次元配列の末尾に要素を追加します。
戻り値: this を返します。
PFloatArray floatarray :追加した要素に設定する配列
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PFloatArray2D::Pop
public SelfType@ Pop(editable PFloatArray? output=NULL)
この二次元配列の末尾の要素を削除します。
output に有効な参照を指定すると、削除した要素の配列が出力されます。
二次元配列に要素がない場合、例外が発生します。
戻り値: this を返します。
editable PFloatArray? output=NULL :[出力]削除した配列を出力するオブジェクト。空参照の場合無視します。
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PFloatArray2D::UnShift
public SelfType@ UnShift( PFloatArray floatarray)
この二次元配列の先頭に要素を追加します。
戻り値: this を返します。
PFloatArray floatarray :追加した要素に設定する配列
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PFloatArray2D::Shift
public SelfType@ Shift(editable PFloatArray? output=NULL)
この二次元配列の先頭の要素を削除します。
output に有効な参照を指定すると、削除した要素の配列が出力されます。
二次元配列に要素がない場合、例外が発生します。
戻り値: this を返します。
editable PFloatArray? output=NULL :[出力]削除した配列を出力するオブジェクト。空参照の場合無視します。
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PFloatArray2D::Reverse
public SelfType@ Reverse()
この二次元配列の要素の並びを逆順にします。
戻り値: this を返します。
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PFloatArray2D::Insert
public SelfType@ Insert( IInteger index, PFloatArray floatarray)
この二次元配列の index 番に要素を挿入します。
追加された要素は指定した要素番号になります。
このメソッドは最初に index から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 index.Get を呼び出します。
指定する要素番号は追加後に有効な番号でなければいけません。
戻り値: this を返します。
IInteger index :挿入する要素番号(0起算)
PFloatArray floatarray :挿入した要素に設定する配列
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PFloatArray2D::Erase
public SelfType@ Erase( IInteger target, IInteger count=1)
この二次元配列の target 番から count 個の要素を削除します。
削除した要素より後ろに要素がある場合、削除した数分番号が詰められます。
このメソッドは最初に各引数から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 IInteger@@Get を呼び出します。
指定した要素番号が無効な場合例外が発生します。
戻り値: this を返します。
IInteger target :削除する要素番号(0起算)
IInteger count=1 :削除する要素数
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PFloatArray2D::Exchange
public SelfType@ Exchange( IInteger index1, IInteger index2)
この二次元配列の index1 番と index2 番の要素を交換します。
このメソッドは最初に各引数から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 IInteger@@Get を呼び出します。
指定した要素番号が無効な場合例外が発生します。
戻り値: this を返します。
IInteger index1 :対象の要素番号(0起算)
IInteger index2 :対象の要素番号(0起算)
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PFloatArray2D::AllClear
public SelfType@ AllClear()
この配列の全ての要素を削除し、メモリも解放します。
このメソッドは要素管理用のメモリも解放します。
配列をリセットしてすぐに再使用する場合は AllUnLock を使用すべきです。
戻り値: this を返します。
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PFloatArray2D::AllUnLock
public SelfType@ AllUnLock()
この配列の全ての要素を削除します。
このメソッドは要素管理用のメモリは解放しません。
配列をリセットしてすぐに再使用する場合は AllClear より適切です。
戻り値: this を返します。
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PFloatArray2D::GetCount
public Integer GetCount( IInteger? index=NULL)const
この二次元配列または要素配列の要素数を返します。
index が空参照である場合、二次元配列の要素数を返します。
index に有効な参照が指定された場合、対応する要素配列の要素数を返します。
この時、指定した要素番号が無効な場合、例外が発生します。
このメソッドは最初に index から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 index.Get を呼び出します。
戻り値:この二次元配列、または指定した要素配列の要素数を返します。
IInteger? index=NULL :要素数を取得する要素配列の要素番号(0起算)
空参照の場合は二次元配列自体の要素数を返します。
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PFloatArray2D::IsValidIndex
public Bool IsValidIndex( IInteger index1, IInteger index2)const
各 index がこの二次元配列の要素番号として有効か判定します。
このメソッドは最初に各引数から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 IInteger@@Get を呼び出します。
戻り値:各 index がこの二次元配列の要素番号として有効であれば真を返します。
IInteger index1 :判定する要素番号1。
IInteger index2 :判定する要素番号2。
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PFloatArray2D::Sort
public SelfType@ Sort( IInteger index)
この二次元配列内の指定した要素配列を昇順に整列します。
このメソッドは指定した要素番号が無効な場合、例外が発生します。
このメソッドは最初に index から INativeInteger による取得を試みます。
これに失敗した場合、 index.Get を呼び出します。
戻り値: this を返します。
IInteger index :整列する要素配列の要素番号(0起算)
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最終更新 2023/01/21