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  ダアさんのバド?な雑文(ザブ)     
 
  断絶(2) 断絶 次男考 さとり世代 扉少年 カビ 花粉 池田にて 携帯の眼 送迎
  お題 Nに思う  花は咲く 人事は 海岸走 全道新人 ⑤年賀状 ④名菓あり ③氷点下
  ②練習 ①帯広通信 越年合宿  閖上地区  新人戦  沈黙の訳 関東切符 大震災
  十勝以降 然別湖・芽室 池中・帯農 十勝へ オフ 光明 GP会員 銅2つ 切符4枚
  入院のこと(3) 入院のこと(2) 入院のこと 入院・手術 掲示板 フェイク 道案内(2)
  ルーチン インフル渦 2009年・夏(2) 2009年・夏 イン よくぞ男に 道案内 10本(2)
  10本 さくら 石川オープン 賀状(2) 賀状 手紙 花見
 4月1日 武道館 回帰 掲示板 挨拶
 

「断絶(2)」
・・・2013.05.31

別の競技だけれど、全国出場経験のある先生が転任して来たことがある。情熱溢れた体育主任。
ダアとは一歳違い、妙に馬が合って一緒に飲み歩いたりもした。今回のテーマで言えば爺婆世代。
その先生が「新入生の部活入部に気配りする、偏らないように転部を勧める場合がある」と。
各部の指導の限界、大会出場や通常の練習にさえ応えてやれない生徒が出てくること、の回避。
授業で能力や適性を把握した上でだが、種目を変えて活躍した本人や親からの感謝もあったりする。
時代が下がって… コーチ仲間の話題で持ち出すと、口を揃えて「今では絶対考えられない」と。
そんなことをしたら「本人の好きなことをさせないなんて…」親の抗議で大騒動。収拾が付かなくなる。
「好きこそものの上手なれ」と言う。本人感情の尊重は絶対。一生懸命になれるし、勉強し、工夫する。
が、学業や生活に影響を及ぼす部活。日々の営みの中に目的意識や充実感を求める必要は無いか。
現実問題として大勢に埋もれてしまう危惧のある生徒に、他の展望を示す。これも愛情だと考える。
異なった視点は存在する。転部を勧められた生徒が新しい競技を心から享受したのは疑いもない。
目標を持った日々の鍛錬、ルールやしつけ、仲間を思う心、感謝する心… 学ぶべきことは数多い。

本題に戻ると三つ目は、我が子への思いが優先する人々。コーチ仲間でも頻繁に話題に出てくる。
親の関心は何よりも子に向けられていて、時に秩序を軽視。批判はするが話し合いは叶わない。
子の心は親に依存するばかり。コーチの言うことを聞かず、直視とは無縁な眼差しで心を開かない。
ダアの場合も、もう少しこちらに心を寄せた発想をして欲しいと思ったりすることが無いことはない。
伊達に何年も経験を重ねては居ない。幾多の多感な子供の心に係わって、得たものもあるのだから。

近年、何か違うかなと感じることも多くなった。どこかに話し合いの糸口があるとは思うのだが…

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「断絶」
・・・2013.05.26

ある選手の祖母は何とダアと同級生。偶々の電話口、その口調にも近しいものを感じてしまう。
選手たちとの擦れ違いの日々:例えば「一生懸命やらないなら帰れ…」に帰ってしまう:にも
「ここに居ては駄目だ! すぐに戻って謝りなさい…」と諭してくれる。これってダア世代の発想。
でも選手たちは逡巡。そもそも「一生懸命やらないのなら帰れ…」は、一生懸命やれと言うことなのに。
「帰れ」に反応せずに、「一生懸命やれ」の段階で素直でありたい。それが目的達成に必要なのだから。
顧みると実際に帰ってしまう選手が初めて表れたのは約15年前。それも大泣きの末の行動だった。
(当時、コーチ仲間の話題でも「最近の子はすぐ帰ってしまう」と苦笑いする人が多くなっていた。)
過去からの選手たちの対応を振り返ると… 無論のこと当初は叱責に応えて取り戻すのが当たり前。
で、実際に帰ってしまう選手が表れて、それでも心を揺さぶることだけは出来た時期が暫く続いた。
やがて… 押し黙って、無表情で従って、次の日に何事も無かったように現れて、謝りさえもしない。
そんなタイプが出現し、今や蔓延。口煩いダアから一時避難し、静まるのを待っているかの様相。
経験が無く対応方法が分からないのかも知れないが、選手たちの心が読めず浮いているダアが居る。
思えばダアと選手たち、爺婆世代と孫の世代の間柄。二世代違いの正にジェネレーションギャップ。

で、両者間に位置する親世代の印象を誤解を恐れずに。初めて帰った選手の10歳程度上の世代かと。
およそ三つのグループに分けられる。一つ目は、ダアや前述の祖母に近い考え方の人々。少数派。
ダアの提案する世界の意義を理解賛同し、ぐずることもある選手の背中を時には強く押してくれる。
(余談。この様相が先生や指導者の姿勢を正しくし育てていく。今の世に最も不足している観点かと)
二つ目は、理解(や賛同)はするが決断を選手自身に委ねて見守る人々。言わば平均的多数派。
でも… と、物足りなさも。選手たちが吸っているのは総じて、目立たず突出せず平均を求める空気。
ダアが提案するのは頂点を目指し日々の鍛練に励むこと。目指して精進することに意義を求める。
経験はダアに多くのノウハウをもたらし「一生懸命やれば結果は付いてくる」と言い切ったりもする。
(教え子でもある)ある親の言「真面目にやればその後の人生まで変わるのに」。我が意を得たり。
人生の岐路の可能性を秘めた局面で(時代の申し子たる彼ら故)導いてやるのが親の役割ではないか。
ダアの提案は理解するが、スポーツにそこまで求めない。何もそこまで… そんな反論も歓迎する。
ダアが辿った立ち位置からの論であり、反論を否定する積りは毛頭ない。三つ目は事項で(つづく)

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「次男考」
・・・2013.04.30

スポーツなどの分野で大成するのは次男タイプが多い。そんな論調の記事を読んだことがある。
どちらかと言うと大人しく優しく育つ長男に対し、次男ではその自由さ奔放さが功を成すとしていた。
元来、○○タイプ○○型と言ったものに興味が薄いダアなのだが、当時こんな風に実感していた。
長男タイプは言うことを聞くので練習を進め易く、次男タイプは集中させて練習させるのに一苦労(笑)。
(数を言うには小さい母数だが)結果、全中個人メダル獲得は長男2に対して次男1の割合。

で、長く続けて来た最近は、次男タイプに対しふと違った印象を持ったりする。
一つは、当然及ばない兄に対し強いライバル意識を持つタイプ。兄の年齢では兄を超えている。
一つは、兄と比較され(自ら比較し)劣等意識を持ち、兄の年齢に達してもそれを払拭出来ない。

長男次男と言う観点を離れても言えそうだが、最近は後者のタイプが多くなってきた気がする。

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「さとり世代」
・・・2013.04.28

選手たちへの対応で暫時(最近・数年)苦しんだ。端的に言えば、視線に真っ直ぐさを感じない。
どこか焦点の定まらない、はぐらかされるような目付き。直球をぶつけると傍観者に豹変。
一応、関東全国を目指すと口にはするが、練習への取り組みや行動にそれが表れない。
やれば目的を達成出来るだろうし、今まで皆そうして来た。そう諭すだけで十分だと考えて居た。
これでは夏に向かへない。苦慮の末に取った3ヶ月もの行動で、やっと選手たちの顔が変わった。

目的達成のためにと問えば、取るべき姿勢や行動を正しく答えていた。じゃあ、何でやらなかったの。
(真っ直ぐな視線に、ある種の感銘さえ覚えながら)そう問うと、考えても居なかった驚愕の返答。
自分は勝てないと思ってました。(やるべきは分かっているが、自分は勝てない、だからやらない…)
この発想法には思い至らなかった。ダアの諭しは彼らの心に届いて居なかった。ギャップは深淵。

過日、中体連顧問と酒宴を共にした。某国日本人学校赴任の壮行会。希望の話題にチラッと挿入。
と、今の子供たち殆どがそんな風だと異口同音。時代は変貌、知らぬはダアばかりなり。
で、先日の某紙。「勝ちたいとは思わない」の4段ぶち抜きタイトル。さとり世代の特集記事。
特段の引用は必要ないだろう。ネーミングの妙から、今の子供たちの現状が的確に浮かび上がる。
特集記事が組まれるほどそれは普遍的だと言うこと。そんな時代の空気を評論する気は毛頭無い。
が、今回選手たちが取り戻してくれた視線・表情は、今の時代だからこそ重要だと考えたいのだが…

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「扉少年」
・・・2013.04.14

若い頃に目にしたコラム。感じ入ったダアの、その後の思考に少なからず影響。以下に要旨を。
小学校低学年の男児。欲しいものがあって父親にねだったところ、費用を自分で稼ぎなさいと。
紹介されたのは父親の友人が経営するレストラン。蝶ネクタイの正装でドアボーイを1週間。
働いて手にした(欲しかった)ものには、買って貰った何倍もの喜びが(小さな誇りと共に)あった。
コラムは安易な買い与えを戒める論調では無く、アルバイト代は父親の懐から出ていたのだと続く。
幼子の使役に眉をひそめる客もいるだろう… 父親の意を汲んだ友人の深い心をも賛辞する内容。

で、以下はダアが創作したその後の物語。
逞しく成長したある日、父親が不慮の死を遂げ、レストラン経営者とドアボーイ以来の再会。
幼い日の体験の大きさ、欲しかったものへの思い入れ、糧となったその後を、感謝の心で伝えると…
父親が口にしなかった真実が明かされて… 思い掛けないその言葉に幼なかった日々が蘇る。
包まれ育まれた愛に思いを馳せ遺影を見ると、父親が何時ものように微笑み返してくれたのだった。

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「カビ」
・・・2013.03.13

ペニシリン系の薬疹が全身に出て、友人の結婚披露宴をドタキャンしたことがある。大昔のこと。
祝ってあげたかったけれど、まるで不吉なマダラ顔。友人に直接納得して貰ったのは当日の朝。
当時は食い物なんかにも敏感で、彼らと機嫌よく呑んでいたりした時に何だか眼がチカチカして…
異常に火照った首筋にジンマシンが… 言われて脱いでみると全身が真っ赤なレリーフ状態。
そう言えば、生協のゴボウサラダにも反応したことがあった。食感でやや生を感じていたのだが…
で、花粉症は勿論筋金入り(笑)。毎年春先に鼻風邪をひく… そう言っては医務室で薬を貰ってた。
そんなアレルギー体質も加齢とともに枯れてくるのか、最近は少し軽くなったような気もする。
(因みにジンマシン突発に備えたセレスタミン携帯は、今はすっかり花粉症対応になっている。)

脇の下に褐色のマダラが発生したのは何時の頃だったか… それが徐々に広がり両脇に…
痛くも痒くもなく、まあ見てくれは悪いけれど人前で晒す訳でもなく、体質かなと放置しておいた。
ここで北海道十勝のモール温泉の登場(笑)。植物由来亜炭・弱アルカリ性・殺菌作用・美肌効果…
この両脇の下のマダラ… モール温泉に何日か浸かっていると薄くなることを発見したのだ。
青春の証、日焼けシミなどには変化が無く、
?これは、もしかしたら… と思わせた。

皮膚科に行くのは何だか気後れしていたけれど、顕微鏡を覗いた医師が一言「カビです」と。
処方されたケトコナゾールクリームは、真菌(カビ)を殺菌する塗り薬。夜塗ったら朝には薄くなってた。
一塗でモール温泉1週間以上の効果。これで十勝行の積極的理由が一つ消滅… 勿論冗談です(笑)。
劇的に薄くなったのに処方は3本。時間が掛かると言うことだ。で、今夏は裸を晒せるかなあ(笑)。

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「花粉」
・・・2013.03.10

ダアのチームはY原小体育館で練習することが多い。今年の卒業生が12人の小さな学校。
地区に少年団があって、ダアのチームの言わば水源地。でも降雨量が少なく、流れはか細い。
で、学校に向かう真っ直ぐな道路の両脇は鬱蒼とした杉の平地林。夜は暗闇を突き進む状態になる。
その平地林、2,3年前の強風で倒木があり、それ以来その地区で伐採が流行って来た由。
少なくとも昼間は見通しの良い明るい空間になって、林の中に点在していた集落が見通せる。
で、空き地にうず高く置かれた丸太の山を横目に、仇を打って貰ったような気分になっていたのだが…
勿論、大勢に影響は有りはしない(笑)。昨夏の暑さの反動で半端じゃない飛散量。息も絶え絶え。

朝一に「声が出ないので声出ししなくていいですか」言って来たKはカスレ声。
頭痛の症状もあるRはティッシュ箱を抱えた状態で、脱水?の心配さえしてしまう(笑)。
このところ続くようになってきたこともあって、長めのラリーの後は胸を押さえてゼーゼーゼー。
かく言うダアは、目と鼻は薬で抑えたものの全身のだるさと肺の苦しさは昨年の比ではない。
「息もしたくない」などとつぶやいて椅子にへたばっている。
夏日到来の最速日を更新したとかで、砂嵐が吹き荒れた今日の練習。
でもチームは少し上向きです(笑)。

選手たちには悪いけど、花粉の苦しみから逃れられる春休みの北海道行きが待ち遠しく感じてしまう。
でも送られてきたスケジュールは、行事満載。なせば成る… 何も考えないようにしています(笑)。

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「池田にて」
・・・2012.12.31

Y先生期待の選手がダアのコートに送り込まれる。全面のオールショート。中学から始めた1年生。
ダアの繰り出すディセプションに戸惑いの表情。大勢の効率を考え、他で練習してから来るよう助言。
その旨を先生に報告している。先生の一言二言に涙でうなずいている。池田中での出来事。
5泊6日の十勝・池田でのバドミントン。これに代表されるエピソードが満載。羅列するのは悲しくなる。

指導者講習会的な催しもあって遠路から大勢参加してくれた。先生たちの誰もが熱い。
そして、選手たちの真っ直ぐな瞳が心に残る。そんな選手たちをマジで叱る先生。
何より正しく叱られる選手たちの姿が美しい。彼我の違い。真逆のシーンが幾つも脳裏に蘇る。

池田、帯広、足寄は雪に包まれていた。最高気温が氷点下の世界。でも寒さは左程感じない。
二夜に亘って出掛けた帯広の繁華街。道行く人の防寒ブーツだけが妙に極寒の実感を抱かせた。

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「携帯の眼」
・・・2012.12.06

正確には、携帯で通話している時の眼。今、それに似た眼差しが、そこかしこに溢れている。
現在は道交法違反となっているが、かつては片手ハンドルで携帯通話をしている運転者が多く居た。
で、道路歩行中などでそんな光景を目にした時、彼らの表情に共通するものがあることに気が付いた。

ダアは車を運転しないので、歩いている時の話。原チャリでの片手通話は流石に無理(笑)。
携帯で話をしていると、(眺めるのが好きな)道端の風景の小さな印象がまるで残っていない。
網膜には映っているのだが、心が相手に飛んでいて、風景は文字通り網膜に映っているだけなのだ。
ここで、携帯の眼とは転じて「心ここにあらず」状態の時に見受けられる眼差しのこと。と定義(笑)。

さて本題。最近のダアの選手たち、しばしばその携帯の眼を見せる。練習中での出来事。
しからば「心」は何処にあるのか、その多くは傍らに居る友達との心地よい「仲良し関係」に。
心が仲良し友達に向いていて、「真っ直ぐな視線」が…「心」が… 練習に向いて居ない。
問えば一応目標を口にするが、実際が伴わない。訓練されていないのか、ただ幼いだけなのか。

選手たち一人ひとりの真っ直ぐな視線が練習に向いていて、その先に大きなものを見据えている。
その共有意識の中で仲間が繋がる。そんなチームメートとしての心の動きは、過去の遺物のよう。
これはダア的指導法の根源を揺るがす大き過ぎる問題。日々の指導の未達感とリンクする。
そしてこれはダアの選手たちに限ったことでは無く、それこそそこかしこに溢れている眼差しなのだ。
残念だけれど今の時代が迷い込んだドロ沼と思えなくもない。選手たちは、その時代に育まれている。
しからば、どう対処するのか… その答えが見付からない。苦悶の日々が続く。
いっそ時代に流されてしまったら… そうすれば楽になれるのにと思ったりもする。

余談ながら…
携帯を手にしないで、マイクを使って通話するのであれば、道交法違反にはならないとか。
「心ここにあらず」を問題視するのではなく、片手でのハンドル操作性を問題にしている模様。
直接的で分かりやすい論法だけれど、何だか少し引っ掛かる。ダアだけか…

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「送迎」
・・・2012.11.01

地方故の疎な交通網もあるけれど、練習試合などの移動は親の運転する車に頼っているのが現実。
で、いつの頃からだろうか選手たち、自分の親の助手席にちょこんと座ったりすることが多くなった。
まあ、微笑ましくもあるのだけれど、そんな小さなシーンに時代の変調が見え隠れする。
記憶の中ではそんな時、親の車に乗り込まないのが常だった。誰に指示されるでもなく別に居た。
決して親を嫌っていた訳では無い。バドの場に親子を持ち込まない、そんな節度が彼らに備わっていた。
私よりもダアさんの言うことを聞く… そう言う親の表情に、子を育む場への眼差し(愛)が見て取れた。

大学生の入学式で、小学校のそれのように付添いの親が目立つ… 今ではニュースにもならない。
新婚旅行も親同伴(個々の事由は別にして)一般論では違和を… それも感じない時代になったのか。
心身の心の部分、その基礎は親が作るべきだが他人の元で揉まれ育まれていくものだと思いたい。

ダアさんに預けたのだから… そう言ってくれる親は今でも居る。身の引き締まる思いでそれを聞く。
振り返れば、選手たちとの葛藤の中でダア自身も成長出来たと思う。異論ありかも知れないが(笑)。
可愛い子には旅をさせろ。そんな格言は過去のものか。そうやって世の中が回っていた筈なのに…

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「お題」
・・・2012.10.04

パソコンを更新、初めて使うデスクトップ。移行作業で他の諸々が手に付かない状態の最中。
詳しい同僚と机を並べていた時代を懐かしんでみたけれども、ここは独り立ちの決意を(笑)。
ネットとメールは比較的楽に移行。組み立て家具を再構築、足の踏み場もない状態で、繋がったぁ(笑)。
ウイルス対策はマカフィの体験版が入っていたので、ノートンは暫く旧パソコンに置いておくことにして。
ホームページビルダーは手持ちがV7。古過ぎて認識しないだろうと言われたが、何と稼働(ラッキー)。
最新はV17。帯広Y澤先生が調べてくれたし、ショップ店員も先ず無理だが一応試してみてからと。
で、果して正常かと書いているのがこの雑文(ザブ)。読んで貰えれば出費削減効果が大(笑)。

操作の確認で徘徊していて、偶々ダアの「キーワード式練習法」に言及しているブログに遭遇。
富山県Dexia2さんの「バドミントン・メモ」。指導者や練習方法を求める人に情報を発信している由。
 http://blog.livedoor.jp/dexia2/archives/1711369.html
昨夏の記事だが、プロフィールによるとDexia2(でぃあ)さんは富山県で経営学を専攻する学生。
実際に指導もしているようで、垣間見た他の記事を含めて含蓄のある文章が綴られている。
ダアの練習の作り方、方法、考え方等を見事なまでに解析・解説。今更ながらダア自身も得心(笑)。

キーワードはダアの練習の主軸。Web上では一切説明なしで、議論の出発点にと逃げている。
キーワードについて説明を加えてくれないかとの要望を貰ったこともあるにはあるが…
新しい考えが浮かべば都度何度でも更新、練習の進展により違った意味合いを持たせたりもする。
会話の中で伝えるのさえ難しいのに、それを論理的に文章にするなんてダアにはとても“無理”。
そんなスタンスがDexia2さんのブログに遭遇して、背中を押された気分になったから不思議(笑)。
で、説明は無理だけどキーワードを「お題」として、雑文(ザブ)の乗りで書いてみようと思ったのだった。
つれづれなるままに 
好きなことや、ふと気になったこと、心に残ったことなどを書くのが雑文(ザブ)。
さてさて、新コンテンツはどんな展開になりますことやら。お楽しみに(と文脈上はなりますよね。笑)。

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「Nに思う」
・・・2012.09.20

心の整理が付かないままに、新学期が始まった。新チームは既に8月10日にスタートしている。
今、1年を総括しなければならないと思う心と、逃げ出して明日だけを見ていたい心が葛藤している。
で、ここでは数日前の出来事に触れてみたい。総括意欲へ繋がる更新習慣を付けるためにも(笑)。

その日、放課後の部活に向かうべく原チャリに跨っていた。学校の周辺には下校の生徒が溢れて。
ふと、学校隣りの役場駐車場に目をやると、大柄な生徒がダアの方を見ている(ような気がした)。
輪郭から3年のNかとも思ったが、年相応の老眼。学生服は兎も角、滲んだ目に顔は分からない。
で、体育館に入ろうとしたら、背後から「ハアハア…」と。ダアに挨拶しようと、Nが追って来たのだ。
その為だけに約200メートルのダッシュ。夕方からのクラブ練習に備えて一旦帰宅するところだった。

暖かくなった心に、少し前のことが蘇った。落ち葉の季節だったから秋が深まった頃のこと。
朝、練習に向かうべく学校の門に近づいていた。7、8人の生徒が落ち葉を掃き集めている。
その中に某3年生の輪郭を見たような気がした。例によって学生服にダアの老眼、分からない(笑)。
で、夕方の練習時に聞いてみると、そこには居たがダアの通過には気が付かなかったと。
実は朝、ダアはそれが彼だと確信していた。後ろ向きだったのでと弁明する言葉に心の闇を見た。
音の通過に振り向くのが人の本性だし、何より彼は通過の瞬間にクルッと背後を向いたのだ。

ダアが中学生とバドを始めた頃はNのような選手が普通に居て、幾つかのシーンも思い出せる。
後者が特に問題を起こしたと言う訳では無いが、似た雰囲気を持つ選手がこの10年で急増。
その延長に昨今の問題の根源があると思う。何がどうしたからと言うには余りに深過ぎるのだが…

今、子供たちの心が何か間違った方向に向かっていると思うのは、ダアだけだろうか。

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「花は咲く」
・・・2012.07.20

NHKで放送されてる「花は咲く」と言う歌が気になっていた。東日本大震災復興支援ソング。
手向けるかのように「ガーベラ」を胸にし、被災地ゆかりの歌手・芸能人・スポーツ人が歌い継いで行く。
これは、ダアの歌いたい病が発症したことを意味するのだが、のしかかるのは背景の重過ぎる事実。
歌っても良いのだろうか、歌うとしてもどんな気持ちを持てば許されるのだろうかと。
偶然、放送に出会い何度か聴いて、益々思いが募って行く。心に沁みて沁みて…。
歌詞もメロディーも、世俗の穢れを捨て去って、清廉な心に近付いているかのよう。
歌い手たちの歌唱も、それぞれの想いが滲んで見えて、巧拙を超えて… まるでレクイエム。

歌詞とメロディーを求めて検索すると、作詞者も作曲者も宮城県出身。当人達のメッセージに得心。
http://www.nhk.or.jp/ashita/themesong/
 飾らない歌詞とメロディーは、技巧を押さえ平易な趣。
そんな折、学校都合で練習の無い日があって… 買い物と気晴らしを兼ねてスカイツリー近くへと。
染色店で購入し、さてどうしようスカイツリーはお呼びじゃ無いし、でカラオケ喫茶へ。
昼下がりの下町。そこそこに客は居る。何時間か歌って楽しんで、千円札1枚で済むような店。
片隅に座ったダアは、売上貢献の薄めのウーロンハイ。と言っても大した額にはならない(笑)。
隣席の常連小母ちゃん2人が演歌を競演。ダアにも歌えと勧めてくれる。その内にと笑顔で返す(笑)。
酷暑の中の散策で喉はカラカラ。薄めとは言え杯を重ねれば少しは良い気分に。で、大胆な行動。
演歌包囲網の中「花は咲く」を選曲送信。うろ覚えなのに。でも、知らない人ばかりだし(笑)。

上手く歌えなかった。初挑戦だし、オケが強過ぎ。ダア的には弾き語りバージョンが欲しいかも(笑)。
で、トイレの帰り、ステージで盛り上がってる小父さんの眼前を横切れず、立ち止まって居ると…
「良い歌ですね。」と声を掛けられた。店に似合わない働き盛りと思しき屈強な男。「ハィ?」とダア。
「さっきの歌は初めて聞きました。何と言う曲ですか?」。で、思いの丈を語るダアなのだった(笑)。
誘われて席を移り、話を続ける。と… 何と言うこと、大震災の罹災者。実家が石巻で津波に流され、
勤務先が福島第一原発で、やはり住居が津波に流され、着の身着のまま東京に避難して来たと。
「花は咲く」を奇縁の一期一会。心の緩んだダアはチーム作りの苦しさを語り、片や罹災体験を語る。
と、「こう見えても自分、甲子園に出てるんです。」と。屈強な身体は、元甲子園球児のそれだったんだ。
先日の新聞で「息子が宮城県大会で投げた」程度がニュースになる、某有名投手の1年上の先輩。
ここでは書けないが、大リーグでも活躍したその大投手との寮生時代のエピソードを愉快に語る(笑)。
現在、定職には付けていないとか。保証の問題で弁護士の関与もある由。知らない世界がある。

大災害があって、幾つもの幾つもの物語が織り成され、やがて歌が生まれ…
傍観の立場に居る者が見失いがちな「まだ続いている物語」が、そこかしこにある。

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「人事は」
・・・2012.06.01

人事を尽くして天命を待つ… それ程に達観していたとは思えないが、
ダアは今まで、大方のシーズンで冷静に夏の大会に臨めた… そんな気がする。
それが、昨年の大震災を期に練習環境が激変。まるで息も絶え絶え状態が収まらない。
それでも、昨年は何とか全国大会に駒を進めることが出来たが、結果は出場した事が全て。
まるで大震災に誘発されたかのような激震(と言うか、壊滅したかのような状態)は、今も続いている。
まるで迫り来る歪みの蓄積が、ついに堪え切れず、ここに来て一気に放たれたかのよう。
長過ぎたダアの疲れがしかり、拡散する才能がしかり、そして何より選手たちの変容ぶりがしかり…

そんな中、早くも6月を迎え、早々のオープン大会参加を皮切りに夏への歩みが始まってしまう。
人事は… 到底尽くせていない。選手と一緒になって、溺れる中で藁をも掴むことが出来るのか… 
そこに一縷の望みを託す。そこまで追い詰められている。選手たちの生命力に賭けるのみなのだ。
そんな状況を選手たちに訴えてみても… その表情に良い兆しが浮かんで見えない。声を荒げる。

それでも…
新年度になって、明日を思わせる1年生が何人もやってきた。
まだ終わってはいけない… どなたかの、そんな啓示のように思えても来る。

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「海岸走」
・・・2012.05.31

(このところお決まりの)急な突風や雷雨も無く、穏やかな一日でしょう。
そんな天気予報に少しだけ心が動く。5月も末、テスト前とかで練習が終日オフの日。
取り敢えず原チャリに跨って家を出てみる。最近は閉じこもってのネット三昧か、せいぜいの庭弄り。
出掛けるのを何かと億劫がる自分と、もっと元気にならなければと励ます自分が居る。
恐らく、夏の大会に向けた最後の完全オフ。逃げ出したい様な、忘れてしまいたい様な心境も。

明るい陽光、心地よい風に身を預け… 何時しか心浮き浮き、海へ向けてアクセル全開(笑)。
ちょうど1年の久し振り。震災で崩落した鹿行大橋も新橋が開通したと報じられていたし。
昨年は道路も景色も震災の影響が残っていたが、今は殆んど様子が戻っている。
それでも道路のひび割れ補修の模様が目に付くし、すべすべの新設道路が際立っては見える。
鹿行大橋を渡りながら、一部崩落の旧橋を見下ろす。何度か通った交互交通の小さな橋。

波打ち際を走るのは何とも爽快… の筈だった。 シーズンオフの海岸を何度か走った事がある。
思っても居なかったことだが、打ち寄せる波に怖さを感じ、無意識にハンドルが逃げていた。
繰り返し何度も見た大津波の映像、宮城県閖上(ゆりあげ)地区で見た土台だけの被災地…
それらが何時しか ダアの心に深く潜んでいたようだった。 この程度の体験でこうなのだから…
実際に被災した方々の心の中は如何様なか。軽々しくは言及出来ないが、心に置くべきことだ。

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全道新人
・・・2012.01.16

・帯広合宿が明けて北海道は全道新人戦があった。寒い茨城で練習中、見知らぬナンバーの着電。
一緒に練習した帯広一中のN先生だった。声ですぐ分かる。芽室中のS田先生に聞いたと。
で、全道初の決勝。男子ダブルス2位3位。合宿の成果だと。祝福するも、心で合宿の成果は辞退。
・帯広(十勝)で何度も会って、着実に成長中の池田中Y川先生。女ダブに期待を込める。
初日の腰キュッキュで見違えるように変身し、練習は男子高校生に混じってトップコート常連。
チャンプ形式で、練習コートは入れ替え制、実力順のランキング。ダアの選手でも上から中。
否が応でも期待が高まる女子ダブルス。ダアも暫しネットで検索。が、初戦敗退の報。
報告メールに、練習したことが全く機能せず、何より気持ちが入らず視線が虚ろだったと。
・う~ん、帯広(十勝)で微かに感じた予感。練習と試合は別のもの。練習を試合に繋げる難しさ。
全道に向け居残り練習をするので付き合って欲しい。二つ返事で見届けた池中女ダブの練習。
正直、ダアの選手では考えられない高濃度な練習。練習を沢山したくて複数のシャトルを使って。
シャトルは1つで、拾ったりサービスをしたりの間を入れた方が… 終了後に進言はしたのだが。
試合には動きの静かな間があって、それをプレーの集中力へ繋げて行く。ダアも何度か失敗した。
もう一つ。合宿中に十勝中学生の強化練習会があり、池中も一中も合宿を抜けて参加した。
ダアも行きましょうか。現実には適わぬ発想。試合で確認したい意識が潜在していたのだろうか。
・北北海道の高校新人戦もあった。帯農は昨年に比し全く振るわなかったとの報、ネットでも確認。
きらりと光る選手は居るのだが、層が薄く内部で密度の高い練習が出来ないことに尽きるかも。
特に2番手の心が、1番手では無く下位を向いているのが気になる。愛するが故の苦言を…

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⑤年賀状
・・・2012.01.15
 
・年末年始に家を空けてる選手たちに、親たちへの年賀状を書かせ、纏めて帯広通信で送信した。
書いて来たのは見事にひらがな文化(笑)。ワープロに毒されたダアが言えた筋合いは無いけど(笑)。
(ダア)2012年の幕開け 勝負の年が明けました。TV で帯広は冷え込んでマイナス15度だと言って
ました。選手たちは元気モリモリ。温泉に入って雑煮も頂きました。選手たちからの年賀状です。
(K)あけましておめでとうございます。今年もいろいろお世話になりますがよろしくお願いします。
ほうふ、全中出場を目指して頑張ります。(N)あけましておめでとうございます。今年は関東でベスト4
をねらい練習を頑張りたいです。よろしくおねがいします。(K)あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろとおせわになりました。今年は北海道で年をこしてなんか違う感じでした。北海道は
今、すごくさむいですけどぼくは元気でいます。ぼくの今年のほうふは全中に出場することです。
今年もいろいろおせわになりますがよろしくおねがいします。(R)あけましておめでとうございます。
きょねんはおせわになりましたが今年もよろしくおねがいします。今年は公しきせんでかちたいとおもいます。
・それぞれが全中出場を。それには関東ベスト4が目標。されど道険し… なんだけどね。
初湯は、(元旦だけ銭湯営業が休みで)モール温泉独占の広い湯船。裸の画像も撮れました(笑)。

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④名菓あり
・・・2012.01.14

・帯広と言えば六花亭。頑張っている選手たちにケーキを食べさせたくて練習帰りにtake out。
店では遠慮気味だった選手たち、1人当て5つをペロッと(笑)。値段は70円から200円。安いです。
・ベッドに入ってTV を付けていたら何時しかウトウト。と、勉強を終えた選手たちがノック。
池田中のY川先生からの生キャラメルと選手の親さんからの柳月のお菓子が目当て。
柳月は六花亭のライバル会社、地元民は柳月派が多いとは名ガイド農高のY澤先生。
・帯広農高の隣には帯広畜産大学があり、酪農が盛んな土地柄。チーズなどの乳製品も美味しい。
で、アイスクリームも美味しい店が沢山ある。池田中近くの店を思い出して練習の昼休みに。
池田高校そばの店は客が一杯。ダアは3度目。氷点下の世界で食す氷菓は何ともvery nice。
・ホテルでみたTV の番組。帯広を紹介するもので、たかまんの大判焼きが大評判だと。
練習に向かう車で話題にすると、店主はY澤先生の高校の1年後輩。今も懇意にしていると。
東京の工科大学を出て就職せずに家業を継いだ4代目。創業60年の有名店、高橋まんじゅう屋。
と、なれば答えは決まり。お願いして帰りに寄って… でも大晦日で、その日だけ休みだった。
待望のご対面は年明け元旦。選手はチーズ、ダアは小豆がお気に入り。ちょっぴり苦味な皮が抜群。
・大晦日のたかまんは空振ったけれど、車中の選手の話題に年越しカップラーメンが出てて…
と、たかまんの向かいにセイコーマートが(笑)。品揃えが面白いらしく、行ってみたかった。
セイコーマート社長は池田町の出身。これは十勝よろずガイドY澤先生の情報。為になる(笑)。
で、カップラーメンだけでは済まず、赤い液体のリボンナポリン、勝利を呼ぶ乳酸飲料の勝源、
リポビタン風味のコーラ・キリンガラナ、プリン大福なるものも気になって… 買い捲り(笑)。
でもって、ホテルの食事にはしっかりと年越し蕎麦も、元日の雑煮も付いていたのでした(笑)。

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③氷点下
・・・2012.01.13

・帯広から帰って次の日の練習。選手たち、口々に寒いと。ほんと、茨城は寒い寒い(笑)。
前日までは最高気温が零下の世界だったけれど、ホテルや体育館は暖房完備、全く寒くないのだ。
3学期で朝練夜練再開。更に身に凍みて… ダアの、帯広が恋しいねの誘いに笑みが広がる。
・合宿2日目は十勝ワインの池田町総体での練習。車載の外温計はマイナス10度を示してた。
開館を待つ間、雪を背景に撮影しようの提案に選手たち、何とTシャツ短パン姿に。のぼせです。
・年末年始を農高で練習し、合宿8日目は池田中での練習。向かう車中、雪原と遠い雪山が綺麗。
新雪が風に吹かれてブリザード状に道路を横切る。外温はマイナス5度。ちょいと撮影でもと。
ところが強い横風に、体感温度は大幅に下がっているのだろう。さすがの選手たちも辛そうだった。
・池田中はドリカムの吉田美和やスケートの長島・及川選手の母校。廊下に写真が掲示されてて。
最近は校舎新築工事で談合があったと全国ネット。Y川先生の自虐的ネタだがダアも見た(笑)。
・世界屈指のモール温泉。ホテルは銭湯も兼ねる名湯。散歩代わりの朝、練習帰りの夕と楽しんだ。
遠征では朝の散歩は欠かせない。雪中の散歩もチラッと考えたが、止めて正解。氷点下の世界。
因みに、朝風呂と朝食(バイキング・美味)セットで1000円とあった。再訪願望あり(笑)。

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②練習
・・・2012.01.12

・帯広空港到着後、帯広農高へ直行。いきなりロング・ショート・フリーから始める。
今回は講習会的な要素を排除して、ラリーを続けることを主眼にしたいと伝えて置いた。初の試み。
合宿に用意したキャッチフレーズ「端を使って、腰キュッキュ、ウイップ、すばやい、3球目」。
それを中心に、他に気付けばワンポイント講習。これが結構嵌まって、手応え十分な練習となった。
・心配だったダアの選手たち、何時もより低レベルですか… と正直なコメントがあって(笑)。
それが終盤になると、絶賛されることもあったりして… 予習をたっぷりして来たし(笑)。
帯広(十勝)の選手たちも、練習の中で変わって行く。先生たちの表情に驚きが。
曰く、何度言っても出来なかったのに… 初めて見せる鋭い動き… あんな表情は初めて… 等々。
今回の合宿に及第点を貰えると言う事だろうか。及第点じゃなかったら許されないしね(笑)。
・追い詰めた練習に小さなオアシスを用意する。じゃんけんダブルス、遊びフルな試合形式。
色々な選手と組めて楽しい。一緒に練習して心を通わせた結果、素敵な練習メニューになった。
○○がスーパープレイを見せる。□□がドヤ顔で闊歩する。息抜きの積りが、終わりを言えない。
結局、午後の後ろ半分を使ってしまったのだが、選手たちの輝きに練習の成果が見えたのだった。

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①帯広通信
・・・2012.01.11

9泊10日の帯広越年合宿。親にとっても未体験の長期不在、しかも正月に掛かっていて…
正直、そこまでしなくてもと言った雰囲気は察せられた。で、身近に感じて貰おうと写メを送った。
それは合わせて14通になり、読むのが楽しみに… との返信まで届いた。有り難いことだ。
携帯から送ったメールはダアのパソコンにも届いていて、画像が逆さまだったりのご愛嬌も(笑)。
ここではその14通を下敷きに、有意義に過ごせた帯広越年合宿を振り返ってみることにする。

・ダアの闘いは帯広以前に始まっていた。どんなに贔屓目に見ても選手たち、低レベル。
「日々、心せよ」選手たちに言い聞かせ、向上の足掛かりを探る毎日だった。
練習とは、理想(目指すバドミントン)と現実(選手の技量)のギャップを埋める作業で、
そのために、考えつくこと必要と思われることは全て練習する。そう言って憚らないダア。
しからば、今の選手たちは最高の研鑽の場を与えてくれていると、思えないことも無い(笑)。
何か必ず糸口がある筈。ボケの始まったダアの頭がフル回転。今回の合宿の最大効用かも(笑)。
・兎に角、選手たちを帯広で練習が出来るレベルまで引き上げなくては成らない。   
で、フットワークの基礎の観点から離れて、ラリーを続けることを主眼点に置いてみた。
幾つかの新しいキーワードも作り、ある程度の手応えも得た。否、時間切れ見切り発車かも(笑)。
・選手たち、ヒコーキは初体験。でも騒ぐ様子は全く無い。窓の外を覗くそぶりも見せない。
往路は中央席だったけど、帰路はダアが窓席で隣に選手が。チラッとも窓外に視線を移さない。
ダアは電車でも車でも常に景色を眺めている人。ましてや、空を飛んでいるのにね(笑)。

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「越年合宿」
・・・2011.12.20

例年、年末はダアが勤務していた会社の体育館で、大勢のOBが集まり親睦を深めていた。
会社の理解でダアの退職後もそれは続いていて、正月休みの彼らと年に一度の顔合わせ。
で、正月は3日に練習再開、ついで関東オープンがあり… そんな平穏が年中行事だった。
大震災は会社体育館の廃館を招いてしまい、練習拠点を失い繕いながらの体育館確保…
選手たちとの練習も、まるで葛藤の日々。で、今年の関東オープンは冬休み早々に行われて…
気が付くと年末年始のスケジュールがポッカリ空いている。どうしよう… 考えが及ばない。

そんな折、帯広のY先生と電話で繋がって… 帯広で練習しましょうと言うことに。
考えてみれば有り得ないような好条件で、9泊10日の帯広越年合宿が走り出していた。
ダア的には、全中も危ういチームの起爆剤的期待を込めたいのだが、幾つかの障害に遭遇。
対話の末、親の理解は得られたのだが、問題は選手たち。先方の負担に報いる価値があるのか。
このままではみっともないとの思いが、弛緩しがちな新人戦後にカンフル剤的効果をもたらした。
選手たちの資質云々は、まあ努力するとして、彼らの心に染み付いた時代の空気… これが難関。
悪戦苦闘の日々。こうなったら、ダアのチームのありのままを見て貰うしかないか、と居直る(笑)。

十勝の自然や、彼の地の熱い心に触れて… 選手たち、大きく成長して欲しいと願う。
限られた時間で先方にも意義ある練習を提供するために、ダアの全てを動員しなくてはなるまい。
で、モール温泉や美味しいものを満喫する余裕は無いと思う。うん、きっと無い(笑)。

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「閖上地区」
・・・2011.12.01

宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区。3月11日の大震災の報道画像で何度も目にはしていた。
そもそも被災地を目の当たりにすると言うのは、心の持ちようが難しく、おいそれとは出来ない。
それでも、一度は直に目に焼き付けて置くべき… 最近そう考えるようになっていた。
仙台でのジュニアグランプリで、その機会が訪れた。あの日からすでに8ヶ月も経っている。
選手団と練習会場から開会式に向かうマイクロバス。高速を降りると畑の中に漁船が。
津波の高さを示すのだろうか1階部分が破壊された建物。見渡せば土台を残すのみの住宅跡。
調べると地区の死者・行方不明者800余名。何を感じ、考えたら良いのかさえ見当が付かない。
更に広い地域で、想像を絶する被害があった訳で、それはもう黙するしか術が無い。
中学生と日々葛藤しているせいか、まだ再開されていない閖上中学校の校舎が印象に残った。
http://www.youtube.com/watch?v=qxJ5BKqbJdg&feature=related

大会は予選で優勝県と同グループ。2-3で敗退し、決勝トーナメント進出は成らなかった。
2勝は中学複と高校単。相手は前者が全中3位複、後者はジュニアナショナルのメンバー。
で、後者の高校選手が観客席で周囲に聞こえるような大声で怒られていた。
曰く「無名の選手に負けて…」本意は測り知れないが、あれこれ考えが及ぶシーンではあった。

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「新人戦」
・・・2011.11.29

今年は、夏のシーズン直前にエースが故障離脱。全中へ向け暗雲が垂れ込めた。
大震災による練習場所の壊滅に続き、チーム再構築の難問が重なったのだ。
それでも、団体と個人で全国大会に駒を進めることが出来た。良しとすべきだろう。

迎えた秋、新チームもダアを苦しめてくれる。選手の員数と、レベルが足りない。
以前のダアなら、楽しませてくれると書いただろうに、重なる疲弊にゆとりが無い。
1、2年各2名で4名。団体メンバーが組めない。これは助っ人頼みで何とかクリアー。
問題はレベル。入部時にシャトルが当たらなかった選手が各学年に1名づつ。
1年生は夏休みに何とか当たるようになって、試合には出せるようにはなった。
もう一人、空振りの日々から始まった2年生は、団体で2勝を目論む3人の一員だ。
幸いひたむきな選手だったので、取り組んでみたのだが、小さなことで何度も座礁。
ついには「何で出来ないんだ。」怒鳴り散らし、帰したことも2度3度。

迎えた県南新人戦、団体・個人単・個人複とも全て3位。三冠ならぬ三銅。
県新人戦までは9日間。三冠宣言し、言ってみればダア自身にプレッシャーを。
が、超ど級の低レベル。思うに任せない連続に、神が与えた試練か… などと呟く(笑)。
で、余りの体たらくに最後の3日間は練習拒否までして… 選手じゃなくてダアが。

県新人戦は、ダブルスのオーダーを逆にして団体優勝。県南の会場で決めていた。
易しく攻めて動き捲くれ。県大会対応の練習をしたシングルスも優勝。二冠ゲット。
ダブルスは、優勝ペアーにジュースまで持ち込んだが、まあ完敗の3位。

で、新人戦が終わってダアが、今度のチームまあ楽しませてくれるよ…
と、言ったとか言わなかったとか(笑)。

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「沈黙の訳」
・・・2011.11.23

長かった沈黙の訳を書こうとして、書いては消し、書いては消しを繰り返した。
事が余りに大き過ぎて考えが整理出来ず、表現が正しく浮かんで来ないのだ。
書いては消しの繰り返しに、まだ完全には癒えて居ないダアの心は、疼きさえもした。
止めておこう… そう決めた。いつか書けるかも知れないし、書けないかも知れない。

例えば、大会での選手を観て「何で?」と大人たちがいぶかる。当の親でさえも。
日々の触れ合いの中でも小さな変調は散見され、都度、理解に苦しむダアが居る。
一人ひとりの中学生としては、家や学校で過不足無く、普通に過ごして居るのだと思う。
高みを目指し、鍛錬し、成果を問う。大切なのは、その過程を通した心身の成長…
ダアには当たり前のこの構図が、今の選手たちには成り立たない。そんな気さえする。

さだまさしが1978年に発表した「風に立つライオン」。ダアも時々歌ったりする。
アフリカで医療活動に従事した、実在の日本人青年医師がモデルになっていて、
日本に残してきた恋人から届いた突然の手紙、歌詞は結婚報告への返信になっている。
ナイロビで迎える3度目の4月。故郷ではなく東京で二人見た夜桜を恋しがり、
偉大な自然や、何よりも患者たちの瞳の美しさを、分かち合いたいと思ったことや、
診療所に集まる人々は病気だけれど、少なくとも心は僕より健康なのですよと綴る。
覚えようと繰り返し繰り返し聴いた時、何だか心に沁みて沁みて…
その中の一節を引用し、沈黙の訳に代えたい。

♪この偉大な自然の中で病と向かい合えば
 神様について ヒトについて 考えるものですね
 やはり僕たちの国は残念だけれど何か
 大切な処で道を間違えたようですね

http://www.youtube.com/watch?v=H4oxWptK0S0&feature=related

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「関東切符」
・・・2011.07.28

団体戦1位、個人戦ダブルス1位、同シングルス2位で、3枚の切符をゲットしました。

余りに色々なことが有り過ぎた今年のチーム。
未だ渦中でもあり、評論は控えます。


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「大震災」
・・・2011.03.26

今回の東日本大震災、福島原発事故… 報道に触れるたび、事の大きさに言葉を失う。
茨城の地にあってダア自身も初めて体験する揺れ、周囲には屋根瓦や塀の損傷が散見された。
が、停電が1日、断水が2日で復旧し、被災地に比べれば被ったと言うのが憚れる被害ではあった。
余震が怖くて控えていた練習も、数日後には「こうしては居られない」と再開を宣言。ところが…
肝心の体育館がとんでもない状況に。週6日行っていた練習会場が全てアウト。練習場所が無い。
ダアの退職後も利用させて貰っていたかつての勤務先の体育館は、廃館も視野に入れる被害を受け、
頼みの学校施設開放は、安全確認が済むまで利用停止とかで少なくとも4月一杯はダメ。万事休す。
今は、父母会長の奔走のお陰で体育館を渡り歩くジプシー状態ながら、何とか羽根打ちは出来ている。
本来ならば夏に向けてじっくりと練習をしなければならない時期なのだが、先行きは全くの不透明。
近在の馴染みある幾つかの体育館でも、福島からの避難民が不自由な暮らしを余儀なくされている。
本当はバドなどと言っている時期では無いのかも知れない。で、夏の大会は行われるのだろうか。

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「十勝以降」
・・・2011.03.04

さて、選手たちと離れて十勝に出掛けて… その後がどうなったかと言う事を少しだけ。
思い返してみると、選手たちとの仲が行き詰って、遠くに出掛けたことが過去にも何度かあった。
で、縁があって出掛けた彼の地で、十勝と同じように真っ直ぐな瞳の選手たちに出会って…
新鮮な心でバドをしていると、やがてダアの選手たちと又、頑張ってみようと言う気になったものだ。
で、今回は… 十勝以前と以降とで心境の変化は無かった。歳のせいで感受性が低下したのかも。

帰った次の日の練習で、覇気の無い選手たちの顔に正直「うんざり」。心を病んでいるとしか思えない。
で、我慢も3日が限度。ついに土曜の練習で怒りが爆発。うろたえる選手を尻目に練習を打ち切った。
夜、やるせない気持ちで、呑めないことは決して無い酒を呑んだ(笑)。で、ほろ酔い気分で思う。
もう2月も末だし、流石にこうしちゃ居られない。夏を考えたらタイムリミットだ。
で、練習を作る場合、選手の能力に応じてその成長点を刺激するように工夫する。を水平展開し、
選手のやる気・闘争心に応じて少し先の状況を設定し、心の成長を促す。に思いが至る。
これは、昨今当たり前のことかも知れない。ダアだって頭にはあった。が、現実になったのは、今。

夏の大会まで半年を切って、やっと本腰を入れ始めたダア。こいつ等で遣るしかないと呟いている。
呟いてみて、ちょっと待てよ… と、はたと気付いた。この呟き、毎年言っていることだ(笑)。
無いものねだりを言ったって始まらない。今の選手たちと、どうやって勝ち抜くかを工夫するのだ。
半年を切った時間が十分なのか短いのかは分からない。ダアの2ヶ月の練習拒否も重い付けだ。
でも、1年間を通してフルに遣ったら続かないよねと嘯く、懲りないダアが居る(笑)。

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「然別湖・芽室」
・・・2011.02.19

・十勝は、やはり人口密度が低くて… でも、関東の「寂れた」は言い当たらない。ゆったりした印象。
総合体育館で会う別競技の人々も丁寧に挨拶をくれて、何よりも顧問の先生たちの本気度が羨ましい。
そんな環境が真っ直ぐな瞳の選手たちを育むのだろうか。余りに違う彼我の現実に暗澹たる気分に。
・帯農のIK君は3年生。阿見にも2回来たことがあって、クラプトンのティアーズ・イン・ヘブンが弾ける。
彼のギターでダアが歌う約束を今回も果たせなかった。卒業前近で荷物を実家に送ってしまったとか。
その彼が1時間ものバスで練習場に来てくれて… 卒業後はジャガイモ作りを親と一緒にやるらしい。
TPPの行く末が気掛かりだ。に、100へクタールもの農家が潰れたら日本も潰れるよと変な励まし。
・帰着の日は帯農が入試だとかで午前中の練習。午後から然別湖に観光。目当ては氷上露天風呂。
氷ドームのバーなどを一通り見てから… さて、どうしますかと。気温はマイナス11度。
そりゃ、やっぱり入りますよね。ここまで来んだもの。更衣室も全て氷で出来てたけど(笑)。
温泉は硫黄系。YGさんと2人で入ってると、関西からの人が加わって… 良いお風呂でした(笑)。
帯農のYZさんから「出る時が寒い。」と驚かされてたけど、ポカポカで快適そのものでした。
・帰路のM町でMN中に寄ってみることに。顧問YMさんが練習を見学し食事を一緒してくれた。
突然の闖入に驚き顔のYMさん。で、30分だけ時間を貰って選手を弄ってみることに。
上位の3人に1番3番のノックをすると、10本の内になんとか触れるのが1本目だけ。
で全員に、リズム、スナップ、タコ、いきおい、逆、1歩2歩の説明をして、何度か練習させて…
もう一度ノックをすると、今度は難無く3人ともシャトルを打ち返すことが出来たのだった。
熱意・闘志の塊まりと言ったYMさんに、他人の知恵も借りましょうよとのダアからのインプット。
・ここまで来たらSWさんのM中に寄らない訳には行かない。町の総合体育館で少年団と一緒だった。
生憎SWさんは会議で不在だったが、広いフロアー一杯に大勢が明るく練習してた。
YGさんの池中が世に出るためには、この王国と評するM中を突破しなければならないそうな。
で、ダアの見立てだと… 相当難しい(笑)。でも秘策もある。例のあれですよYGさん(笑)。

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「池中・帯農」
・・・2011.02.18

・十勝の選手たちは、以前行った時と変わらない笑顔と真っ直ぐな瞳でダアを迎えてくれた。
池中の選手たちとは初めて、帯農も知った顔は2人だけなのに、30人超と直ぐに一体になれた。
やはり十勝には失われる前のものが残っていた。先ずは選手の様子を窺いながら、心を新たにする。
課題としたのは「ゲームCで動けるようにすること。」フットワークだけなら容易だが、これは難題。
今回の仕掛け人、池中のYGさんも「ダア語録に、教えても直ぐ忘れて、元に戻るとありました。」と。
5日間ダアに密着してくれる彼に何処まで注入出来るだろうか、練習の作り方にも言及する積もりだ。
・対角線一杯に動くための考え方、方法から入る。リズム、スナップ、タコ、いきおい、逆、1歩2歩…
取れなかった球が取れましたの声。ヒップバウンド、動きやすい方向、動きにくい方向…
ゲームAで全面をカバーすることは比較的容易。問題はゲームC。4日目の午後、はたと行き詰まる。
余談だが、ダアは困ると頭に手をやって考え込むようで、特に帯広辺りで散見されるらしい(笑)。
で、考えた末に何とかゲームCまで持ち込むことが出来た。YGさんに良い教材となったと信じたい。
キーワードは、練習法【5】に書いてある「ストローク、打球、コースの制限と強調」。
・十勝の楽しみの一つは美味しい食べ物。今回も堪能させて頂きました(笑)。
最初の夜のラクレット。初めて行った時の帯広で初めて食したそれが感動もので、毎回設定してくれる。
ジンギスカンは初めての店。椰子を植栽した温室仕立てのイタリアン。最高ディナーのフクイホテル。
池田ワイン城のランチは地元の食材がふんだんでヘルシー。ドリカム吉田御用達のラーメン屋にも。
・帯広のホテルは勿論モール温泉。掘削が制限されてる新興ホテルは音更町から運んでいる模様。
ホテルの朝食がバイキング。豚丼なんかもあって… はっきり言って食べ過ぎの日々だった(笑)。

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「十勝へ」
・・・2011.02.03

昨年の秋から心の葛藤が続いていて、数度に亘って合わせて2ヶ月近くも練習を休んだ。
選手たちの心が理解出来ず、練習を思うと心にブレーキが掛かり、拒否状態に陥ったのだ。
ダアは休んだけれど選手たちは練習を続け… その間、選手の親たちの力を貰えた。
小さなエピソードがあって、取り敢えず復帰はしたけれど、深いところでは未だに彷徨っている。
ことは選手たちとダアの間に止まらず、より構造的な、今の子供たちの抱えている問題そのもの。
毎年ひたひたと押し寄せてくる波に翻弄され、それでも自分の遣り方しか出来ないダアなのだった。
今回、「修行僧」「夢を見た」そんなタイトルで顛末を書こうと思ったけれど、そこから逃げるダアが居た。
書ける時が来るかも知れないが、書けずに終わってしまう気もする。余りに大き過ぎる問題なのだ。

復帰して… すがる思いで新チームの9月の練習をやってみた。何と、相当な手応え。
近年は、他にやるべき練習が多いからと簡単に済ませていた基礎的な反復練習。う~ん。
選手たちの様変わりを嘆く前に、ダア自身も工夫をせよとの示唆かも知れないな。これは。

で、2月の連休に開催される大会を親に託して、ダアは十勝に出掛ける。
選手たちと離れた所でバドに係わってみて、そこで何を感じ、何を思うのか…
「勝たせてあげたいは愛すること 愛する努力 愛される努力」
かつて書いたこんな一節を、ダア自身が取り戻せるかの旅になる。

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「オフ」
・・・2010.11.06

9月の新チームのスタートから10月末の県新人戦まで2ヶ月。ある意味、夏の全中前より難しい。
8月までの疲れが癒えないままの始動であり、3年生のチームとのギャップに苦しむ日々になる。
もっとも、息抜きに韓国旅行をしたり、全日本Jr.で愛知に行ったりで、大変さは中程度だろうか。
10月になり、郡新人戦から始まり県南・県と続く日々は、HPの更新を忘れさせる。と、言い訳を(笑)。
そんな県南と県大会の谷間のある日、選手たちの学校が文化祭で、ダアにオフの贈り物。
で、ネットで見付けた映画を見に、東京は銀座へと出掛けたのだった。何年振りかの銀座。

「小さな村の小さなダンサー」米国に亡命した実在のバレエダンサー、リー・ツンシンの自伝の映画化。
芸術・少年・サクセスストーリー… ダアが好きなジャンルの物語だし興味深く見れたのだが…
某国の体制の(多くの人々が抑圧されてきただろう)怖さを見せられて、重苦しくも感じられた。
原題は『Mao's Last Dancer』直訳すれば「毛沢東の最後のダンサー」。
何時も思うけど、邦題のセンスの無さは悲しくさえなる。自伝の重さが失われている。

で、2時間もの上映時間だったのだが、エンド・ロール時に尿意が激しくなり苦しかった(笑)。
上映前にトイレに行って置くべきだったと反省。其の時には尿意が無かったのだけれど…
暗い内に席を立つ人って結構居るが、ダアは作品への敬意からエンド・ロールに席を立たない。
で、流石は銀座。誰一人として席を立たない。で、ヤバイ状態突入寸前に明るくなって…
扉の外にすぐ在ったから良かったけど、無かったら悲惨だったかも(笑)。

実は、3月の手術には尿意が我慢しにくい後遺症がある。今回はちょっと自信が持てたかも(笑)。

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「光明」
・・・2010.11.05

ダアに小さな記憶がある。小学校の高学年だったような気がするが、曖昧なところもある。
授業中のことだ。算数(数学?)の文章問題を解いていて、隣席の友に教えろとの教師の指示。
「これは、こうなっているから、このようにして、こう答えを導く…」的なことを言って、友に委ねた。
友が解を持って行って、次いでダアが教師に呼ばれた。「ちゃんと教えて無いじゃないか。」
何時も優しかった先生に初めて怒られたショック。その中で、小さな違和感が膨らんでいた。
「答えだけを教えれば怒られ無かったのか…」。教師の本意は別にあったと、今では思える。

先週の県新人戦。正月の関東オープン県代表に4名を送り込むことが出来た。期待通り。
もし、目指していた個人戦ダブルスとシングルスでの1位2位独占を果たせたとしても…
関東オープン4名は変わらない。来夏の関東大会を睨んだ目標なのだ。個人戦2位以内が出場。
新人戦をそのまま当て嵌めると、個人戦単複6名のうちダアの選手は3名にしかならない。
シングルスはJ中のHが強い。県南大会では勝つことが出来たが、県大会では負けた。
2位3位で終わったタモンとリョウスケは、体格的に晩熟の様相。見合った練習が必要になる。
ダブルスで1位になったダイスケ・ユウタは、新人戦まで正直言って練習を見てやらなかった。
負ける理由が見当たらなかったし、第2ダブルス(今はカズキ・マサキ)の育成が急務だった。

カズキ・マサキのダブルスは県南大会の団体戦からトップダブルスに起用し、育成を図った。
その緒戦、F中との試合で、ダアは信じられない光景を目の当たりにした。
ダアの練習は、フットワーク・ストローク・戦術の3要素をキーワードを用いて解きほぐして行く。
9月からの練習で、短い期間ではあるがそれなりに教えた積もりだし、成果を得た積もりだった。
だが、目の前にあるのは… 教えたことを使いこなせず、ただオロオロするだけの二人。
試合はファイナルで辛うじて勝利したのだが、深い闇を見てしまったダアは溜め息をつくのみ。
今あるものを使って、闘う心を持って、眼前の敵に立ち向かえ… 少々手荒い叱咤を与えて…
取り敢えず、県南・県と新人戦は3位で切り抜けた。考えてみれば9月10月の短い練習期間。
だがしかし、それまでの1年間は上級生のチームを体温を感じる距離で見て来た筈なのに。

闘うための(大袈裟に言えば、生きるための)術を与えてやれば、あとは本人次第…
そう思いたいし、そうあるべきだし、そうでなければならない。
生まれてこの方、そんな訓練を経て来なかったかのような選手が多過ぎやしないか。
やっと新人戦が終わって、今までは端折っていた部分の練習をしてやると…
深い闇にも一筋の光明が差し込んで来て、闇を解きほぐす糸口が見える。
「これは、こうなっているから、このようにして、こう答え出して… で、これが答えなの。」
子供の頃のダアは、そこまですることに考えが至らなかった。
それも一つの方法なのだろう。内なるものを他人に伝えることの難しさを感じる。

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「GP会員」
・・・2010.11.02

夏の総体(郡・県南・県と続き、関東・全国へと連なる)と位置付けが双璧の新人戦。
郡・県南・県と続くのだが、最近は正月の関東オープン県代表の選手選考を兼ねている。
これが曲者(笑)。新人戦なんて負けて当たり前… と嘯いていたのは、かなり昔の話。
時期的にも重要な関東オープンに、何とか選手を送り込もうと練習内容まで変えざるを得ない。
9月に殆ど白紙の状態からスタートする新チーム。ダアのストレスは最高潮に達する(笑)。
その県新人戦。団体戦1位、個人戦ダブルスは1位と3位、同シングルスは2位と3位。
関東オープン県代表5名に何とか4名を送り込むことが出来た。まずまずの成績だろう。

県新人戦を終えて… ダアからねだったカラオケボックス。何と5時間超の午前様。
ダアはワインボトルを空にして、男親2人で生ビールがジョッキ16杯。ちと遣り過ぎ(笑)。
で、翌朝5時起きしたダアは、3年生3人と全日本ジュニア・グランプリで仙台へ。
結果は予選リーグ2試合を1勝1敗。2位敗退。牛タン目的の仙台行きかとの揶揄も(笑)。
内容的には小学生シングルス1勝1敗、中学生シングルス・ダブルス4勝、高校生同4敗。
ダアの選手がこの大会に出るようになって、(若干の例外を除いて)繰り返されるシーン。
で、何年か前に刺激になればと提案したのが月2回のGP練習会(小中高練習会)。
参加してくれたのは圧倒的にチームとしてで、チーム作りの一環だろうから単発になる。
今回、新たにGP会員なるものを提案したい。個人を対象にした「定期的な参加者募集」だ。
所属チームが認めれば中高生も可だが、ダアの構想するところは小学生をイメージしている。
ダアの読みに狂いがなければ、GP会員が貴重な「あと1勝」をもたらせてくれることになる。

外部からの練習参加は、ダアの選手たちに好ましい影響を与えることを付け加えて置きたい。

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「銅2つ」
・・・2010.09.04

秋の声を聞いて涼風を感じる頃、夏の疲れがどっと出てくる… それが例年の慣わし。
それが、今年は気象庁113年間で最高気温の夏だったとかで、何だか変。まだ猛暑の中(笑)。
新チームになって、3年生ののびのびとした笑顔が眩しい。そして何とも下手くそな2年生。
今日は選手たちの学校の体育祭。朝からピーカン。ドンと鳴る花火が聞かれなくなって久しい。
昨夜は、靴もパンツもシャツも泥だらけになった選手たちの顔が、見事にツートンカラーだった。

5年ぶりにメダルをゲットした岡山全中。2年生に移した目には、もう遠くにしか感じられない。
練習オフでエアコンを効かせた部屋。大会サイトを覗いてみる。ダアにしては珍しい行動。
人生初めての大病。入院・手術、続く帯状疱疹… そして、何より選手と苦しむ日々だった。
メダルのゲットが決まり、入った茨城からの携帯。「メダルを取れるなんて信じられないです。」
練習をしたんだから当たり前。そんな気分と、神様って居るんだね。そんな気分が半々(笑)。
で、大会の様子を振り返って見る気になったのだ。でもすぐに、もう忘れたって言うと思う(笑)。

・団体初戦 九州国際大付属中 2ダブに回った勝敗。シュン・シュンがファイナル18点で勝つ。
・続く北海道の緑中 ユウタを使った1ダブを落とし、シュンスケに託したシングルス…
 1ゲームを14点で落とし、2ゲームを19点で辛勝。ファイナルは17点で命拾い。
・準々決勝 島根・大東中 2ダブのシュンヤ・ダイスケがファイナル17点で勝ってメダル確定。

すべての局面、ファイナルゲームの18点17点17点で勝ち抜いているではないか(笑)。
ヨウヘイが差し出す昼食に「何?それっ!」と言ったダア。これで頷けるよね(笑)。
極度の集中は食欲と言う奴を何処かへ吹き飛ばすのか。帰りのタクシーで空腹を感じた(笑)。
・準決勝は富岡一中戦。シングルスでユウタが個人戦優勝の選手にファイナル19点で惜敗。
 2ダブでシュンヤ・ダイスケが競っていたので、シングルスを取れたらひょっとしたら…
 でも、それは無いね。何より、選手のことを熟知しているダアのつぶやきです(笑)。

個人戦、ユウタのシングルスは準々決勝の松本(大阪)戦がヤマだった。
1ゲームを取られ、2ゲーム3ゲームを19点、18点で連取。シングルスでは初のメダル。
準決勝は、優勝した小林(福島)戦。2ゲーム目18点と善戦したが、課題のミスで万事休した。

で… 岡山全中はこれで忘れます。兎に角、2年生のチームのこれからが大変なんです(笑)。

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「切符4枚」
・・・2010.07.29

昨日まで2日間の日程で県総体が行われた。来週末に行われる関東大会の予選を兼ねている。
団体戦、個人戦単複の三冠達成。個人戦シングルス3位の地元開催枠でプラス1。
合計4枚の切符をゲット。第2ダブルス、あと1点が取れずに逃したのが悔やまれる。
もっとも2年生の急造ペアー。戦術のイロハも教え切れていないので良くやったと考えるべきか。

で、大会を経た今日の練習。何だか選手たちの成長が見て取れる気がするから不思議(笑)。
もっとも放置しておいたら調子に乗って遊び顔も。この未熟さは何に起因するんだろうか。
とまれ、関東大会まで残り1週間。今までの1年間に匹敵する時間だと諭す。

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「入院のこと(3)」
・・・2010.07.07

数日で熱も下がって思考能力が戻ってくると、退屈さが頭をもたげてくる。
ベッド脇のTVは有料だから見ないと決めていた。同室の小父さんたちとは話題が合わない。
早く退院出来たから良かったけれど、長引いたら気が狂っていたかも知れない(笑)。

で、同じマニュアルで動いているのだと思うけれど、看護師の行動観察で楽しんだ。
巡回を検温と血圧だけで済ませる看護師から、手術創まで確認する看護師まで色々だった。
実習中だと言って、男の看護師見習いが身体の清浄をしてくれた時があった。聞くと21歳。
何でも、子供の頃に喘息で当院入退院を繰り返し、その体験から目指したとのこと。
これからは男の看護師の出番も増えてくるだろうからと、励ましてみたのだが…
後で股間が痒くなり手を伸ばすと、濡れたままだった。やはり扱いにくい部位なんだね(笑)。
その点、日替わりだけど他の看護師は慣れたもの。だが、やり方には天と地の個人差が。
気安げな看護師にそれを言うと、同じ学校で勉強して居るんですけどねと笑っていた。
そっと優しく抱くようにしてくれる看護師が居れば、ゴシゴシと擦る様に拭く看護師も居た。
痛いと悲鳴を上げると「どこが痛いんですか」だと。同じ教育を受けたとは思えない(笑)。

早めの退院を希望し、叶った。出ては見たものの… そろりそろりの社会復帰。
まあ、ゴロゴロしている家と座っているだけの体育館との往復だから、殆ど問題はない。
やがて体調も戻ってくると安静の反動でムズムズして来る。で、海が見てみたーい(笑)。
で、原チャリも休憩しながらなら大丈夫だろうと出掛けてみた。明るい日差しのある日のこと。
風を切り裂いて走る爽快さ。眠っていた感触に、もういけません。海までノンストォォップ(笑)。
ちょっと前に試し乗りした時は、次朝に患部が疼いた。で、心配した今回は… 
何と快調そのもの。そうか、マッサージ効果があったんだ。と、勝手に解釈。
だって、マッサージって痛い方が効くって言うじゃないですか(笑)。

そろりと再開していたジム。傷の残る下腹部をかばって腹筋運動だけは避けていた。
風を切り裂いて走った原チャリの振動と、患部へのマッサージ効果とを勝手に関連付けて…
で、腹筋も軽めの負荷でエイッとばかりやってみたら… 恥骨の辺りでゴキッとした感触が。
後でそっと触ってみると、それまで触知していたシコリが無くなっているではないか。
そうか、これもマッサージ効果があったに相違ない。 …ジョークです(笑)。

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「入院のこと(2)」
・・・2010.06.30

6時間に及ぶ大手術と言っても、本人は眠らされているので全く感知の外。
麻酔も一瞬で効いてしまったから何があったか分からない。開腹手術なのに凄いよね。
で… 生還は夢で始まった。どこだか分からないがバドの指導をしているダア。
でも、選手の顔が分からない。誰なんだろと思っていたら看護師の呼び声で目が覚めた。
猛烈に寒さを感じる。38度を超える熱のせいだ。電気毛布で全身を保温される。
次朝にはICUから病室まで歩いて戻らされた。手術の次の日から歩かされるとは聞いていた。
熱が下がるのに数日を要したのだが、日に何度かL字の病棟廊下をヨロヨロと歩いた。

入院前の説明時、浴衣の裾から真っ赤な管を覗かせ歩いている入院患者を見た。
現実に自分の身になってみると、真っ赤なのは尿道カテーテル1本と下腹部のドレン2本。
他に腕に点滴と背中に痛み止めの硬膜外麻酔とで、計5本の管が身体に取り付けられている。
点滴用スタンドにカテーテルとドレン2本を吊り下げ、痛み止めの麻酔は首に下げて… 歩く。
麻酔、点滴、ドレンと抜かれて役目が終わって行くのだが、カテーテルだけが最後まで残った。

入院時は選手たちと離れていようと考えていたが、手術の前日に考えを変えた。
ダアのありのままを見せることによって、選手に何らかの刺激が与えられないだろうかと。
手術が火曜。夜練習の無い水曜日がそのチャンス。で、2年生(現3年生)だけを呼ぶ。
手術の翌日。ベッドに起き上がるのさえままならぬダアにヨウヘイが手を差し伸べる。
ヨウヘイの向こうでユウタ、シュンヤ、シュンスケの3人が固まっている。狭い病室。
手助けをしようにもスペースが無いのだが、そもそも立ち位置に彼らが現れて居る気もした。
で、ありのままを見せた効果は、少なくとも帰りの車中では絶大にあったと聞いた(笑)。

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「入院のこと
」・・・2010.06.29

入院手術後3ヶ月が経過し、術後の経過をみるモニタリング検査を受けた。
高感度PSA検査の結果は検出限界の0.003ng/ml以下。主治医曰く「良いですね。」
取り敢えず転移は認められなかったと言う事のようだ。今後も観察は続くことになる。

昨年9月の人間ドックでPSA高値(5.479)を指摘されたのが、そもそもの始まり。
値が4~10の場合30%の確率で罹患していると言われ、受けることになった精密検査。
直腸触診、前立腺生検等で羞恥心をかなぐり捨て… で、見つかった初期の病変。
「いや~見つかっちゃいましたね。」患者の負担を考えての医者の弁かも知れないが
父親や兄弟をその類で亡くしており、いずれ来るかと思っていたので意外と冷静だった。

実際の入院手術は3月になってから。転任で主治医は代わっていた。手術後11日で退院。
で、当初尿漏れがあったが今は無い。下腹部に傷は残っているが毛は生え揃った(笑)。
退院後の体調は日々向上。暫くは本当に1日毎に前日を上回る様子が判った。
練習に出たくて急いだ面もあるから、11日は退院可能最短日だったと言うことなのだろう。
で、気が付いたら… 勝負の夏はもう眼前に迫って来ているではないか(笑)。

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「入院・手術」
・・・2010.04.13

ダアが6時間に及ぶ大手術を受けてから今日で4週間が経った。
(用意した自己血800ccで足りずに、日赤のそれを使ったとか。)
で、主治医による術後の診察結果は「順調ですね。」
取り敢えず一安心と言ったところ。暫らくは3ヶ月毎に経過観察をすることに。

昨年9月の人間ドックで若干の異常値を指摘され…
幾つかの精密検査の結果、発見された初期の病変。
摘出手術を勧められ… 結局、手術は3月になってから。
何でも、進行が遅い部位なので性急にならなくても良いのだとか…

で、開腹手術なのに10日目には体育館、11日目には退院しちゃった(笑)。
その間のことは今後書くかも知れないが… 言えることは、本人は至って波静か。
でも、HPを更新出来なかったりしたのは、やはり少しは負担だったのかも。
で、勝負の夏まで4ヶ月。このことで選手に悲しい思いを抱かせる訳にはいかない。

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「掲示板」
・・・2010.04.11

掲示板(現在は使えません。)を含めて本HPを刷新することを考えています。
掲示板は有料のそれの契約更新をしなかったからなのですが、
最後に、YGさんより「ご無沙汰しています。」との書き込みがありました。
ここに投稿を転載し、返信を記します。

 「ご無沙汰しています。」…YG
お久しぶりです。おぼえていらっしゃいますか?
4月1日付けで異動になり、念願のバドミントン部の顧問になりました。
先日から生徒と楽しく練習をしています。ぜひ今度お伺いさせてもらいたいと思います。
その時はよろしくお願いします。早速ですが質問です(笑)。
①フットワーク対技術だとどちらが勝つと思いますか。
②2番4番の状況で、女子がフォア奥にクリアーを打たれた時、
 どういったフットワークをお使いですか。よろしくお願いします。

 「返信」…ダア
YGさん
露天のモール温泉に浸かりながら熱いバド談義をしたことなど、色々思い浮かびます。
念願が叶ったとのこと、きっと良い顧問になられますよ。何時か確認させて下さいね(笑)。
①フットワークと技術ですが、どちらが勝つとは言えませんね。
ただ、技術で劣る選手の指導はフットワークの強化を拠り所にしているとは言えます。
②2番4番の構え(右利き、左足まえ)から2番へと考えて良いですか。
2拍子でクロス中心、時にジャンプ。3拍子でカニジャンプ中心、時にジャンプでしょうか。
3拍子の場合は右足まえの場合からピボットを無くしたと考えたら良いと思います。
なお、フットワークでは原則として男女の区別をせずに練習しています。

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「フェイク」
・・・2010.01.11

冬休みに行われた関東オープン。地元開催の茨城Aチームをダアの選手で組むことが出来た。
で、予選リーグ3勝2敗、順位リーグ2勝1敗。結果は12チーム中6位。当然不満足(笑)。
だが、9月以来鬩ぎ合い、もがきあって来た選手たちとの今を冷静に見つめ直すことは出来た。
最終日などはフロアに下りもせず、スタンドから眺めてるだけ… 何とも無責任なコーチ(笑)。

アジアユースなる大会の出場を辞退させてまで落とし込んだユウタは、上向きに転じて来た。
だが、頂点に立つには克服すべき問題が明確に残る。時間と相談して対処して行く事になるだろう。
新人戦当時は出遅れ位にしか感じていなかったシュン・シュンの稚拙さは… どうやら本物(笑)。
練習にちりばめた習得すべき事柄を、理解出来ずに見逃している様子が、はっきりと見て取れた。
直接的なバドの技量に止まらず、コートの外でも感じる不可解が、コートの中で展開されていた。
肉体的なそれに対して精神的な成長があって… ユウタはある意味、過激に成長している(笑)。
自由過ぎたのか、良い手本に恵まれなかったのか… 素直に受け入れてくれたら違っていたと思う。
勿論、ダアの未熟さが一番の原因。やり直せたらもっと上手く出来る。この手のタイプは初体験(笑)。
シュン・シュンは言ってみれば時代の申し子。でも、それを言っている間に、夏はやってくる。

シュン・シュンをスタンドから見ていて一番感じたのは、プレイが勝つ目的でなされていないこと。
相手に勝ちたいから… 例えば、相手が取りにくくなるように打つ。こんな意識が不足している。
で、フェイク:打つ瞬間に模擬的な騙しの動作を入れること… を次の日の練習で言ってみる。
結果:ドラスティックな効果が… 指導の効果があったと言っているのでは無い。
大袈裟かも知れないが、生きて行くうえでの知恵(訓練)が足りない。それが何ともやるせない。
そんなノウハウは幾つもあるのだけれど、身に着けた術で当然見つけることが出来る筈だと…

今のチームになって4ヶ月。両極端のユウタとシュン・シュンに挟まれて、突っ立つヨウヘイ。
ダアの攻撃の矢面に晒される事も無く来たヨウヘイが、何時の間にか見れるようになってる(笑)。
で、この2年生4人に1年生を加えて夏まで頑張ってみようかと、やっと思えるようになって来た。
過激も稚拙も電柱も、まだ4ヶ月しか経っていないじゃないか… そう思えば気が楽になる(笑)。

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「道案内(2)」
・・・2009.11.24

ひょんなことから25年前の選手たちと呑む機会があって…
http://www5f.biglobe.ne.jp/~badonahi/zabu6.htm#道案内
で、次回は一つ上の先輩や一つ下の後輩にも声を掛けて、再度集まりたいとのことだった。
当日、早めにハジメの店に着いたダアは呑みながら待ち… 到着毎に乾杯の繰り返し(笑)。
「遅くなりました。」ふすまを開けた瞬間…  誰? 部屋を間違えてないですかぁ…
そんな感じも何人か居たけど、部屋に入れば… 瞬時に25年前の中学生にリンクする(笑)。
やはり間違っても、彼らの人生に影響を与えたなんて思えない。彼らは今も昔も彼らなのだ。

「どうして学年別に座ってるんだろ」誰かの素っ頓狂な声に笑みが広がる。20人近い大人数。
正面一列が3年生。対峙して左が2年生、右が1年生。ダアはそれを横から見渡している(笑)。
で、「先輩たちは40歳になっちゃって…」揶揄されてたけど、確かに老けて見えたかも(笑)。
トシハルは春まで母校に赴任してて、一緒に大会にも行った。転任校では柔道部顧問。
マサヒロは弟2人もバド部だった。お父さんお母さんとも親しくさせて貰って… 元気な様子。
ススムは、名門J高校バド部のOB会長なんだとか。相応しいポジションが用意されるものだ。
尾崎を初めて聞いて、衝撃を受けたのがススム。で、今日は尾崎を歌うしかないねと(笑)。
事前に連絡が付かなくて、急遽呼び出されたヒデキ。湯楽の里で会ったことがあったね。
ヒデキの父親はダアと同じ職場で世話になったし、お母さんの手料理で何時も呑ませて貰った。
中学生の時、大人の男が苦手だったカズヒロ。父親がダアより年下で衝撃を受けたっけ(笑)。
カズヒロとの会話のきっかけが淡水魚のカネヒラ。一時、随分嵌って… 何度も釣りに行った。
そのカズヒロが今は親になってて、息子を預けたいと言う。学区が違うけど、叶うことではある。
大人びた発想をしてた兄貴(バド部員)を持つカズヤは、小柄だったのにすっかり成長して…
箱に付いたケーキのクリームを舐めるんですよ… 言ってた母親の笑顔が思い出される。

前回、仕事で来れなかったセイイチは家業の整備工場。髪の毛が芸術家。ムードは変わらず。
タダカツも家業の肉屋を。弟2人もバド部だったけど、やはり3番目が気になったりして。
コウジは相変わらずいいムードで存在してる。淡水魚に凝ってた時は父ちゃんに世話になった。
ヒロシの父ちゃんにも魚では世話になった。共に霞ヶ浦の漁業権を持ち、舟にも乗せて貰った。
ユウジは役場勤め。ユウジの父ちゃんにも世話になった。魚関係じゃないけど(笑)。
ヒロアキも役場勤め。キャリアを積んだ歳だし、何だか難しいことを言ってたけど忘れた(笑)。
ヒーゴリの父親は印刷屋をやってて、一、二度頼んだことがあった。今は成り立たない職種かな。
こうやって並べてみると、当時は選手たちの父親との交流が多かったし、世話にもなった。
コンヤは最近になって転職したとかで、研修があった東京から遅れての参加。
アキは秋葉原で何だかを作ってると言ってた。何だったかは呑んでる対面だったので不明(笑)。
今回参加の一番の遠路はケ君。名古屋での学会帰りに実家に寄り、秋田に帰るんだとか。
何をやってるのと聞くと「電気です…」と。鼻の下に髭を蓄え、静かな佇まいは変わっていない。
ネットで検索すると、機器を駆使して病理関係の研究センターで仕事をしている様子。

ハジメの運転するバスでカラオケ店に繰り出して… でも歌った記憶は全く残っていない。
で、どうしてもダアを連れて行きたい所があるとカズヒロが言い張り、どこだかのスナックに。
何だか女の子が沢山居て、客も大勢。帰る段になって誰かの3時過ぎてますの声が耳に。
カラオケからスナックを出るまでの認識はトータル5分位。楽しい時間を勿体無いね(笑)。

ハルヒコの息子がバド部に入って… こうして幾つかのシーンが展開された。
で、バドで繋がった皆なんだからバドで集まってみたらと、そそのかしてみた。
年も押し迫った12月31日。果たして何人が集まれるんだろうか。
でも、何人集まれるかよりも怪我をしないだろうかと心配すべきなんだろうね(笑)。

PS:大晦日にバドを… 軽いジャブで言ったのにハルヒコが大乗り気なんだとか(笑)。
で、終わってから軽く懇親会をしたいので都合を付けてくれと…
母親がとっても人の良い世話好きだったけど、間違いなく遺伝してるね(笑)。

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「ルーチン」
・・・2009.10.22

米子で行われた全日本ジュニアの新人の部には3人の選手が参加した。
シュンシュン(シュンヤとシュンスケ)は1回戦こそ勝ったが、2回戦では共に敗退。
不甲斐無さを感じたりもしたけれど、始まったばかりのこの時期ではこんなものかとも思う。
第1シードを貰ったユウタは準々決勝で、結局は優勝する選手に敗退。
夏の関東大会や全国大会の頃のどん底状態からみれば、少しは上向きの気配は感じられた。

長い間に会得(言い過ぎかな)したダアの練習法は、大勢を対象にした言わば普及版。
例えば何処かに出向いて、相応の時間を貰えれば… それなりの成果を上げて来た(積もり)。
講習会的な場合は意図した内容を組み立てるが、普段はそれを踏まえた上の練習になる。
選手たちがダアの練習をこなしていれば… 何時しか身に付いている(筈だったのだが)。
同じ練習をして来たのに、ユウタにフットワークが無いことに気付いた時は愕然とした。
1年生の秋のこと。以来1年間にも亘ってユウタの心の中にあるものと鬩ぎ合って来た。
ダアにとって初めての経験と言って良い。勿論、ダアの未熟さに由来するのだけれど…

ダアの練習はある意味で少し難しいかも知れない。パーツは与えるがその先は自由だ。
で、ダア的発想の練習の中で、そのパーツを使いこなす術を覚えて行くことになる。
まっさらな状態でやってくる選手は練習の導入に手間が掛かるが、素直に染み込んでくれる。
実績のある選手は逆。即、レギュラーと同等の練習に入れるが、経験が邪魔になることがある。
ダアの練習は戦術を意図したものが多いが、小学校で勝って来たやり方から脱却しずらい場合も。
戦術を意図したゲーム練習の前段階として、より基本に近い練習を増やす必要性を感じる。
これはここ数年薄々とは気付いていたのだが、米子でのユウタを見ながら確たるものとなった。
で、現在(恒例なのだが)練習法の改訂作業中。「ルーチン」と名付けた練習を構築中。

先週の県南新人戦。シュンスケは個人戦シングルス準決勝で負けた。誰もが予期せぬ敗戦。
大事な勝負処でスマッシュを打たずにドロップを連発… 理解していないと嘆かせてくれる。
3位決定戦では負けた選手よりも遥かに強い選手には勝っているんだから… 全く不可解。
そう言えば… 勝負所ではスマッシュを多用して打ち破るのだ。そんなことを言ったことがある。
中学生とバドを始めた頃だから気の遠くなるような大昔。今はそんなことを口にもしない。反省。

で、「ルーチン」練習。何とシュンスケがスマッシュをきちんと打てないことを発見。
今更気付くダアって何なんだろ。県南新人戦に言及すると、ミスが怖くて打てなかったと。
今まで多用していたゲーム練習ではスマッシュは選択肢の一つだから、目立たなかった訳。
ルーチン練習ではスマッシュを打たなければならないから露呈。我ながら情けない。
苦手なら意識して練習すればいいだろうにと、シュンスケに向けて情けないの同士討ち(笑)。
まあ、今更ながらでも皆が良い方向に向かうのであれば… と、前向きに前向きに(笑)。

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「インフル渦」
・・・2009.10.20

世間を騒がせている新型インフルエンザは、ついにダアの選手たちのところにも及んで来た。
15日16日に行われた県南新人戦では、罹患により個人戦ダブルスで1年生3ペアーが棄権。
幸いにも2年生は全員無事。シングルスで団体戦にも出場させた1年生2名もセーフだった。
で、大会終了後の親との会話… 2週間後の県新人戦までウイルスから逃れられるのだろうか。
冬休みにある関東オープンの出場選手が県大会で決まるのだ。欠場は避けなければならない。
問題なのは学級閉鎖が頻発している学校に毎日通うこと。まさか休ませる訳には… ね(笑)。
県南大会を欠場した選手の家に行かせてウイルスを貰ってくれば… 県大会までには治るかも。
冗談も一瞬だけマジだったりして(笑)。で、取り敢えず練習にも消毒ゲル液を用意して貰う事に。
飛沫感染と接触感染があり、手洗いや洗顔、うがいの励行が有効なことを意識させる目論み。

今朝は大会を欠場した1年生も復帰し、全員が揃った。29日30日の県大会まで残り1週間余り。
こうなると、日々の練習で頭を悩ませているなんてことが、何だかちっぽけな事に思えて来る(笑)。

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「2009年・夏(2)」
・・・2009.08.30

・長崎全中、朝の散歩で原爆爆心地と平和祈念像を訪れた。遠い昔、修学旅行以来の再訪。
人生の登り坂と下り坂、ほぼ半世紀を経て再び訪れると… やはり感じるものが違う。
選手たちには、何とは無いモニュメントにしか見えないだろう。ダアがそうだった。
未来の選手たち、全国大会とリンクさせて振り返るのだろうか。甘くかな、ほろ苦くかな(笑)。
・長崎での練習会場:淵中は、川を挟んで爆心地の向かいのロケーション。
体育館前には慰霊モニュメント: 碑文には7名の教師と多数の生徒が犠牲になったと…
真夏の日差しの中、選手たちの気合を流れ聞きながらダアは佇んだ。重く、余りに重い歴史。
・期待していた団体戦で敗れ去り、虚しい心で長崎の街を彷徨った。ふと立ち寄った呑み屋。
隣り合った地元の客が、大会に関係していると。聞くと、練習会場:淵中の先生だと言う。
どちらから?の問いに茨城です。学校名を言うと表情が変わる。兄が住んで居ると…
重なる偶然に互いが絶句。長崎での信じ難い奇跡。で、全中メダル獲得は最早奇跡の範疇か(笑)。
・次の朝、練習会場の淵中で職員室を覗く。役職っぽい席で書類に目を落としているその人が居た。
何度目かの視線に気付いて外に出てくる。福山雅治が卒業生で、改修前の被災校舎で学んだと。
原爆の犠牲:生徒が多数の表記は、その他大勢みたいで変… 口に出し掛けて思いが至る。
被爆後の地獄で掌握出来なかったのだ。千数百人の在校生、被爆後では居住も定かで無かろうし…
・関東大会では線審のイスに座りながら、心が遠くにある高校バド部員の凝視しない目に苦しんだ。
長崎全中の線審は、それが当たり前なのだが、体を傾けて落ちる打球を凝視しジャッジする。
大会の線審に限らず、長崎では街で会う人々にも遠来の客をもてなす心、暖かさを感じた。
屈指の観光地ゆえ、自然と身に付いたものなのだろうか。心地よく、再訪したい気持ちにさせる。
・大会での空調。それが当たり前の時代になった。コートに吹き荒れる風。苦しむ選手たち。
バドは締め切った体育館でサウナ状態で行う競技… 何年か前にはそう言われていたよね(笑)。
最早、コートに吹く風に抗議をする監督も見れなくなった。居たら異端児扱いされるんだろうか。
選手の健康を勘案し… エアコンを運転する。そんな記述が大会プログラムにもある。
でもエアコンが効いた体育館で練習出来る訳がないし、普段が出せない競技と言うのも変だよね。
だから… バドは冬季開催の競技にしろって言ってるんだ。勿論冗談だけど(笑)。
まあ、付け焼刃では勝てなくなった時代の、力の無いチームの負け惜しみかも知れないね(笑)。

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「2009年・夏」
・・・2009.08.28

・今年もメダルに届かなかった長崎での全国大会を終えて、ダアは暫しの充電。
何故か向かってしまった徳島の海と山の… 何事も無かったかのような風景に癒される。
思えば、メダルから縁遠くなったのは徳島での全中が始まり。もう4年も連続になる。
もう、メダルの取り方を忘れてしまったよ。半分茶化して言うのだが、半分は本気。
・長崎では精霊流し、徳島では阿波踊り。全中は彼の地の夏の一大イベントの後に行われる。
少なくとも夜の街には祭りの後の寂しさが漂って… 負けた心に、やけに沁みるのだった(笑)。
・来年の岡山全中を目指した選手たちの練習は、負けた次の日から始まっている。
久し振りに会う選手たちの笑顔が嬉しい。で、終えてしまった3年生は離れて見ることが…
共に歩いている最中は盲目だけれど、こうして見つめると勝ち切れなかった幼さがそこにある。
で、新チームに目を移せば、その3年生でさえ逞しく見えて来る。特に1年生と来たら…(笑)。
・バッグを置く位置さえも代わって3年生は遠くに移る。新キャプテンの挨拶が微笑みを誘う。
レギュラー練習の2年生はオールショートに顔面蒼白。吐き気を催しトイレに向かう。
暫しの息継ぎで復帰。代替わりが身に沁みた様子。その頃にはダアの心も寄り添っている。
・「来年もメダルを取れなかったらダアは辞める。」自然と、そんな言葉が口をつく。
「エ~!」っと振り向く1年生。そうだよね君たちには再来年もあるしね(笑)。

…こうして来年の岡山全中に向けた戦いが始まったのだった。

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「イン」
・・・2009.08.09

神奈川県川崎市で行われた関東大会。何とか長崎全中への切符を3枚ゲット。
出来の悪かった選手たちのことはおいておいて、切り口を変えてザブってみることに。

大会中、スタンドに居ると「今のはアウトだよね」と言った声があちこちで聞こえて来た。
遠目から見ても明らかに「アウト」なのだが、線審は「イン」のジェスチャー。
はっきり言ってミスジャッジ。不思議と「イン」を「アウト」とする逆は無い。
大会プログラムによると線審は市内の高校生たち。勿論バドミントン部員だろう。
で、外側5cm位までは「イン」とする新しいルール解釈があるのかとさえ思っちゃった(笑)。

ベンチに座った間近からは、線審のイスに座る彼らに共通した顔が見えて来た。
例えて言えば、携帯電話を耳にしてハンドルを握る運転者に似た表情。心がここに無い。
対角の2人が共にシューズを履いていない。荷物になるからと示し合わせたのかと…
で、彼らはラインを凝視することが無いからライン近くに落ちるシャトルは全て「イン」。
従って少々の「アウト」は「イン」になるが、「イン」が「アウト」になることは無い。
1球のミスジャッジが勝敗を左右することさえあるのだから、堪ったものではない。
主審がミスジャッジに気づかぬ筈は無いのだが、何故か淡々と試合を進めている。
そう言えば執拗に抗議する熱い監督も居なかった。諦めの心境なんだろうか(笑)。

選手たちとのホテルは実家近くに取った。今回は大切な大会故、実家泊は無し。
で、朝の散歩。路上では朝まで呑んだ若者たちが千鳥足でわめいて…
泥酔し道端に眠る若者を横目に歩いていて、もうここはダアの故郷じゃないと思ってしまった。
そんな若者たちの向こうに、大会に心を寄越さない線審の高校生たちが居て、
更にその向こうにダアの選手たちが居る。

注)ダアの垣間見た風景であって、それが大会の全てだったと言う積もりは毛頭ありません。

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「よくぞ男に」
・・・2009.07.08

「夕涼みよくぞ男に生まれける」江戸時代に詠まれたのは、開放的な親父の姿だね。
昨今は親父なんかよりも、女性のほうが解放的で涼しげな服装をしている気がするけど(笑)。

ダアの住む町にプレミアムアウトレットとかが出来て、今日は招待客向けのプレオープン。
友人がそのプレオープンに行ってみたいと。招待状とかを探してみたけれど…
突然のことで手に入らない。で、ネット配信の招待状を二重印刷して貰う。複製だね(笑)。
何時もの田舎道が何だか渋滞。あちこちに、生活道路につき進入するなの看板が…
駐車場満杯の表示を見て、その生活道路に進入。勝手知ったる我が町です(笑)。
車をマコトの家に置かせて貰う。かつて緑の魔境と揶揄したりした緑に溢れたロケーション。
それが、高速道路が出来て、アウトレットが出来て… 今や町一番の拓けた場所に(笑)。
歩いてすぐにアウトレットの駐車場。何これ… 観光バスがズラーっと並んでる。
東京、神奈川、群馬、埼玉、千葉… 静岡のナンバープレートまである。ツアー客なんだ。
満杯の乗用車は半数以上が県外ナンバー。う~ん、垣間見るのはダアとは縁無き世界。
で、招待状なんて要らずにあっさりと入場。凄い人出。友人はTOMMYの店に行きたいと。
ダアでさえも素敵だと思っちゃうTOMMYの製品は、UNIQLO派のダアには値段が高級過ぎ…
それを両手で抱えた客が店内一周でレジを待っている。レジ待ちの友人を置いて場内を散策。
100店舗以上が入っているとかだが、ダアはどこも同じように感じちゃう。猫に小判状態。
何だかブランド品で身を固めた老若男女が多いような気が。アウトレット巡りしてるんだろね。
結局、TOMMYは1時間ものレジ待ち。こんな世界があることを知っただけでも収穫か(笑)。
で、他にも幾つかあった場内の行列。目立った大きなものはトイレのそれ。外に並んでるし。
並ぶ女性を尻目に男たちはスイスイと。それがタイトルの「よくぞ男に」と言う訳(笑)。
昨今の元気の良い女性に対して… 少しは溜飲を下げた気分になれたのかも(笑)。

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「道案内」
・・・2009.07.06

つくば科学万博が行われた1985年、当時の3年生たちが2001年のダアに宛てた賀状。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~badonahi/zabu6.htm#賀状(2)
皆で一言づつ書いているのだが、その中のハルヒコの言葉が現実になった。
曰く「今度一杯おごらせて下さい。」  で、連絡を取りあってくれて呑み会と言う事に。
場所は途中から別の道を歩んだけれど、今も変わらず仲間している様子のハジメの店。
まわりくどい書き方をしたけどハジメはバド部を中退したと言うこと。繊細で気になる子だった。
母親経営の炉ばた焼き屋の客だったダアは、風邪で休んだハジメを家に見舞いに行ったりした。

シミズは念願だった整体関係の仕事を始めた。車にバイクを積んでレースなんかやってたけど…
コンヤはLALA GARDENで薬局の店長。次の日、寄り道して見に行ったら女性店員とホンワカと…
クラタはダイビングのインストラクターとの二足のわらじ。新居が何処だとか…
ナカヤマは卒業以来かと思ったら、どこだかのエスカレーターで会っていたとか…
ハルヒコは勤め先の経営状況を解説してくれたり、今では3人の子の親になったとか…
タカノは終盤に話の輪に加わったハジメと、ススキノで遊んだ豪傑話で盛り上がったりして…
オズとツギオは、仕事の都合が付かなくて来れなかった。働き盛りのアラフォー世代。

互いに久し振りだったり、あれ以来だったりでワイワイと。皆が集まると何だか照れくさい。
で、楽しく談笑する雰囲気の中に練習に明け暮れていた頃に繋がるものが見えたのだった。
今の彼らの言い回しや発想が、25年前の中学生だった頃の彼らの中に既に存在していたのだ。
誰かが、あの頃の経験がその後の人生に影響してる… みたいな事を言っていたけれど、
通りすがりの旅人に聞かれて、道を教えた… その程度のことなんだよねダアの役は。
間違って教えなかったかと、今更ながらに心配しちゃうよ(笑)。

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「10本(2)」
・・・2009.06.27

期末テストが終わって練習を再開。
体育館に行くとマサトら3人が神妙な顔で近寄ってくる。
「この間はダアさんの練習について行けないですみませんでした。」
う~ん何とも穏便。激怒するダアが落ち着くのを待ち兼ねていたかのよう(笑)。

争い事を避けると言うか、心と心の鬩ぎ合いから逃げると言うか…
全中のメダルを失した年の選手たちの個性から始まり、受け継がれたかのような気風。
時代の空気かも知れないが、少なくともその前年の選手はダアに心をぶつけて来た。

勝負の夏が近づいて、サボった自分を棚に上げて選手の未熟さを嘆く…
責はダアにあるのだが、選手たちもダアの propaganda に乗って欲しかった。
今回だけでなく最近だけでも複数回の練習放棄。それが選手でなくダアだから何とも奇妙。
で、投げ掛けた心に呼応せず、こだましてくるものが無い。やるせなさだけが虚しく残る。
新チームの9月に最大だったダアの期待値は、こうして時間と共に現実的になって行く。
でも選手たち、とっても素直でよい子たち。それがまた辛い。

このまま全中メダルなしの記録を4年連続に伸ばすのだろうか…
げんを担ぐのであれば、選手たちに示唆して… もう一度ダアが練習放棄。
脚にしがみ付く役も決めさせて置いて、リハーサルまでしちゃって。
勿論冗談(笑)。

再開した10本のオールショートは、少なくともマサトはきっちりとこなす。
選手のその日に合わせて限界ぎりぎりの球を送れば限界を広げることが出来る。
ユウタロウもユウタもそうしてやれば良いのは分かっている。でも時間との闘い。
迫る期限に、つい過大を課すことになる。日々の小さな一歩を横着したのに身勝手な言い分。
でも、選手たち自身でその試練を乗り越えてJump Up する瞬間があって欲しい。
選手たちの瞳から、目の前の壁に立ち向かう勇気が見れなくなって久しい… そんな気がする。

久しぶりに体育館に顔を見せた旧知のTさん。この時期にこんな練習ですか… と。
9月にやる練習を確認のために… 言ってはみたものの、サボった自分を思い知る。
1年間でチームを作る… 本当に難しくて、大変で、体力も根気も要ることなんだと思う。

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「10本」
・・・2009.06.25

昨日今日と期末テストの練習休み。
夏前のこの時期、少なくとも上級生は練習を休まないのが通例だったのだが…
一昨日の練習、ダアの送り出す球に10本のオールショートが続かない。
信じられない光景に呆然。何か悪意を持って臨んでいるのかとさえ思ってしまった。

手探りでチームを作っていた頃は日々の小さな遣り取りにさえ新しい発見があった。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~badonahi/dabu.htm#笑顔
毎年の繰り返しは小さな積み重ねの中から練習のノウハウを見つけ出すことになる。
ノウハウを積み重ね、ダアの中での「正しい練習」を推進して行く。それが経験と言うもの。
が、経験に基づいたそれは、時に今を生きる選手の歩調と乖離する危険を孕んでいる。
ゴール間近かになって「こんなことが出来なかったのか」と思い知る。情けないことだ。
時には遠回りしたり脇道に逸れたり… そんなことが選手たちに深みを与えるのだろう。
でも、何も分からず選手と共に歩んで行けたあの頃のダアには、もう戻れない。

俺が相手するレベルじゃない。言い放って体育館を後にする。一昨日のこと。
全中のメダルから暫らく遠ざかって… 今年は、やるまいと思っていたのに。
結局もう何度目かの練習放棄。懲りないダアにとって何だか年中行事。
で、一応出口まで追って来る選手の対応の物足りなさも、最近の定番モード。
悪く言えば「ダアの怒りをやり過ごして、明日になれば収まっているだろう…」的な。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~badonahi/dabu.htm#エース
http://www5f.biglobe.ne.jp/~badonahi/dabu.htm#教えて下さい
これらは今の大学生が中学生だった頃の出来事。彼らは全中のメダルに行き着いた。
縁遠くなったメダルと、最近の選手たちの対応とに脈略があるとは思いたくない。
ダアの言動が選手たちの次の行動を左右するのは分かっていることだし、
引用したシーンの再現を拒む気分が少なからずダアの心に潜んで居た気もする。

言えることは… もう時間が無い事。
明日もう一度、10本のオールショートからやり直してみよう。

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「さくら」
・・・2009.05.18

ネットサーフィンしていて、心に沁みるYouTubeに出会った。
ダアもレパートリーにしている直太朗の「さくら(独唱)」。
それを特攻隊の映像に重ねている。
虚を突かれたような衝撃。

♪ 僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
   さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ

♪ 刹那に散りゆく運命と知って
   さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその想いを 今

♪ さくら さくら ただ舞い落ちる いつか生まれ変わる瞬間を信じ
   さらば友よ またこの場所で会おう さくら舞い散る道の上で

http://www.youtube.com/watch?v=n-PyrgNSGHA&feature=related

「さくら(独唱)」は、ひょんなことから選手の親から紹介され、歌うようになった。
(参照)http://www5f.biglobe.ne.jp/~badonahi/zabu1.htm#さくら
勿論、イメージしていたのは、その時の… そしてOBとなった教えた選手たち。
覚えようと何度も歌っていて、きゅんとなった心が今となっては懐かしい(笑)。

「さくら(独唱)」に選手たちを重ねられる幸せ…
そこから特攻隊の切ない歴史に思いを馳せられる洞察力…
ダアの少し前の世代が実際に体験した事実。
軽々しく論じることは出来ないが、忘れてはいけないことだ。

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「石川オープン」
・・・2009.05.12

選手たちの親から話が出て… 初参加することになった石川オープン。
以前のダアだったら大会参加より、練習する方が大事と首を横に振って居た。
行きは空路、帰りはETC1000円と言う事で高速道路利用の陸路。3泊の大遠征。
各地から選手が集まる大きな大会。選手8名、車で係わった父母7名の選手団。
何と団体戦と個人戦ダブルスは第1シードを貰っちゃって、シングルスも第3シード。
はっきり言って買かぶり。ダブルスは辛うじてベスト4、団体戦とシングルスはベスト8。
本当はもう少し上位に入れると思ってたけれど、この時期こんなものかなとも思う。
大勢の参加で長い待ち時間。実は、この間(ま)を体験させるのが目的と負け惜しみ(笑)。
ダブルスは未だ実質的な練習をしていないし、このままでは終わらないよ。多分だけど(笑)。
それにしても、何時も感じるけど北陸の選手って体格が良い。能力も高そうだし、表情も…

石川の先生たちとは親交があって、茨城まで合宿に来てくれたりダアが行ったりして…
連絡の電話で「呑みましょうか…」と軽いジャブ。と、金沢の「ひがし茶屋街」とかで…
観光客が群れていて、田舎もののダアには似合わない場所。由緒ありげなお茶屋の2階。
でも、これらを映画のセットみたいに感じちゃうダアって… 猫に小判状態なのでした(笑)。

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「賀状(2)」
・・・2009.04.29

つくば科学万博が行われた1985年に、ハルヒコたちが2001年のダアに宛てた賀状。
15の彼らが未来のダアに宛てたその賀状が見つかった。Post Capsule2001。素敵なアイデア。
ほぼ四半世紀が経過すると言うのに、保護フィルムのお陰か昨年に書かれたかのよう。
「20世紀の私から21世紀のあなたへ」と印刷されたフィルムに変更住所が張られてる。

 ☆おげんきですか!(た○の)
 ☆中学時代はおせわになりました
   ポンムに行きたかったです(こ○や)
 ☆今度一杯おごらせて下さい。○山春彦
 ☆ビンタいたかったすっよ by○田
 ☆中学3年間ありがとうございました。○津成一
 ☆あの頃の練習がなつかしい。○山久宣
 ※つり部キャプテン○水、きつねざる○男 こなかった。
   1985.8.30・金・16:50   4649

団体で関東3位になり、乗り込んだ北海道での全中は富山・上市中に負けてベスト8。
全てが終わって、開放された彼らが誘い合って折から行われていた科学万博へ…
そこで見つけた未来へ宛てる手紙。○○さんに書こうよ… 情景が思い浮かんでくる。
一言づつのコメントにも、一人ひとりの味わいが出ていて… 目の前に居るかのよう。
で、最後の「4649」は多分「よろしく」だよね(笑)。

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「賀状」
・・・2009.04.22

新1年生が参加するようになって練習が賑やかになった。正式入部は5月。
先日、OBのハルヒコが「見学させて下さい。」息子と共にやって来た。
聞くと39になったとかで、出来れば息子にバドを遣らせたいのだとか…
習うより慣れろ。初日からコートに入れる。今は友人と2人で来ている。

で、話は2度目だったか未だハルヒコが一緒に付いて来ていた時のこと。何でも…
つくばで行われた科学万博の会場から年賀状を出したのだが、届いたかと。
万博が1985年で、宛先は2001年のダア。15の彼らが未来のダアに宛てた賀状。
今、アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」に嵌ってるから楽しい偶然。
で、「15の君らに返事は届いた?」と笑ってはみたけれど… 実は覚えていない。
「ごめん。年賀状は卒業しちゃったから…」。ハルヒコが淋しそうな表情を見せる。

家に帰って話をすると、確かに届いたと。で、ダアも「ヘェ~」位は言ったのだとか(笑)。
届いていたことを、ついでの電話で伝えると、ハルヒコの嬉しそうな声が聞こえた。
でも、現実は過去の彼らに返事は書けないよね。その内、書けるようになるのかな(笑)。

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「手紙」
・・・2009.04.16

YouTubeをサーフィンしてて、ちょっと気になる曲に出会った。
「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」アンジェラ・アキの曲だと言う。

♪ 拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう
  十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
  未来の自分に宛てて書く手紙なら きっと素直に打ち明けられるだろう
  今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
  誰の言葉を信じ歩けばいいの?
  ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
  苦しい中で今を生きている 今を生きている

♪ 拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたい事があるのです
  自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる
  荒れた青春の海は厳しいけれど 明日の岸辺へと 夢の舟よ進め
  今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
  自分の声を信じ歩けばいいの
  大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
  苦くて甘い今を生きている

何でも、昨年度のNHK全国学校音楽コンクールの課題曲で、15歳の僕が主人公。
悩みを未来の自分に宛てた手紙に書くことによって、今を生きて行こうとする姿が描かれている。
アンジェラ自身の体験のようで、15歳の時に書いた手紙が30歳の誕生日に母親から届いた由。
悩みを誰にも打ち明けられない孤独感… 未来から返事が来ると言うシュールさ…
中学生辺りに受けそうだなと思って聞いていたら、胸がキュンとして来ちゃった(笑)。
何を隠そう、ダアは中学生の時に学校でコーラスをやっていたのだ。余りに古い記憶(笑)。
「人魚姫の歌」だとか「(何とかの)黒人霊歌」とか、今でも時々フレーズが口に出る。
で、YouTubeをサーフィンしてて、制服で歌ってたりする場面に出くわすと…
甘酸っぱい思いが(笑)。他にも色々あったんだろうけどね。余りに古い(笑)。

添付したのはNHKの本選時のもの。他にも予選時のものが幾つかあったけれど音質でボツ。
ここでの中学生は本選出場だけあって優等生過ぎ。でも雰囲気は感じられる。
http://www.youtube.com/watch?v=C5ceI4uvNlQ&feature=related

練習で口ずさんでて歌詞に詰まった時… ヨウヘイへ振ると、すらすらと出てくる。
立志式で歌ったとユウキが言っていたし、だいぶ「人口に膾炙(かいしゃ)している」ようだね。
で、歌いたい病を発症したダアは、アンジェラと同じくソロバージョンで歌います。
乗れば即興でハモったりするかもですが、ご一緒しませんかぁ(笑)。

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「花見」
・・・2009.04.13

昨日は練習もそこそこ花見を楽しんだ。桜もそろそろ終わり。散る花びらに情緒があった。
昨年は練習中に急にウキウキしちゃって、花見がした~い。で、どこかないですかと電話。
団子程度をお願いしたのに結局は大パーティーになっちゃって… 楽しかった(笑)。
で、今年は最初っから花見を予定して… 花は持つか、天気はどうかとやきもき(笑)。
場所はマサトの家に隣接した某企業の草地(駐車スペース)。ぐるりの桜を独り占めで楽しめる。
やわらかい日差し、花びらが舞い降りて… ダアの生涯屈指の素敵な花見となったのだった。
勿論、新1年生も参加して皆で大さわぎ。ダアはワインと泡盛ですっかり上機嫌…(笑)。

で、岡山での全日本中学生は… ダアの中ではすっかり過去の出来事になってしまった感も。
まあ元々通過点でもあるのだが、忘れる前に思い出してみることに…(笑)。
・小中高の混成で戦うジュニアグランプリや男女混成の全日本中学生。
ダアの選手たちが参加するようになってから確か4大会目。今回初めて予選を突破出来た。
組み合わせもあるので断言は出来ないが、昨秋から県一丸で取り組んだ成果と思いたい。
ただ今回も男子単複は勝つものの他は負けてしまうと言うパターンは覆せなかった。課題。
・岡山への引率をM中のK先生にお願いした。選手に言い聞かせては置いたのだが…
会場で会ったUに問題は起こさなかったかと。「何もありませんでした。」との返事。
電話で聞いていたこと… 切符を無くした。体育館にシューズを忘れた。ホテルで怪我をした。
ここは大物なんだと思いたいところだけどね(笑)。K先生の楽しませて貰ったとの弁に救われる。
・昨年の福岡大会の後に行った岡垣で会ったTさん。プロ並みの写真を撮る。
今回も撮影に来ていて、会場で会いましょうとメールのやりとりをしていて… それで分かった。
選手たちはそれを知らない。で、大会後に送られてきた写真に添えられていた言葉。
「試合の合間にT君、A君が挨拶に来てくれました。気持ちの良い子供達だと感心いたします。」
どんなやり取りだったのかは分からないけれど、何だか嬉しくなるね。やっぱり。
・Tさんの息子さん(小6)が「昨年岡垣でお世話になりました。」と挨拶に来てくれた。
進学は福島だとのこと。さわやかな少年。素敵な中学生生活になることを願わずにはいられない。
・岡山国体の前に数年間、選手ともども講習会に呼んで貰った。知った先生が何人も居る。
差し入れと貰った見事なイチゴは「とちおとめ」。皆で食べて… 美味かった(笑)。

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「4月1日」
・・・2009.04.06

岡山での全日本中学生。その総括を掲示板常連のNさんから催促されているのだが…
まだ書けないでいる。最近は遅筆症候群が進んでいることもあるが、別の理由も。
大会後、ダアだけ休養日を貰って… 練習に顔を出したのが31日の午後。当日の帰着(笑)。
と、1本の電話が入る。明日、1日から新1年生を練習に参加させたいが、如何なものかと…
で、春休み中の1日から5日まで、6人の新1年生(+弟1人)が練習に参加。
部活の入部は5月になってだが、部活を補う(社会体育)クラブでの練習。一気に倍近い人数。
年度代わり初日からの参加希望だけあって彼らの意識は高い。遜色なく一緒の練習も出来る。
ある意味、楽は楽だと思う。でもこれに頼ると、指導の機能が失われる可能性も危惧される。
未だ分からないが5月になって、初めてラケットを握ると言う子が入部してくるかも知れない。

下級生が来たことで上級生の意識が変わった。雰囲気は上々。何より明るくなった。
で、6日から新学年が始まって… いよいよ決戦の時を具体的に感じる時節となったのだが、
ダアはと言えば、連日の終日練習で長旅の疲れを癒す間も無かったので…
学校が始まって、正直ほっとしているのだった(笑)。

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「武道館」
・・・2009.03.11

少し前になるけれど、日本武道館を初体験。
何でも、洋楽アーティスト最多(71回目)とかのエリック・クラプトン来日公演。
クラプトンって、半年前に浅草の とあるスナックでリクエストされるまで知らなかった(笑)。
で、覚えた曲も「Tears In Heaven」「Wonderful Tonight」「Change The World」のみ。
出掛けたのが今冬初のミゾレ交じりの寒い日。興奮の初体験に天の特別な計らいかも(笑)。
東京駅でコンサートに誘ってくれた友人と合流し、武道館へ向かう。
地下鉄の出口から武道館口に掛けて、チケット買います・売ります人が何人も居て…
フォークソング系のコンサート経験しかないダアには、そんな光景さえも物珍しい。
席に着いたのが開演の1時間も前。武道館って初めて入ったけど流石にデカイねえ。
人が徐々に増えて来て… さすがにメジャーなんだと思う。思ったより若い人が多い。

大人しめだけどロック系のコンサートの雰囲気なのかな。フォーク系とは大違い。
電飾がまぶしくて、大音響で… コンサートは、とても楽しいものだった。
でも、ダアはこんな時でもヒューマンウォッチング。そんな習性が身に付いている(笑)。
ステージに呼応して歓声を上げている一団が2階正面席に。集まれる理由はなんなんだろか。
総立ちのアリーナ特設席。前の人が立ったら座っていてはステージが見えないよね。
最前列で、身をくねらせている爺さんは… 浮いて見える。乗ってるんだろうけどね(笑)。
フロアー席に座って埋もれている中年女性を発見。旦那のお供で来て飽きちゃった様子(笑)。
クラプトンの顔は良く見えない。1曲ごとにギターを運ぶ男。なぜ1曲ごとなんだろね。
ダアはドラムを叩く兄さんが気になる。2時間ず~っと躍動してる。う~ん凄いスタミナ(笑)。

知っている曲は「Wonderful Tonight」のみ。「Layla」はイントロのみ聞き覚えが(笑)。
終わって、浅草の件の店で反省会。この夜も英語曲を歌う客が何人も居た。
ダアは勿論クラプトンを歌ったのだけど、今1つ乗り切れなかったのは…
本物を聞いた後だったかもね(笑)。

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「回帰」
・・・2009.03.02

ラリーポイント制に変わって(練習は勿論重要だが)経験値の高さが勝敗を左右する…
そう感じて普段から試合練習を増やし、積極的に経験を求めて外に出るようにして来た。
この冬は特にその傾向が強い。やはり言ってしまった「全中優勝」を意識しているのかも(笑)。

で、初出場の県総合大会。戦い切れない選手たちの不甲斐なさに信じられない思いを抱く。
国体出場などのトップ選手は出場していない。それなりの実績はあるがピークを過ぎたベテラン。
ここで踏ん張れば勝てるのに… そんな場面で相手の集中力、テクニックにかわされてしまう。
激しく競って、かわされてしまって… 壁にはじき返されてしまった表情が浮かんでいる。
そのラリーを、もう一つでも続ければ結果は違ったものになる。そんな思いが伝わってこない。

ダブルス、シングルスと2週に亘ったダアのイライラは、しかし又、進むべき方向を示唆してくれた。
ダアの選手たちは、(多分だが)フットワークの面では他よりも勝っていると思う。
しかし積み上げて来たフットワーク練習の観点から見ると、最近の練習は何ともおざなり。
それで通用していたから… ストロークなどの練習を重視したいから… おざなりになっていた。
相手のストロークや戦術に対応出来るようになり、自らの戦いを全う出来る… それが経験。
圧倒的なフットワークでの優位さを保てるから、眼前の相手から貴重な経験を引き出せる。
こんな簡単な原理を忘れていたのだ。

最近の練習が、フットワークを重視したものに変わったのは言うまでも無い(笑)。

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「掲示板」
・・・2009.02.26

週末の練習予定を書き込もうとしたら、なんと掲示板に書き込みが出来なくなっていた。
何でもBIGLOBEのホームページ便利パックのサービスが25日で終了したそうで…
そう言えばそんなタイトルのメールが来ていたような気がしなくも無い(笑)。
バド関係のメールは読むんだけれど、プロバイダーからの通知は殆ど見過ごしてしまう。
膨大な数の迷惑メールが日々押し寄せてくるし、受信フォルダを開く度に溜息の日々。
で、それが掲示板が使えなくなる結果になるなんて思いもしなかった(笑)。
慌てて無料レンタル掲示板などを検索してみたけれど… どれが良いのか分からない。
広告が入るのが嫌だし、読むと何だか突然サービスを中止される事例もあるんだとか。
で結局、大手とかのteacup の有料レンタル掲示板を立ち上げることにした。

「掲示板」「フォーラム」「練習予定」の3つを一つにまとめて「新・掲示板」。予算の都合(笑)。
無いと不便なので、とりあえず使えるようにして… 後でいろいろ検討してみましょう。
で、こんな作業でもほぼ1日を費やしてしまうんだから、ダアのレベルは知れたもの(笑)。

追記:「掲示板」のテーマスレとして「フォーラム」「練習予定」を設置出来ました。

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「挨拶」
・・・2009.02.20

学校での朝練習が終わって選手は制服を着込む。
ダアは体育館から出て原チャリに跨る。
発進音に合わせ選手たちが体育館の扉に駆け寄る。
そして、大きな声で「ありがとうございました。」
ダアは背後の選手たちに軽く手を上げて応える。
後ろは振り向かない。
そんな小さな日常の中で、
振り向いてもいない光景がダアの脳裏に形成されてくる。

今朝は雨降り。
いつもの挨拶を傘の背に聞いた。
傘に隠れて振り向くと脳裏のままの光景があった。
きちんと正対し、顔を向けて居る選手は予想通りの顔ぶれ。
何時もは声を確認できない選手は… おざなりに駆け寄ってくる。

こんな小さな出来事の中に、今のダアの悩みが凝集されている。

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