観 光 編 < 第1日 成田→デリー > |
GO GO INDIA隊6名を乗せたエアインディア機は、正午過ぎに成田を飛び立った。 成田からデリーまでは空路約9.5時間。同じ「アジア」ということを考えると意外と遠い感じがする。が、往復17年かかった 三蔵法師のことを思えば文句は言えまい。(比べるなって (^^; )
雲の上を西に向かうこと数時間。行く手がまぶしい夕焼けになってきた頃、進行方向(?)右側の席に座っていた一行は窓の外に 気になるものを見た。「頭を雲の上に出し」という状態の山なのだが、どう考えても富士山レベルの高さではない。
「もしかして方角的にエベレスト?」
確信を持てぬまま窓越しに写真を撮っていると、その先に同じような高さの山がまた見えてきた。そこで機内放送が入ったところを みると、どうやらそちらがエベレストでさっきのはもうちょい東にあるカンチェンジュンガだったらしい。
「ああ、そういえばエベレストこんな形だったよ。」と、さっきまでカンチェンジュンガをエベレスト扱いしていたことを忘れ去ろうと するいい加減な一行だった。インドと日本の時差は3時間30分(インドの方が遅れている)。時差に「30分」というハンパがあるのがちょっと不思議な気分を 起こさせる。ともかくデリーの空港に着いたときは現地時間で6時過ぎだった。
入国審査は厳しいというわけではないのだが、ちょっと時間がかかる(と言っても数分だけど)。ビザの番号をコンピュータで照会 しているようなのだが、そのレスポンスが遅い。更に、1人につき3回くらいパスポートの写真と本人の顔を見比べているようだった。 審査官の印象を損ねたくないので、その度ににっこりほほえみあうことになってしまう。
入国審査が済んで今度は両替。我々の他、「仏跡巡りツアー」の日本人客も両替に並んでおり、結構混んでいた。ガイドブックには 「破れた札は使えない。両替時にそういうのを渡されないように注意」と書いてあったのでドキドキしていたのだが、全部新札だった。 係の人がホチキスで綴じられた新札の束から必要な分だけむしり取る。 (^^; ちなみに破れた札は使えないが ホチキス針の穴が空いているくらいは大丈夫とのこと。やっと全員が両替を済ませて到着ロビーで現地ガイド氏(40代後半くらい?のインド人男性。STワールドと提携しているTPI という現地旅行会社の人)と合流したときには既に1時間以上経過していた。マイクロバスに乗り込む時に1人1人マリーゴールドの 花でできたレイを首にかけられる。夜とはいえ、まだ気温は28度あった。
空港からホテルまでは30分程度。機内食を食べてから結構時間が経っていたので小腹が空いている感じはあったのだが、疲れていた のでホテル内を簡単に一巡りしただけでその日は就寝。…が、女王様1号は空腹のあまり明け方目が覚め、ハライタ時用に持って きていたお湯でできるおにぎりを作って食べるハメになった…。