トルコ観光編

< 第6日(後半) イスタンブール市内自由行動 >

◆◇◆ 女王様VS皇妃様 ◆◇◆
アヤ・ソフィア  午後は、昨日見れなかったアヤ・ソフィアを見学。アヤ・ソフィアは最初ギリシャ正教の教会として建築され、コンスタンティノープル陥落後にモスクに改修され、現在は博物館になっているという流転の建物だ。 だからミナレットが付け加えられているかと思えば、あちこちに金ピカ系の宗教モザイク画があったりもする(モザイク画はモスクに改修された時に漆喰で塗りつぶされてしまったのを20世紀になってから掘り出したのだそうな)
モザイク画  ←これはモザイク画の1例だが、左側の男性の顔部分が特に痛んでいるのは、右側の女性(皇妃様)がダンナを替えるたびにこのモザイク画の顔も直させたからだとか。 あなどれない(何が)。 (^^;

皇妃様ポイントに立つ女王様たち  皇妃様といえば、2階の回廊にはアヤ・ソフィアを訪れた時に皇妃様が立つポイントというものがあった(写真足下の円形部分)。 女王様たちがそこに立ったのはいうまでもない。
 他に2階にはナゾの地震検知装置もあった。単に大地震が来ると壁に取り付けられた板(?)がひずんで壊れる、というようなものらしい(だから「予知」じゃなくて「検知」)。 ここでたまたま我々のガイドくんの先輩ベテランガイド氏に遭遇したのだが、彼は16世紀のトルコ人大建築家シナンに引っかけて「これが本当の至難(シナン)の技です。」というオヤジギャグな解説をしていた。 オヤジギャグ解説のひとつもできてこそのベテランか? とほー。

 見学が終わって、さてこれで自由時間、と思いきや、今度は絨毯屋に連行される。 最初は買う気もなかったのだが、次から次へと運び込まれる美しい絨毯を見せられ、美味しいエルマ・チャイ(アップル・ティー)を飲まされているうちに、ふと気づくとGO GO EGYPT&TURKEY隊全員が絨毯を購入していた。恐るべし、トルコ絨毯(&絨毯屋)。


◆◇◆ ガラタ塔からの眺め ◆◇◆
ガラタ塔  すっかり午後の自由時間が短くなってしまったが、それでも一行には行かねばならない目的地があった。それは新市街にあるとんがり屋根のガラタ塔だ。
 ホテル前(ベヤズットというところ)からトラムに乗って終点のシルケジ駅まで行き、そこから金角湾にかかるガラタ橋を徒歩で渡って新市街へ。 橋の上では釣りをしている人も多かった。新市街側の橋のたもと近くから、今度は地下鉄に乗車。 地下鉄といっても、「ヨーロッパ最古の地下鉄のひとつ」ということで、距離は非常に短く1駅しかない。だが、坂を登らずに済むのでラク。 地下鉄を降りたら、逆に少し坂を下ってガラタ塔に到着する。

 塔内は有料エレベーター(25万トルコリラ)で上がれるのだが、なぜか最上階までは行ってくれず、最後の2階分は螺旋階段を自力で登らされる。 最上階では塔の外側にぐるっとめぐらされたバルコニーに出ることができる。さすがに眺めはいい。金角湾、旧市街、新市街、ボスポラス海峡、アジア側が一望の下に見渡せる。みたび、塩野七生の世界モード発動!というところだが、今度は天気が 悪くて曇り空だったのが残念…。

 帰りはお楽しみ・ベリーダンスショーまで時間がなかったので、タクシーをつかまえて大急ぎでホテルに戻った。 (この時しもべ2号は降り際にカメラを落として壊し、お楽しみのベリーダンスショーで写真が撮れなくなった)


◆◇◆ 妖艶!ベリーダンサーズ ◆◇◆
 ベリーダンスショーが行われる会場は、一行の泊まっているホテルのお隣(同じ系列らしい)。 ガイドくんによれば、「イスタンブールでも良いベリーダンスが見られるところは3軒くらいしかありませんが、ここはその中の一つです。」とのこと。

前座ベリーダンサー  会場は地下で、ステージの周囲に配置されたテーブルで食事をしつつ、ショーを見物できる仕組み。各国の観光客でほぼ満員だった。 最初に出てきたベリーダンサーたちは3人一組だったし、衣装も比較的露出度が低かったので、まだ前座というところ? 左上写真はその真ん中で踊っていた1番かわいいおねーちゃん。

 ベリーダンスが1曲終わると、次は民族衣装の男女が大勢出てきて収穫の踊りらしきものを始める。全部ベリーダンスだけというわけではないらしい。 しかし、やはりベリーダンスの時に比べると注目度は低く、観客はこの合間に食事をしているのだった。 悩殺ポーズ?

 収穫ダンスが終わると再びベリーダンスに。今度はソロだ。かなり美人(右写真)。高露出度。悩殺ポーズに観客(特に男性)は釘付けだ。 この時、一行の中では女王様1号&5号しかカメラを持っていなかったのだが、2人がしゃぺったりしていてシャッターチャンスを逃すと、「今写真撮った? なんで撮らないの!」としもべたちから抗議の声が挙がるのだった。

真打ちベリーダンサー  美人ダンサーが引っ込むと、今度はさっきまで収穫の踊りを踊っていたオヤジが司会者として登場。 日本語を含む各国語で巧みに挨拶しながら、ステージ上に観客を引っ張り上げて一緒に踊らせようとしている。一行のテーブルにもやってきて、なぜか女王様5号に白羽の矢が立てられたのだが、女王様5号は最後まで拒否。 ダンスに自信のある人は飛び入りしてみても良いかも。旅の恥は掻き捨てってことで。

 その次に出てきたベリーダンサー(左下写真)は、ルックスは先程のおねーちゃんに一歩譲るものの、踊りのテクは明らかに勝っていた。 このベリーダンスチームの真打ちらしい。音楽に合わせて腰を振るスピードが速い速い。あまり速くて、腰を振っている瞬間を写真に撮れないくらいだ(?)。 機械仕掛けかと思った。 (^^;

 ガイドくんの言うことなのであまり真に受けてはいなかったのだが、確かにここのベリーダンス、というよりもベリーダンサーのおねーちゃんたちは踊り・ルックスともなかなかのレベルに達していると見た。 みんなウェストのくびれっぷりが素晴らしい。 エジプトでベリーダンスショーを見た人の話によると、そこでは「すごい(←おそらく体型が)おばちゃん」が踊っていたそうだし。
 President Hotel隣の「ORIENT HOUSE」、オススメです。最後まで見ていると夜中の12時を回るらしいので、一行は途中で引き上げたけど。


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