スーパースター・ヴァーゴ編

≪2日目午後≫

※ 1S$(シンガポールドル)=約80円(2013年8月当時) ※

☆ いよいよ乗船 ☆

バゲージチェックイン  シンガポール・クルーズセンター(http://www.singaporecruise.com.sg/)まではタクシーで20分程度。チップを入れてS$15くらいだったかな?

 建物に入ったら案内表示に従って進んで行き、まずは1Fで荷物預け(左写真)。 この段階から手続きはすべてアドミラル・クラス(=スイートルーム)、バルコニー・クラス(=バルコニー付きキャビン)、ワールドクルーザー・クラス(=その他)と部屋のグレードによって分かれているのだ。
 女王様たち一行は今回バルコニー・クラスなので、赤い表示の窓口でスーツケースを預ける。待ち時間はゼロでした。

 身軽になったらエスカレータで2階に上がり、右手のチェックインカウンターへ。もちろん、ここもクラス別に分かれている。
 代表者がまとめてチェックインできるようなので、女王様1号が全員分のパスポートを預かり、バルコニー・クラスの列に並ぶ。 順番が来るとちょっとタライ回されたが、最終的にはアドミラル・クラスのカウンターで日本人の女性スタッフが手続き&説明してくれた。 日本人客はクラスにかかわらず、日本人スタッフが担当してくれるっぽい。

 チェックインすると渡されるのがアクセスカード(右写真)。 クルーズ中の身分証(乗船時にパスポートを預けてしまうので)+部屋のカードキー船内でのお財布的役割(クルーズは基本的にはオールインクルーシブだけど、有料の飲食やマッサージなどの料金はアクセスカードに付けられ、下船前に精算する。乗船中にクレジットカードの登録手続きをしておけば自動的に精算される)という大事なカードなので、ネックストラップ付きカードホルダーを持参して常に身につけているのが便利です。

 この後はまた表示に従って進み、フツーに出国審査。シンガポール居住者とそれ以外に列が分かれていたが、乗客のほとんどは外国人(見たところ6~7割が中国系)だった。
 そして通路を進んで行くと…

アクセスカード
  
スーパースター・ヴァーゴ  停泊中のスーパースター・ヴァーゴ(左写真)がどどーんと視界に入ってきてテンションアップ!(^^) 全長268m、75,000トン超(これでも最近のクルーズ船としては大きい方ではない)、13階建てのスーパースター・ヴァーゴは、船というよりは建物が浮かんでいるかのよう。

 長い通路を進む途中で強制的記念写真撮影が2回あった。 マスコットらしいぬいぐるみキャラと撮った1回目の写真はキーホルダーに加工され、ブルーバックで撮った2回目はスーパースター・ヴァーゴの写真と合成されて、後で船内で販売されていました(結構イイお値段なので購入せず)。

 最後は係員にパスポートを預ける&アクセスカードを機械に通して乗船確認し、ついにデッキ7から船内に突入!

 入ったところがエントランス(正式名称はグランド・ピアッツァ)で、空間全体の雰囲気としては「安めのラスベガス」という感じ?(ラスベガス行ったことないけど)
 出迎えてくれるのはこの船のシンボルとも言える3頭の黄金の馬(右写真)。金メッキではなく金箔貼り(さすがに金無垢ではない)。 この後の日本人向け説明会で得た情報によると、この馬が向いている方向が船の進行方向(つまり前方)だそう。

 ここでアドミラル・クラスとバルコニー・クラスの乗客にはウェルカムドリンクが振る舞われます。 ワールドクルーザー・クラスは下のデッキからの乗船になり、乗船時にはロビーに立ち入れないらしい。
 馬の像の向かいの位置にはレセプションがあり、クレジットカードの登録手続きや、寄港地でのオプショナルツアーの申し込み(女王様たちは申し込まなかったけど)や、寄港地で下船する時の現地通貨への両替ができる。 なお、船内で使われる通貨単位はすべてシンガポールドルで、時間もシンガポール時間。

 女王様一行がロビーのソファに腰掛けてひとやすみしていると、あちこちからスタッフがやってきて、入れ替わり立ち替わりセールス攻撃。 カラオケボックスを予約しないかとか、ガラディナーの際に飲むワインを予約しないかとか、もうウルサイウルサイ (-_-#。
 落ち着いていられないので、ドリンクを飲み干すと写真にも写っているガラス張りエレベータでさっさと部屋に向かうことにした。

ロビー


☆ お部屋チェック&昼食 ☆

廊下&ドア  女王様たちの部屋があるフロアはデッキ10(=10階)。部屋は右舷前方だった。
 船内には前方中央後方と3ヶ所にエレベータがあり、エレベータ前のカーペットの色で区別されている(文字色がカーペットの色)。 ガラス張りエレベータは中央なので、10階で下りてから一行は細くて長い廊下(左写真)を前方へとてくてく。 ちなみに、この写真に写っている廊下は全長の1/3くらいにすぎません。とにかく廊下が長~い (^^;。

 そしてようやく自分たちの部屋に到着。ドアに付いているルームナンバープレートが貝殻型でかわいい。廊下のカーペットとかドアの色は、わかりやすくするためフロアによって変えているようです。
 3部屋一緒に予約したのに、なぜか隣り合った部屋ではなく、間に1つずつ他の人の部屋が挟まれていたのがナゾ。 荷物を預けてから1時間くらいだったけど、女王様1号と女王様11号&しもべ3号のスーツケースはもう部屋に届いていた(が、女王様6号ファミリーの分はまだフロアの荷物集積所?に置きっぱなしだった)ので、早速室内へ。

 室内(右写真)の大部分はツインベッドが占めているが、一応窓際にソファ&テーブルやドレッサーもあり。
 1人部屋状態だった女王様1号はテーブルを押しやってスーツケースを広げるスペースを確保できた。 でも、他のメンバーはベッドの上でスーツケースを開けるしかなかったようで、まあその程度の広さの部屋です。

 部屋のエアコンは停止できない仕様だったが、幸いなことにcoolだけでなくwarmにも設定できるので、女王様1号はほとんどの時間、エアコンをwarmに設定していた。 それでちょうど半袖で過ごせるレベル。
 室内には、その日の船内イベント情報なども見られるTV(日本語放送はナシ)、冷蔵庫、セーフティボックス、ドライヤー完備。

室内
バルコニー  そしてこちらがバルコニー(左写真)。
 通常の海外旅行なら「朝出かけたら夜までホテルに戻らない」というパターンも多いですが、クルーズの場合は部屋に戻る機会がチョイチョイあるので、バルコニーあり/なしでは室内にいるときのリラックス感・開放感がやっぱり違う…と思う。 外の天候や気温もいちいちデッキに出ることなくすぐにわかるし。
 今回のスケジュールではバルコニーでのんびりくつろぐ時間はなかなか取れませんでしたが (^^;、バルコニー付きキャビン、オススメです。

 洗面所とシャワーブースはこんな感じ(右写真)。仕切りは引き戸になっていて結構力が要った。 船が揺れたときに開かないようにということかもしれないが、小さい子供やお年寄りにはちと開け閉めが厳しいかも。
 写真には写ってない左側がトイレで、飛行機と同じくバキューム方式。実は女王様1号、次の朝にトイレトラブルに見舞われます (^^; …詳しくは3日目で。

 今回、バルコニー付きキャビン以上にはウェルカムフルーツのサービスがあったのだが…小ぶりなリンゴ3ヶだったのでちょっとガッカリ。 やっぱり気分的にはトロピカルフルーツ系を期待するじゃないですか。しかも部屋にナイフがないので皮をむいたり切ったりできない。歯茎から血が出ても(古?)丸かじりするしかないのだ。
 立派な箱に入った缶入りお茶2ヶセットももらったが、これはこれでスーツケースの中でかなりかさばって邪魔だった。

 さらに、初日は女王様1号の部屋はタオルがちゃんと補充されていなかったし、他の日には「スターナビゲーター」という船内新聞の日本語版(スーパースター・ヴァーゴには日本人スタッフが乗っているので、英語版を和訳したものが日本人客の部屋に配布される)が届かなかったり。
 残念ながら、なかなかサービスがパーフェクトにいかないのはお手頃価格のカジュアル船の限界なのか???

洗面所&シャワー
子供用プール  こうしてお部屋チェックもひととおり済んだので、おなかを空かせた一行はデッキ12後方にあるメディテラニアンビュッフェ&テラスという無料のビュッフェレストランへ。 既に屋内のテーブルは満席になっていたので、外のテラスで遅い昼食を摂った。
 あくまでも無料レストランということで、品数も多くないし、味もこんなもんでしょ、という感じ。それでも食後のデザートまでしっかり食べたけど(笑)。

 左写真はテラスから見下ろしたデッキ10の子供用プール。 12才以下対象だそうだが、小学6年生の王子1号にはお子様向けすぎた。楽しめるのは小学校低学年までかな~、ということでこのとき見下ろしただけ。


☆ 日本人向け説明会&船内探検 ☆

ザ・リド  昼食後に部屋に戻ってのんびり…しているまもなく、3時半から全員参加必須の日本人向け説明会に出席するため、デッキ7後方にあるザ・リドという劇場へ。
 本来、乗船すると全員、自室に備え付けの救命胴衣持参でデッキに集まって避難訓練に参加しなければならないらしいのですが、日本人だと英語の説明が伝わらないということなのか、スーパースター・ヴァーゴでは日本人スタッフによる説明会が行われるのだ。
 参加者の顔ぶれを見てみると、やはりリタイア世代が多かったが、小さい子連れヤングファミリーも結構いて、女王様一行ぐらいのハンパなお年頃(爆)が一番少ないような気もした。

 ザ・リドは夜にショーが行われる劇場なのでこんな感じ(右写真参照)。ここで避難訓練代わりに避難方法を説明したビデオを鑑賞(救命胴衣は持参不要)した後、日本人女性スタッフによる簡単な説明とQ&Aがあった。
 今回のクルーズに参加している日本人客は2つのツアー+個人参加で164名。それに対して日本人スタッフは2名しかいないので、せっかく日本人スタッフ直通内線があっても出れないことが多いらしい(実際、女王様6号が電話したときも誰も出なかったそうな)。

 そして説明会が終わって会場を出ると…アレ、もう船が出航している! 紙テープ投げたりとかのイベントは~?!
 日数が短くて定期的に行われているクルーズなので、いちいちそんなイベントはやらないらしいのだが、いつのまにか出航してしまっていたというのはちょっと残念な気も。

 説明会の後、乗船時から泳ぎたくてしかたなかった王子1号&お目付役のしもべ2号はプールへ、女王様11号&しもべ3号は自室で休憩(この頃からしもべ3号の体調に暗雲が… (^^;)、残る女王様1号&6号は船内探検して回ることにした。


◆ デッキ13 ◆

 船内探検は最上階から攻めよう!ということになり、まずはデッキ13へ。右写真はスーパースター・ヴァーゴのファンネル(煙突)です。
 このフロアは基本的にスポーツエリアという感じなのか、バスケットゴールが設置されていたり、パターゴルフをできるところがあったり。 女王様たちが探検していたときには、若い子たちが結構遊んでいました。

 デッキ後部にはヘリポート。船内に急病人が出たりしたらヘリで搬送するんでしょうか。 映画「謎解きはディナーのあとで」ではまさにこのヘリポートでお嬢様と執事がヘリから降り立っていましたが。


ファンネル
◆ デッキ12 ◆

 デッキ12の中央部を占めるのがパルテノン・プール(右写真)。ウォータースライダーは、チューブの途中が一部透明&海上に突き出しているというのがウリ。 女王様たちも最終日に年齢を顧みずトライしたので、詳しくはそちらで。

 プールではしもべ2号&王子1号父子が遊んでいたが、このプールは2m近い深さがあり、オトナでも背が立たない。 そんな中、実はカナヅチのしもべ2号はプールの縁に腰掛けて、監視員のように我が子を見守っているのだった…頑張れお父さん!(笑)
 基本的に、バシャバシャ泳ぎ回っているのは子供たちで、オトナは四隅にあるジャグジーでまったり派が多い。

パルテノン・プール

 デッキ12の前方にはジムやスパもあるのだが、そちらは後日のマッサージ体験のところで触れるとして、他に覗いたところを紹介。

 下左写真はライブラリー。なんか豪邸内の一室のようだ(笑)。少ないながら日本語の本も置いてあった。 落ち着いた雰囲気なので、ここに来て絵ハガキでも書くか…と思ったが、女王様1号の旅にそんな時間的余裕はなかった(爆)。
 PCも設置されていて有料でインターネットもできるけれど、日本人向け説明会で「通信速度がものすごく遅いのでオススメしません!」とキッパリ言われたので使わずじまい。

 下中写真はギャラクシー・オブ・ザ・スターズというラウンジ。夜はステージの生演奏を聴きながらカクテルを飲んだりするところ。 女王様たちはガラディナー前の「日本人専用カクテルパーティー with 船長さん」でしか利用しなかった。
 なぜか周囲にスロットマシンが配置されていたりする。

 ギャラクシー・オブ・ザ・スターズを囲むように、船の最前部に位置するのがザ・オブザーバトリーというテラスラウンジ。 とても眺めがいいので、ここに来てコーヒーでも飲むか…と思ったが、女王様1号の旅にそんな時間的余裕は(以下略)。
 ちょうどギャラクシー・オブ・ザ・スターズのステージ裏側になんちゃってブリッジ(下右写真)があり、舵を握って偽航海士気分を味わえます(?)。


ライブラリー ギャラクシー・オブ・ザ・スターズ ザ・オブザーバトリー

◆ デッキ11 ◆

 偽航海士体験のあとは、ギャラクシー・オブ・ザ・スターズのステージ左横にある螺旋階段を下りていくとキャプテンズ・ブリッジ見学室という小部屋があり、ガラス越しにホンモノのブリッジを見学できる(右写真)。
 ブリッジはいくつものコンソールがある機能的な空間で、クルクル回す舵などはありません(笑)。

 見学室にはスーパースター・ヴァーゴの模型やクルーたちの写真が飾られていたり、1週間の航海でどれくらいの食料を消費するかという数字が掲示されていてなかなか興味深い。


ブリッジ
◆ デッキ8 ◆

 デッキ8は通路の外にテンダーボートという寄港地上陸用&救命ボートが吊されている(下左写真)。
 今回のクルーズは沖合に停泊することなくすべて港に横付けできたので、上陸時にも、そしてもちろん救命ボートしても使うことはなかったけど (^^;、いざというときにはこれで十分数が足りている…のか?

 デッキ8にあるレストランには今回入ることがなかったので、外からチラ見した写真を。
 下中写真は日本料理「サムライ」。でもなぜか暖簾の漢字表記は「侍軍」だ。「畳ルーム」ってことは座敷があるんですね。
 下右写真はインド料理「ザ・タージ」。船内に中華料理レストランが2つ、インド料理レストランが1つあるのは、乗客の国籍比率によるもの?(日本料理とイタリアンもあるけど)。
 他に、ティー・マスターがその場で中国茶を淹れてくれるティー・コーナーワイン&シャンパンバー「ベリーニ」もあったので、ここに来て昼間は中国茶を、夜はシャンパンを飲むか…と思ったが、女王様1号の旅にそんな時間的余裕は(しつこい)。

 このフロアの中央付近にはいくつかのショップがあったので、スーパースター・ヴァーゴの絵ハガキとか記念になるグッズでもないかと覗いてみたが、免税の化粧品とかばかりで、買いたくなるようなものはなかった。 店自体も小さいし品揃えもショボイ
 下船時にスーパースター・ヴァーゴのグッズを持っている乗客を結構見たので、どこかでは売っていたハズなのだが、女王様1号は最後までグッズ売り場を見つけられなかった

 などとヴァーゴ内のショップの悪口(?)を書いているうちに、スタークルーズが2014年1月に20億円かけてスーパースター・ヴァーゴの客室やショッピングエリアをアップグレードするという発表をしたようです(なので、ここまで書いてきた客室や施設の情報はもう役立たずになっているかも (^^;)。

  「スーパースター・ヴァーゴ 2014年1月に約20億円をかけた改装ののち、客室と施設をアップグレード予定」


 

テンダーボート サムライ ザ・タージ


◆ デッキ7 ◆

 デッキ7の大部分はエントランスであるグランド・ピアッツァと劇場であるザ・リドとスター・クラブという名前のカジノ(これについてはクルーズ最終日で)が占めている。

 他には有料中華料理レストラン「ノーブル・ハウス」。船内にはもう1つ無料の中華料理レストランもあるのだが、ガラディナーの際はこの有料レストランでもタダでコースが食せるということなので、貧乏性な女王様一行のガラディナー予約の狙い目はココなのだ(笑)。

 もう1つ、中央エスカレータ横の目立たないところにあるのが有料イタリアンレストラン「パラッツォ」(右写真)。 このレストランは1番小さくてディナーの予約が取りづらいと聞いていたので、女王様1号&6号はディナーではなくクルーズ最終日のランチをここで食べれないものか?と考えていた。
 まだ営業時間前だったけど入口に店の人がいたので聞いてみたところ…拍子抜けするくらいアッサリ予約が取れた。 しかもその日のディナーもまだ余裕で空きがあったようで、「ランチじゃなくて今夜のディナーを予約しない?」と勧誘された(笑)。ディナーの方が客単価が高くなりそうだから?

 デッキ7には24時間営業の有料東南アジア料理レストラン「ブルー・ラグーン」もある。レストランといっても、みんなが行き来する通路を挟んで厨房カウンターとテーブル席がある形式。 女王様1号は利用しなかったけど、カヤトーストとかチキンライスとか、シンガポールでおなじみの料理が食べられる。
 喫煙者しもべ3号の情報によるとここでタバコを売っているそうで、しもべ3号はこのレストランのことを「タバコ屋」と呼んでいた。

パラッツォ


☆ ディナー&マジックショー ☆

 夜になり、さあみんなで晩ご飯…というところでアクシデント発生。しもべ3号が発熱してしまったのだ。 昼間にマーライオン・パークでスコールに降られた後、濡れた服のままエアコンの冷風にさらされて風邪を引いたらしい。お気の毒様。

 しもべ3号を部屋に残し、残る5名はデッキ6後方にある無料レストラン「ベラ・ビスタ」(右写真)へ。
 船内で1番大きいレストランだし、開店時間の6時半に行ったのだが、なんと既に満席で30分くらい待たされた。 アジア人客がほとんどのこの船では、何でも早め早めに行動しないとダメっぽい。

ベラ・ビスタ
 ディナーは、前菜・メイン・デザートをそれぞれ数種類から選べるプレフィクス・スタイル。 下左写真が前菜の焼きスイカサラダ(違うモノを頼んだのだがなぜか聞き間違えられた)、下中写真がメインのバーベキュー串、下右写真がデザートのストロベリームース
 やはり無料レストランだし、お味はフツー。席数が多いので、注文がなかなか運ばれてこないことがあった。途中、何度か「ハッピーバースデー」の曲が演奏されていたりした。

 ドリンク類は有料なのだが、バルコニー・クラスには1部屋につきS$300のダイニングクレジットというものが付与されていて、飲み物や有料レストランの支払いに利用できる(ルームサービスには使えない)。
 1人につき、ではなく1部屋につきS$300なので、1人では使い切れないと思った女王様1号は太っ腹ぶって皆にドリンクを奢ってみたが、あまり飲むメンバーがいないので全員分でもS$50程度だった(グラスワイン S$7くらい)。

焼きスイカサラダ バーベキュー ババロア

マジックショー  夜10時からはザ・リドで上演されるマジック・ショー「Beyond Beleif」を見ることにした。上演中は撮影禁止なので、左写真はショーの宣伝ポスター。
 バルコニー・クラスは劇場でも特典があり、サイドにあるバルコニー席から観覧できる…のだが、最前列はいいけど後列だと劇場の柱が邪魔になってよく見えない。 バルコニー最前列に座れない場合は通常の座席から見ることをオススメします。
 そして、劇場はめちゃくちゃ寒い! 日本人向け説明会であらかじめ警告されていたので重ね着して出かけたのだが、それでもまだ寒かった。 着席してから思わずホットコーヒー S$4.5を注文してしまったくらい。それでも外国人客は薄着&コールドドリンクを飲んでいる人が多かったなぁ~。

 「Beyond Belief」はダニエル・クレイブンというマジシャンによる「ラスベガススタイルのイリューションマジックショー」(←スターナビゲーターに載っていた説明)。 ポスターのダニエルはちょっとイケメン風味に写っているが、実物はそれほどでもなく(をい)、ずんぐりむっくりだった。
 ショーは、ノリノリ音楽に合わせた大がかりなイリュージョンと客席に話しかけながらやる小ネタマジックを交互に見せる感じ。 イリュージョンはただ見ているだけでわかるが、小ネタは英語のトークが理解できないと面白さがイマイチかも。
 イリュージョンのアシスタントとして出てくるおねーちゃんたちはやたらとセクシー系。王子1号の教育上良くなかったかと心配してしまった(笑)。 ショーの終了後も司会者が別の日にやるセクシーダンスショーやトップレスショーの宣伝をしたりして、スーパースター・ヴァーゴのショーはセクシー路線推しなのか?

 ショーが終わって11時、優雅なクルーズライフとしてはまだまだ宵の口で、これからオサレにバーで過ごしたり、カジノで一攫千金を狙ったり…というところなんでしょうが、朝早くからガンガン観光していた女王様一行はもう活動限界。 全員部屋に戻ってバッタリ。
 船が大きいのでこれまでは全然揺れを感じていなかったが、ベッドに横になってみると初めて「確かに動いてる」のを実感できた。


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