スーパースター・ヴァーゴ編

≪5日目≫

※ 1S$(シンガポールドル)=約80円(2013年8月当時) ※

☆ 船上プール&ウォータースライダー ☆

 クルーズ最終日の今日は夜7時にシンガポールに帰港するまでどこにも寄らないのでのんびり…のハズもなく(爆)、もちろん最後までイベントが盛りだくさんの女王様一行。
 メディテラニアンビュッフェでサクッと朝食を済ませたら、水着に着替えて全員でプールへGO!

 混んでくる前に、まずはウォータースライダーの待ち行列(右写真の右上あたりが階段)に並ぶ。王子1号以外は全員オーバー40の一行だが、もっと年上(と思われる)オジサンも並んでいるので気にしない~。
 これまでは「建物の中にいる」感はあっても「船に乗ってる」感はほとんどなかったのだが、この階段から見下ろすと四方は海、そこに浮かんでいる船、の上にいる自分、という状況を最終日にして初めて実感できました。

ウォータースライダー
透明チューブ
 スライダーの入口にはちゃんと係の人がいて、タイミングを見計らって合図を出してくれるので、それに従ってスタート。
 滑り出してからコースの半分くらいまでは円形チューブで外が見えないのだが、途中で一部分だけチューブが透明素材になっている箇所があり、しかもその部分は船の外側=海の上にはみ出しているという構造(左写真参照)。 この部分を通過するときは思わず上半身を起こして外を見てしまった。でも一瞬だし、それをやると滑るスピードが落ちます (^^;。
 スライダーは途中から上側が開いた半円形チューブになり、しばらく滑っていって終了。なぜか最後はプールにドボーンではなく、横っちょの方にあるショボイ出口に到着する(右写真参照)。 プールにドボーンだとちびっことぶつかったりする危険があるから?

 コースの長さはたいしたことないが、実際に滑ってみたら予想以上に楽しく、一行はすかさず2回目にチャレンジ。 1回目で「上半身を起こすとスピードが落ちる」という教訓を得たため、今度はなるべく身体を真っ直ぐにして、大人げなく本気の高速滑りを楽しみました。(^^)
 その後はスライダー行列も長くなってきたので、ジャグジーでまったり。

出口


☆ パラッツォでイタリアンランチ ☆

パラッツォ店内  この日の昼食は、クルーズ初日に予約しておいた有料イタリアンレストラン「パラッツォ」にて。 このお店は昼食時でもドレスコード:エレガントカジュアルということなので、昨夜のガラディナーに準じた服装で入店。
 他のお客さんはどうだったかというと、日本人らしき老夫婦はちゃんとしていたけど、Tシャツにジーパンという格好の中国系らしき若者2人組もいた。

 しかし店内装飾はゴージャス系で、あまりにもカジュアルな格好では浮いてしまう雰囲気。壁には有名画家の絵画が飾られているし(反射してよく見えないけど左写真&下段左がピカソの「ドラ・マールの肖像」)。 …複製かもしれないけど (^^;。

 女王様一行は大人数だったので、右写真のソファ席(?)に案内された。テーブルの上にはヴェルサーチの皿がどーん!と自己主張していた(下段左から2番目)。

 ここで6人全員がアラカルトで注文し終わるまでかなり時間がかかり、またそれが出てくるまで結構時間がかかってしまった。
 女王様1号は前菜にはフォアグラのソテー S$30.4(下段右から2番目)、メインにはロースト・ラム S$36.5(下段右)を注文。 他に、トスカーナワイン(ボトル) S$33.9でみんなで乾杯。
 ラム肉の焼き方は「ミディアムレア」で頼んだのに、ビーフステーキを「ウェルダン」で注文したしもべ3号とごっちゃになったのか、女王様1号のラム肉は焼きすぎ&しもべ3号の牛肉は生っぽいという残念な結果で出てきたよ orz。 フォアグラも含め、味は船内のレストランで一番美味しかったし、スタッフもフレンドリーだったんですけどね。

パラッツォのテーブル
 そんなこともありつつ、みんなでランチを楽しんでいるうちに2時近くに。本当ならこの後デザート&コーヒーに進みたいところだけれど、実は女王様3名は2時からマッサージの予約を入れてしまっていたのだ! パラッツォは昼間のオープン時間自体が12時~2時なので間に合うだろうと思ったのだが、ランチといえども大人数だとどうしても2時間以上かかってしまう…。
 なかなか戻って来ない精算をイライラしながら待ち、女王様たちは高級レストランから脱兎のごとく去って行きましたとさ。

ピカソの絵 ヴェルサーチの皿 前菜のフォアグラ メインのラム肉


☆ タイマッサージ ☆

 女王様たちは前から「マッサージも受けてみたいねー」と言っていたのだが、午前中プールから引き上げる途中、デッキ12の「アポロ・スパ&マッサージ」前の廊下でスタッフが客引きに精を出しているのに遭遇。 そこで「今日の午後、3名で予約できますか?」と聞いてみたらあっさり取れた。やはりエステ系のマッサージはお高めなので、1番安かったタイマッサージ60分 S$98をチョイス。
 そんなわけで、ランチから慌てて戻り、エレガントカジュアル服から普段着に着替えてスパへ。ちなみに予約時間を過ぎると催促電話がかかってきます

 スパにはマッサージ用の個室が並んでおり、3人とも別々に案内された。下着の上にタオルを掛けた状態でマッサージ開始。

ユニバーサル・ジム
 タイマッサージといえば、女王様1号はかつてバンコクのワットポーの中にあるマッサージスクールでやってもらったことがあるが(詳しくは「タイ旅行記」参照)、それに比べれば本格的ではない…というかアクロバティックではなかったように思う(それでもここ数日の疲れはだいぶ取れたけどね)。
 が、実はマッサージそのものも初体験だった女王様11号にとってはかなりハードだったようで、密かに苦悶していたらマッサージのおねーさんに「Pain?(痛い?)」と聞かれたらしい。 そして、「マッサージは初めてか?」と聞かれたので「Yes」と答えたら、「マッサージが初めての人はタイマッサージじゃない方がいい」と言われたそう。 それはできれば予約時に言ってほしかったわ…(^^;。

 写真は、フィットネスセンターエリアにあるユニバーサル・ジム(上段)とアクアスイム(下段、中は水流があるらしい)。 クルーズ慣れしている人はこういうところを朝晩利用して健康的な過ごし方をするんでしょうね…女王様たち一行には無縁な場所でしたが(爆)。

アクアスイム


☆ カジノで一攫千金?! ☆

スタークラブ  すっきりとして部屋に戻ってきたら、下船準備として3時~5時の間にスーツケースを荷造りして廊下に出しておかないといけない。部屋が利用できるのも5時まで
 その後、女王様11号&しもべ3号と共に、デッキ7のカジノ「スター・クラブ」に行ってみることにした。カジノ内は撮影禁止&デジタル機器使用禁止なので、左写真は入口のみ。

 タイマッサージは10年ぶりだった女王様1号だが、カジノは20年以上前にまだ中国返還前(!)のマカオで体験したっきり。その時はスロットマシンしかやらなかったので、今回はルーレットにチャレンジだー!とまずはS$50をカジノ用チップに両替。S$5のチップ×10枚を渡される。
 それから3人でルーレットのテーブルを覗いてみるが、他人様がプレイしているところに参戦するような勇気はないので(小心者ですから)、空きテーブルにおずおずと着席。 そこでカジノ用チップをさらにルーレット専用チップ(誰がどこに置いたかわかるように一人一人色が異なる)に交換してもらい、ベット開始。

 しかし、3人とも元手が少ないので、一度にチップ1枚しか賭けないという貧乏くささ(爆)。一攫千金にはほど遠い
 それでも3人の中では女王様11号にビギナーズラックがあったようで、それまでの出目とか何も考えず(多分)に賭けていたにもかかわらず、小当たりを連発するように。 しもべ3号の計算では、MAX時にはS$390にまで増えていたらしい。
 一方、チップを着々と減らしていった女王様1号としもべ3号は、20分ほどですっからかんになってしまった。 すると、2人が手持ちぶさたなのを見た女王様11号は「待たせちゃ悪いから私も早くチップを使い切らなきゃ」と勘違いしたらしく、まとめて賭け始めてだいぶチップを減らしてしまった。
 しもべ3号が「また現金に換金できるから!」と止めに入って事なきを得たが、ちょっともったいないことをしました。 なお、女王様11号は儲けた分でしもべ3号にタバコ代を奢ってあげることになったそうです。(^^)


☆ バタバタの下船~帰国 ☆

アイスクリーム 貨物船の群れ  部屋にいられなくなったあとは、まだ船内で行っていないところ…ということで、しもべ2号ファミリーと一緒にデッキ12のアイスクリーム・バーに行ってみた。 左写真のゴージャスなアイスはS$9.8。美味しいけどなかなかの量があって、小食な女王様1号にはとても食べきれない。
 シンガポールから出港したときもそうだったけど、港から1時間以上離れた地点でも海上にはタンカーがいっぱい(右写真)。さすが世界有数のターミナル港。

 と、景色を眺めつつアイスを食べていると、女王様6号が引き取ってきた「船長さんとの記念写真」(昨夜のガラディナー前に撮ったやつ)を見せてくれたので、そうだ自分も買ってこなきゃと急いでデッキ8のフォトショップへ。 もう店じまいしかかっていたが、通路の壁に展示されている写真から自分たちが写っているものを探し出してなんとか購入できた。S$22.5(写真はコチラ)。

ザ・プロムナード 5時半頃に一度全員でレセプション前に集合し、乗船以来預けっぱなしだったパスポートを返してもらう。 レセプション前は大勢の客とスタッフ(残ったワインなどを値下げして売り切ろうとしている)でごった返し、船内放送もほとんど聞き取れない状態なので、女王様一行は外通路に出てデッキチェアでのんびりしていた(左写真)。
 この日のシンガポール入港時間は7時で、バルコニー・クラスの個人客は7時半頃から下船集合場所に入れるとスターナビゲーターに書かれていた。 やはり一番先に下船できるのはアドミラル・クラス。ところが、外通路から下船していく人々を見ていると、まだ7時半前だけど他のクラスの客もどんどん降り始めているようだ?!
 慌てて7時半ちょっと前に下船集合場所に向かおうとしたら、既に周囲はワールドクルーザー・クラスのお客ばかり(クルーズカードの色分けを見ればわかる)で大混雑。 バカ正直に待っている場合ではなかった。もしかして船内にいたら「バルコニー・クラスの下船を開始します」的なアナウンスがあったのかもしれないけど(でもあの騒がしさで聞き取れるかどうか…)。

 そもそも、7時入港で7時半に下船場所に集合開始って遅くね?という気もして、帰国後にスタークルーズのサイトにサンプルとしてあった2012.3.28付のスターナビゲーターをよく見てみたら、集合開始が6時半になってる~! ってことはもしかして女王様一行が下船した日のスターナビゲーターの時間が間違ってた???と思ってメールで問い合わせてみたが、ナシのつぶて… (-_-#。 (念のため証拠のスターナビゲーターはコチラ
 なので間違っていたのかどうかは不明のままですが、レストランのオープン時間といい、ガラディナーの予約といい、下船開始時間といい、スーパースター・ヴァーゴで混雑に巻き込まれたくなかったら早め早めの行動が欠かせません!

 かくして、夕闇迫るシンガポール(右写真)に帰港したときにはすっかり出遅れてしまっていた女王様一行。 なんと下船してから入国審査を通過するまで2時間近くかかってしまってもうヘトヘト。(@_@)
 当然、空港へのタクシーも大行列だったが、女王様一行が乗りたいのは通常のセダンタイプではなく全員一度に乗れるワゴンタクシー。 たまたま、クルーズセンターで客を降ろしたばかりのワゴンタクシーを女王様6号がすばやくゲットし、比較的スムーズに空港へ向かうことができた。 空港まで30分弱、S$60
 空港に着いてからは軽く夕飯を摂ったり、免税店で買い物をしたり。日付が変わった後、ほとんど寝オチしそうになりながら飛行機に搭乗して無事帰国しました。

 というわけで、初のクルーズ旅行は日数が短いこともあり、終始バタバタでしたが、やはり寝ている間に次の目的地に着くのはラク下船まで荷造りしなくていいし。
 ドレスコードとか面倒なこともありますが、できればもうちょっと長めのクルーズも体験してみたいもの。そうすれば終日航海日もあってのんびりできるハズ! (女王様1号の貧乏性な性格的に『のんびり』は無理だよという声が聞こえてきますがきっと気のせい (^^;)

ハーバーフロント付近


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