【廃墟マニヤ File025】
K湖Y公園(山梨県)
(その6)
侵入防止の柵の横を渡るのは色々な意味で気が進みません。それ以前に、そんなに入るのが大変なはずがないような気がします。ということで、もしかすると私の勘違いでお化け屋敷はもっと下のほうにあるのかもしれないと、山を下りてみることにしたのでした。
しかし、途中それらしい建物もないまま、一番下のファミリーレストラン「ふれんど」の建物の裏側まで到着してしまいました。いくつかあったドアを試してみますが、やはりどれもしっかりカギが掛かっています。
そこで今度は途中まで戻って、昆虫展をやっていたらしい「資料館」の方へ行ってみることにします。途中に現れた小さな祠は……
木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を祀る夫婦神社のようです。ただし、順路を逆に歩いたり迷走しているため、上の祠の写真が本当にそうのか、若干不安がないでもありません。どうせなら御神体を拝んでおけばよかったなあ(とんだ罰当たり野郎ですね)。
一応鳥居もあったという単なる説明写真。
じつは先ほどの写真が間違ってるかも……というのは、すぐ近くにこんな神社もあったからです。
手前の石が白蛇っぽいし、タマゴ的な形状のものが供えられているので(山梨には丸石信仰があるのでわかりませんが)、たぶんこっちが「野猿神社」で正解でしょう……。
恐らく、最初の方で紹介した薄暗い屋根付きの通路が「野猿峠」だと思います。
ようやく資料館に辿り着きました! 上にお化け屋敷がないとすると、怪しいのはこの建物ぐらいなのですが……。
ありゃ! やっぱり入れないじゃないですか!! 「開館中」って大きく書いてるくせにぃぃぃぃ〜(営業中はこの中もB級でなかなか楽しかったようです)。
さて、ここから先、さらに「ふれんど」&「風林火山」に向かって通路が続いているのですが、なんと目の前の畑で農作業が始まってしまっており、トラクターを運転するおじさんから丸見えになってしまいます。どうも「ふれんど」&「風林火山」の建物内にお化け屋敷などありそうもないし、物陰に隠れてしばしどうするか考えた末、数少ない廃墟関係の知り合いの方にメールでSOSを送ってみることにしました。
朝の忙しい時間帯だったので、返事を戴けなくてもしかたがないと思っていたのですが、すばやく返信があり、やはり一番上の「さる山」の建物内にあることが判明。場所さえ特定できてしまえば、余計な探索は不要です。あとは侵入ルートを再確認するだけとまっすぐ頂上へ引き返すことにしました(Nさまへ、その節はお世話になりました。改めて御礼申し上げます)。
(続く)
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