*2016年3月のワタクシ。*

 


3/9(水)

見逃した萩尾望都出演の『漫勉』再放送を見た。
片手間にと思ったのに気付けばTV画面30cm前で正座状態(笑)。
制作過程をあんなにシッカリ撮ってくれるなんて!NHK偉い。
そして作画の丁寧さが予想以上で感動した。あんなに下書きシッカリするんだ…服のフリルまで下書き通りにペン入れてる。あんなにゆっくり曲線引くんだ。あの巻き髪はああやって描くんだ…あの瞳はああして…ああ萩尾先生も練りゴム使ってる!中指はやっぱりインクが付くんだ、と思ったら涙出て来た。袖ドレープの下にはシッカリ腕の下書き。コマの外にも身体の線。別紙使って配置を決めたり。
あんなに天才でもちゃんとそういう事やってるんだ。思ったよりずっと線の数が多い…その積み重ねがあの深みのある画面なのね。
浦沢直樹は別に好きでも何でもなかったけど、聞き手としてはとても良かった。サスガわかってらっしゃる、と思う事数回。
ストーリー造りの会話も本当に面白かったけど、作画画面がとにかく嬉しい。
先生の背筋がいつもスッと伸びてて美しい。
ああ興奮した。ありがとう。







3/10(木)

仕事の依頼。
馴染みの編集プロダクションから突然の電話で(まあ電話はいつも突然だけど)「二週間で150ページ、やる?」はぁ!?

聞けば原作付き(日本のミステリー小説)の仕事で、予定した漫画家さんが途中で倒れてしまったんだそうな。
原作は完成した小説で、その倒れた人のネームがほぼ完成しているので、後は絵を入れるだけ。
だったらできます!………(バイトが無ければ)←それは口に出さない。
と、いうハードスケジュール。
取りあえず、やりたい意志を表明して、「では版元と相談します」という事で電話は切れた。

ハッキリ言って厳しい
その晩は興奮して眠れず、翌日はほぼ徹夜状態でバイトに出掛け、バイト上司に「もしかしたらすごく忙しくなるかも…」と、軽く打診をして、続報を待つ。
連絡ナシ。

一週間待って、何の連絡も無いので、こちらから電話を入れた。
「まだ先方(出版社)の方針が決まらず検討しているところなので、決まったら連絡します」
そうですか。
4月28日現在、何の連絡もナシ。

売れてないって、本当に惨めだ







3/12(土)

健康診断、今年度も駆け込みで受診。

考えてみたら例年、市民健診の他に何かしらオプション(肺ガンor胃ガンor婦人科…)を付けていたんだが、今年も肺をお願いしたら「もう定員を割っているので市民健診では受診できません、一般扱いなら受け付けます」なんじゃそりゃ。
ハッキリ言って、違うのは価格のみ。やってる事は一緒なのに、定員とかナニソレ。オプションとはいえ市民の権利のはずなんだけど。
ちょっと考えますと言ったまま、結局諦めてしまった。
ついでに今年は『大腸ガン検診』が受けられる年回りなので、そちらをお願いする。

で、もう十数年行ってるクリニックへ行ってみてビックリ!
毎年着替えをしてロッカーに荷物を預けてたんだが、「着衣のままで結構です、お荷物はそのままお持ちになって」。え〜。
なんでしょうか、オプションを付けないとそういう扱いなんですか。
そうとは知らず、帰りに寄ろうと水着一式やら実家に持ってく物やら、大荷物で来てしまった。
その大荷物を持って、あちらの検査室こちらの診察室と移動。

血圧はいつも低めだが、今回は下が低過ぎて「もう一度」。そして二度目は「もっと低くなっちゃいましたね」。
問診では、近頃ずっと気になってる動悸について言ってみたが、聴診器を当てて「気になるようなら一日器具を付けて計るので当院でもやってますから受診してください」。
…健診の意味がありません…………。

2週間ばかり後、結果が送られて来る。
去年やらかした(笑)肝臓は、無事安全圏内に戻ってる。寝酒の習慣はブリ返してるけど。
が、腎臓と尿潜血は相変わらず(だって対処法は無いって言うんだもん)、加えて体重、コレステロール、中性脂肪…どれも基準値越えではないものの、急増。要するにデブが進んでる。
数年前、あんなに頑張って落としたのに、徐々に戻りつつあるというこの現実。
ぶっちゃけ、人には本来の"持ち体重"みたいな物があって、私の場合は今かそれ以上が本来の姿なのかも、と思うフシもある。
でも重たいんだもん。醜いんだもん。

と、いうワケで、また少しダイエットをやらなくては。
トホホ。







3/15(火)

近所の喫茶店でS子さんとお茶。
駅からの道すがら、ちょっと気になる喫茶店があって、民家をそのまま使ってるような小さい所なので一人では入りにくい。
付き合ってもらって、窓辺のカウンターで延々お喋りをした。

こんな田舎でも、と思うような、高級食器が揃っていた。
お手製のケーキもいただいた。
オシャレなサイドボードには、手作りの自然石アクセサリーの販売。
食器もケーキも、きっと元々趣味だったんだろうな、という感じ。
我々が子供の頃には、将来の夢を聞かれて「喫茶店経営」という子がけっこういた。
今はもう、カフェチェーン店に押されて、あまり望めない夢だと思う。
土地と財力のある人の、趣味の延長というところか。
羨ましい、と言うか、私は喫茶店を夢見た事は無かったけれど(笑)。








3/18(金)

バイト帰り、中央区コミュニティバス「江戸バス」に乗って、月島在住の古い友人に会いに行く。
『江戸バス』は、職場の真ん前から出発する料金100円のミニバス。pasmo使用もOKなのは昨日のうちに確認した。
南循環で築地、勝どき、晴海を月島のスポーツプラザまで、約25分。
夕暮れ時の下町を小さなバスでトコトコ行くのは風情があって楽しかった。橋など渡って良い気分。
バスを降りると目の前に、旧友Mさんがいた(マスク姿の私に気付かなくて驚いた模様)。

もんじゃとスペイン料理で激しく悩んだが、スペイン料理の門構えを見た途端心が決まった。
入ると吹き抜けの木造のフロア。すぐ右手には巨大なパエリア皿が二枚、窯に設置されている。ワクワク♪まだ時間が早いので、ちょうどニンニクを入れて炒め出したところだ。
その奥に案内され、パエリアを含む数点の料理とスパークリングワインを注文、お代わりで赤ワイン。
Mさんは大学時代のマン研仲間で、考えたら10年以上会ってなかった!でも、お世辞とかでなく全然雰囲気が変わらないから凄い。私と違って結婚もしてシッカリ働いているのに。
簡単な近況報告の後は、そう言えば卒業の年に一緒に行ったスペインの話やら、先日の萩尾望都のTVの話やら、Mさんの職場や習い事の話やら。
あっと言う間に時間が経って、美味しいパエリアも食べ終えて、デザートも終わった。
入った時はガラ空きだった店内は超満員、パエリアが出来上がると音楽に手拍子のお祭り騒ぎ、誕生日の客を祝う曲も何度も流れる騒がしい中、ちょっと喉が枯れてしまった。

店を出て、隅田川縁を散歩。
Mさんオススメは「前方に勝どき橋越しの東京タワー、後方にスカイツリー」の見えるスポット。
ああ。田舎に引っ込んでしまったので夜景が眩しいわ…。
川の後は月島駅まで、もんじゃ通りを歩く。
何と言うか…可愛い!Mさん曰く「学園祭の模擬店みたいでしょ?」なるほど。
今度はココで、もんじゃ食べたいな。 

と、言うか、築地市場も移動が決まっているし、この辺りは本当に良い雰囲気の活気があって、ノンビリ見物したい街だ。
件の『江戸バス』は一日乗車券が300円。
一度乗り倒してみたいなぁ。

※『江戸バス』の記事はこちら







3/23(水)

レディスデイなのでバイト帰りに日比谷で映画『僕だけがいない街』を観た。
「今日は映画だ!」と、バイト中も思い出してはウキウキ♪

出来は……うーん。
原作未読ながら、事前に放映中のアニメをちょこっと見て、こちらを見てからアニメの最終回を見た上で言うなら、「実写版はクソ」でいいと思う。
子役が素晴らしいのよ!それなのに………。
多分ミッチーさんは原作を読んだかアニメを見て、この役をやるんだ〜と思って引き受けたんだと邪推する。だとしたら詐欺に遭ったようなモンだ。
長く複雑な原作を、二時間の映画1本に詰め込む苦労は分かる。分かるけどプロの仕事じゃないでしょ。
脚本も端折り過ぎと言うよりはダイジェスト版のような造りでつまらないんだけど、それ以上に演出(カメラワーク含む)が、もうね。
何故そこで引く!?とか、そんなんばっか。あと脚本、バカ過ぎて呆れた。何故そんな行動を取る!?そして結末………orz

子役、特に女の子が本当に怖いような演技だったし、石田ゆり子さんは美しいし、虐待母役の女優さんも素晴らしかったのに。
ミッチーさん渾身の老け芝居も、あの扱いでは悲しい。
邦画にたいした期待はしていないが、それにしてもこのヤッツケ感は何なんだ。
私の嫌いな『JIN』の監督なのね。やはり相性が悪いのか。残念。







3/25(金)

バイトの昼休み、近所の築地本願寺でパイプオルガンの演奏会があるので行ってみた。
このバイトが始まる前に下見に来た時にチラシをもらっていて、毎月最終金曜日に『ランチタイムコンサート』が開催されると知っていたんだが、2月は余裕が無くて忘れていた。
来月はバイトが終わってしまってるので、今日しかない!
入場無料、演奏は12:20〜12:50。
職場〜本願寺はだいたい徒歩10分だから、昼食を諦めれば何とかなる。
昼休みに入ると同時に席を蹴って出発、途中コンビニでゼリー飲料を買って飲みながら本願寺へ向かう。

開始前の本堂は、しかしすでに超満員。
最後までいては始業時刻ギリギリになってしまうので、途中脱け易いところ、と思うと入り口近くに立つしかなかった。
まあ短い時間だから…と思ったら、ちょうどパイプオルガンの演奏席の後ろで、様子が見られて面白かった。まあ音は、ベストな位置ではなかったと思うけど。
演奏は多分、まあまあ、なんじゃないだろうか。バッハとか、らしい曲を数曲。
でも、あの奇天烈な装飾の本堂の中で、高い天井に響き渡るパイプオルガンの音色、というシチュエーションは最高だった。
アンケート用紙を渡されたので、たくさんお礼を書いて、昼休み終了の15分前、最後の曲の途中で脱け出した。
幸いと言うか、入場無料なだけに人の出入りは多くて、国際色も豊か。そういう点でも面白い場だった。

ランチタイムコンサートは毎月、オルガンだけでなくヴァイオリンやトランペットなんかもやっているらしい。でもオルガンで良かったな。
また行きたいし、法話なんかも聞いてみたいけれど、遠い…もう機会は無いかもしれない。
帰り道の街路樹はピンクの八重咲きのコブシ?とても可愛い。

ところで。
寝て起きたら右手首が痛い。何かしたっけ…???
通勤時間が長いので吊革に掴まり過ぎたか?と思ったけど、働き出して気付いた。
書類の裁断機!紙を押さえて刃を滑らせる。そんなに書類切ってたんか私…(笑)。

 

 


3/25(金)夜

スミカスミレ』終了。
うん、まあ。取りあえず終わらせたよね。
連載中の漫画原作のドラマで、キチンと話を終わらせようという心意気は買うけれど。
全8話で、最後の2話だけアカラサマに失速した。原作を離れ"ドラマオリジナル"になった途端。
原作の力が凄かったのね、と思うと共に、主演の若い"美男美女"が全然好きになれなかったので、二人メインになったら興味が薄れた、というのもあるかな。
役者としても二人共一本調子だし容姿もなんかカサカサしてて(笑)役柄もいい子過ぎちゃって共感できない…と、言うものの、その同じキャラクターが松坂慶子さんの姿になった途端に「お話、伺います」って気分になっちゃうんだから、ゲンキンなモンです。
前期の『掟上〜』が、あまりに良かったもので、ついつい比べてしまう所もあったかも。厄介君には恋しそうだったけど、真白君にはピクリとも来なかった。
でも"化け猫"は、秀逸だった。それだけで有り難かった。






3/26(土)

ラゾーナ川崎にてミッチーさん新アルバム『パンチドランク・ラヴ』リリースイベント。
去年もココだったっけ…、今年は元気が無くて(遠いし)現地に着いたのは開始のちょっと前。
広場には入れたものの、前の方の島には食い込めず、一般客用の通路を挟んだ後ろの群れで見た。

今回は司会が中山正敏さん。『ミヤネ屋』のリポーターだそうだ。
この人『自称"男子"』だけあって詳しくて司会も盛り上げてくれた上、ミニライブが終了して『お渡し会』になってもずっと一人舞台に立って話し続けていた。
多分2000人くらいが順番を待つ間、寒い中ずっと。こんなにしてくれるんだ、と感心していたら、やはり自主的にやってたようで、最後に及川さん「中山さん(ずっと喋ってくれて)大丈夫?ギャラ同じだよ?」と肩を抱いていた。
凄いなぁ。プロの仕事と言うにも凄い。寒かったので、話の合間に何度も「(客のしてる)手袋、いいな…」と言ってたのが印象的だった。
ちょっと中山さんのファンになった。

ライブは2曲で約30分…つまりトークが25分近くって事ね(笑)。
花柄のスーツで新曲『メロディアス』と『〜桃色クラブ』歌ってましたよ。途中上の方(ガチファンでなく通りすがり客が多いと思われる)に向かって「昼間からすいませーん!」と叫んでた。確信犯…。
お渡し会はナニをくださるかと思ったら缶バッジだった。
白地にピンク文字で可愛いんだけど…使う、か???どうしましょ。
あの花柄スーツを間近で見たかったけど、お渡しの時は着替えてしまってて残念だったな。

お渡し会の整理券は、100人単位のグループで、私は12番チーム(順番はランダムに配られたらしい)。
寒いしお昼もまだだったので、缶バッジもらってすぐ地下のフードコートに行って温かいうどんを食べる。うどんの汁がセルフサービスで蛇口から出す仕様にビックリ!
食べ終わって、もしやと思って広場に引き返したら、そろそろ終わる頃で、やっぱり中山さんは一人で話し続けてる。
最後に配り終わってご挨拶があって、イベント終了。中山さんにも万雷の拍手。
いや〜中山さん、本当にありがとう。嬉しかったです。

 

 

3/28(月)

東銀座の歌舞伎座売店で待ち合わせて、R子さんと食事。

バイトを定時で上がって徒歩数分の歌舞伎座で落ち合い、売店を一通り冷やかして地上へ出ると、すぐ傍にある老舗のインド料理店に入る。
インド人経営のこの店、随分前に来た事があり、なんて本格的なんだ!と感動したが、今食べると割と普通(笑)。それだけインド式カレーが普及したという事か。
店長オススメの『ムルギーランチ』にインドビール(薄いお煎餅みたいな『パッパル』が付いて来る)を注文。
ウエイターが目の前で骨付きチキンの骨を外してくれる。ちょっとしょっぱかったな。

カレーでお腹をいっぱいにして、すぐ近くの喫茶店へ移動、喋り倒す。
R子さんの住む街は意外と銀座にも近いが、お母様の具合次第でどうかな、と思っていたんだが、今はわりと安定しているらしい。
私も家庭向きの愚痴をタレ流すが、それ以上に意味の無いバカ話が弾む。
こういうくだらな〜い会話が延々進められるから、R子さんが好きだ(笑)。

最初は遠いし朝早いのでビビッていた今回のバイト、もうじき終了だけど、けっこう面白かった。
なんだかんだ人に会ったり、銀座近辺をうろつき回ったりできたし。
ショーウインドゥの数千万のネックレスとか見るだけでも楽しい。やっぱり都会って素敵。
まあ、ここらで終わってちょっとホッとしてはいるんだけどね。







3/29(火)

念願の鉄製フライパンをGet!
散歩に出たバイトの昼休みに、最初は片手持ちの中華鍋を見付けて、「コレでもいいかも…」と目星を付けていたのだが。

長らく使っていた怪しいフライパン、取っ手がグラ付くようになったな、と思ってたらとうとう穴が開いて水漏れするようになってしまい、流石に買い換え時と観念したんだが、どうせ買うなら鉄製が欲しい、と探していた。
そこらのスーパーには500円からフライパンはあるが、なんたら加工のコーティング品ばかり。
そうじゃないの!コーティングが剥がれる心配したり、熱いまま洗えないとか、コーティングは持って数年とか、そういうのイヤなの!
デパートなんかに行けば鉄製も置いているが、なにやらゴージャス感漂わせて数千円。デカいし。そういうんじゃなくて!!
と、穴から肉汁垂らしつつ(笑)探していたワケです。

今月いっぱいでバイトも終わるので、とうとう決意して3600円だかの中華鍋を買いに東本願寺向かいの金物店へ行く。
なんだか中国人爆買い客のターゲットになってるようで、店頭は物凄い騒ぎだったのだが、今日を逃すと買いそびれそう、と煙草の煙の中頑張った。
目当ての中華鍋の棚に行き着けず、周辺をウロウロしていたら、銀色のフライパンが積んである棚が目の前に。
鉄製フライパン」と表示がある。えっコレじゃん、欲しかったの!!!
びっくり。フライパンは黒いと思って見逃してた(笑)。中国人に感謝だ。
小さめのを一つ握りしめて店奥のキャッシャーに向かい、おばさんに話を聞く。
とても懇切丁寧に、「おろし」方から手入れ方法まで説明してくれた。
取っ手は熱くならないの?洗剤使うなと言うけどカレーとか魚とか臭いは付かない?
しまいにはおばさん、苦笑いで「もし取れなくなったら、安いですから専用にしてもう一つ買って」ゴモットモ。
1600円で念願の鉄製フライパンを手に入れ、かなりハイになって職場に戻ってパート仲間に吹聴した。

帰宅して、早速教わった通りに空焼きしてみた。
見る見る黒くなってフライパンらしい姿に!
…けど、店のおばちゃんは「絶対洗剤で洗うな」と言ってたのに、取説には「空焼きの後は洗剤等で洗って」と書いてある…どうせいちゅーねん。
これから長いお付き合いになると思う。よろしく、フライパン。

 

 


3/31(木)昼

区役所バイト最終日。
ラッシュ電車は噛み締めて乗った。最後のお弁当を噛み締めて食べた。2カ月通ってちょっと愛着が沸いちゃった。
区役所のお向かいの桜がかなり咲いた。
今日でおいとまなので間に合わないかと思ってた。嬉しい。

最初の二週間位は「仕事を覚えるため」と、ほぼ平日毎日、その後は週3日程度で、最初は4月いっぱいという話だったが3月いっぱいで「もう仕事が少なくなるから全員は雇えない」という理由で切られた。
…まあ、通勤にもウンザリしていたし、バイトばかりしてても仕方無いのだが。
「今日も皆さんは働いているのね」と時折思うのは、ちょっと寂しく情けない。
そして数人いる中で、やっぱり私(と、もう一人いたが)が切られるのね、というのも悲しかった。
収入が無くなるのはマズイのだが、取りあえず正直寝坊できるのが嬉しい。
本当〜に、グータラなんだね。困ったモンです。

定刻に終わって見たら母から連絡。
「明日お花見で着て行くコートが丈が長くてみっともないから裾を切ろうと思うの」はぁ!?
ワタクシ、慣れないバイト終了して疲れ切ってるんですけど…羽根伸ばしたいんですけど…明日は朝からお出掛けなんですけど………………
と、諸々言葉を飲み込んで、「じゃあ今から行くから…」。

幸い裏地は肩口だけだったが、トレンチ風の硬い生地で、家庭用ミシンでは歯(針)が立たない部分もアリ。
所々目飛びしつつも(こんなん、お針子バイトだったら絶対NGだ…)何とか縫い終え、針が通らない所は手縫いで誤魔化して、家に帰り着いたら日にちが変わってた。

…でも、そんな時間からでも、明日がお出掛けでも、やってしまうワケですよ、一人打ち上げ。日本酒にブランデー。
しかし前日の夕方からコートの裾上げって、無茶させるわねウチの母。
普通の娘はこんな事に対応できないと、分かっているのだろうか。