*2016年1月のワタクシ。*

 





1/1(金)

明けましておめでとうございます。

実家の寝室から初日の出を拝む。
窓は東向きなんだけど、向かいの家の屋根はちょうど邪魔をして、なかなか太陽が拝めず(笑)。
良いお天気で珍しいくらい暖かく、海まで拝みに行っても良かったなとちょっと悔やんだ。

三箇日はと決めているんで、着物を着る。
元旦だけど姉一家が来るのは明日なので、伯母ちゃんの地味目なえび茶に黒水玉、と思ったら、去年の元日も同じのを着てた。特別お気に入りでもないんだけど、無難なのかな?
一昨年スカイツリーに行った時もコレ着たんだった。黄八丈の羽織りと合わせて。

ところで去年の正月の記事を読んでたら、初夢がフィールドアスレチックで次々と…って、慣れないバイトで四苦八苦する予感だったのかな、と今思う。
(今年は何だか余裕が無くて、初夢を全然覚えてなかった。)

用意のおせちで母と乾杯。
我が家は父が下戸で、放っておくと酒が出ない家庭なので、お屠蘇代わりに白ワインを用意した。
昔は我が家は薬局をやってたので、“屠蘇酸”も売っていて、日本酒(みりんを使う家もあるらしい!)に屠蘇酸パックを漬け込んでちゃんとしたお屠蘇を飲んだりもしたのだが。
私はけっこう好きだったな、ああいう薬っぽいと言うかハーブっぽい味。

午後から近所の古刹へ初詣に行くも、長蛇の列に畏れをなしてお参りはスルー、散歩だけにして、持参のパンを池の鴨に投げたりノンビリした。

そのままおとなしく帰ってノンビリすれば良かったのに、つい調子に乗って隣駅の大型スーパーへ買い物に足を伸ばして、そこで母とまた険悪に。
正月早々、なにをやっているんだ…自己嫌悪。
って言うか本当に、母がまずい







1/2(土)

姉と息子達が来て、軽い新年会。
花火大会の時にN先輩にいただいたピンクの縞の紬を着る。なかなか好評。
サラサラと軽くて着心地も良い。こんな素敵なモノをいただいてしまって、本当にありがたいしもったいなく、大切に着倒そうと心に誓う。
正月なので帯も帯締めもお目出度く赤にしてみたが、今度着る時は帯は白地のを合わせてみたいな。

甥っこ達は若い(二十代半ば)のに食べ物の好みが渋めで、おせち料理も美味い旨いと食べてくれるので嬉しい。昨今の若者は煮物なんか食べない、なんて話も良く聞くのだが、喜んでもらえると作り甲斐もあるというものだ。
白ワインの残りで乾杯したが、味は好評だったけど、成人5人でワインボトル半分程しか減らないという、そんなお正月(笑)。
好評に気を良くして、作り過ぎたキントンをタッパーで持ち帰ってもらった。

食後は昨日も行った古刹へ皆で連れ立って行った。
今日はすっかり空いていて、少しだけ並んでお参りをした。
初詣の後は、その足で連れ立って父の墓参り。
古刹からお墓のあるお寺までは歩いて20分余りで、亡夫は実は古刹に墓を立てたがったのだと後で聞いたが、実際買った墓場からは遠目に海が見えたりして、むしろ良かったと思う。
成人した孫息子二人と、すっかりオバちゃんの娘達と、そして老いた妻を、父は見ているのだろうか。

↑写真は元日の古刹風景。
太鼓橋には善男善女が鈴生りに。行列は仁王門を超えて、参道にまで続いていた。







1/3
(日)

お正月ドラマ『坊ちゃん』を見た。
年末のキャスト発表で、古田さん、ミッチー、一徳様に八嶋智人、山本耕史という、恐ろしく私好みの面々で、もう主演がJニーズだろうが気にしない!と、楽しみにしていた。

そもそも漱石は、エンタメ作家ではない。純文学、それもかなりエンタメから遠い方に位置する部類の作家だと思う。
中でも『坊ちゃん』という小説は、要するに空気読めない若造が負けて逃げ帰る、というだけのストーリーで、「爽快」だの「痛快」等と言う単語は、およそ似つかわしくないのだが。
見事にエンタメ方向にねじ曲げた、全く原作をリスペクトしてない脚本に、むしろ清々しさを感じた。
だってお正月だもん。主演はJニのかわいこちゃんだもん。「田舎者は陰険で付き合いきれない」(それこそが本作のテーマなのだが)なんて、全国放送で言ってはならない世の中だもん。
それはそれとして、期待のキャストは皆本当に好演だったし、原作を忘れて娯楽作品として見れば、それなりに整合が取れて楽しいドラマになってはいた。
ミッチーの"赤シャツ"は、贔屓目を差し引いてもハマッていたと思うし、八嶋さんは走る姿から見事に太鼓持ちだし、古田さんの立て板に水の演説調のタンカは素晴らしかった。
重要ファクターである方言が全く使われないとか、"地域の名士"教頭が嫁に望む"マドンナ"がカフェで女給をやってるとか、女給とウラナリが駆け落ちしちゃうとか、相当に無茶な事をやらかしてはいるが、まあ想定内ではあった。
赤シャツ的には、許嫁には逃げられ、公衆の面前で殴り倒され、生徒にはからかわれ反抗されて腹心には背かれ、踏んだり蹴ったりで声も裏返ったが(笑)、お陰で見せ場は満載、最終的にはちょっと憎めない印象に着地して、美味しい役だったと言うか。
良い『赤シャツちゃん』でありました、ありがとう。

そう言えばニノ君は年末の『赤めだか』でも主演していて、こちらはビートたけし渾身の立川談志役、という事で興味深く見たが。
落語、ヘタクソ!
同じJニの国分君は上手かったんだなぁと、改めて感心した。
ドラマは面白かったけどね。

放映前の番宣で、赤シャツ姿のミッチーさんが「二宮君の芝居をどう思うか」との質問に「深みがあるよね♪」と答えたのに対し、隣のニノは顔を赤くして涙ぐんでいた。
…うんまあ、可愛いから許す(笑)。







1/4(月)

新しいバイトの初日。
正直、大晦日までお針子バイトで三箇日は母と過ごしてちっともノンビリできなかったので、ヘトヘトな状態で初日に臨む羽目になった。
8月まで住んでた町で、去年もやった、大学入試の願書のチェック。
…正直、仕事の楽さに感動した。
分かってる内容なのに、先日までのお針子仕事のキツさを知ってしまうと、本当に感動。
いえ、紙で手はガサガサになるし、座りっぱなしで細かい字を見るんで肩は凝るし目はショボショボになるけど。
気持ちの楽さが本当にありがたい。

今月末まで平日出勤、という予定だったが、仕事が混んでて終末も出る羽目に。
加えて残業も。
それでも楽、お針子に比べたら。
むしろお針子のダメな自分を忘れたくて、がむしゃらに働いた、かも。
でも凡ミスが多いんだよね…相変わらず。







1/10(日)

お針子バイト先に、制服のエプロンを洗濯して返しに行く。
土日は事務バイトが休みのはずだったのに、予想外に仕事が多く片付かないというので休日出勤をしている。
お針子の店長と先に約束してしまったので、事務の昼休みを3時間に延長してもらって抜けて行く。

早めに着いてしまったので、店に着く前に近くの店で靴を物色。
このところ外出時間が多いせいもあって、軒並み靴が傷んでしまって…いや、貧乏生活が続いてて、靴もバッグもボロボロなんだよ(泣)。
ちょっといいかなと思うのがあったが、結局買わずに終わった。
若い女性の店員に手入れの説明なんかを聞かせてもらって、「ちょっと考えてみる」と言ったらムッとした顔をされた。ダメだよそういうの(笑)もうあの店は行かないな。まあ川崎駅前に行く機会ももうあまり無いけど。

靴屋を出て店に向かう途中、店長からメールで「一時間遅らせて」。
それは…無理。仕事抜けて来てるし3時には戻ると言って来たから。
取りあえず店まで行くと、最初の講習会から一緒だった人が店に出ている。多店舗で入って、川崎店にも掛け持ちで配属になったそうな。
彼女は専門学校も出ているし他で仕事の経験もあり、私とはスタート地点から全然違っていたんだが。
前向きに仕事を続けている姿が眩しく見えた。
まだ若いんだから、(店辞めても)何でもできますよ!」みたいに励まされて眩暈がする…いくつだと思われているんだか。
ランチに使えるつもりの一時間を店長を待ってモール内でブラブラ過ごし、店長が出勤した所で顔を合わせてご挨拶をして辞去した。
申し訳無いが、時給で働いてるし戻ると言った時間は守りたい。
少し時間に余裕があったので、ラーメン屋に飛び込んで昼食にした。味はイマイチ(笑)。

喉が痛い。
事務バイトの職場はエアコンが効き過ぎて暑く、本気で汗をかいてしまうし、乾燥もハンパない。
一昨年風邪を拗らせて以来、喉からすぐに咳に来るようになってしまった。声もすぐ枯れる。
バイト中はマスクをするようにしよう。暑いから辛いけど、仕方無い。







1/11(月)

デビット・ボウイが亡くなった。
何年か前に倒れて以来、すっかり恰幅が良くなったりとか老け込んだ姿をチラチラ見ていたんだが、それでも何と言うか…うん。
美しい男でしたね。
私が夢中で読んだ70年代少女漫画には、ボウイリスペクトのキャラクターがいっぱい出て来た。
大島弓子も大和和紀も木原敏江も名香智子も、みんなボウイが大好きだった(敬称略)。
来日中のボウイのチケットがあると言われて、先約のあった友人に熱が出たと嘘をついて駆けつけた。後にも先にも、男のために友達を裏切ったのは一度だけ。
大学卒業の年に初めてのヨーロッパ旅行で、どこぞの街角でボウイのポスターを見掛け、友達と並んで記念撮影をした。通りかかる地元の人達が微笑んで見ていた。「美形は国境を越える」と思った。
『戦場のメリークリスマス』も良かったが、ドヌーブとのヴァンパイヤ映画のポスターも素晴らしく美しかった(残念ながら映画は凡作だった記憶…)。
美しいのは無論だが、あの端正な面立ちにあの歯並びが象徴的に示すように、物凄く魅力的にアンバランスな人だったように思う。すごくロック野郎だったんじゃないかなと。
一つの時代を間違い無く彩ったけれど、この先もきっと終わる事無く人々を魅了して行く事だろう。
美形のロック野郎は、時空をも超えるんである。

3日後にはアラン・リックマンも亡くなる。
『ダイ・ハード』の悪役だけでも凄いのに、私の大好きな『ラブ・アクチュアリー』にも出てて、おまけに『ハリポタ』のスネイプ先生!素晴らしい。
このまま長く、イカシた爺さん姿を見せてもらえるものだと思っていた。
決まり文句でなく、本当に惜しい人を亡くした。


喉が痛くて早く寝たいのに、長年の習慣で眠れず、寝不足が続く。電車で座ると即落ち。
今回のバイトは短期決戦と思って、残業も休日出勤も出来る限りやってる。
お針子で挫けた事を取り返したい気持ちもあるのかも?
でも、身体は大事にしなくちゃね。もう(とっくに)若くないんだし。







1/12
(火)

通勤中、人身事故で京急が止まる。
取りあえず途中駅まで行ってくれたので、別ルートで行くが15分の遅刻。

やっとバイト先の駅に着いて会社へ走る途中、信号を渡ろうとした交差点で単独事故を目撃!
踏み出した横断歩道の進行方向の中州地帯に左折車が激突した。
パリーン」と、妙に澄んだ音がして見ると、電信柱と車止めにぶつかってバンパーぐしゃぐしゃ。
車止めの真ん前で女性が一人信号待ちをしていて、本当に至近距離だった。
私が道を渡って行くと、立ちすくんでた女性が振り向いて、縋るような目でこちらを見ている。
思わず(接触嫌いな私が!)肩に手を置いて「大丈夫でしたか?」と聞いていた。
「あれ(車止めを指して)が無かったら私、死んでた…」本当。恐ろしい。
車の中からチャラいアンちゃんが出て来て、女性に声を掛けるが、彼女は「通報した方がいいんじゃないですか」なんて他人事みたい。多分軽いフリーズ状態か。
こういう時はその場に留まるべきかとも思ったが、怪我人も無いようだしぶつけた瞬間を見ていたワケでもない。なにより急いでいたので、そのままバイト先へ向かったが、後からちょっと心配になった。
しかしあのアンちゃん、チャラそうだけど酔ってる風でもなかったし、どうしてあんな所でぶつけてしまったのか…謎。

寒い寒いと出勤して暑い暑いと働いて、また寒い寒いと帰る。身体に悪そうだ。







1/14
(木)

先日京急が人身で止まったと思ったら、今日は帰り道の横須賀線が止まった!
踏切の非常ボタンだって。しかも続けて2回。すぐ動き出したけど、タチの悪いイタズラか?
全くケシカラン。そして電車って、こんなに止まるモンだったのね…。

バイト先で、コートをポールハンガーに皆で並べて掛けておくんだが、どうやら隣に掛けた人が私の苦手な香水をつけていたらしく、ダウンコートに(苦手な)香りが移ってしまってる。
その香りにまみれつつ、止まった電車でじっと待つので苦痛3倍。
ああ、通勤って本当に大変。引き籠もりたい。

今日は母の誕生日。
バイト先からだから遅くなったが夕食&コンビニでプチケーキを買って行く。
私が貧乏なのを気にしているので、特にプレゼントは用意しなかった。
ケーキは嬉しそうにしてくれたし、年齢の割になんでも「美味しい、美味しい」と食べてくれるのは本当に美徳だと思う。
実年齢を考えると恐ろしい程歳を取ってしまったが、長く元気でいてほしい、とは心から思う。







1/16
(土)

恒例世田谷ボロ市。
今年もY子さんと一緒に。
どうかなと思ったが、このところ着て出歩いてないし新年だし、話し合って着物で行く事にした。
何年か前にボロ市で買った着物に、伯母の羽織りと母の帯、帯締め。帯揚げはR太のお母様の遺品。着物が無地なので、半襟は花柄にしてみた。

Y子さんと初詣に行こうかと言っていたので、ついでに最寄りの松陰神社でお参りする。
実は10数年前、徒歩圏内に住んでいたんだが、松陰神社に入るのはこれが初めて。
神社はまあ普通だったが、境内に松下村塾の実物大模型模型があり、今日はたまたま内部が公開されていた。(毎週土曜日らしい)
せっかくなんで引いてみた、おみくじは中吉で、要約すると「万事控え目が吉」うーん。そうか。
用意の縄に縛り付けて帰る。

毎年ボロ市はその冬1番の寒さ、という印象だったが、今年は珍しく暖かく、晴れて風も無くて、とても良い陽気。
おかげで物凄い人出で、立ち食いもままならず、疲れ切ってしまって、結局手ぬぐい1本買って終了。
混んでたのが主原因だけど、やはり着物では無理。寒けりゃ寒いで厳しかったと思うし。
ジーパンにリュックで買い出しスタイルがベストだと思う。
それでも、帯を手に取って見てたら「お姉さん似合いそう!」と声を掛けられて、店員のお愛想だと思ったら客だった、なんて事も(笑)。
白地に紺のミンサー織りで、素敵な半幅帯だったんだけど、全体に茶色いシミが出てしまっていて、ちょっと無理、と諦めた。
白地の半幅帯、ずっと狙っているんだが、やはり白の中古は難しいみたいね。
ミンサーは茶色地のを1本持っていて(確か父の沖縄土産)とても使いやすいんだが、いかんせん茶色だからな。なぜ親は私に茶色を着せたがるのか…???

片山なんたら言う議員が来てた。
なにしろ人が多くて遠くまで見渡せないので、人波に流されてふと振り返ったらすぐ肩の横に見覚えのある顔が!
宣伝活動に来てたみたいだけど、TVで見る印象より小柄で可愛かった(笑)。

Y子さんは何本か帯締めを買って、それなりにゴキゲンそう。
商店街の出口近くなって、かろうじて営業している蕎麦屋に入り、ボロ市メニューで選択肢が4つくらいしかない中からきつねそばを選んで食べて、終了。
この二人が揃って一滴もアルコールが入らないなんて珍しい。
まだ時間も早かったので、一旦家に戻ってからプールに行けて、それはそれで良かった。
しかし、あの白い帯、残念だったなー。







1/18(月)

母の病院の順番待ちを仰せつかったのでバイトを休んだが、目覚めてみれば雪!
私はともかく一山越えて行く母が無理だろうと、今日はお流れになったので、バイトに追われてた私に久々の何もする事がない休日が転がり込んだ♪…本当に何もしなかった(笑)。

雪からの雨も夕方には上がって、寒さも和らいだので図書館へ。バイトに行くと帰る頃には閉まってるから(平日7時閉館)読む本が無くなってる。6時頃着いたら真っ暗!「本日は5時で閉館しました」の貼り紙。なんだよーっ!!!







1/20(水)

まあこの前後あたりという事で、この日付にしておきますが、例のJ事務所騒ぎについて、ちょこっと。

まず、私は物心付いた頃から、かの事務所が大嫌いだ。
…けど、何年か仕事に追われ、TVが家に無い時期を経て、仕事でアイドルものを描く事にして、「今どうなってるの?」と、調べた時にトップだったのが、まだ6人体制だったS○APで、色々記事を読んだり番組を見たりしてみた。それと知らず、出演ドラマもいくつか見ていた。
何だろう、ちょっとアノ事務所も変わって来たのかな?という印象だった。イヤな臭いが薄い。(でも他グループはそうでもなかった…)
そして楽曲が、無茶苦茶にかっこいい!ゴキゲンなリズム、重厚なサウンドに乗せた平坦なヴォーカル(笑)、新しい!違うか?いやあの歌はアレで聴きやすいとさえ思い、気付けば彼らの番組を毎週観るようになっていた。
番組はとっくに飽きてしまって、ここ数年は殆ど見てないが、今思えば、それらの"違い"は多分、プロデューサー=マネージャーの力量&センスだったのでは、と思う。
ちょっと前から派閥だの内部分裂みたいな噂も耳にし、ネット上では派閥どころか同閥内でさえもファンが口汚く罵り合っているのを目にしていたので、名物マネージャー追放の報を聞いて、これを機に独立でも、なんならいっそ事務所潰れてしまえ、くらいに思っていたので、今回の結末は本当に残念だ。
メンバー4人が発言を控えるる中、一人勝手に声明発表をして、挙げ句に「謝罪会見」を仕切って見せた彼にも嫌悪感が募る。だいたいアンタのドラマは面白くないんだよ(あくまで私的に)。
そんなワケで、ああ世の中って本当に理不尽。芸能界って(多分それに限らないが)イヤな世界。







1/22(金)

バイト先でお昼休みの後半は散歩に出るのが習慣になった。
12年間ジョギングで通った用水路の遊歩道、今年も変わらず彼岸桜が咲いている反面、綺麗だった花桃の木はいつの間にやら切り倒されていた。

前の前に住んでた部屋、まだ人が入ってない様子。
私が部屋を出たのは一昨年の11月だったから、もう一年以上空き部屋という事になる。
そう言えば3部屋ある2階の部屋で、他の二軒が空いた時もなかなか次が入らなかったっけ。
駅から近いし商店街も近く、部屋は小綺麗で収納も多いし、私にはとても良い部屋だったんだけど。まあ家賃はお高めでしたが。
でも、大家さんにはお気の毒だけど、次の人が入ったら私は寂しい思いをしそうだな。
気に入った居心地の良い部屋だったから執着があるのよ。長く住んだ思い出もあるしね。
気の毒ついでに、もし「ここに決めようかな?」という人に会ったら(まずそんな機会は無いけど)、12年住んだ私に家賃二ヶ月分の敷金を一銭も返してくれなかった事は教えてあげたい(笑)。







1/25(月)

先週不発に終わった母の病院の順番待ち、今日は無事に完遂。
専門の医者が月曜日しか来ないとかで、またバイトを休んで行った。
11時頃から並んでると聞いて、10時過ぎには行ったんだが、すでに2人いる。
ありがたい事に順番待ち用の椅子席が用意されていたので、3番目に座ったら、前の二人は連れだったので、事実上2番手。まあ、上出来かな?待ち時間が長く、本を読んだりうたた寝したり。足元がちょっと寒かった。
無事診察券を受付に渡したのが12:30。
一旦実家に行こうかと思っていたのに母がテンパッて出て来てしまった(笑)。
午後の診察は14時からで、直前に仕事を抜け出した姉も到着し、3人でゾロゾロと診察室へ。
4時間半並んで、診察は数分。
"その道の権威"というドクターは、あまりゆっくり話を聞いてくれる感じでもなくて、何度も母の話を遮ったのが印象的。まあ年寄りの話は長いしくどいしまどろっこしいでしょうが。
パーテーションで仕切った隣の先生の声がでかくて、時々こちらの会話が聞き取れない。
そして年配の看護師が、妙に馴れ馴れしく母に対するのが気持ち悪い。

と、まあ病院ってイヤな所ですね。
結局「何だったの?」というくらい、何事も進展せず、薬も出ず、対策も無く。







1/29(金)

月末までの予定だったのに、27日でバイトが終了してしまい、困った。
「今年は早く終わりにしない」と言った担当の言葉を真に受けて、最終日の今日に近所住まいのIさんとバイト後に食事の約束をしてしまった。

2月からのバイト先が遠くて土地勘が無いので、下見がてら銀座辺りをうろついてみようかと思ったら、生憎の雨模様。
その上母と銀行に行く用事ができてしまって、朝から実家へ。
結局母があーでもないこーでもないと話が全く進まず、しまいには銀行へも行かず「もう分からないから帰って」。
もう……本当に…………orz
中途半端に時間が空いてしまったし、この機会にと隣駅前の信用金庫で自分の用事を済ませ、ついでにファミレスで一人ランチ。

冷たい雨の中、東銀座からバイト先の役所へ歩いてみる。迷わず行けて、あっと言う間に用事は済んでしまった。
お天気が良ければ、この辺りを散策するのは楽しそうなんだけど…と、取りあえず築地駅まで出てみると、隣に珍妙な建物が………東本願寺!?
見学。
面白かった。

なんかシルクロードって感じの建物だと思ったら「日本初の本格インド様式」だそうで、なるほどね。
本堂入り口にチラシが置いてあって、「敷地内の動物を探そう!」あちこちの柱や手摺なんかに、象やら鳳凰やらの彫像がある、というので、広い構内をウロウロして探してみる。なかなか可愛いのが揃ってる。
ちょうど法会が始まる時刻で、広い本堂の隅っこで少しだけ聴かせてもらった。
もっとお経を聞いていたかったが、Iさんとの待ち合わせ時間があるので、築地駅から地下鉄に乗る。

約束通り、旧住まいの近所でIさんと会って食事、と思ったら、いざ目当ての店に入ったらデザート系が美味しそう。
私としては夕食を済ませて帰る気でいたんだが、Iさんはスイーツに未練タラタラで、結局カフェプレート的な料理一品とデザート一品を二人でシェアする事にした。
…まあ、小綺麗に作ってあって、お味はソコソコ、という、いわゆるカフェメニューでしたが。
神楽坂の本店は古民家を改造したそうで、そこに一度行ってみたいな。