デュルンシュタイン 12 世紀中頃に築かれた城に、十字軍遠征の帰路ウィーン付近で捕えられたイギリスの「リチャード獅子心王」が幽閉されていた史実は余りにも有名です。王の身の上を案じた騎士ブロンデルは吟遊詩人に身をやつして王の好んだ歌を唄いつつ諸国を巡りました。デュルンシュタインの城にさしかかったところ、同じ歌で応える声があり、ついにリチャードを発見したという伝説には、中世的なロマンの香りが漂います。
 ドナウに美しいシルエットを落とすデュルンシュタインの教会は、17世紀にバロック様式に改装されました。その絵画的な風景はヴァッハウ渓谷のハイライト。教会を取り巻く中世の街並みは良く保存されています。この町も古い町並みがよく保存され、古城ホテルのテラスから眺めるドナウ川もまた格別の味わいです。ホイリゲでワインを楽しむのもお勧めです。(オーストリア政府観光局HPから)

 今回は、城跡に登り、市内を散策しました。
 8時20分、船を下りると紅葉したブドウ畑の向こうにケーンリンガー城が見えました。イギリスのリチャード獅子心王が幽閉された城だそうです。とにかく高いところへと行くことにしました。市内に入るのに少々迷って、やっとここから20分という標識を見つけました。急な道を登って、ようやくてっぺんに着きました。
 城址からのドナウ川とデュルンシュタインの眺めはとても美しく、ヴァッハウ渓谷一の景勝地だと納得しました。
 名前は分かりませんが、こんなに寒いのに色々な小さな花が可憐に咲いていました。
 帰りは、町の外に出る道を下りました。処々に撮影スポットや音声ガイドの聞こえる門や地元の民話などを載せた解説板などが整備されていました。
 城址から下ると、昔の城門があります。城門の中が旧市街です。メインストリートと言っても露地のような道です。狭い道を観光用のバスが走っていました。街外れには1630年に建てられたバロック様式のお城があり、高級ホテルになっています。ヴィザーというリキュールとチョコレートで有名なお店に入り、試食してお土産を買いました。
 街の中心の修道院教会を見学しました。入場料は一人3.5€です。教会はとても豪華で、立派なパイプオルガンも備えてありました。ドナウ川に面したテラスに出ることができ、ドナウの眺めを楽しむことが出来ました。
 城門の外からは城壁がいまだに残っています。ドナウ川沿いの遊歩道の蔦が赤く染まっていました。

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