ブダペスト 『ドナウの真珠』『ドナウのバラ』と形容されるハンガリーの首都。もともとは独立した3つの町、ローマ遺跡のあるオーブダ(旧ブダ)、13世紀以来王宮が築かれ中欧最大の都として栄えたブダ、ドナウ川をはさんで商業を中心に発達したペストが1873年に合併されて現在のブダペストになりました。ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペストが世界遺産になっています。
今回は、乗船前日の市内散策とクルーズに含まれている「ブダペスト市内観光(無料)」をしました。 |
ブダペスト市内散策 |
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ブダペストの夜明け前、ホテルの窓越しの眺めです。この日の日の出は、7時20分でした。 |
9時にホテルからタクシーで、ゲッレールトの丘に行きました。丘の上からの紅葉とドナウの流れの眺めです。 |
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ゲッレートの丘は、標高235mの岩山で、ドナウ川を中心に両岸に広がるブダペストの街が一望できます。頂上には棕櫚の葉を掲げる女神像があります。ナチスドイツからの解放を記念して旧ソ連軍が建てたもので、以前はソ連軍のモニュメントもありましたが、それらはハンガリー動乱後に撤去されています。眼下には、たくさんのクルーズ船が行き来していました。
頂上にある昔の要塞ツィタデッラは博物館になっていますが、現在は閉鎖されています。お土産物屋や屋台の店が出て、大勢の観光客で賑わっていました。 |
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帰りはゆったりとした坂道を、自由橋に向かって下りました。秋色の溢れた道を下りきると、温泉を併設したゲッレールトホテルの脇に出ました。 |
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ドナウ川に架かる自由橋です。ハンガリー王国1000年を記念して1896年に建設されました。当初は、オーストリア皇帝=ハンガリー王の名を冠してフェレンツ=ヨージェフ橋と呼ばれていましたが、戦後、自由橋と改められたということです。橋脇の建造物には、今も「FRENCZ
JOZSEF HID」と記されていました。 |
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自由橋のペスト側に、中央市場があります。市内最大のマーケットです。パプリカも光り輝いて見えます。2階には、民芸品屋と食堂がありました。 |
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雨に降られて、あわてて入ったハンガリー料理の店です。 |
高級磁器で有名なヘレンドの本店に行ってみました。 |
セーチェニ・イシュトヴァーン広場のモニュメントです。 |
突き当りに、聖イシュトヴァーン大聖堂が見えます。イシュトヴァーンは、初代ハンガリー国王です。 |
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くさり橋です。この橋は、最初にブダ地区とペスト地区を結んだ橋で、当時土木技術の進んでいたイギリスの技師によって1849年に完成したそうです。ライオン像でも有名です。 |
国会議事堂です。1885~1902年に建てられたネオゴシック様式の建物です。ドームの高さは聖イシュトヴァーン大聖堂と同じで96mあり、市内で一番高い建物です。 |
ブダペスト市内観光 |
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9時30分から観光バスで市内観光に出発しました。主に車窓からの見学です。
アンドラーシ通り沿いの国立オペラ劇場です。1884年に完成、リスト、モーツァルト、ワーグナーなどの彫像で飾られています。 |
アンドラーシ通りの突き当りにある英雄広場です。前回来た時には歩いて見学しました。中央の建国1000年記念碑は高さ35m、塔頂には天使ガブリエルの像があります。足元にはマジャール族の首長たちの像が、両脇の柱廊には歴代国王や芸術家などの像が並んでいます。 |
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ヨーロッパ最大級のシナゴーグです。リストやサン・サーンスがオルガンを弾いたことでも有名だそうです。裏にはホロコーストの記念碑もあるそうです。 |
王宮の丘の下のトンネルを抜けると、正面にくさり橋があります。ガイドの説明では、ちょっとした見どころということです。 |
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漁夫の砦とマーチャーシュ教会です。漁夫の砦は、尖がり屋根の5つの塔と高い尖塔を回廊で結んだもので、古い城塞を土台にして1905年に完成しました。もとはドナウの漁師組合が守っていたことからこの名が付いたそうです。 |
マーチャーシュ教会、正式名称は聖母マリア教会です。陶器の屋根と細かい装飾のある尖塔が特徴です。原型は12世紀にゴシック様式で建てられ、14世紀に尖塔が増築され、19世紀に修復されたものです。 |
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漁夫の砦からの眺めは最高です。大勢の人で賑わっていました。 |
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有料の尖塔の上からの眺めは、また格別でした。曇り空なのが残念です。 |
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教会の前の三位一体広場には、バロック様式の像があります。漁夫の砦の前の騎馬像は聖イシュトヴァーンの像です。 |
帰りのバスの車窓からは、王宮のセーチェニ図書館の部分が見えました。壮大です。 |
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