旧制第一高等学校寮歌解説

立太子奉祝歌

大正5年 

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1、いやさかえゆく    日の本の
  ひつぎのみこの    みくらゐに
  のぼりまします    けふの日を
  ともにことほぐ     めでたさよ

2、あさ日さしそふ     壺切の
  劔のひかり       かヾやきて
  みそらくもらぬ     けふの日を
  いざやいはゝん    もろともに
調・拍子・メロディーともに、変更はない。弱起アウフタクトの曲。MIDI演奏は、左右とも全く同じ演奏である。


語句の説明・解釈

 大正5年11月3日、裕仁親王、立太子礼挙行。一高、寮・学校共催で立太子奉祝式。
           
語句 箇所 説明・解釈
壺切の劔 2番歌詞 代々の東宮が伝える宝剣。東宮が天皇に即位すると、次の皇太子に伝えていく。宇多天皇が皇太子に伝えたのが最初という。
            

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