旧制第一高等学校寮歌解説

一つと出たわいな

 

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一つと出たわいなヨサホイノホイ 人も許せば我も亦 ホイ
       許す一高のボートメン  ホイノホイ

二つと出たわいなヨサホイノホイ 吹く潮風に送られて ホイ
       殘る十日の腕試し    ホイノホイ

三つと出たわいなヨサホイノホイ 都鳥にも暫らくの ホイ
       別れ告げよか運河口  ホイノホイ

七つと出たわいなヨサホイノホイ 涙流すな流山 ホイ
       ノーストップで運河迄   ホイノホイ

八つと出たわいなヨサホイノホイ  山は筑波根川は利根 ホイ
       漕ぐは一高のボートメン  ホイノホイ

十と出たわいなヨサホイノホイ   遠い旅路を恙なく ホイ
       今宵大新飲み明す    ホイノホイ
譜に変更はない。左右のMIDI演奏は、同じ演奏です。


語句の説明・解釈          

語句 箇所 説明・解釈
涙ながすな流山 7番歌詞 利根川と江戸川には水位の差があって、流山付近では流れが速かった。
「流れも早き古利根川 漕ぐ手休めぬ運漕に 涙流すな流山」(大正11年「遠漕歌」4番)
大新 10番歌詞 旅館の名前。
「銚子、大新、香月樓」(「あゝ愉快なり」5番)
「燈臺目がけて 行き先は大新  マーナンジャエー 
 今宵一夜は サイショ飲み明す マーナンジャエー」 (「マーナンジャエー」11番)
   
            

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