マナグア&レオン


☆ 6/8 

   《出発&到着編》

☆ 6/9 

   《ホテル編》   《レオン・ビエホ編》   《レオン&歴史編》   《マナグア街中&食事編》

☆ 6/10 

   《おサル編》



 今年も去年同様ブラジル旅行社にメールでチケットを取ってもらう。中南米に強いんで話しは早い。 (エクアドル
‐はじめに‐にて)
今年もマイレージの関係でコンチネンタル航空利用。中南米往復タダ乗りを是非実現したい・・・などと密かに思ってる・・・。 だって、中南米は距離があるので、去年コンチネンタルとコパエアラインを一度利用しただけですでに マイレージはグアム往復できるほど。今回利用でハワイ往復まで行ける。 今さらながらペルーやブラジルのときに航空会社が違ってたのが惜しまれる・・・なんて。

 今回は、熊本6月8日発〜成田〜米国ヒューストン〜ニカラグア・マナグア・・・コスタ・リカ〜米国ヒューストン〜成田 〜熊本6月24日着でお願いした。
ちなみに金額はというと、 国際航空券:成田〜中南米往復 \117,000、 国内航空券:熊本〜羽田往復 \30,000、 USA税 \5,260、 成田空港使用料 \2,040、 航空保険料 \1,200、 コスタ・リカ税 \800、 計 \156,300

 ついでに言うなら、海外旅行保険は自分で直接保険会社へネット契約をしている。 旅行会社にやってもらうより、自分でそれぞれの保険金額を選べて必要最小限の内容で契約できるし、 断然安くつくし、おまけに保険会社側もネット契約にするとかなり割り引いてくれる。
私は毎回、AIUと損保ジャパンで同条件で見積もって、安くなる方にしている。 行き先や期間で、どっちがお得になるかはその都度見積りしてみないとわかんないかな?

 いつもなら、格安チケット上、熊本から高速バスで福岡空港へ行ってから羽田へ飛ぶパターンだったんだけど、 今回は熊本空港から羽田へと飛べて、一行程短縮(?)できた感じで、ちょっと嬉しかったりする。
熊本空港9:00発〜羽田空港10:35着。リムジンバスで成田へ。 チェックイン後、いつもの如くここでUS$へ両替せねば。 今回2週間で10万円は多いと思ったんだけど、中米ではUS$も利用できるので、 現地通貨を下ろせないときや、現地通貨への両替するようなときに都合がいい。
以前も書いた記憶があるけど、中南米ではトラベラーズチェックを使ったことがないんでどうなのかはわからない。 まぁ、トラベラーズチェックで保管するのが安全だと言われているけど、いざ現金が必要なとき、いちいち 銀行窓口へ行って両替なんて手間かかりそうだし、そのまま使えるのって高級ホテルとかぐらいじゃない? って言うのは口実で、ただ単に私には面倒臭いだけなのかも?

 成田15:45に離陸。時期的に空席が多いかと思いきや、満席状態。米国ヒューストンへ同日13:40到着。 荷物を受け取り、入国審査を受け、荷物を預け、手荷物検査を受け、マナグア行きのゲートへ向かう。
歩きながら、ふと思う・・・成田から同じ飛行機で来た人たちの中で、ニカラグア行きへと乗り換える日本人て、 私一人ぐらいじゃない?・・・なんて。みんなどこへと散ってしまったのかしらん?

 マナグア行きの飛行機に搭乗して、予定通りヒューストン15:45発・・・のはずが、 離陸のため滑走路へと向かって動き出してすぐ、飛行機は止まった。で、いつまで経っても動く気配がない。
どのくらい時間が経ったろうか?少しずつ動き出したので、薄暗くなってきた外の方を見ていたら・・・ ひゃー!飛行機が渋滞している?前にも後にもいろいろな飛行機が離陸に向けて順番待ちしているみたいで、 ずらずらと整列(?)している光景は圧巻!
何が原因かわからなかったけど、ようやっと離陸できたのは約3時間後の18:30ぐらい。 ということは、マナグアに着くのは現地時間の夜8時半過ぎ? 予定では6時前に着いて、まだ明るいうちにタクシーでホテルへと向かう予定だったのに・・・ 暗くなってからタクシー移動は怖いうえに、ホテルを予約しているわけではないし・・・どうしよう。

 それはさておき、機内では座席が後ろの方の窓側だった。隣は黒人女性で大人しい感じ。と、 すぐ斜め前の座席に座っている女性の横顔が、背もたれの隙間からちらちら見える。なんか日本人ぽい・・・と思ったんだけど、 今まで日本人?と思っても韓国人だったり中国系アメリカ人だったりで日本人て言うことがほとんどなかった。 おまけにニカラグア行きということもあり、確率的にも低いよね?
しばらくしてから、ふと前に目をやると、日本人ぽい女性が本を開いて見ている・・・ ん?日本語?見たことがある旅行用スペイン語会話の本。 なんか知らないけど、ドキドキしてきた。日本人だぁ!

 背もたれの隙間から、彼女に声を掛ける。 なんと、彼女も成田から私と同じ飛行機便で来て、ニカラグアへ向かうそう。 私以外にも同じ便でニカラグアへ向かう日本人がいたなんて、なんか嬉しいなぁ。
もちろん、ニカラグアへ行く日本人はいるんだけど、一緒になる確率って少ないはず・・・ だいたい中南米に向かう日本人の絶対数は他地域に比べ少ないと思うんだけど? どう見ても機内私一人日本人ていうのがほとんどだったし、街で日本人に出会うということもあまりなかったんで、 そう感じてしまってるんだけど?

 彼女は、十年ほど前にニカラグアへ青年海外協力隊で2年間滞在していたそうで、今回、 当時の仲間の一人が、ニカラグアのJICA現地駐在員として長期滞在することになったので、 これを機会に訪問することにしたとのこと。 十年ぶりぐらいなので、スペイン語も忘れてきてて本を見ていたみたい。
本来なら約3時間の機内滞在が約6時間と長丁場になったものの、彼女との会話でそんなに退屈することはなかったかな。

 ようやっと、暗くなってしまったマナグア国際空港へ到着し、彼女とはお互い「じゃぁね」と別れる。 入国税US$5を支払い、入国審査後、到着ロビーへ。 「さぁて、どうしようか・・・」と思う間もなく、 先ほどの彼女がやってきて「迎えが来ているので、よかったら一緒にどう?」とお誘いを受ける。 えぇーっ?!あ・ありがたーい!というか、どうしてこうもタイミングよく救われるのか?
彼女とはたまたま同じ飛行機に乗り合わせた唯一の日本人で、そのうえたまたま前後の席になって、 たまたま私が日本人と気づいて声かけたという・・・それが、窮地から救ってくれるためのプロセスだったとしたら、 すごいことだよね?ラッキー!と言わずして何と言う!

 彼女と一緒に外へ出ると、ニカラグアのJICA現地駐在員という彼を紹介される。 とりあえず、タクシーでJICA駐在所へ向かって、そこから私をホテルへと連れて行ってくれるそう。
空港から市中心部まで約12km、だいたい車で20分〜30分ぐらいかかる。 それにしても街へ向かっているはずなのに、街灯が少ないのか通りが薄暗い感じ? と、彼が「ここがメインの広場だよ」と指差した場所を見ると、「へ?」荒れた空き地のようなんだけど? 「首都とは思えないだろ?」と言っている。確かに。まだまだ今からってとこ。

 そこで、私が泊まるホテルは?と聞かれ、予約してないんだけど、 マルタ・ケサダ(Marta Quezada)地区の ロス・フェリペ(Los Felipe)にしようかと思ってると伝えると、「ロス・フェリペはいいホテルだ」と言ったものの、 マルタ・ケサダ地区は、つい2〜3日前にも発砲事件とかあったそうで、 今、日本大使館から行かないように警告が出てるとのこと。
なぬ?知らなかった・・・まぁ、多少危険な区域とはわかってたけど、まさか警告が出されるまでになってたなんて・・・。 そうは言われても、マルタ・ケサダ地区以外のホテルって高級ホテルクラスで高いんだもの。 お手頃な安宿〜中級ホテルってマルタ・ケサダ地区しかないじゃん。どうしろって言うんだ?

 そうこうしているうちに、JICA駐在所前へ着いた。タクシー代はたぶんUS$10ぐらい。私も払うとUS$5札を出すと、 彼がC$20(コルドバ)くれた。だいたいUS$1=C$15。1コルドバが7.5円ぐらいかな。
建物前には警備員が一人立っていて、門を入ってすぐ横に警備員室があり、その先に建物入口がある。 中は思ったより広く、吹き抜けの2階部分に事務局の部屋が並んでいた。 現地のJICA駐在所なんて見学する機会はないだろうからと、キョロキョロしてしまってた。
残業中なのか?女性が一人だけ残っていて紹介されたんだけど、彼女はマナグアに家を買って定住しているニカラグア事務局長(?) だと言っていたような?家はマルタ・ケサダ地区のすぐ傍らしいけど、気に入っているようなことを話していた。

 彼が用事を済ませ、彼の車でホテルまで連れて行ってくれることに。 真っ暗で人気のない通りでちょっと怖かったけど、ホテル前に停めて、彼と共に車を降りる。 ホテルを取り囲む鉄格子から、中にいるスタッフらしきおじさんに「シングル部屋泊まれる?」と聞くと、大丈夫とのこと。ホッ。 お世話になってしまった彼と彼女には、有難くお礼を言って別れた。

 鉄格子を開けてもらい中に入ると、建物内ではなく、薄暗い中庭側の小屋の小さなテーブルでチェックイン手続きをする。 そのとき、おじさんに「明日レオンへ行きたいのだけど、ツアーを扱う会社って近くにある?」と聞いてみる。 おじさん曰く、「ツアーは高いからタクシーで行ったらどうか?」とのこと。へ?タクシー? どっちかって言うと、そっちの方が高くつくんじゃないの?
まぁ、ツアーの方が若干安いとは思うんだけど、そんなに変わらないとのこと。 金額的にそう変わらないなら、タクシーの方がいろいろと自由がきいていいとのおじさんのご意見。 なるほど・・・ってゆーか、だいたいいくらぐらいなのさ? と、1日貸切るような感じでUS$70・・・って、日本に比べれば断然安い! こちらで比べるなら高級ホテル1泊代より安い。
おじさんに「じゃぁ、タクシーにする」と言うと、朝9時ぐらいに来るように予約しておこうかとのこと。 ありがたや〜おじさん! 部屋へ案内してもらったときは、すでに11時近く。 機内食がちょうど夕食代わりになったので、ちょうどよかった。シャワー浴びて、すぐ寝た。


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ガジョ・ピント  朝7時前に起きて、中庭に面している屋台みたいなレストランで朝食をとる。 ニカラグアもコスタ・リカとお隣同士だからか?コスタ・リカ定番朝食とほとんどいっしょ。
ガジョ・ピント、 ハムや野菜が入ったスクランブルエッグ、チーズ(パサッとした感じ)、トルティージャにコーヒー(右写真)。 これでC$45。
と、昨夜、空港に着いたのが遅くて、両替してなかった。昨夜の タクシーお釣りでニカラグア通貨C$20もらって、夜アグア(水)C$7を買って、手元にはC$13しかない。 「US$でいい?」と聞くと、OKとのことでUS$3支払う。

 食後、タクシーがお迎えに来る9時までホテル散策。 ロス・フェリペ(Los Felipe)は、 シングル1泊US$15で、全26室のホテル。安い宿泊料金と、 某ガイドブックに書いていた”まるで森の中にいるよう”との言葉で決めたホテル。
部屋はベッドが二つにテレビ、扇風機があるだけの小ぢんまりしたもの。熱いお湯は出ないけど、ぬるいシャワーとトイレ付。 でもでも何かと楽しいホテルだったなぁ。
タペストリー 外はジャングル? 黄色いニワトリ リス
部屋の壁に飾ってあったタペストリーは、植物の繊維で編んで作ったマット。 馬が服着てマラカス振ってるなんて・・・この発想おもしろーい! 部屋のドアを開けると・・・ここはジャングル?って思ってしまうような光景が広がる。 街中にしては静かだし、鳥の声が心地よい。 部屋の外の通路には、さりげに草の陰からひょっこり顔出しているニワトリが・・・ 黄色い体もいいけど、驚いたような目がステキ!是非、アップで見てみて。 鳥かごのデカイバージョン?と思って近づいたら、そこには白地にグレーのリスが、でっかいパンを かじっていた。めっちゃかわいい〜ので、是非、アップで見てみて。

ご案内 本物? 壁を突き抜けて?
さりげなくレストラン・バーの案内をしているのは・・・サル?ナマケモノ?地底人?? アップで見て考えてくださいませ。 木の上にサルが!と思ったら、木から下りてきて、なついてきた。これって放し飼いのサル? 体長は30〜40cmぐらい。ノドジロオマキザル?顔アップあり。 部屋の壁を突き抜けて、頭をニョキっと出しているのは鹿? 夜、外灯の下で見ると、また妙に味が出ていい!顔がタペストリーの馬(左上写真)に似ている?




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