・ 銀 行

 アンティグアは、観光地でもあるんで、銀行は結構あるらしい。 主な銀行は、中央公園の市庁舎付近にあるBanco del Quetzal(Banquetzal/バンケツァール)Lloyds Bank(ロイズ銀行)
日本円での両替はできない。米ドル現金かトラベラーズチェックの両替となるらしい。

 私はもっぱら、シティバンクのカードでATMから直接現地通貨を引き出す方法をとっている。
家の近くにシティバンクがないって方でも郵便貯金通帳を持っているなら、 JALマイレージバンク郵貯ワールドキャッシュのカードを作っていると便利。 郵貯カード、シティバンクワールドキャッシュカード、JALマイレージバンクカード、ケーブル&ワイヤレスIDCカードとして使える。
海外へ行く前に郵便局で、保留設定手続き(30万円まで?)をすると直接自分の通帳からシティバンク(?)へ預けられる感じ・・・かな? 海外のATMでシティバンクかPLUSのマークがあれば、日本でお金を下ろすように現地通貨を下ろせる。 ただ、金額に関係なく1回下ろすたびに手数料200円とられる。
帰ってから、保留設定解除手続きすれば、使った残りは通帳に再び入金され、海外で下ろした分は通帳にちゃんと記入される。
とにかく、私みたいに現金をあまり持ち歩きたくない人にはオススメかな?
それに、キャッシュレスで国際電話(ケーブル&ワイヤレスIDC)が掛けられるのもうれしい。 中南米ではあまり使えないけど、アメリカの空港なんかでは、ちょっと電話したいときに コインなしでこのカードでアクセス(国別)して電話がかけられる。 中南米各国にもアクセスほしいよね・・・。

 ちなみにトラベラーズチェックは 中南米ではお店とかでほとんど使えないと思う・・・銀行で両替してから使うしかないかな? (私は中南米ではトラベラーズチェックを持って行ったことないんでなんとも言えないけど・・・)

 クレジットカードは中南米ではVisaがシェアNo.1。あとMasterCardも使えるところは多いけど、 ホテルや旅行代理店などで、たまに「VisaとMasterCardとどちらがいい?」と聞くと「Visa」と必ず言われる。
で、ATMでシティバンクカードでどーしても下ろせない事態に陥ったときは、Visaカードで下ろすというお助けカードにもなる。 ただ、1.63%をプラスしたレートで日本円に換算されるんで、なるべく使いたくないんだけど・・・。

 私がよく利用してたのはBanquetzalのATM。 外からATMのある場所へ入るとき、自分のカードをドアのカード差し込み部分に一旦通してからじゃないとドアが開かないように なっていた。
それにしても、1回につき、最高Q400までしか下ろせないのが難なんだけど・・・。
はっきり覚えてないけど、たぶんLloyds Bank?のATMは1回につきQ1,000まで下ろせたよーな? こちらの方が一気に下ろせて手数料も少なくてすむんだけど、なんか勝手悪かったのか?1回下ろしただけで、 そこへは行かなかった。
で、グアテマラでは制限があり、ATMでは1日Q2,000(約US$260)までしか下ろすことができない。 ちなみに両替は1回につきUS$100〜200と制限されるらしい。

 ATM付近ってもちろん銀行出入り口付近なんで、警察が2〜3人立っている。 でもって、貧しそうな子供や大人たちも近辺に座ってたりする。
ある日、ATMのドアの前で空くのを待っていると、3〜5歳ぐらいの子供3人と赤ん坊を連れた女の人が近づいてきた。 そして女の人が話しかけてきたものの、いまいち言っていることがよくわからない。 「スペイン語あまりよくわからない」と言ったんだけど、子供達を指差して延々語り出す。 「この子供達はみな親が違う。この子供達のために少しお金を分けてほしい」ってな感じで言ってる。
うーむ、ATM前ってお金を下ろす人たちが来るところだから、お金を確実に持っている人たちを狙って、おまけに子供を連れて 乞いに来るとは・・・。 なーんか、グアテマラ・シティの旧市街編でも述べたように
『こういう時ってお金をあげるべきなのか一瞬戸惑うが、同じ貧しい子供でも、 1コインでも稼ぐために靴磨きや窓拭きやキャンディ売りをして働いている子供たちがいる限り、 何もしなくてお金だけを要求する子供にはあげたくない!って言うのが私の理念。 まぁ、相手が凶器を持っていなければの話だけど・・・。』
ATMに入ってお金を下ろしている間、財布を見たらQ5コインが入ってた。それで 外へ出たときに、まだ待つ女の人に「赤ちゃんに」とQ5渡した。なんと言っても赤ちゃんは働けないものね・・・。
日本円にして100円もないけど、ここではQ5あれば、ジュースまたはコーヒーが飲めるし、お菓子やパンも買える。 靴下だって買える。それぐらいの価値はある・・・。


・ 郵便局

 アンティグアの郵便局(Correos/コレオス)は、 街西側のサンタ・ルシア通り(Calle Santa Lucia)、メルカド(市場)の傍にある。 月〜金の8:00〜16:30
郵便局には日本へ小包送るため1度だけ足を運んだ。 グアテマラで買いまくった民芸品(布類など)をバックパックに詰め込んで、この先、ティカルやコスタ・リカへ旅するのは かなりシンドイとゆーことで、アンティグアを去る3日前に実家へ送ることにした。

 中南米全般かどうかはわからないけど、小包送るときは 梱包せずに郵便局へ持って行ったほうがいい。 きちんと梱包していっても、郵便局で結局開けられて、送る内容物を確認される。
エクアドルでは、送るものを持って行って、郵便局前で梱包用袋または箱を買って、郵便局内で確認後梱包した。 同様、アンティグアでもそうかと思って行ったら、何にもない。 閑散とした郵便局窓口のお姉さんに聞くと、箱はメルカドで調達してきてとのこと。

 メルカドを巡って、ほどよい大きさの箱をもらって、メルカド傍で小さな旅行代理店をしている地元の知り合いのところへ行って、 マジックを貸してもらい、宛先を書いていた。
そこへ入ってきた女性は、街でJ(学校の先生)とともにサルサレッスンをしている先生 (
《アクティビティ〜ダンスレッスン》にて)。 お互い挨拶したものの、ここで彼女と出会うとはびっくり。やっぱり狭い? (関連《街角散策》

 ガムテープはないとのことで、ガムテープはメルカドの文房具店に行って買った。 で、再び郵便局へ行ったら、箱に 郵便梱包用の包み紙(決まっている?)をしてからじゃないと送れないらしい。ひょぇ〜!
箱を持ってあちこちするのも大変なので、窓口のお姉さんに「ここに箱置いていい?」と傍に置いて(金目のものはないので・・・)、 再びメルカドの文房具店へ行き、 郵便梱包用の包み紙とマジック(また借りに行くのもなんだったので・・・)を買って郵便局へ。
誰もいない郵便局のテーブルでひたすら四苦八苦と梱包。 そう簡単に送れない?いかに日本の郵便局が便利かつサービスがいいのが実感できる。 で、重さもあって日本までQ478(7000円強)。

 実はこの前に国際宅急便を扱う会社(DHLとTNT)へ行って重さを量って金額を聞いたら、 日本円に換算して1万円は軽く越していた。 「そんなにするの?」と驚きつつ、とりあえず郵便局へ来てみたら、まだ安かった。手間はかかったけど・・・。

 そう、梱包以外にも手間がかかったのは、切手。Q8.75切手54枚、Q1.90切手2枚、Q1.75切手3枚、Q0.80切手1枚 を側面に張り巡らした。もっと高い切手はないんかい?って言いたくなるぐらい・・・しかし計算してみるとQ482.35? 切手多く貼りすぎてない?お姉さん計算間違えしたのかしらん??やっぱりアバウト?
四苦八苦しているときに、唯一入ってきたお客さんは、学校違うけどなぜか知り合いのイギリス人。 「え?なんで?」と思うぐらいここでもまた知り合いに声かけられる・・・。

 とにかく、アンティグアの郵便局から小包送る場合は、自分で郵便梱包用の包み紙ガムテープマジック 準備してから行くべし。 じゃないと、郵便局とメルカドを行ったり来たりする羽目になります・・・これ実感。疲れた〜。

 ちなみに、グアテマラのQ8.75切手は中米では唯一のノーベル文学賞(1967)作家、 グアテマラ出身のミゲル・アンヘル・アストゥリアス(Miguel Angel Asturias)の肖像画。 Q1.90とQ1.75切手はそれぞれ1996年にグアテマラへ来られたヨハネ・パブロ2世(Juan Pablo U)の写真と教え(?)。 Q0.80切手は「あなた達の税金で建設された」と道路の写真。 切手ひとつとっても、グアテマラの国や文化の背景が垣間見れて面白い。


・ メルカド(市場)&スーパーマーケット

 メルカド(Mercado/市場)は、街西側のサンタ・ルシア通り(Calle Santa Lucia)にあり 結構広い。日用雑貨、食料品、衣料品、屋台などがひしめき合っている。
どこでもそうだけど、メルカドなど地元の人で賑わう場所では、スリやひったくりが多いので心して行くこと。 治安がいいアンティグアと言えども、こういう場所は別問題。

 服はバーゲンセール的安さ。現地調達派の私は早速、生地のしっかりしたタンクトップQ15(250円弱)を購入(中南米で売っている タンクトップなどはデザインがかわいいのが多い)。
スニーカーはQ90(約1400円)で購入(詳しくは
《アクティビティ〜その他いろいろ》にて)。
靴下はデザインがイマイチって感じだったけど、スニーカー用でいいのがあった。で、ベアトリースと行ったときは、Q5(約75円)で ベアトリースは買ったのに、後日私一人で行ったときは同じ靴下がQ8(約120円)。 「前来たときはQ5だった」と言っても「Q8!」。「えー、友達はQ5で買ったのに!」と食い下がってみたものの「高くなった!」と。
日本円で120円って安い靴下なんだけど、地元金銭感覚に感化されやすい私はQ3も高く言われるなんて納得いかない。 頑として譲らない店主に「あ、もういいわ!」と去る。なんか、悔しいなぁ。

 ベアトリースが言ってたのは、特に食料品とかを買うときは、地元の人と一緒に行くべきだと。いいものを安く買えるそう。
カナダ人のカレンとソフィアは自炊のため、メルカドへの食料買出しにはベアトリースに同行してもらってるよう。 私も一緒について行ったけど、ベアトリースが「この店は野菜がいい」とか「あそこの店をチェックしてから決めよう」とか 言って、彼女たちにアドバイスしながら買っていく。
ベアトリースは値段聞いて、高いときは買わないし、安いときは値切ることもなく買う感じ。 確かに地元の常連さんには高値で吹っかけたりしないだろう。

 そうそう、街にはCDショップもあって、日本円で2000円ぐらいとそう値段は変わらないけど、メルカドで売られてるCDは200円弱ぐらい? もちろんコピーしてるやつ(違法品ですが・・・)。
もし買うときは、そこのCDプレーヤーで一度聞いてからじゃないと、音が跳んでたり、音が入ってないとかあって、かえって損する 場合があるので気をつけてとのこと。

 スーパーマーケット(Supermercado/スペルメルカド)は、メルカドと同じ 街西側のサンタ・ルシア通り(Calle Santa Lucia)の郵便局隣に1軒(名前わからない)と、 同じく郵便局傍の4a Calle Ponienteの通り沿いに1軒"LA BODEGONA"がある。
ここで、スーパーマーケットで買い物する前に、注意事項
自分のバックはいいとして、他で買った紙袋とか買い物袋を持ってた場合は、必ず店内へ入ってすぐの荷物預かり場所で預ける。 番号札をもらってから買い物して、レジ済ませてから再び荷物預かり場所で、番号札と引き換えに荷物をもらって店を出る。 万引き防止策みたいなもの?

 郵便局隣のスーパーマーケットは一度、ベアトリースに連れられて行ったけど、新しい感じ? 外国人滞在者向けって感じで食料品がいろいろ揃ってあった。私は買い物しなかったので、店の名前はよくわからない。

 LA BODEGONAは、私がよく行ってたスーパーマーケット。 古くて暗い感じだけど、4a Calle Ponienteと3a Calle Ponienteにまたぐ広さがあり(どっちの通りからでも入れる)、 食料品以外に日用雑貨、衣料品などなんでもありって感じ。
お菓子、パン、果物、飲み物などちょこちょこ買いに行ってた。自炊はほとんどしなかったので、生鮮食品は見るだけ。 地元ならではの調味料や真空パックものは、もちろんお土産に。
シャンプーやボディーソープなどは、日本でお馴染みのメーカーがあって選び易い。値段的にはそう変わらない?

 そう、ここで買ったバスタオルが超お気に入りで、今思えばもっと買ってくればよかったと思うくらい。
これまで、中級ホテルや友人の家とかで泊まってた私には、旅行にバスタオル持参の必要がなかった。 荷物になるし、タオル2枚あれば十分。 しかし、今回は1ヶ月間、アパート暮らしとなるため、バスタオルが必要と思い、たまたま買いに行った。
ここで買ったバスタオルはお隣のエル・サルバドル製。エル・サルバドルは綿花の生産地で、タオル生産も盛んで各国に輸出している そう。日本にも輸出されているとか・・・? で、タオルはしっかりしてて質がよくて使い心地もいい。ちなみに大判バスタオルQ32.25(約500円)だった。

 とにかく、何度も言っていると思うけど・・・メルカドやスーパーマーケットは、地元の食生活などが垣間見れて楽しい場所でもある。 その土地土地で微妙に違うので、観光地以外に必ず立ち寄ることをオススメ。
地元の人とのやりとりしたいならメルカドがいいし、値切ったりするのが面倒くさいっていうときはスーパーマーケットで ゆっくりと買い物するもいいし・・・。 もちろん、街角の小さなお店も小さな発見があったりするので、ふらっと立ち寄ってみるのもいいかも?!


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