ということで、通りから見渡して、白い教会を見つける。
その教会めがけて歩いていく。
教会に近づくにつれ、人も多くなってきた。
ガイドブックの地図によると、カテドラルの傍にINGUAT(観光案内所)があるはず。
グアテマラ・シティは閉まっていたけど、こんな観光客でごった返しているところでは開いているだろう。
とりあえず、そこへ行ってみよう。
出店がずらりと並び、ロープが引かれた中には、
アルフォンブラ(花道)が作られていた。
教会を出て、あちこち通りを歩いていると、これからプロセッションが通る道には、色鮮やかなアルフォンブラが
できていた。
気を取り直すため(?)、何気に入ったカウンターだけのお店で腹ごしらえ。何て言うお店で、
何て言うのを注文したか忘れたけど、目の前の鉄板でトルティージャ(トウモロコシの粉でつくったもの)を軽く焼いて、
その上に炒めた具を乗せて出してくれた。なんかお好み焼きっぽい?すごーくおいしかった。そういえば、
ここで不思議な飲み物を飲んだ記憶があるんだけど・・・?
再び、うろうろしながら、時計台のある通りを歩いていると、時計台のすぐ横の扉にホテルの文字が目に付き、
中へ入ると壁側に大きな窓があり、そこがフロントとなっていた。
時計を見るともう4時をまわっていた。帰りはどうやって帰ろう・・・
いちばん楽なのはタクシーだけど、やっぱ高いよね?
そうなると、バスで帰るしかないけど、暗くなってグアテマラ・シティの旧市街バス停で降りるなんて怖い。
そこですぐタクシーが見つかればいいけど・・・。
街の西端のバスターミナルにあるグアテマラ・シティ行きのバス停へ向かう。
と、バス停そばの旅行代理店セルビシオス トゥリスティコス アンティグェニャ(SERVICIOS TURISTICOS ANTIGUENA)
の看板にグアテマラ・シティ行きシャトルバスの案内が出ていた。
いちおう、いくらか聞いてみることにした。Q56(US$7強・・・シャトルバスでは安い方)で次のバスが6時半らしい。
1時間半以上も待つのもなんだしと、結局バスターミナルへ行って、
バス停にいるおじさんに「グアテマラ・シティ行き?」と聞くと、「ここからの最終便は出た」とのこと。・・・
へ?夜9時ごろまでバスがあるはずだけど・・・?よく聞くと、このあとは東側の街はずれから発着するらしい。
結局、バス停そばの旅行代理店へ引き返し、6時半のシャトルバスの予約をする。
料理の名前は忘れたけど、チキンに豆ごはんにセマナ・サンタで食べるビーツのサラダ、それにトルティージャ付。(左写真)
6時ごろにバス案内(?)のおじちゃんが来て、もうそろそろ出発しようと言う。
6時半じゃなかったっけ?まぁ、遅くなるよりいいけど。
運転手は若いお兄さん。出発してプロセッションが通らない道を行き、途中どこかのホテル前でとまる。
お兄さんは「ちょっと待って」とバスを降りて行く。
ちょっと無口なお兄さんと夜のドライブ?
グアテマラ・シティへ入って、ソナ10を目指す。ここからの道のりがまた長かった。
お兄さんは、"確かに送り届けました"という証拠を残すため、ホテルでサインをしてもらう。
ここのシャトルバスって、安いし、客一人でも運行するし、責任もって送り届けるんでいいかも?
他社はどうかしらないけど?
≪このあとはグアテマラ・シティの4/18へとつづく≫
本日、思い立ったように来てしまったアンティグア(グアテマラ・シティのホテル〜アンティグア編にて)。
タクシーを降りて、石畳の細い路地を歩く。はっきり言って「ここはどこ?」状態。
とにかく中南米の小さな町で、道がわからなくなったときは、
家並みからひときわそびえる白い教会を目指すといい。
その教会は中央にあるカテドラルの場合がほとんど。
まずそこを拠点に行動すると言うのが、方向音痴の私のやり方。
それにしても、1階〜2階建ての整然とした家並み、カラフルな家壁、木の扉、石畳の道・・・どれをとっても
タイムスリップしてしまったかのような錯覚を起こしてしまう古い街並みが続く。
いやー、ほんとにここで1ヶ月過ごすのかしら?過ごしていいのかしら?夢みたい・・・。
と、その教会周辺をぐるりと回るけど、それらしき建物がない。おかしいな・・・。
まぁ、いいか・・・と、教会の敷地へと入る。
後日わかったけど、この教会はサン・フランシスコ教会でカテドラルではなかった・・・拠点さえも間違って行動する
方向音痴の私って救いようがない?!
教会敷地内をうろうろしていると、ロープ沿いに人がどんどん集まりだした。
私も炎天下の中、今から何が始まるのかわからないまま待つこと1時間。
セマナ・サンタのハイライト、プロセッションと呼ばれる行進が始まった。
プロセッションをある程度眺めたあと、ふと、ホテル探しをしておこうと思いついた。
1日でも早くアンティグアに来たかったんで、早い時期に部屋が空きそうなホテルを見つけて予約しなければ。
グアテマラ空港のINGUATでもらったホテルガイドブックを見ながら、チェックしたホテル2〜3軒をあたってみる。
が、「1週間後しか空かない」との返事・・・ウソ。どうしよー。
後日、再び食べに行こうと思ったけど、この店がどこにあったか探しきれなかった・・・。
ちょうど、その大きな窓を掃除中だったらしく、ちょっと開いた窓の隙間から、フロントの女性に話しかけると、
掃除をしていたおじちゃんが、窓を上にあげてくれた。が、その窓、ひさしのように開ける窓だったんで、
その窓が落ちてきたら、顔面直撃間違いなしって感じ。
おじちゃんには「ありがとう」と言いつつ、しっかり持っててねってなジェスチャーがおもしろかったのか?
まわりにいたみんなが大ウケ。別にウケを狙ったわけじゃなかったんだけどサ・・・。
で、いつ部屋が空くか聞いたら、日曜日には空くと言われたんで、即予約。
金額はUS$50とちと高いけど、早くアンティグア入りしたかった私としては仕方ない。
「じゃ、日曜日に」とそこを後にする。
で、暗くなる前に帰るなら、今すぐバスに乗ったほうがいいみたい。
最初はよく意味がわからなかったが、今考えると、セマナ・サンタのプロセッション関係で、街中を車が通れないから東側の
グアテマラ・シティ方面道路へ発着場所を変更したのだろう。
まーた、西端から東端まで歩くのはつらい。だって、アンティグアへ着いてから街中を何時間も歩き続けていたんだもの。
で、その旅行代理店は、食堂の一角にあったため、出発まで食堂でコーヒーでも飲んでゆっくりすることにした。
スタッフの女性に「ここでコーヒー飲んでいるから」と食堂のテーブルにつく。
メニューの写真を見ていると、食べ物もおいしそう・・・ちょっと早いけど、夕食をとることにした。
チキンはおいしかったけど、ごはんが妙にマズイ。ビーツも私の口に合わなかったかな?
トルティージャは何か包んで食べるものって感じだけど、地元の人はトルティージャをちぎって食べている。
塩を付けたり、スープやタレに付けたりしながら。
コーヒーの前に頼んだオレンジジュースは、果肉たっぷりの絞りたてジュースでおいしかった。
これ全部でQ25(US$3強)は安いでしょ?
食事代を払い、すぐ前の道路にとまっていたマイクロバスに乗り込む。って私一人?
ここで他の予約者を拾って行くらしかったが、しばらくしてお兄さんは戻ってきて、首を振りながら「いないよ」と出発する。
あれー?結局私一人?マイクロバス貸切?
おまけにこのシャトルバスは、滞在先のホテルまで連れて行ってくれるんで、結局タクシーと一緒。
なんとタクシーでUS$25〜35かかるところを、マイクロバス貸切でUS$7ぐらいって・・・これって赤字じゃない?
せめて5人はいないとね・・・と思いながらも、私としては超ラッキーだったかな?
お兄さん、大きな有名ホテル以外のホテルの場所は知らなかったみたい。私が泊まっているホテルはマイナーなのか?
18Calleのオテル・イ・レスタウランテ・ロス・プロセレス(Hotel y Restaurante los PROCERES)を探すのに迷う迷う迷う。
お兄さん、私に道を聞いても、私が知るわけないでしょ?
二人で「あっちだ」「こっちだ」と言いながら、途中、店の人や歩いている人に道を聞き、やっとホテルへ着いた。
お兄さんには、「ありがとう。気をつけて〜」と見送った。ここからまた迷わず、アンティグアに帰ってほしいと切に願いながら・・・。