朝起きて、すぐに荷造りをする。 チェックアウトして、タクシーを呼んでもらう。
ソナ10までいくらか聞くと、Q60・・・空港までと同じ?空港よりもうちょっと近い場所にあるんだけど? 相場がわからないけど、まぁ、大して変わらないだろう。

 ソナ10の18通り(18Calle)の オテル・イ・レスタウランテ・ロス・プロセレス(Hotel y Restaurante los PROCERES)へ向かってもらう。
なぜ"ロス・プロセレス"と言わなかったかと言うと、ソナ10に同じロス・プロセレスと言う名のホテルがあるから。 こちらはオテル・ポサダ・デ・ロス・プロセレス(Hotel Posada de los Proceres)でシングルUS$54ぐらい。 どっちかっていうと、こちらのほうが名が知れているよう。

 ホテルへ着き、部屋が空いているかどうか聞く。 朝9時とはいえ、部屋が空いてればすぐにチェックインできるのはうれしい。
中南米では(他の地域は知らないけど?)、チェックイン時間は決まってなくて、 チェックアウトはホテルによると思うけど、だいたい昼までに出て行けばいいみたい。 まぁ、高級ホテルはどうか知らないけど・・・。
宿泊代は前払いのところもあれば、チェックアウト時に払うところもある。ホテルによりけりと思うけど、私が思うに 安い宿ほど前払いだったような・・・?

 部屋は空いていたんで、とりあえず1泊分を前払い。シングルQ232(US$30)
このホテル、コロニアル様式ではないけど、それぞれの部屋が外廊下や屋上(?)に沿ってあるため、 部屋は明るいし、外の空気が目いっぱい吸える。 ちょっと複雑な造りの3F建てだったと思うけど、部屋の前の屋上みたいなスペースとか、部屋の上の屋上とか、 散策するのに楽しい造りだった。 ホテル室内

 部屋はいたってシンプル(左写真)。ダブルベッドがひとつにテーブルとイス、クローゼットにケーブルTV、ホットシャワー付。
外廊下沿いの窓は、羽根ガラスの開閉をハンドルで調整できるルーバーサッシ。 開けた状態で外へ出かけられるんで都合がいい。だって、 出て行くときに洗濯物を窓枠に引っ掛けておくと、帰ってきたら外気で乾いている。
部屋にいるときも、ちょっと開けるぐらいだったら、人が通っても見られることもない。すりガラスだし。

 グアテマラ・シティにいる間、何をするかどうするか予定がまったくなかったので、とりあえず観光案内所へ行くことにした。 グアテマラの主な観光地には、INGUAT(イングアット)と呼ばれる観光案内所があるので便利。
グアテマラ・シティのINGUATはソナ4にあるけど、旧市街地とは目と鼻の先。 旧市街地から逃れてきたばかりで、今すぐに行こうという気にならない。
そこで、ホテルから近い空港のインフォメーションへ行ってみることにした。

 ホテルでタクシーを呼んでもらって、「空港までいくら?」と聞くと、Q40(US$5ぐらい)。 ちょっと高い気もするけど、ガイドブックに空港〜ソナ10はQ40と書いてあったんで了承。
空港へ着くと相変わらず多くの人で賑わっていた。 そこで、ツーリストインフォメーションのある1Fの到着ロビーへは、外から入れなかったことに気づく。そうだった・・・。
で、外階段から2Fの出発ロビーへ行ってみる。あちこち見て回るけど、インフォメーションなんてあるわけないよね・・・。 2Fのガラス越しに1Fの到着ロビーが見下ろせる。あそこにインフォメーションがあるのにぃ〜。

 仕方ないんで、タクシーに再び乗りソナ4のINGUATに行くことにした。最初から行けばよかったんだけど・・・。 空港〜ソナ4までもQ40(US$5ぐらい)
しかし、セマナ・サンタの最盛期。本日木曜日から日曜日まで、官公庁、金融機関も休みになるとはわかっていたけど、 観光客も多いこの時期に観光案内所まで休みになることはないでしょ!

 タクシーのおじちゃんが、「閉まっているけどどうする?」ってな感じで聞く。
う〜む、このままホテルへと帰って、ボケーっとするのもねぇ・・・せっかくだし、 アンティグアまで行ってもいいかなぁ〜。 バスで1時間だし、旧市街の近くだからアンティグア行きのバス停も近い。
タクシーのおじちゃんも「アンティグアへ行ったか?セマナ・サンタはいいぞ〜」っと話していたし。
「じゃぁ、アンティグア行きのバス停まで」と言ったら、「それなら、連れて行ってあげるよ。US$25で。」とおじちゃん。 バスでならUS$0.5の約1時間。で、ガイドブックによるとタクシーでならUS$35の約45分だったんだけど・・・?
空港から市内をうろうろしたうえにアンティグアまで行って、 トータルでUS$25って、おじちゃん良心的? バスで行くよりはるかに高いけど、心理的なものなのか?本来より安くつくうえにお得感も加わって「じゃぁ、お願いする」 と急きょ、そのままタクシーでアンティグアへ行くことに。

 アンティグアへの道は、片道1車線ずつの舗装された道路を走る。
と、半ばに差し掛かったころ、おじちゃんはすっと路肩に車を止め、降りてボンネットを開ける。 オーバーヒート?よくわかんないけど、何か故障?まぁ、ボロッちい車ではあったけど・・・。
すると、止めた路肩あたりにいたポリスがやってきて、おじちゃんとなにやら話していた。 んで、中に座っていた私と目が会うとニッコリ。それから立ち去って行った。こんな家もないようなところで何してんだろ?
それはそうとおじちゃんは必死。で、運転席のところのコードを切って、またつなぎ直すと何事もなかったかのように再び走り出した。 私には何がどうなってどうしたかサッパリわからないんだけど、故障しても応急処置で自分で直すあたりスゴイ。 っていうか、車ってそんなに簡単なものなの??

 緑の山あいの中を下っていくと、街の入り口みたいなところがあって、そこでおじちゃんは降ろした。 セマナ・サンタのときは、ほとんどの道路が進入禁止となっていて、車は街の中に入れないらしい。
「ここから歩いていくといいよ」と言い残して、タクシーのおじちゃんは去っていった。 いいおじちゃんに出会えてよかった。よかった。

≪このあとはアンティグア・グアテマラのアンティグアでの一日編へとつづく≫


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