朝早くに起きて、荷物をまとめ、6時半から朝食。朝食のあとアンケート用紙が配られた。 船員の対応、食事内容、ガイドなどなど、このツアーについて5段階評価をするもの。 英語とスペイン語で書いていて、なんとなく意味はわかるけど、感想なんかを英語かスペイン語で短時間で書くって難しい。
それから、船員($10)と、ガイドJorge($5)にチップをあげ、フィンレンタル料($7)を払う。 午前のツアーが終わったら、船には帰らず、そのまま空港へ向かうため、荷物はデッキに出しておく。 ガラパゴス国立公園のロゴ

 午前のツアーはサンタ・クルス島(Isla Santa Cruz)チャールズ・ダーウィン研究所
7時15分にはボートに乗り、船員たちとはここでお別れ・・・って、昨日までいた船員面々と若干入れ替わりあり? 見慣れない顔もあった。
公園案内板 チャールズ・ダーウィン?
公園案内板にて説明するJorge チャールズ・ダーウィン?お出迎え。

直接、チャールズ・ダーウィン研究所のある公園内の桟橋へ向かい、ボートを降りる。 そこからしばらく歩くと、公園案内板がありJorgeが説明を始める。 Jorgeの横にはチャールズ・ダーウィンと思しき銅像が建っていた。(右写真)

 Jorgeの案内のもと、道順に沿って歩いていくと・・・うわっ!デカ!! こぉんなにデカイカメを見るのは初めて! ホントにこの世に存在してるんだ・・・と感心感激。
かわいいと言う前に、長生きしているカメたちを労ってあげたい気分だった。 ゾウガメと言われるだけあって、手足(?)はゾウみたい。年代もの? (詳しい文および写真はこちらへ
人間がこの島へやってくるまでは、この大ガメが島中をのっしのっしと行き交ってたなんて、想像しただけでもゾクゾクする。 タイムスリップして、是非その当時に身を置いてみたいものだ・・・。
道案内板 援助して! ゾウガメ
公園内にある道案内は木でできてて、なかなかオシャレ。 「ここで働く私たちに援助して!」とカメが訴えています。 Jorgeと身長変わらないゾウガメ。デカイ!何歳?


 Jorgeがゾウガメの傍で説明をしているとき、私の後ろから「すみません。日本人ですか?」と声をかけてきた ひとりの若い日本人女性。 それから「このカメがロンサム・ジョージ?」と聞いてきたので、「違う・・・と思うよ」ってアバウト?
彼女は友人と来ていて、友人は現地の友達に会っているらしく、その間、ひとりでダーウィン研究所に出向いたらしい。 ただ、英語もスペイン語もよくわからないんで、ぶらぶらしていたところに私らを見つけて話しかけてきたらしい。
「今から見て回るから、何気に後をついてきたら?」 そして、Jorgeの説明でわかる分は、日本語で簡単に説明してあげた。
ロンサム・ジョージが見えるところで、彼女に「あれがロンサム・ジョージだって」と言ったのを最後に いつの間にか離れ離れに・・・。
彼女はガラパゴスに来ておきながら、サンタ・クルス島以外の島々へ行ってないとのこと。もったいない! ただ、友人について来たって感じだったんだろうけど・・・。

 そのあと、敷地内のお土産屋さんに入る。研究所案内最後にはガイドは必ずここへ連れてくる。 なぜかって、ここでお土産買うことで、益金はこの研究所に寄付されるから。
少々高くても、この島に生きる動物たちに役立つなら、研究所内でガラパゴス土産を買った方がいい。 オリジナルTシャツなどなど約$40分買った。

 ここで私たち4泊5日コースの面々と、フランス人家族など7泊8日コースの面々と別れる。 Jorgeは私たちを荷物が届く船着場まで送って、再び帰ってきて、7泊8日コースのツアーの続きをするそう。
今度はちょっと離れた船着場へ行くため、公園出入口のところに停まっていたトラックに乗り込む。 が、年配のドイツ人たち4人を中に乗せたら満杯。私たちはJorgeとともに荷台に乗ることに。
日差しが強いけど、風が気持ちいいし、激しい揺れだけど、面白い。街並みが流れていく。
道案内板 荷台 街中
陸ガメの飼育センター。この案内板もいい感じ。 トラック荷台に乗っての移動。ちなみに「So litar io」とは「世捨て人」? トラック荷台から撮った街中。揺れに揺れて撮ったにしてはいい感じ。


 船着場へ着いて、荷物をそれぞれ受け取る。 それから空港行きのバスに荷物を置き、出発までの間、船着場周辺の公園をぶらぶら。
Jorgeと別れを惜しんで、バスは島北側の空港へと出発。って、空港はサンタ・クルス島じゃなくて、 北側に隣接するバルトラ島なんだけど・・・よって、サンタ・クルス島を縦走して北側の船着場から船に乗り換え、バルトラ島に 渡って、再びバスに乗って空港へ向かう。
青と白 船着場 海上タクシー
ジュース売りの三輪車。青と白で後ろのボンネットバスとおそろ? 船着場は活気があって賑わっている。 黄色い船体に青いテントは、海上タクシー。

海を臨む 公園内 記念撮影
船着場の脇に広がる公園。木々の間から海が見える。 公園には動物たちのモニュメントが・・・木陰で休める憩いの場。 Tomikoさん、Masaeさん、Jorge、Kayo&Heiと記念撮影。


 空港へ着いてチェックイン後、空港内のオープンエアーのレストランで軽く食事。 と、スズメみたいな鳥がいて、床やテーブルに落ちている食べかすをつまんでいる。
よーく見るとフィンチ??フィンチっぽいけど、よくわからない。 フィンチだったら人間の食べかすを食べる新種のフィンチになる?うぅむ・・・。
鳥はどんどん近づいてきて、私たちのベンチの背もたれに・・・デジカメで慌てて写真撮ったけど、クリアじゃなかった。(下写真)
空港にて フィンチ?
空港のレストランから・・・手すりにとまるのはフィンチ?

これもフィンチ?どんどん近づいて、私たちの背もたれまで大接近。

 売店でウミイグアナの絵葉書を買い、友達と親宛に手紙を書く。空港出てすぐのお土産屋さんが並ぶ一角に 切手を売っているところがあり、そこでは、パスポートにガラパゴス記念スタンプも押してくれる。
切手を買って、パスポートに記念スタンプ押してもらって、空港内にあるポストに葉書を投函。 ちなみに日本までの葉書用切手代$1.25。

 搭乗口待合室に入り、しばらく時間があったので、またまたそこにあった売店を覗くと、 ガラパゴス諸島の地図と、それぞれの島々に生息する動物たちなどが、わかりやすく 印刷されている大判ハンカチを見つけた。これってあとあと便利かも?と思い買った。 案の定、この紀行文書く上で役立っている。

 待合室では、ツアーで一緒だった年配ドイツ人夫婦たちともお別れのご挨拶をした。 船の中で同じテーブルで食事したときに、私がドイツ語(学生時代ちょこっと習った)で挨拶してたりして、仲良くなってた。
いろいろな国の「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」を知っているだけで、旅先でその国の人に会ったときに ちょっと使うだけでコミュニケーションとりやすい。 逆の立場で言えば、日本人が中南米旅行していて、ドイツ人とかが日本語で「こんにちは」と話しかけてくるようなもの。 それだけで「すごい!日本語知ってる!」って、妙に親近感覚えるでしょ?
その上、相手国のことで何か少しでも雑学を持っているなら、なおさら。カタコトでも、単語を並べてでも、とにかく話す。 そのうち、相手からもいろいろと声をかけてくれるようになるんで、たとえ一人旅しててもそんなに退屈しない。 って、私のコミュニケーションパターンのひとつなんだけどさ・・・。

 12:45にグアヤキルに向けて、とうとうガラパゴス諸島を出発する。
夢にまで見ていたガラパゴス。夢叶って現実に見れたガラパゴス。 それでも去ってしまえば、夢から覚めたような錯覚に陥ってしまう。
でもまたガラパゴスへの夢を見ればいいし、そしてまたガラパゴスへと・・・夢が叶うといいな。


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