ロス・トレス・オホス・デ・アグアに着く。タクシーのおじさんも、車を降り、洞窟の入口まで連れて行ってくれた。
そこで、RD$20(約150円)を払う。
タクシーのおじさん「君が下に降りるまで、ここでちゃんと見ていてあげるよ。」
ってなことを言った。
え?なんか、危ないの?とは、思ったものの、たぶん、
おじさんの心遣いって感じ?
この洞窟は、スペインの征服者達から逃れた先住インディヘナたちが住んでいた
ところ。
"ロス・トレス・オホス"とゆーのは、日本語でゆーと、"3つの目"。
洞窟の中に3つの湖があることから、名付けられたらしいが、最近、4つ目の湖が見つかったそう。
となると、"ロス・クアトロ・オホス"に名が変わっちゃう??
入口から、長い階段を降りて行くと、1つ目の湖がある。
洞窟の水は、青くて澄み切ってとてもきれいだった。
写真ではちゃんと撮れてないけど・・・。
そこから、
2つ目の湖へ行くには、イカダに乗らないといけない(右写真)。
時間があまりなかったんで、イカダには乗らず、そこらへんを散策してまわる。
うっそうとした森の中って感じかな?
ちょうど、雑誌かなんかの撮影かわかんないけど、インディアンの格好をした男女が5〜6人いた。
なんか、雰囲気あっていいじゃん!
また、長い階段を登り、入口の場所へ戻ると、タクシーのおじさんが待っていてくれた。
おじさんが「上からも湖が見えるよ。」と、洞窟の上の散策コースを案内してくれた。
うっそうとした森に囲まれて、深緑色の湖が見える(左写真)。何番目の湖かわかんないけど?
と、すぐ傍の通路の縁に、トカゲが・・・(右写真)。しっぽがきれいに巻いていて、カ・カワイイ!
と言うと、
「えーっ?」とか言われちゃうけど、私にはどーも、トカゲやイグアナ系は特にかわいく見える・・・。
「どこがぁ?」と言われても、「全部!」としか言いようがないかなぁ。
歩いて駐車場へ帰ってる途中、きれいな赤い花の咲く木があった。
タクシーのおじさんは、その花を一つ取って、私の髪にさしてくれた。そして「すごくイイよ!」
んー、40にも50にもなって、そういう茶目っ気がある男性っていいなぁ。
下心じゃなくて、ただ、女性に対して、さりげなくやれるって・・・やっぱ、これってラテンの血?
ここでも、おみやげ売りのお兄さんやおじさんに捕まるが、お金ないからと断る。
車に乗って、おじさんに、ホテルまでじゃなく、もうちょい先の独立記念公園(Parque Independencia)まで
行きたいとお願いした。おじさん、快くOK。
車を降りるとき、おじさんに言われたとおりのRD$300きっかり出す。
ほんとは、チップあげないといけないんだろうけど、あげるほどの金がない・・・。
おじさんに「ごめんなさい。チップあげれない。」と言ったら、
「わかってるよ。君はずっとお金ないと言ってるから。」
んー、ありがとう。おじさん。感謝の気持ちを込めて、ラテン式挨拶、両頬にチュ!
これで許して・・・てな感じ。
おじさん、とても喜んでくれた。よかった。
一人旅するときって、絶対ぜぇ〜ったい、男性の方がいい!と私は思う。いろんな面で。
でも、こういう時だけ、女性でよかったかな?って思う・・・。"媚び"が効くから。
普段は媚びるのって嫌いだけど、女一人旅となると、いい意味で媚びが使えて・・・これって、
男性の一人旅にはない、女性の特権かな?・・・ちょっと、負け惜しみ。
公園内へ入ると、旧市街方面を向くように白い建物が建っている(左写真)。
と、小さな女の子が、傍で1人で遊んでた。お母さんはカウンターで注文中みたい。
それから、注文。もちろんユカは頼んだ。あと、何頼んだか・・・忘れてしまった・・・。
Juanはまた、冷房の効いた室内のテーブルに案内してくれた。
2時半までには、ホテルに帰らないといけないんで、あんまり、ゆっくりできなかった。
Juanにもう、帰るからって言って、外へでる。
ホテルへ歩いて帰ってるとき、なんともいえない寂しさがあった。
チェックインを済ませ、出国審査を受けるが、その前に書類を書かないといけない?
だって、みんな書いてるんだもの・・・。
17時発の飛行機にて、マイアミへ。
サント・ドミンゴ(旧市街)TOP
旧市街の歩行者天国、エル・コンデ通りの突き当たりに
エル・コンデ門(Puerta Del Conde)があり、旧市街が終わる。
エル・コンデ門を抜けると独立記念公園(Parque Independencia)があり、この公園を中心に新市街へ向けて、
通りが放射状に広がる。
なんだろう?と思って、中へ入ると、正面には建国の父と呼ばれる
ファン・パブロ・ドュアルテ(Juan Pablo Duarte)(6/12観光編W)
の像があり、隣には独立に関わっただろう人達の像もあった(右写真)。
中心部には、八角形のものがあり、そこには衛兵が1人立っていた。
そう、ここは、ファン・パブロ・ドュアルテの遺骨が眠っているパンテオン(霊廟)
だったみたい。
衛兵に写真撮っていいか聞いたら、「いいけど、自分は写すな」と言って、彼は影に隠れた。
この衛兵は、真面目なんだろう・・・いや、別にコロンブス記念公園の衛兵
(6/13観光編T)
が不真面目だったとゆーわけではないんだけど・・・。
左写真は、公園内から撮った公園周りの景色。
右写真も同じく公園内から撮ったエル・コンデ門とエル・コンデ通り(旧市街)。
エル・コンデ門には、衛兵が2人、旧市街を向いて立っている。
ここの衛兵は、立ってても飽きがこないだろうな。通りを行くいろんな人たちの観察が出来るから・・・。
この写真、門の向うの空の雲が、ちょうど門のアーチに沿った感じで、いい味出してるでしょ?
アップしてみて。
サント・ドミンゴ(旧市街)TOP
公園を出て、インデペンデンシア通りを歩き、Juanのいるお店へ向かう。
いつものことながら、お店は地元の人たちで賑わっている。
カウンターに人が並んでいたんで、しばらく待つ。Juanも見当たらない。忙しいのかな?
タクシーのおじさんからもらった赤い花を、ずっと手に持っていたんで(捨てるにも捨てられない)、
女の子にあげた。おじさんの真似じゃないけど、女の子の髪に飾ってあげて、
「んー、かわいい!」って言ってあげたら(ほんとにかわいかった)、すごくうれしそうにしてた。
それに気付いたお母さんも、ニコニコして「ありがとう」。
束の間の"ほんわか"気分。
そこへ、Juanが来てくれた。一昨日(6/11地元ディスコ編)は、
お金足りたか、翌朝大丈夫だったか、いろいろ
聞きたかったけど、言葉が浮かんでこない・・・。
と、レジのお姉さんが、「Cuarenta y cuatro pesos.」と言った。クアレンタ・イ・クアトロ?
すぐにピンとこない。Juanに「クアレンタ・イ・クアトロ?」と言うと、英語で教えてくれた。
RD$44(約330円)か・・・足りないよーな・・・。
んで、USドルで払ってもいいか聞くが、USドルはダメみたい。
ありったけのRD$をポッケの中から集める。と、RD$43しかない。あとRD$1足りない・・・。
日本でも、たかが1円と思ってても、あと1円あれば・・・って言うことが、たまに(?)ある。
そんな気分を他の国でも味わうとは・・・トホホ。
とりあえず、これで全部とお姉さんにお金をあげる。
お姉さん、お金を数えて・・・「これでいいわよ」と言ってくれた。ありがとう。
必然的な値切りになっちゃったな・・・。
そして私は彼に、スペイン語と英語と日本語(ローマ字読み付)の載った小さな会話集の本と、
かわいいサムライ人形の付いたキーホルダーをお礼にあげた。
この本は結構重宝したけど、ドミニカ共和国を去れば、今回はもう使わないかな。だから、
英語も日本語も勉強できるよって、彼に渡したんだけど・・・使ってくれてるのかなぁ〜?
出会いはうれしいけど、別れはやっぱ悲しい・・・。
Juanにたくさんたくさん、お礼を言って、ラテン式別れのご挨拶をして、んでも、笑顔で「Chao!」
と、元気に去っていった。
Juanはもっと、別れを惜しんでほしそうだったけど・・・。
ここで出会った人たちって、いい人が多かった。いい思い出をたくさん作ってくれた。
たかが、1週間の滞在だったのに、長く居たような気分だったなぁ。
ホテルへ着くと、すでに例のタクシーのおじさん
(6/11空港&ホテル編)が待っていた。は・はやい・・・。
荷物を受取り、タクシーに乗る。
空港へ続く道。来た時に見た景色は、カリブ海だぁーとルンルン気分で見てたのに
(6/7タクシー編)、
帰りは名残惜しくて、同じ景色も寂しい気分で見てしまう。
30分ほどで空港へ着いて、おじさんにUS$30払う。
行きより、700円ばかり高いけど、まぁ、予約金みたいなもんだと思えばいいかな・・・。
わかんないけど、とりあえず、2種類書いて持っていくが、結局1種類(?)だけは受け取って、
もう1種類(アメリカへの入国カード)はいらなかった。
おまけに、入国カードなしで入ってきてるのに(6/7空港編T) 、
出国手続きは全然OKだった・・・。ここでの出入国は、よくわかんなかった・・・。
搭乗口カウンターで、空港税US$10払う。
私って、入国時もこの空港に、本来払わなくていいUS$10払ってるんだよね・・・と思いつつ・・・。
何事もなく、無事にドミニカ共和国を去れてよかったぁー!次はブラジルだぁー!!
サント・ドミンゴ(旧市街)TOP
ドミニカ共和国TOP