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中国株式市場

地域 市場 銘柄種類 取引通貨 企業国籍 概要
大陸 上海 A株 人民元 中国 中国国内投資家専用の市場。B株に比べ取引規模が大きい。
B株 米ドル 主に国外投資家専用の市場だったが、2001年に国内投資家にも開放された。
深セン A株 人民元 中国国内投資家専用の市場。B株に比べ取引規模が大きい。
B株 香港ドル 主に国外投資家専用の市場だったが、2001年に国内投資家にも開放された。
香港 メインボード
GEM
H株 中国企業の香港上場企業。大型国有で伝統産業、重工業系製造業企業が多い。
レッドチップ 香港 中国資本の香港企業。通信・サービス・IT企業などが多い。海外進出傾向強い。
その他 香港・
その他
H株・レッドチップ以外のメインボード上場銘柄+GEM上場銘柄。
GEMは証券取引所傘下の中小型成長企業向けの市場。主にハイテク系企業。

時価総額(日本円換算) ※2003年1月15日現在
市場 銘柄種類 上場銘柄数 時価総額
上海 A株 708社 約38兆円
B株 54社 約7000億円
深セン A株 496社 約19兆円
B株 56社 約5000億円
香港
メインボード
GEM
レッドチップ 72社 約12兆7680億円
H株 74社 約2兆1180億円
その他 メインボード 813社 約55兆2000億円
GEM 166社 約8310億円
中国大陸市場

A株、B株とも中国大陸企業が発行する同一権利・額面の株式です。
A株は優良企業が多いのですが、外国人は上海A株と深センA株の売買はできません。現在徐々に外資にも開放されつつありますが、保護・育成段階にある市場です。中国人はギャンブル好きが多く、投資家としての意識も未成熟な為、投機性のほうが強く、値動きも激しいです。
B株はA株に上場している企業がB株にも上場している場合が通常で、A株との連動性が強い為、B株の売買の際はA株の動向を考慮したほうが良いです。またA株の全面対外開放の為の試験的な市場ととらえらているようなので、政策変動にはA株以上に左右されるというリスクもあります。上場銘柄数や時価総額などの市場規模はA株の10分の1しかありません。


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香港市場

香港は1997年に中国に返還され、アジアの代表的な金融センターとして成長しています。

香港の金融センターとしての歴史は、成熟した市場で世界経済やニューヨーク市場との連動性が強く、よりグローバルな視点で市場動向を探る必要があります。

アジアの代表的な指数としてよく名前の上がる”ハンセン指数”は、ハンセンサービス社が提供する指数の1つで、代表銘柄33の時価総額を対象として算出されており、香港全体の市況を反映している、香港市場の「日経平均」的な指数です。

香港市場は値幅制限がないので、1日に大きく株価が変動することもあるのが特徴です。
中国大陸系企業は、外貨調達、国際進出の第一歩として海外でもあり国内でもある香港に上場しています。

この中国大陸系企業のうち、中国大陸に登記していない中国大陸資本系の企業を『レッドチップ』というのに対し、登記場所も資本も中国大陸である完全な中国企業が香港に上場したものを『H株』と呼びます。

レッドチップとは優良銘柄「ブルーチップ」に対して、中国共産党政権を象徴する「赤」を掛け合わせた造語です。

H株の「H」はHongKongの頭文字です。

GEM』(Growth Enterprise Market)は香港証券取引所が併設した、成長企業用株式市場で、店頭市場ではありません。目指すところは「アジア版ナスダック」です!


各株価指数の特徴

大陸市場 上海A株指数 上海証券取引所A株市場全銘柄を時価総額で加重平均し、指数化したもの。90年12月19日を基準日(=100)とする。
上海B株指数 上海証券取引所B株市場全銘柄を時価総額で加重平均し、指数化したもの。92年2月21日を基準日(=100)とする。
深センA株指数 深セン証券取引所A株市場全銘柄を時価総額で加重平均し、指数化したもの。91年4月3日を基準日(=100)とする。
深センB株指数 深セン証券取引所B株市場全銘柄を時価総額で加重平均し、指数化したもの。92年2月28日を基準日(=100)とする。
香港市場 ハンセン指数 69年より公表されている香港市場を代表する指数。64年7月31日の終値を基準として、金融・公益・不動産・商工業の4セクターから選別した代表的な33銘柄を時価総額で加重平均し、指数化したもの。採用銘柄は数の上では、全体の約5%程度であるが、時価総額は市場全体の80〜90%を占める。
レッドチップ指数 香港市場に上場されいているレッドチップ銘柄のうち代表される28社を時価総額で加重平均し、指数化したもの。01年1月4日を基準日(=2000)とする。
H株指数 香港市場に上場されているH株銘柄のうち代表される銘柄29社を時価総額で加重平均し、指数化したもの。01年1月4日を基準日(=2000)とする。


値幅制限
市場 銘柄種類 値幅制限
上海 普通株 上下10%
ST 上下5%
深セン 普通株 上下10%
ST 上下5%
香港 なし
値幅制限について

上海・深センの両市場は前日終値の上下10%が値幅制限になっています。

また、上海・深センには”ST銘柄”と呼ばれるものがあり、前日終値の上下5%が値幅制限になっています。ST(Special Treatment)銘柄とは、上場銘柄が2年連続で赤字となった場合、または1株当たり純資産が1人民元を下回った場合、ST銘柄として他の株式とは別の取り扱いとなります。さらに、ST銘柄となった後1年間赤字を計上した場合、ただちに上場廃止となります。

国営企業の場合、ST銘柄となった業績不振銘柄でも、国からの支援を期待して、逆に投機的な資金が流入して株価が乱高下するケースがあります。
そして、2003年5月12日から「上場廃止の危険性を注意喚起する為の特別処理制度」として”*ST”制度も導入されました。当該銘柄の略称には、上場廃止の危険性が特に高いことを示す”*ST”が加えられます。

これに該当する銘柄の値幅制限も上下5%となります。

しかしこのようなST銘柄も、業績が好転し、黒字決算になれば一般銘柄に復帰し取引制限がなくなり、通常の取引が可能となります。


立会時間
市場 立会日 立会時間 立会時間(日本時間)
上海 月〜金曜日 09:30〜11:30
13:00〜15:00
10:30〜12:30
14:00〜16:00
深セン
香港 10:00〜12:30
14:30〜16:00
11:00〜13:30
15:30〜17:00
立会時間について

中国と香港の間に時差はありません。
中国・香港と日本の間には1時間の時差があります。



呼値、売買単位

呼値
市場 株価 呼値
上海   一律0.001米ドル
深セン   一律0.01香港ドル
香港 0.01〜0.25(香港ドル) 0.001
0.25超〜0.5 0.005
0.50超〜2.00 0.010
2.00超〜5.00 0.025
5.00超〜30.00 0.050
30.00超〜50.00 0.100
50.00超〜100.00 0.250
売買単位
市場 買付 売付

上海

100株単位 100株単位

深セン


香港

2000株単位が多数
(銘柄により異なる)


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中国・香港市場 休場スケジュール

⇒ 内藤証券 中国・香港市場の休場スケジュール


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