窓辺のオカーチ
お昼寝中のアカ
 私は今年で8歳になります。この家に入れていただくまでとっても苦労したわ。

 私には同じころに迷子になった「アカ」と言う恋人がいたの。
このアカがここのお家にお世話になっていて、私もアカに誘われたんだけど、
ここにはたくさんのお仲間がいて、私の入る余地なんてなくていつも追い出されていたの。
悲しかったわ。それでも頑張って皆さんのおあまりを、必死でいただいていたんです。

 そしてアカとの間に2匹のかわいい子供が生まれましたの。
その子が「ナキちゃん」と「チンちゃん」。
それはそれはかわいい子達で、後で写真をごらんになってね。
子供たちを連れてごはんを食べにきたときは、
アカが他の子にいじめられないように盾になってくれて、
おなかいっぱい食べられて、本当に感謝、感謝だったわ!

 それからもたくさんの子供を産んだわ。
私たちののらの時代は、子供は次の子供を身ごもると今いる子を追い出さないといけないの。
とてもかわいそうなんだけど、これがのらの生き残る道。
ナキちゃん、チンちゃんと次に生まれた「チコちゃん」は、泣く泣く手ばなしたの。
それぞれこのお家でごはんをもらって、寒い冬も必死で生きていたわ。
でも2匹はこのお家に入れてもらえたの。よかったわ!

 そしてまた新しい子供たち「コイちゃん」「ウッコちゃん」が生まれたの。
そしてこの子達とわたしもこの家の住人にしてもらえたの。
みんなと一緒に暮らせてとても幸せ!
 どうしてこのお家に入れたかはこの次お話するわね。
トラおばさんとも戦ってきたのよ。ここに入れてもらうには仕方なかったのよ。
ごめんなさいね。痛かったでしょ。
にゃン缶おいしいなあー
チンちゃんです
ナキちゃんです
もっと食べたいなあー
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