ぼくがアカ
お気に入りの鉢でつめとぎ
クレマチス
1番信頼しているチャトちゃんと
ごはんの後は何して遊ぼう
ぼく昼寝がいいや
3人そろって はい!ポーズ
仲良し3人
チャト・シロ・アカ
 アカといいます。よろしく!
ぼくがここに来たのは、雷の大きな音にびっくりして、
お家を飛び出して迷子になちゃた翌日だったかな? 
おなかを空かしていろんなお家の前で「ニャー、ニャー」鳴いていたんだ。
そしたらやっと1件のお家の前で、カニカマをもらったんだ。おいしいカニカマをたくさん。

 それがよっちゃんちさ。でもお家の前ではもらえなくて、離れた所に置いてくれたんだ。
後で聞いたら先に住んでいる「チャトちゃん」たちに見つからないようにするためだったんだ。そんなこととは知らずぼくは食べ終わってすぐまた戻ってきてたら、
お庭からチャトちゃんが出てきて、すごい勢いでぼくを追いかけたんだ。
ぼくはあわてて逃げたんだ。
でもぼくはめげずに戻ってきて「迷子になったんで仲間に入れて」って頼んだんだ。
そしたら
キジちゃん」って言う大きなおじさんが、チャトちゃんによーく頼んでくれたんだよ。

 その日からはチャトちゃんはぼくの教育係になったんだ。
ぼく猫社会のことよく分からなくて、ごはんをもらうときも1番最初に出て行くと、
チャトちゃんにすごく怒られたんだ。
「序列」っていうのがあって、ぼくは新人だから1番下なんだって。
早く食べたかったんだけどなー。 
でもちゃんとチャトちゃんの言うことを聞くようになってからは、
とてもよく面倒を見てくれて1番信頼できるお姉さんになったんだよ。
チャトちゃんの妹の「シロちゃん」はおとなしいんだけど、ぼくよりは威張っているんだ。
この2人はいつもお庭にいるんだ。
後のみんなはどこかへ、遊びに行ってることが多いから、
2人とこのお庭で遊んだり抱き合ってお昼寝したりしたんだよ。

 でもぼくが一番に好きなのは「オカーチ」っていう子なんだ。
ぼくと同じころ迷子になって知り合ったんだけど、とてもかわいいのさ。
でもチャトちゃんはどうもオカーチが嫌いらしい。
女同士は難しいよ。だからいつもぼくはオカーチにそっとごはんをあげるんだ。
ぼくとオカーチの初めての子供の「ナキちゃん」と「チンちゃん」が生まれたときはまいったよ。ぼくはオカーチとチャトちゃんの板ばさみになって、
子供達にごはんをあげるときも遠慮しながらさ。
でも1日1回はオカーチには会いに行ってたよ。親子4人でお散歩もしたよ。
チャトちゃんにはナイショでね。

 まだいろんな面白いお話があるんだ。またおいでよ。じゃね!