
最新号
任意保険のコツ その2
任意保険のコツ
車探しのコツ
車種選びのコツ
はじめに
|
今回のぶっちゃけテーマは『自動車保険のコツ』です。
保険なんてお世話になりたくないモノの一つです。できれば使いたくないのに保険料は毎年毎年、払わなくちゃいけない。
使ったら使ったで翌年の保険料は高くなるし、、、。お世話になりたくないものに、きっちりお金をとられるというジレンマに納得いかない方も多いのではないでしょうか?
納得しなくても、保険に未加入で公道なんて走れませんから「安心料」だと思って観念するほかありません。
そもそも、自動車保険とは、事故によって損害賠償を負うことになったら、被害者救済の為に加害者が金銭的リスクを回避できるためのに作られました。
つまり考え方としては「保険加入者の誰かが事故を起こしたときの為に、みんなでお金を積み立てて、いざというときに使いましょう」ということになります。
そんなこと言っても、ぜんぜんコツにはならないので、それでは加入時のコツを紹介していきたいと思います。
まず、自動車保険と言っても、実は中身は色々あって、大きく賠償保険と傷害保険と車両保険それと加入が義務づけされている自賠責保険に分けられます。ここでは簡単に説明します。自動車保険の範囲や内容は各社違いますので、詳しくはご自身が加入している保険会社のサイトにてご確認ください。
賠償保険 |
対物保険 |
読んで字のごとく、事故の相手の物(車や家)に損害を与えたときの保険。実はペットなどの動物もこちらになります。 |
対人保険 |
対物とくれば、次は対人。相手の人にケガを負わせたときの保険です。 |
傷害保険 |
人身傷害保険 |
比較的あたらしい自動車保険で、事故をしたときに自分や同乗していた人のケガの治療費、休業損害、慰謝料を支払う保険 |
搭乗者傷害保険 |
こちらも、基本的には人身傷害と同じですが、支払い方法が、「一日入院○○円」といった日額払いになるなどの違いがあります。数年前までは自分のケガに対する保険はこれしかありませんでしたが、人身傷害の登場以降は、プラスα的な加入の仕方が多くなりました。 |
車両保険 |
一般車両保険 |
簡単に車両保険とは、自分の車の修理代を支払ってくれる保険です。相手が一方的に悪い(100:0)の場合意外は、自分の悪かった分(自分の過失分)は自己負担しないといけません。その自分の過失分を補完するのが車両保険なのです。
一般車両保険は、「フルカバーの車両保険」と考えてください。ほとんどのケースが保険で直せます。 |
車対車+A
車両保険
(エコノミー) |
エコノミーは、上の一般車両保険から、相手が車でない場合の「自損事故」と、相手が逃げてしまった「当て逃げ」の2つを除いた車両保険となります。ちなみに「+A」とは、天災や盗難などが含まれます。
|
まず、最低限の保険として賠償保険である「対人対物」と傷害保険の「人身傷害」は加入したいところです。これで、とりあえずは「相手」と「同乗していた自分以外」と「自分自身のケガ」は保険が適応されます。
何も言わず、対人保険は無制限に設定しましょう。設定を1億とか5000万とかに変えても、あまり保険料はかわりません。
対物保険も最近では無制限が主流になっています。こちらも設定を1000万までぐらいならそんなに無制限との保険料の差はなくなってきました。ちなみに、設定を200万くらいの設定であれば保険料に差が出てきますが「200万じゃぁ新車のベンツにぶつかったらどーすんの?」って感じです。できるだけ無制限で契約したいものです。
傷害保険は、人身傷害と搭乗者傷害保険があり、この2つは治療費ということで補償がダブります。とどのつまり、どちらかに加入していれば、とりあえずは大丈夫なんです。が、人身傷害のほうが支払うことができる範囲、金額が大きいので、人身傷害をオススメします。が、しかし「補償はできるだけ厚い方が良い」と考えるのが人情。「保険料もそんなに高くならないなら加入しとこうか」となるわけです。
なんにせよ、車の修理代は買った金額より高くなることはないのでいいのですが、人間の治療費やら慰謝料、休業損害なんてのは、金額の見当もつきませんから、できるだけ厚い補償内容のものに入っておいて間違いはないと思います。
新しい車や高級車に乗っている人には「車両保険」の加入をオススメします。新車なんかは、修理代が20万円くらいかかっても「じゃぁ新しいの買う」なんて家電みたいにはいきませんよね?私なんぞは「10万円」でもひーひーです。もちろん「新車買ったばっかりで修理代ねぇよ。」なんて方もいらっしゃいますので、そんな時「車両保険はいっといて良かったぁ」となるわけです。
高級車の方は、上記のことにさにあらず「盗難」の危険もありますので、ぜひ加入をしていただきたいところです。ただ、車両保険は保険料はガツンと上がっちゃいますので財布ともよく相談してください。
車両保険のコツとしては、お金がくても心配だから入りたいというかたなら車両保険のエコノミーを選びましょう、一般より範囲が狭い分、保険料も安くなります。また、事故の形態の多くが「車対車」がほとんどですし、免責金額(自分の修理費の自己負担分)を設定したりして、保険料を安くするコツはあります。
今回は、基本的なところをお話しましたが、次回は、自動車保険のオプション(特約)や、安くするコツについてお話したいと思います。
|
担当:むさ |
|
|