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.新刊「機長の心理学」ヒューマンファクターのテキスト | 返信 ▲ ▽ |
管理人S-1 08/16水08:09 #r395 お盆休みをもらいましたので何冊か本を読んでいますが、その一つです。この本は2002年に「機長の真実」(The Naked Pilotの翻訳)として発刊され 絶版となっていたもので、所謂「航空もの」としてでなくヒューマンファクターの テキストとしての評価が高かったものだと聞いています。以前からネットで探し ていたのですが絶版ということでどこも扱っていませんでした。 今回文庫版で発売されたので早速読みました。面白いです。 訳者は文庫化にあたって「この書は航空界と航空に興味を持つ人たちだけが対象 ではなく、医療、他の運送交通業、製造業、建築土木業など、種々の分野の人た ちに広く読んでもらいたいものと思う」と書いています。 以前に絶版なので仕方なく図書館で借りて読んだときには「読みにくい(訳?)」 印象があったのですが、かなり手を入れたせいか読みやすくなっています。 講談社+アルファ文庫です |
.はじめまして | 返信 △ ▽ |
太陽 08/23水17:41 #r398 はじめまして、某大学病院の医療安全に携わる看護師です。実は今年から、医療安全に携わり、リーダーシップを任されているのですが、 なにせ、そっち方面はまだまだ無知で・・・・。 医療安全て、あれもこれもそれもとたいへんですね・・・。 それもこれも、患者様を守るため、自分自身を守るためですもんね!! 頑張らなくては・・・。 そんな時、このサイトを発見!! お尋ねしたいのですが、今、インシデントの分析に関する勉強がしたいんですが、 RCA分析、SHELL分析に関する、おすすめの書籍・人物・研修があれば教えてください。 今の私にはすごく興味があるサイトなので、これからちょくちょくおじゃまさせて頂きます。 どうぞ宜しくお願いします。 |
.ご覧いただき有難うございます | 返信 △ ▲ |
管理人S-1 08/25金21:39 #r399 太陽さん こんばんは ご覧いただき有難うございます。変なところはなかったでしょうか? ここおかしいよ、と思われたらメールででも結構ですから(内緒で 笑)教えて くださいね。 さてRCAですがつい先日の掲示板にも書きましたが未経験なので、どの本がなど とはいえません。ただ僕の読もうとしているのは日本規格協会の「RCAの基礎知 識と活用事例」(飯田、柳川)1600円です。 SHEL分析に関してはネットでもいろんなところにあると思いますが、オリジナル はホーキンス「ヒューマンファクター」ですね。機長であり心理学者でありこん な本を書く、なんていうのは本当にすごいなーと思います。面白いのですが、話 の素材は航空関連です。医療に限ったものでは「医療のヒューマンエラー」(河 野龍太郎 医学書院)でしょうか。看護関係もあるのかもしれませんがあまり知 りません。 その他に掲示板にも書きましたが全日空の「ヒューマンファクターズへの実践 的アプローチ」という小さな本(1000円)はいいと思います。たしか「ヒューマ ンファクターズというのは学問だから分野は違っても共通する」というようなこ とが書いてあったように記憶しています。京急羽田のブックスフジに常備してあ りますし、ネットでも買えます) ただ大事なのは、エラーは周囲の様々な要因が(当事者)に作用して引き起こ された結果である、ということ。そして、その人、でなくとも他の人がその場に いてもエラーはおきうる。人を変えるのは難しいが、(教育を含めた)環境を変 える事の方が易しい、と言う認識を特に現場の管理者やリ−ダー層がもち、そう いう眼で(提出されたレポ−トを机の上で見るだけでなく)日常の業務、組織の ありよう、いつもの行動をみる、と言う事だと思います。レポ−トを分析するの も良いのですが、目の前で起こっている(起こしている)いろいろな「危ない事」 と上がってくるレポ−トはかなり違う、ということもちょっと頭の隅におかれて おいたらよいと思います。 でも、あんまり口がうるさいと「俺の目はヒューマンファクターの眼だ」といっ ても「小姑の眼だ」などと反撃されてしまいますし、難しいですね(笑)。正直 いって僕のいる病院も全然うまくいっていないのです。たまに見せてもらうレポ ートも「不注意で・・・・」それに対する現場の管理者の対応も「今後注意する ように指導した」「二人で確認するように指導した」的なものが結構多いです。 まだまだ道は遠いです(やれやれです。苦笑) |