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身辺雑記(2006年7月)

2006年7月31日(月)
休日明けの出勤は辛い!

  いつものことながら、休みのあとの、その上散々遊び回った休みのあとの出勤は調子がいまひとつです。ここだけの話、仕事をしていても集中力が途切れてしまいます。あ〜、一日が長かったなあ。

 このところ、読むばかりで感想を書くの滞っていたので、とりあえず稲見一良さんの「セント・メリーのリボン」と東野圭吾さんの「赤い指」の感想をアップしました。まだ朱川湊人さんの「赤々煉恋」や中村航さんの「夏休み」、それにちょっと前に読み終えている平安寿子さんの「明日、月の上で」や松尾由美さんの「いつもの道、ちがう角」が残っていますが、それはまた後日。

2006年7月30日(日)
疲れました

  昨日は、午後からすっかり晴れ上がって、予定どおり娘とその友だちを連れて県境にある町の花火大会を見に行ってきました。この町は県営の馬術競技場があることから、観光牧場も多く、多くの有名人も馬に乗るために訪れているようです(以前テレビを見ていたら西田敏行さんとTBSの安住アナウンサーもこの町を訪れていました。)。かつてNHK大河ドラマで「武田信玄」が放映されたときは信玄の館が建設され、撮影現場となって、観光客誘致に一役買いました。牧場の人たちも戦国武将役で出演しているようです。来年には今度は武田24将の一人で信玄の知恵袋といわれる山本勘助が大河ドラマの主人公となりますが、この町の人たちもまたロケで戦国武将の役をするのでしょう。閑話休題。そんなわけで、この町の売り物は馬。花火大会の前にはホース・ショーが開催され、国体にも出場する人たちが見事な演技を見せてくれます。火の輪くぐりまで見せてくれるんですよ。初めて見た娘の友だちは大興奮。「私の恋人は馬を持っている人がいいなあ」ですって(笑)それにしても、お年頃(?)の娘二人を連れての旅は疲れました。

 1泊して帰ってきましたが、昨夜は娘達がおしゃべりに夢中になっている間に、持って行った東野圭吾さんの「赤い指」(講談社)読了。中編というべき長さであっという間に読み終えることができました。
 帰ってくる途中、本屋さんに寄って瀬尾まいこさんの「温室デイズ」(角川書店)を購入です。

2006年7月29日(土)
ディズニーシーから帰ってきました

 現在は日にちが変わったばかりの1時前です。先ほど、ディズニーシーから帰ってきました。日が変わってしまいましたねえ。朝は、あいにくの曇り空でいつ雨が落ちてきても不思議ではない空模様だったのですが、日頃の行いが良かったのでしょうか(^^;、曇り空のまま一日が終わりました。
 ディズニーリゾートに到着したときは、ディズニーランドはすでに入り口付近まで駐車場が満杯、いや〜参ったなあと思ったのですが、ディズニーシーの方は一転駐車している車が少なくて、おお!こりゃ良かったと思わずにんまりしてしまいました。ディズニーランドの方がアトラクションも多いし、小さな子どもを連れても遊ぶ場所が多いので人気があるのでしょうか。それにシーの方は新しいアトラクションが9月4日にオープンなので、それを待って来園する人もいるのでしょう。そんなわけで、あまり待ち時間もなく人気アトラクションを次々制覇。順調すぎてインディ・ジョーンズアドベンチャーは2度も乗ってしまいました。今回はしっかりカメラ目線で記念写真に写ることができましたよ。買いませんでしたけど(笑)
 順調にアトラクションをこなしたと言っても、360度回転するレイジング・スピリットだけは乗車拒否!娘は妻と乗ってきましたが、さんざん馬鹿にされました。でも、娘に何と言われても、天地がひっくり返るような乗り物には乗りたくないです。

 それにしても疲れました。明日(とはいっても、日にちが変わってしまってもう今夜になりますが)は、娘とその友だちを連れて県境の町まで花火大会を見に行く予定です。できれば雨が降って中止になれば休んでいられるのになぁと思って天気予報をネットでみると、以前の雨の予報がいつの間にか降水確率30%まで下がっています。これじゃぁ、行かないわけにはいかないなあ。ふぅ・・・。 

2006年7月27日(木)
今夜は早寝です

 朱川湊人さんの「赤々煉恋」(東京創元社)読了。朱川作品で初めて読んだ文庫本の「都市伝説セピア」のおもしろさに、今回期待して読み始めたのですが、う〜ん、残念ながら「都市伝説セピア」のおもしろさには及びませんでした。だいたい東京創元社の広告では連作短編集ということですが、読み終わった今でも、どこが連作だったのかがわかりません。
 通勤バスの中で読む予定だった稲見一良さんの「セント・メリーのリボン」(光文社文庫)、さすがに「この文庫がおもしろい」で第2位になっただけのことはあって、おもしろくて昼休み中も読み続けて、あっという間に読了。
 石田衣良さんの「下北サンデーズ」(幻冬舎)が発売になりました。発売前からテレビ朝日でドラマ化されていますが、テレビは見る気がしませんが、やはり石田作品となれば購入しないわけにはいきません。今週は本屋さんに行っている暇がないので、さっそくオンライン書店に注文です。
  
 明日は早起きをしてディズニーシーに日帰りで行ってきます。日帰りといっても、家に到着するのは日が変わっているかもしれません。今夜はもう寝なくては!

2006年7月25日(火)
東野圭吾「赤い指」発売

  本日から書店に東野圭吾さんの「赤い指」(講談社)が並び始めました。オンライン書店に注文していたのですが、音沙汰がないのでどうしたのかと思ったら、入荷分に破損箇所が発見されたので、発送が遅れるとのこと。楽しみにしていたのに肩すかしです。とりあえずは、現在朱川湊人さんの「赤々煉恋」(東京創元社)読書中。連作短編集ということですが、2編目まで読み終えて、連作という意味がわかりません。1編目の登場人物が2編目には登場していなかったと思うしなあ。霊が登場するということでしょうか。わかりません。さて、今夜からは3編目に取りかかります。

 創元推理文庫から発売された樋口有介さんの柚木草平シリーズ第1弾「彼女はたぶん魔法を使う」を会社帰りに購入。16年前に講談社からハードカバーで発売された時に読んだのですが、今では内容はまったく覚えていません。このところ、以前ハードカバーで読んだ本を文庫で再読するということが続いています。通勤バスでの読書も中村航さんの「夏休み」を読み終えたので、次はこれまた、かつてハードカバーで読んだ稲見一良さんの「セント・メリーのリボン」(光文社文庫)を読み始めます。この文庫は2006年版「この文庫がすごい!」のエンターテイメント文庫BEST10の第2位に入っています。

2006年7月23日(日)
今週は大変

  昨日はせっかくの土曜日だったのに、仕事疲れがドッと出て、9時過ぎには眠くなってしまい、ちょっと横になろうと思ったらとたんに爆睡したようで、目が覚めたら日曜日の朝7時過ぎという有様。本も読まずにもったいないことしました。とりあえず、感想を書いていない「LOVE or LIKE」と読み終えたばかりの「Lady,GO」、それと映画の「M:i:V」の感想をアップしました。今週はただでさえ仕事が忙しくなる上に、金曜日には夏休みを取って子どもをディズニーシーに連れて行くことになっているので、それまでに仕事も片付けなくてはならず大変な1週間になりそうです。
 とりあえず、今夜からは朱川湊人さんの「赤々煉恋」(東京創元社)を少しずつ読む予定です。今週はオンライン書店に注文してある東野圭吾さんの「赤い指」も届きそうです。

2006年7月20日(木)
梅雨明けはまだかなぁ

  今日はようやく雨が一段落かと思ったら、明日はまた雨模様の天気のようです。自宅の周りは平地で、川からも離れているので、土砂崩れとか道路の冠水とかは関係ないのですが、全国各地では大変な状況になっているようですね。早く梅雨明けしてくれることを祈るのみです。

 桂望実さんの「Lady,GO」(幻冬舎)は、あと100ページあまりを残すところまで読みました。前作の「県庁の星」では男性のエリート県庁職員が主人公でしたが、今回は人材派遣会社からキャバクラ嬢となった女性が主人公です。前作に負けず劣らずおもしろいです。明日までには読了できそうです。ただ、何となく疲れ気味で、とにかく読むだけで先日読み終わった「LOVE or LILE」の感想も映画の「M:I・V」の感想も書いていません。はぁ〜・・・  

 映画関連のサイトを見ていたら、アシュトン・カッチャー主演で人気のあった「バタフライ・エフェクト」の続編の予告編が公開された記事が掲載されていました。残念ながら、監督も主演の男優・女優も知らない人です。タイム・トラベルの作品は大好きで前作もDVDが発売された際に購入して観て、ブログには感想を載せましたが、こちらにはまだだったなあ。
  予告編はこちら

2006年7月18日(火)
三連休後の出勤は辛い

 三連休後の出勤は辛いです。そのうえ、今日は朝から出張だったので、夕方職場に戻ったときはくたくたでした。あ〜あ、歳ですねえ。昨日読んだ「LOVE or LIKE」(祥伝社)の感想を書く気力もありません。

 積読本も増えるばかりでなかなか減りません。下旬に発売される東野圭吾さんの「赤い指」(講談社)もオンライン書店に注文してしまっているし・・・。今夜からは前作「県庁の星」が大ヒットした桂望実さんの「Lady,GO」(幻冬舎)を読み始めることにします。通勤バスの中では中村航さんの「夏休み」(河出文庫)を読書中。

 昨日のgooニュースで“パソコンのメールでよく使う顔文字ランキング”という記事がありました。それによると、男性、女性に関係なく一番使用されるのが笑顔の(^_^) 1位の笑顔は、他にも(^^)、(^^)V、(^o^)、(^v^) などがあり、どれもニコニコ顔。おもしろいのは、男性の3位に謝るときに使用するm(_ _)m、女性の3位に泣き顔の(ToT)がランクインしているところです。ニュースでは、「メールの中では、男性は謝ることが多く、女性は泣くことが多いのでしょうか。」と結んでいますが、自分を振り返ってみると・・・納得です(^^ゞ 

2006年7月17日(月)
三連休も終わりです

  三連休もあっという間に終わりです。何をしていたわけでもないのですが、時間がたつのは早いですね。今日は朝から一日中雨。気温は上がりませんでしたが、湿度が高いジメジメとした嫌な一日でした。
 どこに行く予定もなかったので、通勤途上のバスで読んでいた恩田陸さんの「黒と茶の幻想 上・下」(講談社文庫)を読み終えました。分厚いハードカバーで以前読んでいたのですが、再読です。そのあとは、購入したばかりの石田衣良さんら男性作家6人による「LOVE or LIKE」(祥伝社)をいっきに読了。短編集なのでちょっと物足りない気がしますが、やはり皆さん読ませます。なかでは、本多さんの作品が一番だったかなあ。感想はまた後日。

2006年7月16日(日)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」&「M:I:V」

  今、トム・クルーズ主演の「M:I:V」を観て帰ってきました。昨日は先行ロードショーの「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の朝一番の回を観に行ったので、これで連日の映画鑑賞です。「パイレーツ・オブ・カリビアン〜」の感想はこちらから

 三連休の中日、そして夜8時以降の上映だったせいか(この映画館では夜8時以降の映画は1200円で観ることができるのです。)8つのスクリーンを持つシネコンもすごい人出。駐車場に車を入れるのさえ大変でした。昨日から公開された「日本沈没」と先行ロードショーの「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」は始まるまでに1時間近くあるのにすでに満席という状態。観に行った「M:I:V」もあと少しで売り切れという、このところの地方の映画館にしては珍しい状況でした。映画も半年待っていれば、DVD化されるのですが、「M:I:V」はもちろん、「日本沈没」にしろ「パイレーツ・オブ・カリビアン」にしろ、やっぱり大画面で観るのが一番ですよね。

 双葉社で刊行されている日本推理作家協会賞受賞作全集の先月発売した宮部みゆきさんの「龍は眠る」。書店の平台に積まれていたのを手にとって、つい買ってしまいました。出版芸術者から1991年にハードカーバーで発行された際に購入して読んだのですが、あれからもう15年、超能力を持つ少年が登場するいい本だったなあという印象だけでストーリーはすっかり忘れていました。今回読み始めたら、ページを繰る手が止まらなくて、ついに一晩で読み終えてしまいました。宮部さんに少年を主人公に書かせると本当に上手いとしか言いようがないですね。

 連日の暑さで寝苦しい夜が続いていた毎日ですが、今日は小雨模様の曇り空。夜になっても昨日までの暑さはありません。今夜は気持ちよく眠ることができそうです。 

2006年7月14日(金)
猛暑です

  今日は暑かったですねえ。こちらは最高気温37.7度まで気温が上昇しました。職場の中はエアコンが入っているのですが、全然効きませんでした。座っているだけで汗が流れてくるという有様でしたものね。
 そんな中、連日の納涼会。今夜は暑さを吹き飛ばせとばかりに、焼き肉屋さんで開催でした。この暑さ(と、焼き肉を焼く火の暑さ)でビールがおいしかったです。ちょっと飲み過ぎてしまいました。

 芥川賞・直木賞の結果についての大森望、豊崎由美の「メッタ斬り」コンビからのコメントは思ったとおりでしたねえ。  コメントはこちらから

 まったく、「終末のフール」が候補にも上らなかったと思ったら、候補となった「砂漠」はあえなく落選。森絵都さんの作品については、未読なので論評しようがありませんが、三浦さんが選ばれるのだったら伊坂さんでよかったのではないかと、ファンは思ってしまいます。まあ「まほろ駅前多田便利軒」も確かにおもしろくはあったのですが、「砂漠」とどちらを選ぶとなったら、やはり「砂漠」です。選考委員はきちんと一人一人選考理由をはっきりさせてもらいたいものです。


 あ〜、それにしても暑いです。熱帯夜ですねえ。

2006年7月13日(木)
芥川賞・直木賞発表

 第135回芥川賞・直木賞の発表がありました。芥川賞は伊藤たかみさんの「八月の路上に捨てる」。知らなかったのですが、伊藤さんの奥さんは角田光代さんだそうです。昨年の角田さんの直木賞に続き今度は夫が芥川賞とは、まあすごいご夫婦ですねえ。
 直木賞の方はといえば、予想どおり森絵都さんの「風に舞いあがるビニールシート」が受賞しました。これは順当すぎると思いましたが、あと1作、なんと三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」が受賞してしまいました。確かに三浦作品はおもしろくて、今年のオススメ本でもあったのですが、伊坂さんの「砂漠」を押しのけての受賞とはねえ。さきほど、納涼会から帰ってきてさっそくインターネットで結果を見たのですが、思わぬ結果にびっくりです。伊坂さんが選ばれなかった理由は何なのでしょう。詳しい選評を知りたいですね。伊坂さん残念! 
 それにしても、直木賞の2冊は文藝春秋から発売されていますし、芥川賞の「八月の路上に捨てる」も文藝春秋発行の「文学界」に発表されたもの、当然文藝春秋から刊行されるのでしょうね。う〜ん、3作とも文藝春秋かぁ。これは、大森望、豊崎由美両氏の『「メッタ斬り!芥川賞・直木賞選考会」の受賞結果を聞いて』が楽しみです。

2006年7月12日(水)
いよいよ明日は直木賞発表

  いよいよ明日は芥川賞・直木賞の発表があります。気になる直木賞は、どうも巷では森絵都さんの「風に舞いあがるビニールシート」の評判がいいようですが、やっぱり伊坂ファンとしては、今度こそ伊坂さんに受賞をして欲しいと思っています。今回は候補作の「砂漠」のほかに、「終末のフール」という、これもまた候補作になってもおかしくない作品があって、こちらが候補作ではないのはどうしてだ!という声もありますが、ここに至ればもうどうでもいいのです。賞を取ったからといって読者に何の関係がある?とは思いますが、ファンとしてはとにかく、伊坂さんを応援です。明日の夜の結果が楽しみです。

2006年7月11日(火)
桂望実さんの新作発売

  久しぶりに仕事帰りに本屋さんを覗いたところ、平台に映画化もされた大ベストセラー「県庁の星」の作者、桂望実さんの新作「レディー,ゴー」がうずたかく積まれていました。帯に書かれた「こんな私が、キャバクラ嬢!?」からすると、今度の作品もおもしろそうな雰囲気です。財布の中身と相談して購入してしまいました。積読本になる前に読み始めなくては。
 もう1冊、購入したのは、稲見一良さんの「セント・メリーのリボン」(光文社文庫)です。宝島社から出版された「この文庫がすごい! 2006年版」のエンターテイメント文庫BEST10で、小川洋子さんの「博士の愛した数式」に次いで第2位となっている作品です。この作品は実はハードカバーで買って読んでいるのですが、今はどこにあるのか行方不明の状態です。今日第2位となっているのを見て読みたくなってしまいました。もう10年以上も前に読んだ本なので、すっかり内容を忘れてしまっているのですが、いい本だったなあという印象は残っています。厚くないので、通勤途上に読むのに最適そうです。
 朱川湊人さんの「赤々煉恋」(東京創元社)も同じように平台に積まれていましたが、こちらはオンライン書店に注文済。パラパラと拾い読みすると、こちらもおもしろそうな雰囲気です。

2006年7月10日(月)
乙一「失はれる物語」読了

  乙一さんの「失はれる物語」(角川文庫)を読み始めたら止まらなくなっていっきに読了してしまいました。これはオススメの作品です。

 昨日書いたカルロス・クライバーのベートヴェン「交響曲第4番」が届いたので、ホームページを更新しながら聴きました。マコトのようはクラシックのことはわからないのですが、クラシック・ファンの間ではカルロス・クライバー指揮のベートヴェンは評判がいいようです。ライブ録音ですが、最後に3分以上の鳴りやまぬ拍手が録音されています。

2006年7月9日(日)
大倉崇裕「福家警部補の挨拶」読了

 大倉崇裕さんの「福家警部補の挨拶」(東京創元社)読了。刑事コロンボファンの大倉さんが書いた刑事コロンボと同じ倒叙ミステリです。刑事コロンボのおもしろさは、やっぱりあの刑事コロンボのキャラクターにありますが、さて、この作品の主人公福家警部補と言えば・・・。感想は後日に。

 先日読んだ「池袋ウエストゲートパーク」の主人公マコトの趣味はクラシックを聴くこと。今回のシリーズ6作目「灰色のピーターパン」の2話目“野獣とリユニオン”の中でマコトが聴くのはベートーヴェンの交響曲第4番。3番の“英雄”、5番の“運命”、6番の“田園”のような名前が付いていません。以前名前が付いている交響曲を買ったときに一緒に入っていた気がして、探したのですが見つかりません。そうなると、どうかして聴いてみたくなるもので、TSUTAYAに行ってみましたが、そこにもありません。そうなると、聴きたいという気持ちは大きくなるばかり。しょうがないので、ネットで購入してしまいました。カルロス・クライバー指揮の交響曲第4番。マコトが言う春の定番の曲としては、すでに7月になった今は時期はずれという気がしますけど。

 2006年映画鑑賞の部屋に「戦場のアリア」と昨日公開初日の最初の上映回に観に行った「サイレント・ヒル」の感想を追加しました。

2006年7月6日(木)
ハードディスクが・・・

 パソコンの電源をいれたとたんに「カタカタカタ」という嫌な音が・・・。この音はもしかしたらと思ったら案の定外付けハードディスクからの音でした。「カタカタ」という音は以前のパソコンでハードディスクが壊れたときと同じだなあと思いながらも、一度電源を落として再度起動しようとしたら今度はハードディスクが反応しないばかりか、パソコン自身が起動しません。あせりましたねえ。ハードディスクをパソコンからはずして起動を試みたら、今度は無事に起動しました。やはりハードディスクが壊れてしまったようです。あ〜、中に入っていたデータがすべてパ〜になってしまいました(涙)ショックは大きいです。昨日はあまりのショックに9時には眠ってしまいました(^^;
 同じ性能で一番安い製品を買ったのですが、インターネットで見ると、その会社の製品は意外に壊れやすいという感想があちこちに書かれていました。外付けハードディスクはデータの保存に必要なので、今度は高くても評判のいい製品を購入することにします。思わぬ出費です。痛い!

 今夜からは大倉崇裕さんの「福家警部補の挨拶」(東京創元社)を読み始めます。刑事コロンボ、古畑任三郎の系譜の倒叙ミステリだそうです。

2006年7月3日(月)
第135回芥川賞・直木賞候補作発表

  第135回芥川賞・直木賞の候補作が発表になりました。興味のない芥川賞は横に置いておいて、直木賞の方を見てみると、候補作は次のとおりです。
 
  伊坂幸太郎「砂漠」(実業之日本社) →感想はこちら
  宇月原晴明「安徳天皇漂海記」(中央公論新社)
  古処 誠二「遮断」(新潮社)
  貫井 徳郎(38)「愚行録」(東京創元社) →感想はこちら
  三浦しをん(29)「まほろ駅前多田便利軒」(文芸春秋) →感想はこちら
  森  絵都(38)「風に舞いあがるビニールシート」(文芸春秋)

 5作品中、読了済は「砂漠」「愚行録」「まほろ駅前多田便利軒」の3冊。宇月原さんは残念ながらここで聞くまで名前さえ知らない作家さんです。題名からして時代物でしょうか。
 伊坂さんはこれで5回目の候補作ですね。「終末のフール」でなくて「砂漠」できましたか。確かに「砂漠」もおもしろかったのですが、どちらかというと「終末のフール」の方ですかねえ。何はともあれ、伊坂ファンとしては、今度こそ受賞してもらいたいですね。
 貫井さんが候補作に上がったのが初めてとは知りませんでした。「愚行録」は、僕としてはデビュー作「慟哭」に並ぶ傑作だと思います。伊坂さんが本命なら貫井さんを対抗に押したいですね。
 三浦さんの作品はおもしろかったのですが、直木賞というとどうですかねえ。本文中のイラストの影響もあって、劇画っぽい雰囲気の作品ですからねえ。ちょっと無理かなという気がします。
 古処さんと森さんは未読なので論評は差し控えますが、お二人とも2度目の候補、今回の両作品とも評判はいいようです。こうなると予想は難しい。でも、やはり、伊坂さん!ガンバレ! 

  選考会は13日夕方に行われます。

2006年7月2日(日)
梶尾真治「きみがいた時間 ぼくがいく時間」読了

  梶尾真治さんの「きみがいた時間 ぼくがいく時間」(朝日ソノラマ)を読了。この1週間で梶尾さんの新刊を2冊読み終えました。やはり、梶尾さんのタイムトラベルものはおもしろいですね。特に表題作となっている「きみがいた時間 ぼくがいく時間」は、名作「クロノス・ジョウンターの伝説」の続きで、楽しく読むことができました。今回読んだ2作はいずれも短編集ですが、今度はタイムトラベルものの長編を読んでみたいですね。たとえば、広瀬正さんの「マイナス・ゼロ」のような長編を期待です。

 7月になって、いよいよ夏休み映画がスタートします。今秋土曜日からはトム・ハンクス主演の「M:i:V」が公開されます。Iがサスペンス、Uがアクションでしたが、Vはどんな映画になるのでしょう。トム・ハンクスも訪日して新幹線でファンサービスしたりでかなり力が入っているようですね。

 「M:i:V」より、楽しみにしているのが「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」です。とにかく、あのジョニー・デップ演じるジャック・スパロウのキャラクターが最高です。いつも難しいような顔していなかったジョニー・デップがあんな三枚目を演じるなんて予想もつかなかったですねえ。あれでジョニー・デップのファンになった人が多いのではないでしょうか。7月22日公開です。

 観に行くかどうかは別にして、7月15日には「日本沈没」が公開されます。小松左京さんの小説の再映画化ですが、最初の映画化は1973年というのですから30年以上も前のこと。当時日本沈没という発想に驚き、ノベルスの上下2巻の本を読んで、映画も観に行ったものです。今回草g剛と柴咲コウが演じる役は、確か仮面ライダーの藤岡弘といしだあゆみが演じていたと思いました。30年以上がたって、CGの技術も相当発達したので、日本沈没の様子はかなり前作よりリアルになるのでしょうね。暇があれば観に行くといったところでしょうか。  

2006年7月1日(土)
今年も今日から後半戦

 早いもので今年も半分が過ぎて、今日からはいよいよ後半に突入です。
 さて、今月の注目本は、まずは東野圭吾さんの直木賞受賞後第1作「赤い指」(講談社)です。今回は“家族の物語”だそうですが、直木賞受賞後とあって期待大です。どんな話になるか楽しみです。
 北村薫さんの「ひとがた流し」(朝日新聞社)は、bk1の紹介文では“高校からの幼なじみの千波、牧子、美々。千波が不治の病を宣告され、3人はそれぞれの思いや願い、記憶の断片を思い起こしていく。”という話だそうです。どうもミステリではないような感じですね。
 北川歩実さんの「運命の鎖」(東京創元社)は、北川さんお得意のサイエンスミステリ、連作短編集です。
 瀬尾まいこさんの「温室デイズ」(角川書店)は、青春小説です。角川書店のホームページの紹介では“トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。これらの始まりの合図に教師たちはまだ気づかない。私たちの学校が崩壊しつつあることを。私には一体何が出来るのだろうか……。心に染みる極上青春小説。”だそうです。好みの作品っぽい雰囲気です。
 一方池永陽さんの「少年時代」(双葉社)は、ジャンルでいえば「温室デイズ」と同じ青春小説ですが、舞台は昭和40年代。こうしたノスタルジー溢れる作品にも惹かれてしまいます。
 そのほか、朱川さんの新作と、篠田真由美さんの建築探偵シリーズの新作も楽しみです。発売時に評判のよかった古川日出男さんの「アラビアの種族」も文庫化されますので、この機会に読んでみようかなと思っています。
 今月も買いたい本は多くて、財布の中身と相談しながら悩みそうです(^^;