あっという間に4月も終わり、5月に突入です。
トランプ大統領の発言に右往左往させられた4月でしたが、その状況は先日の就任後100日の自画自賛の演説の様子を聞いても、まだ続きそうです。アメリカ大統領としてSNSで「株は今が買い時だ」と発言し、その後に株が急騰するという、まるでインサイダー取引のようなことを平気で行っても批判されないなんて、アメリカ全体がおかしくなっている感じです。言いたい放題、やりたい放題、朝令暮改も柔軟に対応したという言い訳等々、これが世界を牽引するアメリカ大統領かと言いたくなります。それでも、岩盤支持層がいるからトランプ大統領は懲りないんですねえ。
5月の映画ですが、洋画は何と言っても「ミッション・インポッシブル ファイナル・レコニング」です。前作「ミッション・インポッシブル デッドレコニング」の後編となります。とても還暦を過ぎているとは思えないトム・クルーズが相変わらず派手なアクションに自ら挑戦します。今回のアクションの見どころは何なんでしょうか。楽しみです。ただ、イルサを演じていたレベッカ・ファーガソンが前作で退場してしまっているのが残念です。デミ・ムーア主演でアカデミー賞作品賞、主演女優賞にもノミネートされた「サブスタンス」も面白そうです。ホラーのようですが、デミ・ムーアの怪演とも呼ぶべき演技が評判になっているようです。
邦画は映画版第2作となる「岸部露伴は動かない 懺悔室」です。前作はパリでのロケでしたが、今回は全編ベネチアロケだそうです。前作後結婚した岸部露伴を演じる高橋一生さんと編集者の泉京花を演じる飯豊まりえさんの夫婦共演が見られますね。
5月の読書は、何を措いてもまずは伊坂幸太郎さんの「パズルと天気」(PHP研究所)です。これまで未収録だった短篇が5編収録された短編集です。昨年一気に3作を刊行した金子玲介さんの新作は「流星と吐き気」(講談社)です。今度はどんな趣向を見せてくれるのでしょうか。万城目学さんの「あの子とO」(新潮社)は「あの子とQ」と関係があるのでしょうか
今月は舞台を2本観に行ってきます。キャラメルボックスの成井豊さんが脚本を書く東野圭吾さん原作の「祈りの幕が下がる時」の舞台化と、上田誠さん主宰のヨーロッパ企画による「リプリーあいにくの宇宙ね」の2本です。
前者は東野圭吾さんの作品を舞台化していく第一弾とありますので、今後第二弾、第三弾と続いていくのでしょう。かつて、成井さんはキャラメルボックスで「容疑者Xの献身」を舞台化していますが、これも再度舞台化するのでしょうか。後者は元乃木坂46の伊藤万理華さんが主演です。彼女が乃木坂46にいたことはまったく知りませんが、卒業後は映画やテレビドラマで活躍していますね。
コロナ禍で集客が落ち、新型コロナが5類に変更になっても客足が戻らなかったため経営が苦しくなり、閉館した地元のミニシアターが再開するそうです。この映画館が閉館してから県内の映画館は郊外のイオンモールの中にあるシネコン1館になってしまい、ミニシアター系の映画が地元では公開されなくなったので、映画ファンとしては再開は嬉しいです。ただ、客足が戻るかどうかわからないので、上映も様子を見ながらというようで、常に開いているのかまだ詳細はわかりません。開館が続くようファンとしても利用するようにしないと。
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