9月になりましたが、暑さは和らぎません。今日も36度まで気温が上がりました。トランプは地球温暖化など何とも思っていないようですが、このままだと本当に大変なことになってしまいそうな気がします。
今月の読書ですが、9月といえば毎年恒例の石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズの新作が発売になります。今年も下旬にシリーズ第21弾「池袋NO NAME」(文藝春秋)が発売になります。今回はどんな現在を切り取ってくれるのでしょうか。そのほか、7月に刊行された奥田英朗さんの「普天を我が手に」(講談社)の第二部が発売になります。今回は太平洋戦争勃発からの話になるようです。果たして、子どもたちはどんな関わり方をしていくのでしょう。
もう一冊は、真藤順丈さんの第160回直木賞受賞作「宝島」の続編である「英雄の輪」(講談社)です。今月に「宝島」が映画化されるので、その点からも楽しみです。
今月の映画は、洋画はこれといって観たい作品はなく、逆に邦画は観たい作品が盛りだくさんです。「俺ではない炎上」「ブラック・ショーマン」「宝島」「遠い山なみの光」といった小説の映画化が相次いで上映されます。
「俺ではない炎上」は浅倉秋成さん原作で阿部寛さんが主演を務めます。SNSでいつの間にか殺人事件の犯人とされてしまった男が、逃げながら自分の無実を証明しようと奮闘する作品です。ネットでは真実ではないことも、あたかも真実であるように広まっていきますから、一度フェイクニュースを流されると怖いですよねえ。
「ブラック・ショーマン」は東野圭吾さん原作。現在小説ではシリーズ2作目までが刊行されていますが、福山雅治さんが主人公の手品師を演じ、探偵役として兄の殺害犯人を明らかにします。相棒である姪を有村架純さんが演じます。
「宝島」は第160回直木賞受賞作である真藤順丈さんの作品の映画化です。妻夫木聡さん、永山瑛太さん、窪田正孝さん、広瀬すずさんら豪華キャストで、戦争直後のアメリカ統治下の沖縄を舞台に若者たちの苦悩を描きます。上映時間3時間11分という大作です。映画評では、今年、「国宝」に並ぶ作品だと評されていますので、これは楽しみですね。3時間11分の長さはトイレが心配ですが。
「遠い山なみの光」はノーベル賞作家であるカズオ・イシグロさんが自身の出生地である長崎を舞台に書いた作品です。広瀬すずさん、吉田羊さん、二階堂ふみさんらが出演します。
そのほか、バカリズムさんが脚本を手掛けた「ベートーヴェン捏造」、2023年の映画第1作及びアマゾンプライムで配信されたドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編である「沈黙の艦隊 北極海大海戦」、2021年にNHKで放映された「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」の映画化である「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」も観に行きたい作品です。
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