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身 辺 雑 記

2025年11月1日(土)
11月になりました

 11月になりました。今年もあと二か月を残すだけです。今日は大学時代の同級生と久しぶりに会うために東京に行ってきました。彼が出張でこちらに来た際に会って以来、なんと30数年ぶりの再会です。これまで年賀状のやり取りだけで近況を伝え合っていたのですが、お互い元気なうちに一度会おうということになり、両方が行きやすい東京で会うことに。当たり前ですが、お互い歳を取りましたが、東京駅の改札口で待ち合わせしてもすぐわかりましたねえ。2時間という短い時間でしたが、近況を語り合いながら美味しいお酒を飲んできました。気の置けない友人と飲む酒は、一段と美味しかったです。
 友人と会うのは夜なので、その前に、東京で芸術の秋を堪能。東京都美術館で開催中の「ゴッホ展 家族はつないだ画家の夢」と東京国立博物館で開催中の「運慶 祈りの空間 興福寺北円堂」を観てきました。前者は、ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点があてられた展示会です。全然売れなかったゴッホの理解者は弟のテオでしたし、テオの死後はその妻のヨーがゴッホの作品を世に出すことに尽力したそうです。ゴッホの作品が今の世にも評価して残っているのは、彼ら家族の努力もあったのでしょう。後者は京都の興福寺所蔵の弥勒如来坐像、無著菩薩立像、世親菩薩立像、四天王立像(持国天)、四天王立像(増長天)、四天王立像(広目天)そして四天王立像(多聞天)の国宝7体だけの展示でしたが、さすが国宝です。これは観る価値がありましたねえ。言葉で表現できないくらいの感動で圧倒されました。高橋一生さんの音声ガイドを聞きながらじっくり鑑賞しました。
 二つの展覧会が意外と順調に観ることができたので、どうせなら上野で開催されているもう一つの展覧会、「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」を観に開催場所の国立西洋美術館に向かったのですが、なんと入場制限で大行列。係の人に聞くと会場内もかなりの混雑ということで、今日は観るのを断念しました。とにかく、グッズ売り場に入るための列が美術館の建物から外に伸びているのにびっくりでした。開催したばかりの三連休初日ですし、日本人は印象派が大好きですからねえ。
 「印象派展」は観ることができなかったものの、ゴッホを観て、国宝を観て、そして友人と旧交を温めた素敵な、そして満足のいく一日でした。
 今月の読書ですが、今年のベスト10がだいたい10月末までの刊行の本が対象なので、ちょっと本の発売も落ち着いているという感じです。その中では、七河迦南さんの「わたしがいなくなった世界に」(東京創元社)。児童養護施設七海学園の子どもたちと保育士・北沢春菜が遭遇する日常の謎を描く「七つの海を照らす星」、「アルバトロスは羽ばたかない」に次ぐシリーズ第3弾です。前作「アルバトロスは羽ばたかない」が刊行されたのが2017年11月ですから8年ぶりの新作ですね。前作の内容もすっかり忘れてしまったのですが、感想を読むとかなり感動したようなので、その続編ですから期待したいです。そのほかでは、久しぶりの湊かなえさんの新作「暁星」(双葉社)も楽しみです。現役の文科大臣で大御所作家でもある人物が全国高校生総合文化祭の式典の最中に刺殺される事件から始まる物語です。湊さん自身が「29作目にして、私はこの作品が一番好きだと断言できます。」という作品です。
 今月の映画は10月と違って観たい映画は少なめです。洋画では「プレデター バッドランド」、邦画では朝倉かすみさん原作の同名小説の映画化で堺雅人さんと井川遥さん共演の「平場の月」、山田洋次監督、倍賞千恵子さん、木村拓哉さん共演の「TOKYOタクシー」、あとは「新聞記者」が数々の賞を受賞したシム・ウンギョンさん主演の「旅と日々」くらいでしょうか。「プレデター バッドランド」はプレデターを主人公に描いた作品です。今まで“狩る”側のプレデターが“狩られる”側になります。「平場の月」の本の内容はすっかり忘れていましたが、改めて感想を読むと、幼い頃実は好きだった相手と中年になって出会ったときの二人の想いを堺雅人さんと井川遥さんがどう演じてくれるのでしょう。「TOKYOタクシー」の山田洋次監督は94歳、倍賞千恵子さんは84歳です。お二人とも年齢相応に老いましたけど、その年齢でまだ頑張っていますからねえ。特に山田洋次監督は凄いです。そして、私にとっては倍賞さんはいつまでも綺麗なままの“さくら”です。
 今月の展覧会は本日観た「ゴッホ展 家族はつないだ画家の夢」、「運慶 祈りの空間 興福寺北円堂」に、今日混雑していた「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」はもう少し後に観ることとして、今月後半にはSOMPO美術館で開催している「ユトリロ展」を観に行きたいと思っています。
 そして、今月は観劇を2本。本多劇場で開催する「マイクロバスと安定」とパルコ劇場で開催する「大パルコ人⑤オカタイロックオペラ」を観に行く予定です。前者は、竹中直人さん、生瀬勝久さん、飯豊まりえさんらが出演、後者は、阿部サダヲさん、松たか子さん、峯田和伸さん、、宮藤官九郎さんらが出演です。

2025年10月28日(火)
クマ被害が急増

 このところクマによる人の被害が急増しています。山の中のクマの好物の椎やナラの実が不作なので、食べ物を求めて里地に降りてくるようです。以前は柿の実や放置した生ごみとかを食べていたのに、今では飼育されている鳥や庭で飼われている犬までがクマに襲われ、更には人間までが何人も犠牲となっています。行政にはクマを殺すなと声高に抗議をしてくる人がいるようですが、犠牲になった人やその家族の思いを考えると、射殺もやむを得ないと思います。今までは罠で捕まえて山奥に逃がしていましたが、犬や人間を餌だと認識してしまったクマは山の中に食べるものがなければ、里に下りてきてまた被害を与える恐れがあります。クマが里に下りてくるのは自然を破壊する人間のせいだと射殺に反対する人は主張しますが、確かにそういう面はあるにしても、殺された人に責任があるわけではありません。その人だって、昔からそこに住んでいたのでしょうから。我が家の妻や娘はウォーキングをしていた道にまでクマに注意という看板が立っているため、怖くてウォーキングもできないと嘆いています。被害者の多い秋田県知事はクマに対し自衛隊の出動を要請していますが、果たして自衛隊は出動するのでしょうか。何はともあれ、人の被害だけは防がないと。

2025年10月26日(日)
「愚か者の身分」を観てきました

 今日は一日中雨という天気予報だったので、予定していた庭づくりもできないなあと思って、朝からシネコンへ映画「愚か者の身分」を観に行ってきました。半グレの下部で闇ビジネスに携わる青年が、その世界から抜け出そうとする様子を描きます。闇社会には簡単に落ちることはできますが、そこから抜け出すことは難しく、代償は大きかったですね。ラスト以降、果たしてタクヤ、マモル、剣士の3人はどうなるのでしょうか。気になります。
 映画館を出ると、外は雨が止み、青空が見えていました。急いで図書館に本を返却に行き、新たに借りて家に戻ってきてから、予定をしていた庭づくりに取り掛かりました。おぎはら植物園さんから購入して、植え付けが残っていた宿根草を植え付けるとともに、雑草が枯れた部分に来年雑草が生えてこないように、グランドカバーとしてタイムロンギカリウスを植えました。成長すれば春にはピンクの小花を咲かせてくれるはずです。

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