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12月になりました。ついに今年も1月を残すだけになってしまいました。年齢を重ねるごとに月日の過ぎるのが早く感じます。
今月は様々なベスト10が発表になる月です。何はともあれ、「このミステリーがすごい! 2026年版」の結果がどうなるのかが一番気になります。今週発売の予定です。積読本の中にベスト10に入った作品があれば、そちらを読むよう図書館からの貸し出しをセーブしなくては。
その中で今月の読書ですが、年末という時期も関係してか、あまり読みたい本が刊行されません。まずは、奥田英朗さんの三部作の完結編となる「普天を我が手に 第3部」(新潮社)は読まないわけにはいきません。GHQの占領が終わり、高度経済成長期の中で、竹田志郎、矢野四郎、森村ノラ、五十嵐満の4人が果たしてどんな人生を歩んでいくのか。楽しみです。あとは、佐々木譲さんの日露戦争でロシアに負けた日本のその後を描く歴史改変シリーズ第3弾である「分裂蜂起」(集英社)がシリーズ完結編です。そのほかでは京極夏彦さんの「猿」(KADOKAWA)でしょうか。
今月の映画ですが、まずはテレビドラマの映画化作品が2本、天海祐希さんの「緊急取調室」と福山雅治さんと大泉洋さんの「ラストマン FIRST LOVE」。前者は、本当は2023年に公開の予定でしたが、共演の香川照之さんの事件があって、公開延期となり、配役を変えて撮り直しとなった作品です。ようやく日の目を見ますね。後者は福山雅治さん演じる全盲のFBI捜査官と大泉洋さん演じる刑事による2023年放映ドラマの映画化です。テレビでは二人は実は兄弟だったことが明かされましたね。そのほか邦画では「新解釈 幕末伝」でしょうか。福田雄一監督作品ですから、これはコメディといっていいのでしょうね。
洋画は、まずは、「ミッド・サマー」のアリ・アスター監督の「エディントンへようこそ」。コロナ禍でロックダウンされた小さな町の町長選が全米を巻き込む騒動になっていく様子を描いた作品だそうです。ホアキン・フェニックス主演です。「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」はシリーズ第3弾です。ただ、前作の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」がコロナ禍の中ということもあって、観ていないんですよねえ。さて、どうしようか思案中です。「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」は設定が私好みの話です。友人の結婚式で知り合ったデヴィッドとサラがレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いたドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていたというストーリーです。こういうファンタジー好きなんですよねえ。
今月の観劇は2本。毎年恒例、サンシャイン劇場でのキャラメルボックスのクリスマスツアーですが、今年は「トルネイド 北条雷太の終わらない旅」です。私は観ていないのですが、1995年に上演された「レインディア・エクスプレス」、2003年に上演された「彗星はいつも一人」のタイトルを変えての再々演だそうです。もう一本は新橋演舞場の劇団新感線の「爆裂忠臣蔵」を同じ日に梯子します。「爆裂忠臣蔵」はチケット抽選に何度も応募しまくって、ようやく3階席が取れました。新橋演舞場の3階席は入ったことがないのですが、どんな感じなんでしょうか。18時開演ですが上演時間が休憩時間を含めて3時間50分という大作ですから帰宅は日を越してしまうことになりそうです。
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