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身 辺 雑 記

2025年9月1日(月)
9月になりました

 9月になりましたが、暑さは和らぎません。今日も36度まで気温が上がりました。トランプは地球温暖化など何とも思っていないようですが、このままだと本当に大変なことになってしまいそうな気がします。
 今月の読書ですが、9月といえば毎年恒例の石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズの新作が発売になります。今年も下旬にシリーズ第21弾「池袋NO NAME」(文藝春秋)が発売になります。今回はどんな現在を切り取ってくれるのでしょうか。そのほか、7月に刊行された奥田英朗さんの「普天を我が手に」(講談社)の第二部が発売になります。今回は太平洋戦争勃発からの話になるようです。果たして、子どもたちはどんな関わり方をしていくのでしょう。
  もう一冊は、真藤順丈さんの第160回直木賞受賞作「宝島」の続編である「英雄の輪」(講談社)です。今月に「宝島」が映画化されるので、その点からも楽しみです。
 今月の映画は、洋画はこれといって観たい作品はなく、逆に邦画は観たい作品が盛りだくさんです。「俺ではない炎上」「ブラック・ショーマン」「宝島」「遠い山なみの光」といった小説の映画化が相次いで上映されます。
 「俺ではない炎上」は浅倉秋成さん原作で阿部寛さんが主演を務めます。SNSでいつの間にか殺人事件の犯人とされてしまった男が、逃げながら自分の無実を証明しようと奮闘する作品です。ネットでは真実ではないことも、あたかも真実であるように広まっていきますから、一度フェイクニュースを流されると怖いですよねえ。
 「ブラック・ショーマン」は東野圭吾さん原作。現在小説ではシリーズ2作目までが刊行されていますが、福山雅治さんが主人公の手品師を演じ、探偵役として兄の殺害犯人を明らかにします。相棒である姪を有村架純さんが演じます。
 「宝島」は第160回直木賞受賞作である真藤順丈さんの作品の映画化です。妻夫木聡さん、永山瑛太さん、窪田正孝さん、広瀬すずさんら豪華キャストで、戦争直後のアメリカ統治下の沖縄を舞台に若者たちの苦悩を描きます。上映時間3時間11分という大作です。映画評では、今年、「国宝」に並ぶ作品だと評されていますので、これは楽しみですね。3時間11分の長さはトイレが心配ですが。
 「遠い山なみの光」はノーベル賞作家であるカズオ・イシグロさんが自身の出生地である長崎を舞台に書いた作品です。広瀬すずさん、吉田羊さん、二階堂ふみさんらが出演します。
 そのほか、バカリズムさんが脚本を手掛けた「ベートーヴェン捏造」、2023年の映画第1作及びアマゾンプライムで配信されたドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編である「沈黙の艦隊 北極海大海戦」、2021年にNHKで放映された「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」の映画化である「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」も観に行きたい作品です。

2025年8月29日(金)
「8番出口」を観てきました

 今日は仕事帰りにシネコンに寄って二宮和也さん主演の「8番出口」を観てきました。金曜日の夜だけあって、また、今日が公開初日ということもあってか、田舎のシネコンでもそれなりの人の入りでした。世界的にヒットしたゲーム「8番出口」の実写化だそうです。ストーリーは、『地下鉄から降りて元恋人からの電話を受けて話している男が地下道の中で迷ってしまい、いつまでたっても出口にたどり着かず、やがて、壁に掲示された奇妙なご案内を目にする。そこには「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から外に出ること」と書かれていた。男は8番出口を目指して異変がないか探しながら進むが、何度も元に戻ってしまう・・・』というお話です。なぜ、二宮くん演じる男がそんな地下通路に迷い込んでしまったのかの説明はありません。不条理なストーリーなので、そんなことはどうでもいいのでしょう。ワイシャツ姿の”歩く男”を演じる河内大和さんが強烈な印象を残します。大ヒットしたTBSテレビのドラマ「VIVANT」にも出演していましたね。そうそう、Youtuberのヒカキンが地下鉄を降りる二宮くんとすれ違う人物として、ただそれだけのために出演していましたね。正直のところ、カンヌ映画祭に選出されるほどの作品なのか、個人的にはいささか疑問。

2025年8月23日(土)
「新・幕末純情伝」観てきました

 今日は東京へ行ってきました。一番の目的は紀伊国屋ホールで公演中のつかこうへいさんの「新・幕末純情伝」を観るためです。
 会場は昔からのつかファンが多かったのでしょうか、白髪の人や髪の毛が少ない人が目につきました(他人のことは言えませんが。)。若い人は沖田総司役の村山彩希さんのファンでしょうか。ミュージカルと謳っていたので、どうなんだろうと不安に思いながら観に行きましたが、確かに歌唱シーンや踊るシーンもありましたが、それほど違和感なく観ることができました。席も前から4列目の真ん中だったので、役者さんの表情や飛び散る汗やつばまで見えて迫力がありました。
 やっぱり何度観ても感動です。今日も目に涙が浮かんでくるシーンが何度もありました。桂が米屋の丁稚だった時に泥の中に落ちた米粒を泥と一緒にじゃりじゃりと噛むシーン、教師になりたいと言っていた新撰組隊員の○を総司が斬るシーン、総司を見捨てた桂のために、長州に行って桂の好きな人を連れ帰り花嫁衣装を着せて天皇のもとに連れて行けと言うシーン等々涙が溢れるシーンが満載でした。
  演出の岡村さんがアイドル好きなのか、このところ、沖田総司を演じたのが松井玲奈さん、北原里英さん、菅井友香さんとアイドルばかりですが、今回も元AKB48の村山彩希さん。歌は大丈夫でも初めての舞台の演技はどうなんだろうと思いましたが、今日を入れて2回の公演を残すのみということでだいぶ慣れたようですね。殺陣もやったことはなかったそうですが、近藤勇役の久保田創さんによると、みんなより早く来て練習していたリ、家に竹刀や木刀を持って帰って練習していたそうです。
 今回の作品では勝海舟を演じた細貝圭さんや、近藤勇を演じた久保田創さん、新選組隊士・二宮を演じた佐久本宝さんなど、つか作品にお馴染みの役者さんが出演し、安心して観ていられたのですが、個人的に今回の作品で一押しは、岡田以蔵を演じた嘉島陸さん。殺陣も素晴らしかったし、最初の河原のシーンから最後の総司に斬られるシーンまで、とにかくその演技が心に響いてきました。坂本龍馬を演じた百名ヒロキさんはつか作品では初見でしたが、ミュージカル作品の「レント」に出演していたそうですから、今回の革命ミュージカルにはピッタリでしたね。
 今日は高校野球で沖縄尚学が優勝したそうで、沖縄出身の佐久本宝さんの公演前の提案で、沖縄尚学の応援の形を取り入れたシーンもありました(うまくいかなかったようですが。)。準決勝で山梨学院が惜敗した山梨県人としては悔しいシーンでしたけど。
 いやぁ~おもしろかったです。何度でも観たいですね。
 舞台の前は映画「木の上の軍隊」を、舞台後には映画「入国審査」を観ました。どうも貧乏性なので、せっかく東京まで行って舞台1本だけではもったいないと思ってしまうんですよねえ。前者は堤真一さんと山田裕貴さん主演の邦画です。第二次世界大戦中、沖縄の伊江島で終戦に気づかないまま2年間も木の上で生き抜いた2人の日本兵の実話に着想を得た井上ひさしさんの舞台劇の映画化です。堤真一さんと山田裕貴さんの演技が素晴らしかったです。
 一方「入国審査」はスペイン映画です。映画評が良かったので観ようと思った作品です。スペインから移住のためにアメリカにやってきたカップルが空港の入国審査で止められ、別室に連れていかれて受ける尋問の様子を描いた作品です。上映時間77分という短い時間の中で、緊迫感溢れる尋問の様子が描かれていきます。お金かけなくてもアイデアで面白いものは作ることができることが証明されました。この映画、ラストも意外でしたが、それ以上にこれからどうなるのと考えさせられる映画でしたね。
 舞台に映画2本と充実した1日でした。

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