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「現代科学否定厨を否定」への返事7
著者 高田敞
(以下{ }内は、「現代科学否定厨を否定」よりの引用。黒字は「現代科学否定厨を否定」の原文です。青字は、私の返事です)
今度は地球表面と太陽表面のことです。やはりトムキンズからの引用です。
「地球の表面と太陽の表面とのあいだの重力ポテンシャルの差ははるかに大きいため遅れの因子は0.9999995という大きな値になります。」
地球ができてから45億年間に累積された時間差を考えます。
算数でできます。地球上の時間の進み因子は、0.0000005です。したがって
(式は)0.0000005×45億年=2250年
となります。
すると太陽は、地球から遅れること2250年昔ということです。
太陽表面は今、紀元前247年にあります。紀元前247年の太陽の光が時空を超えて今地球に降り注いでいます。
そして、その光は反射して、また、2250年昔の太陽に戻っていきます。 私のつけた懐中電灯の光に浮かび上がるのは、美しいクレオパトラです、なんてことになるのかしら。なんだか怖そう。
紀元前45億年前に地球と太陽に時計を設置したら2250年ずれたというだけのこと。
ずれたなら時計合わせろよw。
問題
{紀元前45億年前に地球と太陽に時計を設置したら2250年ずれたというだけのこと。
ずれたなら時計合わせろよw。}
返事
太陽はでかいですからねえ! いくつ時計を持って行けば足りますかねえ。一つの時計でカバーできる範囲はどれくらいですか?100m2?100km2?内部にも届きますかねえ?
2250年時間を進ませるのは大変ですね。長針が1日24回転。1年8760回転。2250年で19710000回転。いやあたいへんですぞ!手ではちょっと無理かも。モーターをつけて回転させるしかないですねえ。
時計は便利ですね。針を回転させると、時間がどんどん進んで遅れた時間を取りもどせるのですから。でも、気をつけないと、あという間に50年進んで、お爺さんになってしまいますからね。100年なんか進めたら死んでしまいますからね。ほどほどにしないとだめですよ。
ところで、人が時計の針を回すと太陽の時間が動きますか?では私の腕時計の針を進めます。2時間進めます。私の時間は2時間進んで、未来に行けますか?反対に24時間針を逆転します。すると昨日に行けますか。太陽に時計をもちこんでいくら時計の針を回転させても、遅れてしまった太陽の時間を進めることはできないはずです。メリーゴーランドの回転が時間と関係ないように、時計の針の回転は時間となんの関係もありません。ただ回転しているだけです。それとも時計の針はなにか特別な力を持っているのですか。回転にともなって時空がゆがむとか、ドラエモンの机の引き出しのように、合わせた時刻に届けてくれるとか。
時計はタイムマシーンではありません。時計は地球が1回自転する間に短針が2回回転するように作っただけの機械で、時間ではないのです。単に地球の回転を計る機械なだけです。便宜上それを時間としているだけです。出社時刻も、田植えの時期も地球の回転に合わせるとうまくいくからです。だから必ず地球の回転位置に針を合わせます。時計の針を地球に合わせるのであって、時計の針に地球の回転を合わせるのではありません。地球の位置を時計の針に合わせるのは無理ですからね。
時計の針をいくら回したって太陽の時刻が変わるわけないでしょ。時計を合わせたって何の意味もないんですよ。
問題
{1万年程度ではそうずれないんだからさ。
というか億年スケールを考えるのに紀元はねーだろ。
せめて太陽系標準時を定義してそこからの誤差でローカル時を考えるべきだ。}
返事
太陽標準時もいい考えですね。でも、太陽系標準時って、確定したものはあるのでしょうか。勉強不足で私は分からないのです。今地球は太陽系標準時の何年でしょうか。2250年を考えるとき、誤差の範囲に入ってしまうのではないでしょうか。それでは太陽系標準時では表すことができないと考えます。もし表せてもそれを知っている人がどれだけいるでしょう。伝わらないのじゃないでしょうか。
そのほかに、和暦で表示してもいいのですが、無知なもので、明治以前の年号がわかりません。中国歴とか、エチオピア歴とかもあるのでしょうが、私にはわかりません。おそらく日本人であればそれらの年号表記では、伝わらないと思います。しかし、日本の場合、西暦は浸透しています。それで表示すると、多くの人が理解できます。また年単位くらいなら誤差もありません。だから西暦で表示しました。分かればいいんだから、問題はないと思います。
誤差といえば、太陽の時間の遅れは、1年1分という人もいます。これだと、遅れは8000年ほどになります。相対論でも、人によって、かなりの違いがあります。もちろん、太陽の表面と、コロナと、中心では重力も速度も異なるので、相対論では、どこを取るかで時間の進み具合は異なることになるのでしょうから、確定した時間の遅れは出てこないとは思います。誤解がないようにいいますと、私は、ニュートンの絶対時間派ですから、時間の遅速はないと考えています。
問題
ちなみに重力赤方偏移は地球の重力で確認されている。
光速近くで動くトムキンスはどんな方法で時計を合わせたでしょう。砂時計?日時計?
時間はどうやって測るのでしょう?
トムキンスが知覚する時間はトムキンスを構成する原子の挙動に依る。
それらの原子の時間が遅れるのでトムキンスの時間も遅れる。
よって砂は周りの人から見るとゆっくり落ちるがトムキンスにとっては普通に落ちる。
そして日時計はトムキンスにとってはゆっくり進む。
返事
いろいろな時計で、遅れてしまった時間をどうやって合わせるかという問題です。
トムキンスは特殊相対性効果で時間が遅れてしまいます。そこで困って、時間を周りと同じにしようとします。そこで、時計を合わせて、時間が元どおりになったと言っています。ガモフという相対論やビッグバン宇宙論で有名な科学者の考えです。
相対論効果でゆっくり進んで遅れてしまった日時計をどうやって合わせるのでしょう。というのが私の疑問です。
普通の時計なら、指でノブを回せば張りが回転します。でも日時計はノブがありません。指で影を動かすということはできません。日時計を動かせば何とかなりそうです。でもそれでは日時計の意味がなくなります。太陽の南中時の影を、ちゃんと12時に合わせておかなくては日時計では時間は測れないのですから。遅れてしまった日時計は、合わせるのが非常に難しいと思いませんか。何せ、地球と太陽の位置関係で時間を表示しているのですから、普通の時計のように、ノブをクルッと回すと、針が動くというわけにはいきません。
なんでこんなことを言っているかというと、時計を合わせると、相対論効果で遅れた本当の時間も合うというのがおかしいのじゃないかといいたかったからです。そんなことで動く時間など信じられない、相対論の時間は嘘だということが言いたかったのです。
チュレンコフ光では電子が光速を越える?
光速で飛ぶ電子は無限大の質量を持つと、ブラックホールも顔負けになってしまうのではないでしょうか。
チュレンコフ光は電子が媒質中の光速度を超えることによって起こる。
光は媒質中で遅くなるので電子は抜くことができて衝撃波が発生する。
決して超えられないのは真空中の光速度。
電子の質量云々は真空中の光速度を基準に考えなければならないので無限大にはならない。
電子が空間に影響をおよぼす度合いというのは電子の質量エネルギーと運動エネルギーの和にしかならない。
電子1つで太陽の軌道に影響を及ぼすには太陽の静止質量のエネルギー全部を1つの電子に詰め込むぐらいの芸当をしないといけない。
つまりは光速の99.99%程度ではせいぜい電子の質量を数倍にする程度でどうってことはないのだ。
問題
{チュレンコフ光は電子が媒質中の光速度を超えることによって起こる。
光は媒質中で遅くなるので電子は抜くことができて衝撃波が発生する。}
返事
相対論では、光は、何物にも、光速度ということです。アインシュタインも光速で飛ぶとしたら、自分の顔から出た光は、光速で前の鏡に当たり光速で返ってくるといっています。
したがって光速で飛ぶ電子から出た光は電子に対して光速で飛ばなくてはならないはずです。媒質によって少し速度が落ちるとしても電子に対して光速に近い速度で飛ばなくてはならないはずです。それが追い抜かれているのは、相対論に反している現象です。特殊相対論の根幹である光速度不変の原理を否定する現象です。
光時計では中の人といっしょに横に移動できるのでしょうか。
光のドップラー効果はどうしておこる?
光は上にも出ているが斜めにも出ている。
止まっている時は斜めの光はそれていってしまい永遠に反射するのは真上の光だけ。
ところが動いていると真上の光がそれていき斜めの光が永遠に反射するようになる。
返事
{光は上にも出ているが斜めにも出ている。}そのとおりです。でもそれでは相対論の光時計にはなりません。光時計は、真上に光を発射することが条件です。斜めの光はありません。まあ、レーザー光みたいなものを発射するのでしょう。その光が真っすぐ上下に往復するというのが相対論の光時計のみそです。光は真っすぐ往復しながら、横滑りしていくというのが、相対論です。秒速1cmで横に動いている光時計なら、往復する光も、秒速1cmで横滑りします。秒速124km204m3cm7mmで横に動いている光時計の中の光もやはり真っすぐ上下に往復します。ちゃんと、光時計の速度を検知して、秒速124km204m3cm7mmで横滑りするのです。とても不思議な現象です。そう思いませんか。
私もあなたと同じように{動いていると真上の光がそれていき}と考えます。秒速1cmのときは1cm、秒速124km204m3cm7mmのときは、秒速124km204m3cm7mmで光は横にそれていくと思います。
でもそれでは相対論者はだめだというのです。光は光時計に真っすぐ上下するというのです。それずに動いていくというのです。不可思議な考えです。それは、空間が伸び縮みしたり、時間が伸び縮みするから起る現象であるというのが相対論の真髄です。
実際は、あなたのいうように光はそれていきます。これは地球にやってくる星の光が、地球の進行方向に斜めになっている現象(ご存じと思いますが、光行差といいます)で実証されています。光時計の考え方は間違っているということです。
光時計は、速度によって、時間が遅れたり、空間が縮んだりする証明として考え出された思考実験にしかすぎません。本当かどうかはそれでは証明されません。光時計が間違いだと、速度によって時間が遅れたり、空間が縮んだりするという考えも間違いになってしまい、特殊相対論は破綻してしまいます。困ったもんです。だから、光行差は天体現象としては存在していても、相対論では無視されています。