走ると太る!!
(速度と質量)
 動くと重くなる相対論
 光速で動くと質量が無限大に大きくなるということが、ガモフという人の書いた,「不思議宇宙のトムキンス」にかかれてあります。引用します。「いかなる状況であれ光速を超える物体はないという事実から、ひとつの解釈が導かれます。それは加速が難しくなるのは、物体の質量が大きくなるからだ、という解釈であります。」そして、光速になると、質量が無限大になると書かれています。
 「質量が相対論的に変化するという効果は、高速で飛ぶ粒子の実験でも観測されています。」そして、電子を加速して、光速の何分の1かの速度まで加速すると、「通常の電子の4万倍もの質量を持つ粒子と同じくらい加速しにくくなる」このことは「スタンフォード大学の実験施設で確かめられております。」「速度が光速に近づいたとき、加速に対する抵抗は無限大になる」そうです。
 反証の事例
 現象
 今、オーストラリアの砂漠で、日本も含むいくつかの国で協力して宇宙から来るγ線を観測する施設を作っているそうです。一部はもう動き出しているとのことです。あと少しで望遠鏡が出来上がり来年(2004年)から本格的に観測が始まるとのことです。
 γ線は一番強いエネルギーを持った電磁波です。ところが、可視光線と違って、大気にじゃまされて地上までは到達することができません。そこで間接的に観測するそうです。
 このとき相対論から考えると、「あれ?」ということがおこります。
 観測方法はこうだそうです。宇宙を飛んできたγ線が大気にぶつかると、原子核と反応し電子と陽電子の対を大量に作り出すそうです。これが電磁シャワーとなって光速で降り注ぐらしいです。光は、空気の中では真空中より少しスピードが落ちるため、この電磁シャワーが光を追い越します。するとチュレンコフ光(あのカミオカンデで有名になった光です。)が出るらしいです。この光を観測してγ線のなぞを解くそうです。
相対論と矛盾する三つのできごと。
@  光は銀メダル?
 ひとつは、電子が、光速を超えて飛んだということです。ガモフ氏が言うには、相対論では「いかなる状況であれ光速を超える物体はない。」というのに、光は追い越されています。それも、「いかなる状況」というほどの大それたことではなく、毎日普通に地球上で無数に起こっている自然現象でです。
A  動くと太る?
 二つ目は質量の問題です。相対論によると、光速で飛ぶ電子は無限大の質量を持つことになっています。すると、このときできた電子と陽電子は光速を超えて飛んでいるのでともに無限大の質量を持っているはずです。でも、そのような現象は一つも見られません。もし電子の大きさで、無限大の質量を持つと、ブラックホールも顔負けになってしまうのではないでしょうか。地球の大きさだって、無限大の質量を持つとブラックホールになってしまいます。それを、あんな小さな電子が持つのですから、確実にブラックホールになってしまいます。そんなものが雨あられと地球に降り注いだらそれこそ地球は穴だらけになってしまいます。
 いや、光速を超えるスピードで、しかも非常に小さいから、一瞬で地球を貫通して宇宙のかなたに飛び去っていくので誰も気がつかない。気がつかないなら、ないことと一緒だから?でも、一瞬にしても、その無限大の質量が持つ巨大な重力は地球の物質を吸いこんでしまうはずです。太陽系のはずれまで何時間もかけて飛んでいく間にも、太陽さえ軽々と吸い込んでしまう重力を持っているはずです。ここでも太陽がいくつあっても足りなくなってしまう。
 光速の何分の1かなら、スタンフォード大学の実験のように相対論の効果が出ても、自然界においては、光速になると相対論の効果が現れない、というのはちょっと以上に困った問題ではないでしょうか。特に、相対論は、光速に近くなればなるほどその効果が顕著になるということなので、ずいぶん矛盾するように思うのですが、いかがでしょう。
 スピードが速くなればエネルギーがいっぱい要るというのは、何も相対論だけの専売特許じゃないんです。ニュートンの力学だって、エネルギーは、速度の2乗に比例して増加していきます。光速の4分の1の速度になったら、エネルギーが4万倍になったって驚くほどのことではありません。しかし、ニュートンの場合は、光速になっても無限大の質量にはなりません。
B  光は止まって見える?
 三つ目は、違うことからです。
 アインシュタイン氏の相対論では、「光は光から見ても光速で遠ざかる」らしいです。
 こういうことだそうです。二本の光が平行して飛んでいるとき、その一方にまたがってもう一方の光を見ると、その光は光速で遠ざかって行くというのです。
 ここで何が問題かというと、チェレンコフ光です。これは光の衝撃波です。
 音速で飛ぶジェット機は、出す音といっしょに飛ぶので、進行方向の音は同じところにどんどんたまっていきます。するとこの音の塊が大きなエネルギーをためることになって、大きな爆発を起こしてしまいます。これが音の衝撃波です。
 光にも衝撃波があるということは、これと同じことが光でも起こっていると考えざるを得ません。
 すなわち、次から次と電子から出てくる光が同じところに塊になりエネルギーがどんどん増加し、光の衝撃波を作ると考えられます。そのためには、光は電子とほぼ同じ速度で飛んでいなくてはなりません。とすると、アインシュタイン氏の「光から見ても光は光速で遠ざかる」という予言とは違って、「光は光から見ると止まって見える」ことになるはずです。
 これらの現象は相対論と相反します。どちらかが間違っているはずです。自然現象が間違っている。それとも相対論が間違っている。もちろん、相対論です。
 だから、ジョギングでダイエットしている方、太らないから安心して大丈夫ですよ。ポントトンダ
03年10月30日並刻記

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