祖父の硫黄島戦闘体験記


 私の祖父は昭和61年に他界しました。それからもう20年近くが経とうとしていますが、祖父は「戦闘体験記」なる手記を残していました。祖父は明治45年(大正元年)生まれで、日中戦争当初から4度にわたって召集を受け、太平洋戦争中は最大の激戦地の一つ「硫黄島」へ従軍していました。戦後、その時の記憶や手帳に書いてあった記録を元に書き残したようです。

 この手記は大きく分けて3部構成となっており、第1部と第2部は中国戦線、第3部が硫黄島戦の記録となっています。このページでは硫黄島戦の記録を公開しています。
 硫黄島では約2万1千の日本兵が戦い玉砕、生還したのはわずか千人ほどだったといいます。祖父の所属していた混成第一旅団工兵隊は、278名中13名しか生還しなかったとのことです。
 硫黄島での体験を綴った非常に貴重な手記を記録として残さねばと考えた時、ホームページ上での公開という方法を思いつきました。以下、戦闘体験記を公開しています。

(注)非常に長いため、5ページにわけて公開しています。
すべて原文のまま記載。

戦闘体験記

1.召集〜父島へ

2.南進命令-硫黄島へ-

3.敵来たる-昭和20年2月17日-

4.最後の戦闘

5.捕虜生活〜日本へ

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