2006年9月市議会のご報告です。


 議会の日程   9月1日(金)から27日(水) 一般質問は11日(月)から15日(金)の5日間

● 岩国市議会全員協議会について、 途中退席の経緯と私たちの考え  9月27日

 9月27日、議会終了後に開催された岩国市議会全員協議会で、私たち日本共産党市議団(大西明子団長、10人)は協議会の開催と運営に異議を表明するとともにその理由を述べて途中退席をしました。また、同日付で声明を発表しました。

 それは、米空母艦載機部隊の移転問題、民間空港問題、新庁舎建設事業にたいする国の補助金問題などいずれも市にとって重要な問題を定例議会の閉会後に、しかも防衛施設庁、県知事など説明者がまったくいないもとで協議することは、議会として市民の付託にこたえられない、との立場からです。

 本田議長は、「全員協議会の開催要請をした当の日本共産党市議団が退席するとはどういうことか」と批判しましたが、あらためてこの問題の経緯と私たちの考えを明らかにしたいと思いますので、ぜひご覧ください。

 6月3日の全員協議会での 議長の一方的質疑打ち切りが事のはじまり

 合併後の新市で、国から米軍再編に関わる初めての説明が6月市議会初日の6月3日に行われました。ところが防衛施設局の説明にたいする1人の質疑が終わった途端、議長が一方的に議事を打ち切り閉会しました。

 どんな理由をもってしてもこんな非民主的議事運営は許されません。私たち市議団は翌日、議長にたいし暴挙に抗議するとともに、再度全員協議会の開催を申し入れ 、議長は開 くと 回答しました。

 

 全員協議会開催を申し入れたのに、出てきたのは議員対象(任意提出)のアンケート実施

 ところが6月16日に突然、各派代表者会議を開き、出してきたのが、全議員を対象にした無記名アンケートの実施でした。日本共産党市議団は「議員にアンケートはなじまない」と実施反対と不参加を表明するとともに、あくまで全員協議会開催を文書で申し入れをおこないました。

 市民の間からも「議員にアンケートなど聞いたことがない」と多くの批判があり、さすがに公明党など他会派からも不参加が出ました。

 本田議長は全員協議会開催の申し入れにいったん「開く」と約束しておきながら、履行せず、「議員アンケート」というまったく異質なものを強行したのです。集約されたアンケート結果にたいし県知事も「参考にならない」とコメントしました。

 

 私たちは、国 ・県の説明者も不在で、しかも議会閉会後の開催はやるべきではない と主張

 9月6日に開かれた各派代表者会議で、議長は「議会閉会後に、国や県の説明者なしで全員協議会を開催する」と提案。

 大西団長は、「議会開会中に、国、県の説明者の出席のもとで開催を。そうでなければいま開く必要はない」と主張しましたが、この主張は通らず、代表者会議での確認にしたがい、全員協議会には出席をして見解をキチンと表明するという立場で臨みました。

 

 「今日の会議で市議会としての意志表示をしたい」との暴走する議事運営を批判して退席

 藤本ひろし議員、大西明子議員は連続して意見を述べるとともに、議長 の「在任特例中の110名の議員が意見を述べ、議会として一つの意思を決定したい」と の発言にたいし、「意思の決定を行う とは各派代表者会議でも決めていない。発言撤回を求める」と批判し、退席しました。

 

 私たち日本共産党市議団は、この大事な問題だからこそ、徹底して民主的審議を追求します。

 私たち市議団はいっかんして「市民こそ主人公」の立場から、議長にたいし、国や県の出席のもとで議会での慎重審議を求めるよう提起してきました。

 一連の経過は、だれが市民の願いにそってまじめに対応しているか、逆にだれが議会のルールも無視しているかがが明らかではないでしょうか。

 会議のなかでは、議長の議事運営への批判が相次ぎ、また「正規の議会でない仲良しクラブの討論会みたいで残念」の発言も出て、退席者が続出し、最後まで残ったのは110名中、73人の議員でした。

  日本共産党は引きつづき、国による空母艦載機受入れの押しつけを許さず、 幅広い「受入れ反対」の市民の願いをしっかり受け止め、自治体ぐるみの運動を広げてい きます。

 全員協議会の一方的な運営と、結果を議会の意思だとして国に届けるなどとしていること への抗議文を、本田議長に内容証明郵便で送付しました。内容はこちらをクリック!


 わたしたちの一般質問の内容    それぞれ名前をクリックして、ぜひご覧くださいませ。

大西明子 ←クリック!

1 財政問題について

     今後の財政状況について

2 錦川の川づくりについて

     錦川下流のしゅんせつ整備について

     牛野谷川流域の内水対策について

3 防災対策について

     消防力の現状について

4 少子化対策について

     乳幼児医療費助成制度の所得制限をなくすことについて

藤本ひろし ←クリック!

1 米空母艦載機受入れ問題

     各地で開催された集会に参加した 感想について

     空母艦載機の受け入れ反対の今後の取り組みについて

     市民集会 の開催 を提案

2 障害者自立支援法

     移行状況について

     授産施設などから支払われる工賃を上回る施設の利用料負担について

     利用料の補助制度 の創設 を求める

坪田恵子 ←クリック!

1 基地問題

     米軍機の由宇町上空の飛行について

    小・中学校のクーラー設置を求める

     NHKの受信料 減免と民家防音工事 を求める

2 福祉問題

     高齢者及び障害者の福祉タクシー券について

古谷清子  ←クリック!

1 総合支所に予算と権限を持たせることについて

    ・合併による地域住民の不安を解消するとともに、住民参画と協働による住民自治の推進や地域の特性を生かした個性豊かなまちづくりを 求める

2 介護保険について

    ・福祉用具の貸与について

    ・重度障害者が地域で生活を続けていくための介護保険のあり方について

3 農業問題について

    ・農家収入を上げるための施策について

    ・雑草の有効利用について

4  米軍機の爆音問題について

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