仙人ヶ岳 (足利)

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足利は、家から車で1時間ほどの歴史のある洒落た雰囲気を持つ街だ 街の中心にある足利学校・鑁阿寺周辺は気持ち良い散歩コースで、山の中腹にあるような栗田美術館や足利市美術館がお気に入りだった

しかし、山を歩き始める前の私は足利に山のあることさえ知らなかった 私が山に行きたといと思うようになり、初めて行った山が、足利の「行道山(ぎょうどうさん)」だった その後、足利にあるとは思えないような山らしい山の「仙人ヶ岳」を知った

「仙人ヶ岳」いったいどんな山だろうと名前に惹かれた 

今回の仙人ヶ岳は2度目だ 昨年同じ時期に歩いている

仙人ヶ岳は、足利方面からと桐生方面から、登れる 私たちは近い方の足利から登ったが、たとえ遠くとも私はこちらの道が好きだ 


私は山でも、沢筋の道はことに好きで、ココも登り始めの沢道がとても気持ちいい 今年は昨年よりも水がだいぶ少なかった 

木々の間から透けて見える青空がキレイだった

今回、私はお正月に買ったチタンのサーモスを持った事が、嬉しくてならなかった 

暮れの天狗岳で、どれほど暖かい飲み物が欲しかったことか・・ あの時は荷物を軽くするために重いサーモスは持つことが出来なかった そこで、お正月に山の店の10%offでチタンのサーモスを清水の舞台から飛び降りる決心で購入した 

しかし、里山では重さは気にならないし、その場で淹れたコーヒーの方が美味しく記念撮影で終わった

30分も歩くと沢からは離れて少し急な道に、
それが終わると熊の分岐に着く

ココから尾根道を歩けば仙人ヶ岳の頂上だ

木々の間から遠く日光連山が良く見える
写真の真ん中に白く見えるのが「日光男体山」だ 

ここからは、皇海山や庚申山、他の山々も見えているらしいが、私には分からなかった

この山の頂上は広く平坦だが、風が強く、座って見晴らせれる場所もないので、もう少し先でお昼にすることにした また熊の分岐までもでって歩き出した

少し歩くと松田ダムが見下ろせるきれいな場所がある 私たちはここでお昼にした

仙人ヶ岳 622.9m

尾根道で風が強い

前に来た時には気づかなかったが、ダムの真ん中に時々噴水が高く上がった これは時間でなのだろうか・・ 


冬の陽だまりの中、街から近いとは思えない景色の中でのんびり寛いだ

今回一緒に来た友だちと私は、とても山歩きの相性がいい 私は平地ではオシャベリなのだが、山は静かに歩くのが好きだ この彼女は若い頃に一人で山歩きしてきたような人のためか、無口と言うのではないが、話しかけなければいくらでも黙っている そして時々、あれ!と鳥を指したり、花を見つけて喜び合う 休憩中も話もするが、ぼんやりしていることも多い

のんびり寛いだのはいいが、コラから歩く稜線見ると、ええ〜?と言う気になる 写真右手の尾根道が帰り道だ 

途中に、この山の見せ場と言おうか、犬返しと言う鎖場がある 私はぶれる鎖を使うより岩を直接持のが好きだ この道は小さな山をいくつか登る形になるので、けっこうアップダウンがある もう終わりにしてよ、の気分になったが、休憩入れて5時間コースも終わった


この山は2月に咲くマンサクの花で知られている 今回もひと月早すぎて見ていないが、他にもにカタクリや二輪草とかかわいい花が咲くそうだ 暑くなるなるまでは、いつでも気軽に歩きたい好きな山です
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                    *  伊勢崎にお住まいの「おひるねの森」の酒呑童子さんの
                       山歩き記足尾・安蘇には仙人ヶ岳のいくつものステキなレポがあります

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チタンのサーモス&カップ

ここで沢が終わる

雑木林がきれいで、落ち葉が気持ちよい

遠くに白く見えるのが日光連山 真ん中が男体山