ATU_DRLayerRect

ATU_DRLayerRect　(script/fgs/system.fges)

このクラスは動作規則の評価値を目標のDRリンクの位置と大きさに適用するためのクラスです。
このクラスに目標のDRリンクと動作規則を登録することにより、
動作規則の評価値にDRリンクの位置と大きさを自動的に合わせるように構成します。

このクラスに目標のDRリンクを指定すると、その時点の位置と大きさが基本値として保存されます。
ここで目標に設定したDRリンクの位置と大きさは基本的に動作規則による処理を完了するまで、その他の方法で変更しないようにしてください。
その他の方法での変更を行うと動作規則による更新と競合して不安定な挙動を示す可能性があります。

基本動作規則はスクリプト側から操作されない限り、永続的に動作し続けます。
一時動作規則は登録されている全ての一時動作規則の適用時間終了後、基本値に合成されて削除されます。

位置座標の初期値は0で、最後に基本値が加算されます。
大きさの初期値は基本値で、最終評価値がそのまま反映されます。

●継承/注入

extends AnimateTransUnitRect_Base

●インターフェイスとインターフェイスメソッド

extends IAutoUpdate

●クラスメソッド

このクラスはクラスメソッドを持っていません。

●クラスメンバメソッド

名前	概要
`SetBasicRect`	目標のDRリンクに位置と大きさを反映します
`SetCenterRect`	領域の中心を原点として位置と大きさを設定します
`Reset`	登録されている全ての動作規則を削除します
`SetTarget`	目標のDRリンクを設定します

●クラス共有変数

このクラスはクラス共有変数を持っていません。

●インスタンス変数

名前	概要
`target_window`	目標ウィンドウ
`layer_id`	目標レイヤーID
`dr_id`	目標DRリンク識別子

ATU_DRLayerRect::SetBasicRect

internal Bool SetBasicRect( Integer x, Integer y, Integer w, Integer h)

目標のDRリンクを指定した座標に移動し、さらに大きさを変更します。

戻り値：処理に成功すると真を返します。

Integer x ：移動先のX座標。
Integer y ：移動先のY座標。
Integer w ：新しいDRリンクの横幅。
Integer h ：新しいDRリンクの縦幅。

先頭へ

ATU_DRLayerRect::SetCenterRect

internal Bool SetCenterRect( Integer x, Integer y, Integer w, Integer h)

   目標のDRリンクを指定した座標に移動し、さらに大きさを変更します。

   このメソッドは指定した座標を領域の中心となるようにDRリンクを移動させます。

戻り値：処理に成功すると真を返します。

Integer x ：移動先のX座標。
Integer y ：移動先のY座標。
Integer w ：新しいDRリンクの横幅。
Integer h ：新しいDRリンクの縦幅。

先頭へ

ATU_DRLayerRect::Reset

public override void Reset()

登録されている動作規則を全て削除し、目標との接続を切断します。

先頭へ

ATU_DRLayerRect::SetTarget

public void SetTarget(editable TileMapWindow? target_window,              Integer layer_id, Integer dr_id, Integer posmode=SelfType::POS_CENTER)

   動作規則の評価結果を位置と大きさに適用する目標のDRリンク情報を設定します。
   既に目標DRリンクが設定されている場合、現在の目標DRリンクの設定は解除されます。

editable TileMapWindow? target_window ：[入出力]評価結果を適用するDRリンクを持つウィンドウオブジェクト。
      空参照を指定した場合は目標設定を解除します。
Integer layer_id ：評価結果を適用するDRリンクがあるDRレイヤーID。
Integer dr_id ：評価結果を適用するDRリンクの識別子。
Integer posmode=SelfType::POS_CENTER ：評価結果の原点を指定します。以下のいずれか。

識別子	意味
`AnimateTransUnitRect_Base::POS_BASIC`	領域の左上端を原点として使用します。
`AnimateTransUnitRect_Base::POS_CENTER`	領域の中心を原点として使用します。(デフォルト)

先頭へ

ATU_DRLayerRect::target_window

internal Pointer<TileMapWindow> target_window

目標DRリンクを持つウィンドウオブジェクト。

先頭へ

ATU_DRLayerRect::layer_id

internal Integer layer_id

目標DRリンクがあるDRレイヤーID。

先頭へ

ATU_DRLayerRect::dr_id

internal Integer dr_id

目標DRリンクの識別子。

先頭へ

[前へ] [目次へ] [次へ]

最終更新 2018/03/06