地名 |
No.1
首都レコン=ジュネ |
ハザードの首都、この都市だけ何故か国名と名前が違う。
首都というだけあって高層ビルやマーケットのひしめき合う活発な街である。
しかしその実、各種の研究機関も非常に多く存在しており”生体実験の聖地””神を冒涜する街”とすら呼ばれている。
そしてそれらの研究施設を守るかのように、国の内外に物々しい軍事基地が配備されている。
街の周辺には様々な生物の養育施設が広がっている。
研究機関で開発された新型生物、また生物兵器はこの街の”マーケット”を通じて全国に流れている。
街中ではポックが車を引いていたり、巨大な鳥獣の背に乗って移動する人がいたりする。
他の二強の首都と比べると軍事色が強いが。
その反面人々は解放的で朗らかであり、古くから様々な亜種・亜人が共存していたこともあって差別も少ない。
ただ異種族における考え方違いや、様々な宗教を内包する都合上、稀に内紛も起こっている。
また、研究中の異貌が逃げ出すという事件も珍しくないようである。 |
No.2
ルチルス |
ハザードの片田舎。
少し行けば大きな川が流れており、雄大な自然の恩恵を漏れなく受けることが出来る。
とはいえ、働き手である若者の一部は都心部へ行ってしまう為、残った子ども達は村全体で大事にたくましく育てている。村全体が協力し合うが、余所者はあまり好まない。
肉体改造をして村へ戻り、異貌を狩る者もいる。それを相手にする武具屋や道場もあるが、畑仕事の合間に行う副業といった感じ。
名物は「赤いダイヤ(餡子入りモナカ)」。お立ち寄りの際は是非、お土産に。 |
パークサイド |
ルチルスのお隣。村ではなく街と言える程度には栄えている。
鉄工の街≠ニ呼ばれ、鉄製の製品を扱う職人が多い。腕利きが揃う隠れた名所で、ベテランハンターは近くを通り掛れば用事が無くとも足を運ぶと言う。
石畳とコンクリートで整備されつつも、遊歩道には樹木が並び、川と川が街に幾つも通り橋を形成している。首都レコン=ジュネの雛形として、片田舎を整備した結果らしいが、本家よりサッパリした感じになった。老後に住みたい街ベスト3。
若者事情は、其処等の田舎町と同じく若者は出て老人は居る。
伝説級犯罪者灼熱の揺り篭≠フ出身地だが、陰りは無く、寧ろソレを名物にした【灼熱饅頭】などが名物として販売されているというタフな場所。 |
No.3
原始保護特区 |
恐竜を始めとする巨大生物を一括管理する南方の大平原である。
キングコン○が殴り合いをしてると思えばミニ○ジラもどきがプテラノドンを撃ち落として食べている。
想像を絶する世界がそこにはある。
一般人の侵入は禁止されており、厳しい管理がなされている場所だ。
政府の保有する重要な研究機関が集中しており、ドラゴンの研究もここで行われていると考えられている。
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No.4
クレイア |
ラクナスとの経済特区に指定されている、小都市。
元々ラクナスの国土に近かったこの地方は、ハザードでは比較的瘴気の影響が強い地域であり、地理的に首都から遠いということもあって隣国ラクナスに支援を求めることも多かった。
クレイアはラクナスの小都市、ローグの誕生とほぼ同時期に生まれた街で、クレイアとローグは実質持ちつ持たれつの関係で存続していると言っていい。
ラクナスから流れてくる高度な科学技術はこの街の生活水準を大きく向上させており、クレイアが規模的には小さくとも都市と呼ばれる所以でもある。
余りに便利すぎて、ハザード国民の特徴的な精神的強靭さが失われつつある、と指摘する声もある。
最近では、ラクナスにある姉妹都市ローグを通した、技術の流出を嫌う政府が交易の規制を強めようとしているが、クレイア市民の猛反対を受け、実行に移せずにいる。 |
No.5
クロエス大聖堂 |
ハザード及びソレイユの境界線地区、別名【緩衝区】に存在する教会。
(地理的に)片田舎な割には、名前に相応しく大規模な造りに、名のある聖職者が在籍している変わった教会。
壁には魔力吸収特殊素材が満遍なく使用され
【清浄】の洗礼を施された大理石が所々に造形物としてあしらわれ
無数に設置されている十字架などは十字教本部で特別に洗礼を施されている、という一種要塞のような防御力を誇る神の家。
大げさな整備や人員が存在する理由は一つ。
此処こそが、伝説と化した殺人鬼【灼熱の揺り篭】が囚われている封印場。
万が一があったときのために、結果的に増設され続けてきたと言われている。
普段は、信者が集い礼拝するためにしか使われないが。半年に一度、西に存在する別塔が解放され、【灼熱の揺り篭】が眠る封印塔を見学する為のツアーが存在する。
元々は歴史学者や考古学者の為に解放していたのだが、此処百年は利益が見込めると見て一般解放され。毎回毎回見学者が多く、利益も上々だとか。
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No.6
第十三研究所 |
小さいものを合わせると現在三十を数えるVeratyr社の研究所の一つ。
建物自体は古く、三百年以上前に建てられたものだという。
過去この研究所で大規模な生物兵器の開発が行われていたらしいが、始動実験に失敗。在中していた研究員が全て殺された挙句、施設も半壊したところでハザードの軍により漸く事態は沈静化したという。
その際暴れたとされる試験体は(公式によると)破棄。建物も修復されLPシリーズの初期タイプの開発場所として暫くは使用されていたが、立地の悪さから次第に首都に近い研究所へと機材が移され百年ほど前に閉鎖された。
だが、その後も時折大きな車が敷地内に入っていったり。肝試しに侵入した若者たちが戻らなかったりと妙な噂が絶えない。 |
No.7
ソーウェイ |
ハザード大陸の近海に存在する小島。
ハザードの建国当時から稼動する、大規模な研究機関が存在している。島の内部が掘り抜かれ、都市ひとつが丸ごと収まるような大空洞の中に、研究のための施設群が存在する。
その規模は首都に勝るとも劣らず、設備も人員も常に最高のものを国から提供されている。
同時にセキュリティのレベルも相当なもので、島への出入りは厳重にチェックされ、無断で進入しようものなら、どんな相手であろうと問答無用で抹殺される。
それほど秘匿性の高い危険な研究……様々な理由から首都では行えない研究が、この施設に持ち込まれてくる。ハザードの確保した九十九の鍵を管理、研究するのもこの施設である。
施設内の研究と九十九の鍵を守るため、この島は独自の軍隊まで保有している。ひたすら「守る」ことを主眼に置いた武装と訓練を施されたこの軍隊は、拠点防衛においては世界屈指の実力を誇るという。 |
ネコシー一族の村 |
ハザードのどこかにあるという楽園。
一部の人々は命をかけて探しているが、そういった邪な人間には一生見つからないという。 |
その他 |
Veratyr社
(組織) |
『人間の神』という古代神話の名前を掲げる会社。LPシリーズの開発元でもある。表向きは異貌を対象に生体や特性、ハンター向けに戦闘能力や弱点などの情報を引き出し広く提供しているが、一方で人工生命体や生物兵器の開発も行う。ハザード政府と密接な関係にあり、研究資金の一部は国の予算から産出されている。
会社という形態ではあるものの実質は大規模な研究所であり、研究者と営業などを行う人員との割合はほぼ9:1。研究主任が実質社長として扱われる。
才能に惜しむ財は持たないと言われ、支払われる給料の高さから就職を求める者が後を絶たない。
歴史は古く、前身の組織は千年以上前から存在していたらしいが。三百年ほど前に起きた大規模な実験中の失敗において携わっていた研究員をほぼ全員喪う事になる。LPシリーズはその実験の副産物だったらしい。
現在はハザード国内の数箇所に研究所を設けているが、最近もそのうちの一つが実験中の事故で大破したり。ドラゴンを開発したのではと噂されつつも、同時にその時の大破した事故で外に逃がしたのではないかとも言われている。 |
Living Puppet
series
(特殊) |
通称『LP』
Veratyr社が作る生体パーツで構成された人工生命体の総称。
頭の中には脳の変わりに動物(依頼次第では人)の遺伝子データが組み込まれたチップを有し、それを拠り所に主人の判別や簡単な思考を行う。
ハザードの富裕層を中心に各国で販売されており、用途は主に召使や門番、護衛として使われる事が多く。一部のマニアの間で戦闘用のLP同士を戦わせる大会も頻繁に行われている。
素体の性別や容姿は好みにカスタマイズすることができるが、戦闘能力を持った素体は通常のものよりも値段が倍になる。
特徴として、右肩に商品ロゴと識別バーコードが掘り込まれており、首か手首に制御装置がついている。これが壊れると主人に従わなければいけないという強制感が消えてしまうため、逃げられるか運が悪いと危害を向けられる場合がある。
感情というものが皆無に近いほど微弱で、教え込めば感情表現豊かに喋らせることは可能。
ただしあくまでそのように振舞う教育をされただけなので厳密には感情的な行動ではない。
表にいると盗まれる事が多いため室内にいる事が多いが、自力で制御装置を破壊したり持ち主に捨てられた野良が徘徊してるケースがある。
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ネコシー一族
(種族) |
ネコシー一族。
ハザードにおいては最も古い亜人種であり、キュートなネコミミと尻尾が特徴の人気者である。
彼らはその外見の代償なのか遺伝的な”うっかりさん”が多く、憎めない連中だ。
その絶対数は少なく、各地で稀に見かける程度である。
一部で奴隷にされていたという過去があり、人権回復に苦労した種族でもある。
にもかかわらず笑顔を振りまき続ける彼らは、ハザードで最も強い生き物なのかもしれない。 |