BabeLの世界

ラクナス

ソレイユ

ハザード

東方三国同盟 

神代回帰』と呼ばれる地殻大変動が引き起こったことにより、世界の大陸は超大陸パンゲアに似た形へと変化した。
プレートの移動方向が神代回帰発生時より逆転しており、世界は「誕生」から「滅び」へと転じていると、ある学者は語る。

お互いの反目からか主大陸に統一された呼び名はなく。
主大陸には熱帯の多いハザード大陸、乾燥帯の多いラクナス大陸、温帯の多いソレイユ大陸が存在し、遥か東方には第二アジア大陸が確認されている。
しかし第二アジア大陸の7割は高濃度の瘴気に覆われており、衛星写真でも全容は確認されていない。

地図にはないが、ラクナスは月にも領地を確保してしている。

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地名(白文字を解説)

No.1
  悪意の渦

 
 悪意の渦とは、この陸中の海に常時発生している大渦のことである。
渦の深部からは強力な魔力が放出されており、この付近では一切の機械・魔術具は使用できない。
魔術そのものも正常な効果を発揮せず、異貌に至っては発狂したあげく力を奪われて死に絶えるという。
この地はかつて湖だった。
それが現在の地中海のような形になったのは、ドラゴンが原因である。
過去の話。
当時未完成であったハザードの兵器「ドラゴン」をラクナスが察知し、軍縮を取り決めた条約に違反すると警告する事件があった。
そこから様々な政治闘争が生まれ、ついにハザードは威嚇としてそのドラゴンを国境に配置する。
緊張が高まる中、とある事件が起こった。
ドラゴンが暴走したのである。
ドラゴンが放ったたった一発の炎獄吐砲ブレス。それが湖をえぐり海へと変えた。
その悪夢のような破壊力に恐怖したのはもちろん民衆だ。各国の国民が総団結して圧迫し、ついに三強国が協力してドラゴンを封印することが取り決められる。
戦いの末、最終的にソレイユが自国の所持する魔剣によってドラゴンを封じる事となる。
これにより両国に停戦と弁償の約束を取り付けたソレイユが、この事件では一人勝ちしたわけだが。
試験体のドラゴンを封じた魔剣は今もこの海の水底に眠っている。
それが、悪意の渦の根源である。
この付近には瘴気を帯びない特殊な水棲生物が発生しており、現在でもしばしば陸に上がっては被害を与えているという。
それらは全て爬虫類であることから、ドラゴンとの関連性が指摘されている。

No.2
 過ちの国


 いわゆる「遺跡の国」である。
過去において発展していた都市遺跡が数多く存在する地域で、九十九の鍵もここで最初に発見されたといわれている。
しかし遺跡の殆どに大型の亀裂が存在し、そこには強力な異貌が生息している。
瘴気濃度が高すぎること、海流の影響で非常に寒冷なこと、この2点から最近までどの国にも属さない主権未確定地域だった。
しかし近年は九十九の鍵が発見されたことにより、各国が領有権を主張し睨み合っている。

No.3
 水中都市ラプラス

 
 全ての国が戦争に参加したわけではない。
第三次世界大戦において最後まで平和的停戦を呼びかけ、中立を貫いた国がある。
その末裔達が住まうのがこの水中都市ラプラスである。
地上に、彼らの居場所は残されなかったというわけだ。
この都市には俗に言う進化人類が住んでおり、彼らは水圧に耐え水中呼吸を行える。
そういった進化を人工的に起こすことで、彼らは生き延びたといえる。
ラクナスほどではないが化学も発展しており、厳格な宗教国家でもある。
尚、このような歴史があるため彼らは完全に鎖国している。

No.4
 奈落海溝

 
 かつてユーラシア大陸の存在していた場所である。
戦争の中心地となったそこには100を超えるBabeLが落とされたといわれ、今では大陸ごと消滅している。
奈落海溝とはその時に生じた深い海溝であり、世界最大の”亀裂”である。
研究のためその向かった船は数多とあるが、帰ってきたものはない。
なお、バベル海流はこの海溝から発生しているためそう呼ばれており、その海水には高濃度の瘴気が含まれている。